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治療院を始めて1か月程経った。予想より貧民街の規模は大きく、患者数は減らない。また、衛生面が遅れている為、病人の数も想定以上に多い様だ。
僕は、治療院に来た患者たちに少しずつ、衛生面の改善知識を与えているのだが、どの位の患者が理解しているのだろうか。
そんなある日、一人の少女が、親に連れられてやって来た。平民の服を着ているが、所作が明らかに貴族だ。
10歳位の少女は痩せて、青白い肌をしている。おそらく普段寝て生活しているのだろう。
鑑定を掛けると貧血だった。これは困ったぞ。リカバリーは元の状態に戻す魔法だ。生まれつきの病気には効かない。
「お嬢さんに症状が出たのが何時頃か覚えていますか?」
「3~4歳位の頃でしょうか、突然倒れるので皆吃驚していました。」
3歳か、これでは時越えの魔法を掛ける訳にも行かない。まあ、再生不良性貧血では無かったのが救いかな。要は血中の鉄分濃度を上げてやれば一時的な対処になる。僕は魔法で彼女の血液の中に鉄分を送り込む。
ただ、これは応急処置に過ぎない。いずれはまた貧血は再発するだろう。
通常鉄分は食事から吸収するのだが、鉄と言うのは非常に吸収しずらいミネラルなのだ。
「応急処置はしましたので、暫くは大丈夫だと思います。出来れば体力をつけて、食事をキッチリと取って下さい。」
僕はふと思いついてストレージである物を作成した。
ストレージから取り出した紙袋を少女に渡す。
「1日に1回。朝食後にこれを舐めて下さい。薬ですので多く摂取したからと言って早く治る訳ではありません。1日に1回。これを守って下さいね。」
渡したのは鉄分を吸収できるように調合した飴だ。日本で言うサプリメントみたいなもんだな。
「また、少しでも体の様子がおかしかったら来てください。呼んで頂いても構いませんよ。」
親子は礼を言って帰って行った。銀貨1枚を置いて行ったので貴族で間違い無いだろう。この貧民街で銀貨を持っている者は少ない。持っていても貧民街の外で無いと使えないからだ。
あの貴族の親子が何処かで口コミしてくれるのを期待しよう。
それから2~3日は何事も無く過ぎた。そして、4日目。重症の急患が運び込まれて来た。
恰好からすると冒険者だが、それにしては若いな。
「フォレストタイガーに襲われた。皆ゴブリンに気を取られていて、背後にフォレストタイガーが居たのに気が付かなかったんだ。」
「何故、ここに連れて来た?冒険者ギルドにはポーションも常備されているし、回復魔法が使える魔法使いも居るだろう?」
「私たちはまだ成人してないので、ギルドカードを持って無いんです。」
気の強そうな女の子がそう言った。なるほど、もぐりの冒険者って訳か。
まあ、重傷だが、頸動脈は外れている。若干失血が多いが、すぐ死ぬような怪我では無い。
とりあえずハイヒールを掛けて、様子を見る。
傷口は塞がり顔色も赤みが戻る。恐らく2~3日静養すれば完治するだろう。
これが正式な冒険者なら色々とアドバイスをする所だが、もぐりの冒険者に手を貸すのはどうなんだ?
「とりあえず、命に別状は無いが、数日は安静にするように。あと、失った血は戻らない。何か栄養のある物を食べさせる様に。」
「解りました。ありがとうございます。今、手持ちがこれしか無いのですが、必ず後日お持ちします。」
そう言って少年少女達は怪我人を連れて帰って行った。一応入院施設もあるんだがな?
