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既に2週間追いかけっこをやっているが、まだ、追いつくには至っていない。魔法も指輪のお陰でだいぶスムーズになったし、体力も付いて来た。ただ、決定的に練習不足が否めない。
まあ、1日1時間で、あまり期待する方がおかしいのかもしれないが、僕は1日で24時間訓練しているので、差が縮まらないどころか開いて来ている。
このままだと、クラ―ネルが自信喪失しそうだ。ここは体術の訓練に切り替えた方が良さそうだと判断する。
「よし、クラ―ネル。だいぶ動きが様になって来たので明日からは体術の訓練を本格的に行うぞ。」
「あの。その事なのですが、そろそろ約束の1か月が経ちますが、僕はどう言う立場になるのでしょうか?」
「ん?もうそんなに経つか?で、クラ―ネルはどうしたいんだ?もう、貴族になれる訳だから、これ以上強くなる必要は無い訳だが?」
「僕は、もっと色々な事をエイジさんから学びたいと思っています。」
「そうか。なら明日から体術の訓練を頑張れ。」
そう言うとクラ―ネルが嬉しそうにはいと返事をする。まあ、ここで訓練を止める様な奴なら最初から弟子にはしない。
狩りは順調で、基本一日一人頭白金貨5枚になる様に調節している。本気で狩れば倍は稼げるだろうが、今は稼ぐ事より、冒険者としての知識などを優先している。魔物の種類もその日その日で変えたりもする。
今日は初めてブラックサーペントを狩らせたが、器用に魔法で動きを止め剣で首を刈っていた。指輪を与えてからのクラ―ネルの魔法の運用は、僕とは違う方向で面白い。やはり人によって魔法の使い方は千差万別なのだと思い知らされる。
「なあ、そろそろAランクの昇級試験を受けても良いんじゃ無いか?」
「まだ、Bランクになって間も無いですよ?」
「Bランク試験は難しかったか?」
少し考えたクラ―ネルが答える。
「いや、思ったよりは楽でしたね。」
「なら、Aランクもイケるんじゃないかな?別に落ちても、また受ければ良いだけだし、受けるだけ受けてみれば良いんじゃ無いか?」
「そうですね。じゃあ明日、体術の訓練を受けてから、ギルドに行って見ます。」
「明日は僕も暇だから見に行くよ。」
狩りを終えて冒険者ギルドへと行く。クラ―ネルが昇級試験の予約を取っている。その間に僕は換金を済ませ、半分をクラ―ネルの口座に振り込む。
「試験の予約は取れたのか?」
「はい、大丈夫です。」
「じゃあ、帰ろうか。」
何時もの帰り道を2人で歩いて行く。
「冒険者と言う職業には慣れたか?」
「いえ、まだまだ、初めての事が多くて慣れるには時間が掛かりそうです。でも楽しいですね。自分の力でお金を稼ぐと言うのがこんなに充実しているとは思いませんでした。」
ああ、待遇はともかく。男爵家でのクラ―ネルはお金の不自由は無かったんだよな。
まあ、毎日白金貨を稼げば誰でも楽しいか。
「1か月後には子爵家に行く事になる訳だが、その不安は?」
「不安はありますが、家を出られるのは正直嬉しいですね。別に家族が嫌いな訳では無いのですが、あの家の雰囲気があまり好きではありません。」
なるほど、家族は許せても、使用人の態度は許せないって感じかな?僕だったらそんな雰囲気なら成人したら即家を出るが、クラ―ネルは学院の卒業まで我慢するつもりだったのだから、忍耐強いのだろう。
まあ、そこで爆発するような事があったなら今頃怒りの精霊に飲み込まれて居たかもしれないな。そう言う性格も見越して精霊王はクラ―ネルを選んだのだろうか?それとも怒りの感情も一緒に封印したとか?
