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翌朝、稽古の後、王城に行き、ブレイルの現状を報告して来た。その後帝国に飛び、道場へ行き師範に今日は用事があると伝え、魔道具店に商品を卸し、王国へ戻る。
「ルシル、準備は終わったか?」
「問題無い。」
「ブラスマイヤー。どうすれば精霊界に行ける?」
「色々と方法はあるが、暗黒竜が居るのなら、任せて置けば良い。」
あ、そうなの?じゃあルシル頼むね。
庭へ出て、ルシルと手を繋いで目を閉じると、なんか上に引っ張られる感覚がある。
「私の手を放さずに、逆らわずに身を任せる感じで、流れを感じなさい。そうすれば自然と精霊界に辿り着く。」
目を閉じてるからはっきりとは分からないが、エレベーターの様な感覚を感じる。どうやら上へ向かっている様だが、下に落ちている気もする。
精霊界は人間界と神界の間にあると言う。神界は上だったよな?でも、夜に空を見上げると星空が見える。これは大気圏を越えてその上が見えているって事だよね?つまり、精霊界も神界も人間界の上にあるのに人間には見えないって言う事なのだろうか?
どの位の時間が経ったのだろうか?10分?1時間?時間の感覚が麻痺した頃、ルシルの言葉で我に返る。
「着いたぞ。」
僕は目を開けて周りを見渡す。何もない。
「ここが精霊界だ。精霊界には方向の概念が無い。変に意識すると落ちるから気を付けて。」
空気はある様だが、足場が無いのは何とも頼りない。意識すると移動する。が、どっちへ行けば良いのか分からない。宇宙空間に似ている?
「さて、僕は始めて来るから解らないが。ルシルはどうだ?何か以前と変わった所はあるか?」
「空気が違う、まるで別世界に来た様だ。」
「抽象的過ぎて解らん。もう少し具体的に頼む。」
「うむ、なんと言うか、悪い物に空気が汚染されている感じだ。」
「それは、精霊界に何かが起こっていると言う認識で良いんだな?それも悪い方向で。」
「間違いないと思う。」
もう少し具体的な状況を知りたいがどうすれば良いのだろう?
「なぁ、ルシル。地上で異常気象が起きている。異常な寒さだ。それに関係ありそうな者に心当たりは無いか?」
「氷の女王ベレッサ。地上に影響がある程の力を持つ精霊で寒さと言えば彼女位だろう。」
「会えるか?」
「多分。」
ルシルは手をつないだまま、何かの気を探っている。すぐに見つかったのか、水平に移動が始まる。
精霊界には方向の概念が無いらしいので、本当に水平に移動しているのかは分からないが、何となく僕にも解る冷気の様な物を感じる事が出来た。だが、その冷気が僕には上から感じるのだが、ルシルは右に向かって飛んでいる様に感じる。
本当にこっちであってるのか?そう聞こうと思ったら、突然冷気の塊にぶつかった。
「着いたぞ。」
「誰かと思ったら暗黒竜ルシルでは無いか。死んだと聞いていたが、人間を連れて戻ったか?」
「氷の女王ベレッサ、久しいな。しかし、こ奴が人間に見えるとは耄碌したな。」
「何?確かに人間が精霊界に入れる筈は無い。すると亜神か?」
「それは後で判る。それより、地上に何やら異常気象が起こっているらしい。心当たりは無いか?」
「それは私の能力のコントロールが効かないのが原因だ。」
「コントロールが効かない?何があった?」
「魔神だ。魔神が4体、同時に精霊界に上がって来た。我らは懸命に戦ったが、2体程逃した。その際に多くの物が傷を負い。精霊王も深手を負った。その影響で精霊界は今、正常に機能していない。」
「それは何時の事だ?」
「地上の時間で換算すると1年程前だな。半年は戦っていた計算になるから、地上への影響はその頃からだろう。」
なるほど、異常気象の原因は解ったが思った以上に深刻そうだ。
「ちなみに、その傷はどの位で治癒するんだ?」
僕が尋ねてみた。氷の女王ベレッサはこっちをジロリと見てから言葉を発する。
「200年と言った所かな。精霊王はもっと深刻だ。最悪消滅するかもしれん。」
「もう一つ。ここで魔法は使えるか?」
「精霊界にも魔素は充満している。魔法は使えるが、並大抵の治癒魔法ではこの傷は治せんぞ。」
「並大抵じゃなきゃ良いんだな?」
僕はそう言って時越えの魔法を-1年で掛ける。
「これは?時空魔法か?」
「僕も良く知らないが、人間が編み出した魔法だ。」
その後、当時の様子を詳しく聞いた。氷の女王ベレッサは魔族出身の精霊だそうだ。魔族が精霊になるのは非常に珍しいらしい。そう言えば精霊王はエルフ出身だったな。
魔神4体は魔族の大陸で生まれたらしい。同時に複数の魔神が現れるのは数千年ぶりだそうだ。しかも4体と言うのは初めてらしい。逃れて神界に昇った2体は神に瞬殺されたそうだ。
問題は荒らされた精霊界だ。これを元に戻すには精霊王の力が必須。だが当の精霊王は深刻な状態らしい。時越えの魔法が効けば助けられるが、どうだろう?