やはり貧民街と言う場所柄か、様々な訳アリの患者がやってくる。それはそれで面白いのだが、自分が貴族の身としては貧富の差の激しさを思い知らされる場面も多い。
まあ、王国のシステム自体が、身分制度を取っているので仕方ないと言えば仕方ないのだが、現代日本で教育を受けた身としては、慣れたつもりでも、こうやって直に目で見ると、考えさせられる部分がある。
だからと言って、王国を民主主義にしようと考える訳では無い。現在の王国のシステムが悪だとも思わないし、自分自身恩恵を受けている部分もある。
この国では生まれた瞬間に将来が決まってしまう事はよくある事だ。裕福ならそれなりの選択肢が与えられる場合もあるが、貧しいと、選択肢はほぼ無いに等しい。
だが、そう言った者でもなんとかなり上がるチャンスはある。冒険者だ。誰もが成り上がれる訳では無いが、チャンスだけは平等に与えられる。
もちろんSランク冒険者になるには生まれつきの才能も必要だし、努力も必要。そして運も必要になる。そう言った難関を潜り抜けて来た者だけが、底辺から抜け出せる。
更に、武功を立て、それが国王に認められれば貴族になる事も可能だ。まあ、現状では貴族の数も増え、新しく貴族になるのはかなり難しい状態ではあるが、ゼロでは無い。
この冒険者のシステムと同じように成り上がれるシステムがもう一つくらいあると、貧民にも救いがあるのだが。
成り上がりと言えば、商人がある。だが、こちらは冒険者と違って、スタート地点のハードルが高い。最低でも読み書き計算が出来ないと行けない。この世界で、成人までに読み書き計算が出来るのは貴族の子供か商人の子供位だろう。
商人も成功すれば大きい。だが、最初の時点で誰でもなれる訳では無いので、何も持たずに生まれた者にはキツイかもしれない。
僕は、冒険者の代わりになれる職業は魔法使いだと思っている。魔法使いは基本誰でもなれる。そして、覚える魔法に寄っては冒険者にもなれるし、商人にもなれる。
冒険者ギルドの様に、魔法使いギルドと言うのがあってもおかしく無いとさえ考えている。
魔法使いに必要なのは才能では無く知識だ。そう言う点では冒険者よりハードルは低いはずだ。何故、これを誰もやろうとしないのか不思議でならない。
この国には魔法学院がある。恐らく、これが邪魔をしているのかもしれない。もし、あと10年経っても誰も始めない様なら自分で立ち上げても面白いかもしれないと思っている。
まあ、その頃に自分が地上にいればの話だが。
話がだいぶ横道に逸れたが、現状、まだ僕の治療院に目を付けた貴族や商人は居ない様だ。これが、目立つ最短距離だと思ったのだが、間違えたかな?
まだ1か月程しか経過してないから焦り過ぎなのかもしれない。
それから数日後、商人がやって来た。お?ついに来たか?と期待したのだが、薬草やポーションの売り込みだった。
僕の治療院には薬草やポーションは常備していない。ストレージがあるからね。それに、こんな危険な場所に高価なポーションを置いて置いたら盗んでくれと言って居る様な物だ。
しかも、商人が持って来た薬草やポーションは質が悪い物ばかりだ。貧民街だからって足元を見られたかな?
「悪いが、このレベルのポーションじゃ話にならないな。」
僕はストレージから上級万能薬を取り出し、商人の目の前で軽く振る。
「このレベルの薬なら仕入れても良かったんだけどね。」
「そ、それは万能薬では?」
「正確には上級万能薬だね。」
「なぜ、貧民街の治療院にそんな高価な物が?」
「貴族街だろうが貧民街だろうが住んでいるのは同じ人間だ、万能薬の効き目に変わりは無いだろう?」
「貧民街の人間に上級万能薬を使う気なのか?代金を払えるものが居るとは思えないが?」
「人間死ななきゃそれなりに稼げるものだよ。一括で回収しようと思うから、そう言う考えになる。」