「ちなみに子爵家に入ると貴族の勉強が待っている。訓練や狩りの時間が取れる様にキッチリと子爵と話合えよ。」
「解りました。」
「その為にもなるべく早くAランクに上げて置きたいってのが、僕の本音だな。」
「でも、Bランクで一人前なんですよね?」
「んー、正直ちょっと稼ぎすぎなんだよね。なので稼ぎに合わせる為にランクを上げて置きたいって所だな。」
「稼ぎすぎですか?確かに月に白金貨100枚は多いと思いましたが、稼ぎ過ぎだとは思いませんでした。済みません。」
「謝る事では無いけどね。それだけ実力があるって言う事になる。悪い事では無い。実力があるなら実力に見合ったランクに上げるのが普通だろう。」
正直成人したばかりでAランクは早いのだが、貴族になってしまえば、あれこれ言う奴も出て来ないだろうと言う目論見だ。クラ―ネルが僕の弟子だと知って居る者は特に何も言わないが、あの見た目で毎日の様に白金貨を稼いでいるとかなり目立つ。
冒険者の中には素行の悪い者も少なからず居る。稼いでいて、見た目が弱そうなクラ―ネルを僕のお零れを預かっていると勘違いする馬鹿も出るかもしれない。今のクラ―ネルをどうこう出来るほどの奴は滅多に居ないとは思うが、ランクを上げればトラブルを回避できる。
今のクラ―ネルに怒りの感情を持たせるのは危険だ。無用なトラブルの回避対策はして置くべきだろう。なるべく早くクラ―ネルから怒りの精霊を解き放つつもりだが、まだ具体的な対処方法が見つかっていない。
翌朝、西の草原で体術の訓練を始める。1時間なので、基礎を教えるだけで終わってしまった。
その後2人でギルドに行き、試験の受付を済ませる。
昇級試験はギルドの裏手の訓練場だ。クラ―ネルが魔法陣を仕掛けた場所でもある。
「あれ?ギルマスがなんで?」
「おお、エイジ。久しぶりだな。噂のエイジの弟子が昇級試験を受けるって聞いてな、俺も見て置こうと思った次第だ。」
「そこまで噂になってるんですか?」
まあ、噂になる事は悪い事では無い。僕の弟子として周知されれば手出しをする者が減ってくれる。
クラ―ネルが、試験官に連れられて武舞台に上がった。
「ん?魔法使いでも模擬戦をするんですか?」
「ああ、Aランクの試験だからな。実戦で戦えるかを判断する必要がある。」
「相手は?」
「Sランクの魔法使いを用意したよ。エイジの弟子だからな。どんな非常識な奴か判らん。普通の試験官では怪我をするかもしれないだろう?」
酷い言われ様だ。僕はそこまで非常識では無いと思うのだが。
「で、そのSランクの魔法使いは強いんですか?」
「強いと言うか巧いと言う方が合っているかな。エイジ程では無いが、使える魔法の種類が多い。」
なるほど、若いクラ―ネルをベテランと戦わせて力量を測る作戦か。ギルマスも色々と考えている様だ。
武舞台の上では試験官が注意事項を両者に伝えて少し下がった。どうやら始まるみたいだ。
そう言えば魔法使い同士の試合って見た事が無かったな。やはり遠距離からの魔法の打ち合いになるのかな?
あれ?ちょっと待てよ。模擬戦は想定していなかった。クラ―ネルに手加減する様に伝えて無いぞ。大丈夫か?
試験官の開始の声と共にクラ―ネルのウォーターカッターが、相手の足に向かって飛ぶ。相手は、避けずに防壁を発動してこれを防ごうとする。
クラ―ネルは身体強化を発動し、相手の背後を取るつもるだ。恐らく最初の攻撃は相手の気を逸らす為の囮だ。悪く無いが、それは相手が魔物ならの話だ。人間相手に使うには、もう一個フェイクが欲しいな。
って、おっさん何で後ろを取られているの?クラ―ネルが木刀をおっさんの首にピタリと当てた。
そこまで!と試験官の声。
あれ?ベテランだよね?Sランクですよね?とギルマスの顔を見る。
「エイジの弟子にしては随分とまともな戦法だな。しかし、魔法使いなのにあの動きは流石と言った所か。」
いやいや、相手が弱すぎません?
「一応、剣も仕込んでいますので。って言うか、相手の人、本当にSランク何ですか?魔法一発も撃たないで負けてますが?」
「ん?基本、魔法使いは動かないだろう?あれは戦士の戦い方だぞ。」
これは、この国の魔法使いのレベルが低いって事で良いのかな?優秀なら魔法師団に行っているから、冒険者やっている時点で2流なのか?でも、Sランクなんだよね?