「とりあえず、これで地上の異常気象は収まるんだな?」
「それは大丈夫だ。」
「解った。僕たちは精霊王に会いに行く。」
「私も付き合おう。暗黒竜ルシルはともかく、お主は危険視されるかもしれん。取り巻きの精霊が煩いだろう。」
「助かるよ。精霊王の居場所も判らないし、道案内を頼むよ。」
氷の女王ベレッサに連れられて、何やら迷路のようにくねくねと何もない空間を移動する。なんで何も無いのに道が判るんだ?
暫く移動すると、精霊たちが集まっているのが見える。どうやらあの中心に精霊王が居るらしい。
僕たちが近づくと精霊たちが警戒したのか、戦闘態勢を取る。しかし、どの精霊も手負いだ。
「心配するな。よく見ろ。」
暗黒竜ルシルと言う単語が聞き取れた。どうやら本当にルシルは死んだと思われていた様だ。
「その人間は?」
精霊の一人がそう聞いて来る。氷の女王ベレッサがそれに応対する。
「普通の人間が精霊界に来れるはずがあるまい。」
「いや、今の精霊界なら何が起こっても不思議ではない。」
ん~、だいぶ警戒心が強いな、どうする?最悪全員蹴散らす事は可能だが、それはしたくない。
「私の旦那だ。文句がある者はこの暗黒竜ルシルが相手になるぞ。」
あら、ルシルさん喧嘩売ってませんか?
これは不味いな止めないと。ルシルを止めようとしたら氷の女王ベレッサに止めるのを止められた。
「え?」
「心配するな、ここではこれが日常だ。」
何の精霊か解らないが、人間っぽい2人がルシルに襲い掛かる。ルシルはハエでも追い払う様に2人を瞬殺した。いや、殺しちゃ駄目だろう。
10メートル位吹っ飛んだ2人が同時にむくりと起き上がった。良かった死んでないぞ。ちゃんと手加減したらしい。2人は何が起こったのか理解出来て居ない様だ。
ルシルが構わず精霊王に向かうと、海が割れる様に精霊たちが道を開ける。僕と氷の女王ベレッサは後に続く。
精霊たちの中心にそれは居た。いや、あった。ピンポン玉位の大きさの金色の球が発光しながら浮いている。
「これが精霊王なのか?」
「精霊王は自分が瀕死の状態になると、自らの意思でこの状態になった。恐らく、さなぎの様な物だと思われる。この状態で自身の回復を待っているのだと推測される。」
「だが、日に日に弱って居るんだろう?このままだと消滅するって言って無かったか?」
「ああ、半年前はもっと光が強かった。徐々に精霊王の気が薄くなって来ている。地上に影響が出たのもそのせいだろう。」
「治す方法は無いのか?」
「我々には無い。」
「試しに魔法を掛けても構わないか?」
そう言うと周りが騒めいた。
「構わん。多分、何もしなくとも、そう長くは無いだろう。」
僕は時越えの魔法を-1年で掛けてみる。
反応が無い。と言うか弾かれた?
「この状態の精霊王は全ての魔法を弾く。よって、魔法での治療は無効だ。」
そいつは困ったな。どうすれば良いんだ?
「ちなみに精霊王が消滅したらどうなるんだ?」
「新しい精霊王を選出する事になるな。」
「ほう?現状精霊王を継げる人材が居るのか?」
氷の女王ベレッサは静かに首を横に振った。
「ルシル、準備は終わったか?」
「問題無い。」
「ブラスマイヤー。どうすれば精霊界に行ける?」
「色々と方法はあるが、暗黒竜が居るのなら、任せて置けば良い。」
あ、そうなの?じゃあルシル頼むね。
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「ここが精霊界だ。精霊界には方向の概念が無い。変に意識すると落ちるから気を付けて。」
空気はある様だが、足場が無いのは何とも頼りない。意識すると移動する。が、どっちへ行けば良いのか分からない。宇宙空間に似ている?
「さて、僕は始めて来るから解らないが。ルシルはどうだ?何か以前と変わった所はあるか?」
「空気が違う、まるで別世界に来た様だ。」
「抽象的過ぎて解らん。もう少し具体的に頼む。」
「うむ、なんと言うか、悪い物に空気が汚染されている感じだ。」
「それは、精霊界に何かが起こっていると言う認識で良いんだな?それも悪い方向で。」
「間違いないと思う。」
もう少し具体的な状況を知りたいがどうすれば良いのだろう?