まあ、実際には魔法で治すから使わないんだけどね。
「ありえん。ここで使う位なら私に売ってはくれないだろうか?」
「ほう?これに幾らの値段を付ける?」
「白金貨5枚出そう。」
「おっさん。商人としての目利きが駄目だね。これは白金貨10枚で取引されている、上級万能薬の中でも質の高い物だよ。劣化版エリクサーと言っても良い薬だ。」
そう言うと商人は口をパクパクさせていた。
貧民街の人間なら簡単に騙せると思っていたのだろう。エセ商人を追い出し、治療を再開した。
まあ、一応商人が来たって事は僕の噂が相当広まっている証拠にはなる。近い内にまともな商人か貴族が来るだろう。
僕は、治療院に来た患者たちに少しずつ、衛生面の改善知識を与えているのだが、どの位の患者が理解しているのだろうか。
そんなある日、一人の少女が、親に連れられてやって来た。平民の服を着ているが、所作が明らかに貴族だ。
10歳位の少女は痩せて、青白い肌をしている。おそらく普段寝て生活しているのだろう。
鑑定を掛けると貧血だった。これは困ったぞ。リカバリーは元の状態に戻す魔法だ。生まれつきの病気には効かない。
「お嬢さんに症状が出たのが何時頃か覚えていますか?」
「3~4歳位の頃でしょうか、突然倒れるので皆吃驚していました。」
3歳か、これでは時越えの魔法を掛ける訳にも行かない。まあ、再生不良性貧血では無かったのが救いかな。要は血中の鉄分濃度を上げてやれば一時的な対処になる。僕は魔法で彼女の血液の中に鉄分を送り込む。
ただ、これは応急処置に過ぎない。いずれはまた貧血は再発するだろう。
通常鉄分は食事から吸収するのだが、鉄と言うのは非常に吸収しずらいミネラルなのだ。
「応急処置はしましたので、暫くは大丈夫だと思います。出来れば体力をつけて、食事をキッチリと取って下さい。」
僕はふと思いついてストレージである物を作成した。
ストレージから取り出した紙袋を少女に渡す。
「1日に1回。朝食後にこれを舐めて下さい。薬ですので多く摂取したからと言って早く治る訳ではありません。1日に1回。これを守って下さいね。」
渡したのは鉄分を吸収できるように調合した飴だ。日本で言うサプリメントみたいなもんだな。
「また、少しでも体の様子がおかしかったら来てください。呼んで頂いても構いませんよ。」
親子は礼を言って帰って行った。銀貨1枚を置いて行ったので貴族で間違い無いだろう。この貧民街で銀貨を持っている者は少ない。持っていても貧民街の外で無いと使えないからだ。
あの貴族の親子が何処かで口コミしてくれるのを期待しよう。
それから2~3日は何事も無く過ぎた。そして、4日目。重症の急患が運び込まれて来た。
恰好からすると冒険者だが、それにしては若いな。
「フォレストタイガーに襲われた。皆ゴブリンに気を取られていて、背後にフォレストタイガーが居たのに気が付かなかったんだ。」
「何故、ここに連れて来た?冒険者ギルドにはポーションも常備されているし、回復魔法が使える魔法使いも居るだろう?」
「私たちはまだ成人してないので、ギルドカードを持って無いんです。」
気の強そうな女の子がそう言った。なるほど、もぐりの冒険者って訳か。
まあ、重傷だが、頸動脈は外れている。若干失血が多いが、すぐ死ぬような怪我では無い。
とりあえずハイヒールを掛けて、様子を見る。
傷口は塞がり顔色も赤みが戻る。恐らく2~3日静養すれば完治するだろう。
これが正式な冒険者なら色々とアドバイスをする所だが、もぐりの冒険者に手を貸すのはどうなんだ?
「とりあえず、命に別状は無いが、数日は安静にするように。あと、失った血は戻らない。何か栄養のある物を食べさせる様に。」
「解りました。ありがとうございます。今、手持ちがこれしか無いのですが、必ず後日お持ちします。」
そう言って少年少女達は怪我人を連れて帰って行った。一応入院施設もあるんだがな?