「ところで、あいつは本当に成人しているのか?どう見ても子供にしか見えんのだが。」
「気にする所、そこですか?ちゃんと成人してますよ。もうすぐ結婚も控えています。」
って言うか、試験、これで良いの?
まあ、1日1時間で、あまり期待する方がおかしいのかもしれないが、僕は1日で24時間訓練しているので、差が縮まらないどころか開いて来ている。
このままだと、クラ―ネルが自信喪失しそうだ。ここは体術の訓練に切り替えた方が良さそうだと判断する。
「よし、クラ―ネル。だいぶ動きが様になって来たので明日からは体術の訓練を本格的に行うぞ。」
「あの。その事なのですが、そろそろ約束の1か月が経ちますが、僕はどう言う立場になるのでしょうか?」
「ん?もうそんなに経つか?で、クラ―ネルはどうしたいんだ?もう、貴族になれる訳だから、これ以上強くなる必要は無い訳だが?」
「僕は、もっと色々な事をエイジさんから学びたいと思っています。」
「そうか。なら明日から体術の訓練を頑張れ。」
そう言うとクラ―ネルが嬉しそうにはいと返事をする。まあ、ここで訓練を止める様な奴なら最初から弟子にはしない。
狩りは順調で、基本一日一人頭白金貨5枚になる様に調節している。本気で狩れば倍は稼げるだろうが、今は稼ぐ事より、冒険者としての知識などを優先している。魔物の種類もその日その日で変えたりもする。
今日は初めてブラックサーペントを狩らせたが、器用に魔法で動きを止め剣で首を刈っていた。指輪を与えてからのクラ―ネルの魔法の運用は、僕とは違う方向で面白い。やはり人によって魔法の使い方は千差万別なのだと思い知らされる。
「なあ、そろそろAランクの昇級試験を受けても良いんじゃ無いか?」
「まだ、Bランクになって間も無いですよ?」
「Bランク試験は難しかったか?」
少し考えたクラ―ネルが答える。
「いや、思ったよりは楽でしたね。」
「なら、Aランクもイケるんじゃないかな?別に落ちても、また受ければ良いだけだし、受けるだけ受けてみれば良いんじゃ無いか?」
「そうですね。じゃあ明日、体術の訓練を受けてから、ギルドに行って見ます。」
「明日は僕も暇だから見に行くよ。」
狩りを終えて冒険者ギルドへと行く。クラ―ネルが昇級試験の予約を取っている。その間に僕は換金を済ませ、半分をクラ―ネルの口座に振り込む。
「試験の予約は取れたのか?」
「はい、大丈夫です。」
「じゃあ、帰ろうか。」
何時もの帰り道を2人で歩いて行く。
「冒険者と言う職業には慣れたか?」
「いえ、まだまだ、初めての事が多くて慣れるには時間が掛かりそうです。でも楽しいですね。自分の力でお金を稼ぐと言うのがこんなに充実しているとは思いませんでした。」
ああ、待遇はともかく。男爵家でのクラ―ネルはお金の不自由は無かったんだよな。
まあ、毎日白金貨を稼げば誰でも楽しいか。
「1か月後には子爵家に行く事になる訳だが、その不安は?」
「不安はありますが、家を出られるのは正直嬉しいですね。別に家族が嫌いな訳では無いのですが、あの家の雰囲気があまり好きではありません。」
なるほど、家族は許せても、使用人の態度は許せないって感じかな?僕だったらそんな雰囲気なら成人したら即家を出るが、クラ―ネルは学院の卒業まで我慢するつもりだったのだから、忍耐強いのだろう。
まあ、そこで爆発するような事があったなら今頃怒りの精霊に飲み込まれて居たかもしれないな。そう言う性格も見越して精霊王はクラ―ネルを選んだのだろうか?それとも怒りの感情も一緒に封印したとか?