やはり貧民街と言う場所柄か、様々な訳アリの患者がやってくる。それはそれで面白いのだが、自分が貴族の身としては貧富の差の激しさを思い知らされる場面も多い。
まあ、王国のシステム自体が、身分制度を取っているので仕方ないと言えば仕方ないのだが、現代日本で教育を受けた身としては、慣れたつもりでも、こうやって直に目で見ると、考えさせられる部分がある。
だからと言って、王国を民主主義にしようと考える訳では無い。現在の王国のシステムが悪だとも思わないし、自分自身恩恵を受けている部分もある。
この国では生まれた瞬間に将来が決まってしまう事はよくある事だ。裕福ならそれなりの選択肢が与えられる場合もあるが、貧しいと、選択肢はほぼ無いに等しい。
だが、そう言った者でもなんとかなり上がるチャンスはある。冒険者だ。誰もが成り上がれる訳では無いが、チャンスだけは平等に与えられる。
もちろんSランク冒険者になるには生まれつきの才能も必要だし、努力も必要。そして運も必要になる。そう言った難関を潜り抜けて来た者だけが、底辺から抜け出せる。
更に、武功を立て、それが国王に認められれば貴族になる事も可能だ。まあ、現状では貴族の数も増え、新しく貴族になるのはかなり難しい状態ではあるが、ゼロでは無い。
この冒険者のシステムと同じように成り上がれるシステムがもう一つくらいあると、貧民にも救いがあるのだが。
成り上がりと言えば、商人がある。だが、こちらは冒険者と違って、スタート地点のハードルが高い。最低でも読み書き計算が出来ないと行けない。この世界で、成人までに読み書き計算が出来るのは貴族の子供か商人の子供位だろう。
商人も成功すれば大きい。だが、最初の時点で誰でもなれる訳では無いので、何も持たずに生まれた者にはキツイかもしれない。
僕は、冒険者の代わりになれる職業は魔法使いだと思っている。魔法使いは基本誰でもなれる。そして、覚える魔法に寄っては冒険者にもなれるし、商人にもなれる。
冒険者ギルドの様に、魔法使いギルドと言うのがあってもおかしく無いとさえ考えている。
魔法使いに必要なのは才能では無く知識だ。そう言う点では冒険者よりハードルは低いはずだ。何故、これを誰もやろうとしないのか不思議でならない。
この国には魔法学院がある。恐らく、これが邪魔をしているのかもしれない。もし、あと10年経っても誰も始めない様なら自分で立ち上げても面白いかもしれないと思っている。
まあ、その頃に自分が地上にいればの話だが。
話がだいぶ横道に逸れたが、現状、まだ僕の治療院に目を付けた貴族や商人は居ない様だ。これが、目立つ最短距離だと思ったのだが、間違えたかな?
まだ1か月程しか経過してないから焦り過ぎなのかもしれない。
それから数日後、商人がやって来た。お?ついに来たか?と期待したのだが、薬草やポーションの売り込みだった。
僕の治療院には薬草やポーションは常備していない。ストレージがあるからね。それに、こんな危険な場所に高価なポーションを置いて置いたら盗んでくれと言って居る様な物だ。
しかも、商人が持って来た薬草やポーションは質が悪い物ばかりだ。貧民街だからって足元を見られたかな?
「悪いが、このレベルのポーションじゃ話にならないな。」
僕はストレージから上級万能薬を取り出し、商人の目の前で軽く振る。
「このレベルの薬なら仕入れても良かったんだけどね。」
「そ、それは万能薬では?」
「正確には上級万能薬だね。」
「なぜ、貧民街の治療院にそんな高価な物が?」
「貴族街だろうが貧民街だろうが住んでいるのは同じ人間だ、万能薬の効き目に変わりは無いだろう?」
「貧民街の人間に上級万能薬を使う気なのか?代金を払えるものが居るとは思えないが?」
「人間死ななきゃそれなりに稼げるものだよ。一括で回収しようと思うから、そう言う考えになる。」
まあ、実際には魔法で治すから使わないんだけどね。
「ありえん。ここで使う位なら私に売ってはくれないだろうか?」
「ほう?これに幾らの値段を付ける?」
「白金貨5枚出そう。」
「おっさん。商人としての目利きが駄目だね。これは白金貨10枚で取引されている、上級万能薬の中でも質の高い物だよ。劣化版エリクサーと言っても良い薬だ。」
そう言うと商人は口をパクパクさせていた。
貧民街の人間なら簡単に騙せると思っていたのだろう。エセ商人を追い出し、治療を再開した。
まあ、一応商人が来たって事は僕の噂が相当広まっている証拠にはなる。近い内にまともな商人か貴族が来るだろう。
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