「ちなみに子爵家に入ると貴族の勉強が待っている。訓練や狩りの時間が取れる様にキッチリと子爵と話合えよ。」
「解りました。」
「その為にもなるべく早くAランクに上げて置きたいってのが、僕の本音だな。」
「でも、Bランクで一人前なんですよね?」
「んー、正直ちょっと稼ぎすぎなんだよね。なので稼ぎに合わせる為にランクを上げて置きたいって所だな。」
「稼ぎすぎですか?確かに月に白金貨100枚は多いと思いましたが、稼ぎ過ぎだとは思いませんでした。済みません。」
「謝る事では無いけどね。それだけ実力があるって言う事になる。悪い事では無い。実力があるなら実力に見合ったランクに上げるのが普通だろう。」
正直成人したばかりでAランクは早いのだが、貴族になってしまえば、あれこれ言う奴も出て来ないだろうと言う目論見だ。クラ―ネルが僕の弟子だと知って居る者は特に何も言わないが、あの見た目で毎日の様に白金貨を稼いでいるとかなり目立つ。
冒険者の中には素行の悪い者も少なからず居る。稼いでいて、見た目が弱そうなクラ―ネルを僕のお零れを預かっていると勘違いする馬鹿も出るかもしれない。今のクラ―ネルをどうこう出来るほどの奴は滅多に居ないとは思うが、ランクを上げればトラブルを回避できる。
今のクラ―ネルに怒りの感情を持たせるのは危険だ。無用なトラブルの回避対策はして置くべきだろう。なるべく早くクラ―ネルから怒りの精霊を解き放つつもりだが、まだ具体的な対処方法が見つかっていない。
翌朝、西の草原で体術の訓練を始める。1時間なので、基礎を教えるだけで終わってしまった。
その後2人でギルドに行き、試験の受付を済ませる。
昇級試験はギルドの裏手の訓練場だ。クラ―ネルが魔法陣を仕掛けた場所でもある。
「あれ?ギルマスがなんで?」
「おお、エイジ。久しぶりだな。噂のエイジの弟子が昇級試験を受けるって聞いてな、俺も見て置こうと思った次第だ。」
「そこまで噂になってるんですか?」
まあ、噂になる事は悪い事では無い。僕の弟子として周知されれば手出しをする者が減ってくれる。
クラ―ネルが、試験官に連れられて武舞台に上がった。
「ん?魔法使いでも模擬戦をするんですか?」
「ああ、Aランクの試験だからな。実戦で戦えるかを判断する必要がある。」
「相手は?」
「Sランクの魔法使いを用意したよ。エイジの弟子だからな。どんな非常識な奴か判らん。普通の試験官では怪我をするかもしれないだろう?」
酷い言われ様だ。僕はそこまで非常識では無いと思うのだが。
「で、そのSランクの魔法使いは強いんですか?」
「強いと言うか巧いと言う方が合っているかな。エイジ程では無いが、使える魔法の種類が多い。」
なるほど、若いクラ―ネルをベテランと戦わせて力量を測る作戦か。ギルマスも色々と考えている様だ。
武舞台の上では試験官が注意事項を両者に伝えて少し下がった。どうやら始まるみたいだ。
そう言えば魔法使い同士の試合って見た事が無かったな。やはり遠距離からの魔法の打ち合いになるのかな?
あれ?ちょっと待てよ。模擬戦は想定していなかった。クラ―ネルに手加減する様に伝えて無いぞ。大丈夫か?
試験官の開始の声と共にクラ―ネルのウォーターカッターが、相手の足に向かって飛ぶ。相手は、避けずに防壁を発動してこれを防ごうとする。
クラ―ネルは身体強化を発動し、相手の背後を取るつもるだ。恐らく最初の攻撃は相手の気を逸らす為の囮だ。悪く無いが、それは相手が魔物ならの話だ。人間相手に使うには、もう一個フェイクが欲しいな。
って、おっさん何で後ろを取られているの?クラ―ネルが木刀をおっさんの首にピタリと当てた。
そこまで!と試験官の声。
あれ?ベテランだよね?Sランクですよね?とギルマスの顔を見る。
「エイジの弟子にしては随分とまともな戦法だな。しかし、魔法使いなのにあの動きは流石と言った所か。」
いやいや、相手が弱すぎません?
「一応、剣も仕込んでいますので。って言うか、相手の人、本当にSランク何ですか?魔法一発も撃たないで負けてますが?」
「ん?基本、魔法使いは動かないだろう?あれは戦士の戦い方だぞ。」
これは、この国の魔法使いのレベルが低いって事で良いのかな?優秀なら魔法師団に行っているから、冒険者やっている時点で2流なのか?でも、Sランクなんだよね?
「ところで、あいつは本当に成人しているのか?どう見ても子供にしか見えんのだが。」
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