「なぁ、ルシル。地上で異常気象が起きている。異常な寒さだ。それに関係ありそうな者に心当たりは無いか?」
「氷の女王ベレッサ。地上に影響がある程の力を持つ精霊で寒さと言えば彼女位だろう。」
「会えるか?」
「多分。」
ルシルは手をつないだまま、何かの気を探っている。すぐに見つかったのか、水平に移動が始まる。
精霊界には方向の概念が無いらしいので、本当に水平に移動しているのかは分からないが、何となく僕にも解る冷気の様な物を感じる事が出来た。だが、その冷気が僕には上から感じるのだが、ルシルは右に向かって飛んでいる様に感じる。
本当にこっちであってるのか?そう聞こうと思ったら、突然冷気の塊にぶつかった。
「着いたぞ。」
「誰かと思ったら暗黒竜ルシルでは無いか。死んだと聞いていたが、人間を連れて戻ったか?」
「氷の女王ベレッサ、久しいな。しかし、こ奴が人間に見えるとは耄碌したな。」
「何?確かに人間が精霊界に入れる筈は無い。すると亜神か?」
「それは後で判る。それより、地上に何やら異常気象が起こっているらしい。心当たりは無いか?」
「それは私の能力のコントロールが効かないのが原因だ。」
「コントロールが効かない?何があった?」
「魔神だ。魔神が4体、同時に精霊界に上がって来た。我らは懸命に戦ったが、2体程逃した。その際に多くの物が傷を負い。精霊王も深手を負った。その影響で精霊界は今、正常に機能していない。」
「それは何時の事だ?」
「地上の時間で換算すると1年程前だな。半年は戦っていた計算になるから、地上への影響はその頃からだろう。」
なるほど、異常気象の原因は解ったが思った以上に深刻そうだ。
「ちなみに、その傷はどの位で治癒するんだ?」
僕が尋ねてみた。氷の女王ベレッサはこっちをジロリと見てから言葉を発する。
「200年と言った所かな。精霊王はもっと深刻だ。最悪消滅するかもしれん。」
「もう一つ。ここで魔法は使えるか?」
「精霊界にも魔素は充満している。魔法は使えるが、並大抵の治癒魔法ではこの傷は治せんぞ。」
「並大抵じゃなきゃ良いんだな?」
僕はそう言って時越えの魔法を-1年で掛ける。
「これは?時空魔法か?」
「僕も良く知らないが、人間が編み出した魔法だ。」
その後、当時の様子を詳しく聞いた。氷の女王ベレッサは魔族出身の精霊だそうだ。魔族が精霊になるのは非常に珍しいらしい。そう言えば精霊王はエルフ出身だったな。
魔神4体は魔族の大陸で生まれたらしい。同時に複数の魔神が現れるのは数千年ぶりだそうだ。しかも4体と言うのは初めてらしい。逃れて神界に昇った2体は神に瞬殺されたそうだ。
問題は荒らされた精霊界だ。これを元に戻すには精霊王の力が必須。だが当の精霊王は深刻な状態らしい。時越えの魔法が効けば助けられるが、どうだろう?
「とりあえず、これで地上の異常気象は収まるんだな?」
「それは大丈夫だ。」
「解った。僕たちは精霊王に会いに行く。」
「私も付き合おう。暗黒竜ルシルはともかく、お主は危険視されるかもしれん。取り巻きの精霊が煩いだろう。」
「助かるよ。精霊王の居場所も判らないし、道案内を頼むよ。」
氷の女王ベレッサに連れられて、何やら迷路のようにくねくねと何もない空間を移動する。なんで何も無いのに道が判るんだ?
暫く移動すると、精霊たちが集まっているのが見える。どうやらあの中心に精霊王が居るらしい。
僕たちが近づくと精霊たちが警戒したのか、戦闘態勢を取る。しかし、どの精霊も手負いだ。
「心配するな。よく見ろ。」
暗黒竜ルシルと言う単語が聞き取れた。どうやら本当にルシルは死んだと思われていた様だ。
「その人間は?」
精霊の一人がそう聞いて来る。氷の女王ベレッサがそれに応対する。
「普通の人間が精霊界に来れるはずがあるまい。」
「いや、今の精霊界なら何が起こっても不思議ではない。」
ん~、だいぶ警戒心が強いな、どうする?最悪全員蹴散らす事は可能だが、それはしたくない。
「私の旦那だ。文句がある者はこの暗黒竜ルシルが相手になるぞ。」
あら、ルシルさん喧嘩売ってませんか?
これは不味いな止めないと。ルシルを止めようとしたら氷の女王ベレッサに止めるのを止められた。
「え?」
「心配するな、ここではこれが日常だ。」
何の精霊か解らないが、人間っぽい2人がルシルに襲い掛かる。ルシルはハエでも追い払う様に2人を瞬殺した。いや、殺しちゃ駄目だろう。
10メートル位吹っ飛んだ2人が同時にむくりと起き上がった。良かった死んでないぞ。ちゃんと手加減したらしい。2人は何が起こったのか理解出来て居ない様だ。
ルシルが構わず精霊王に向かうと、海が割れる様に精霊たちが道を開ける。僕と氷の女王ベレッサは後に続く。
精霊たちの中心にそれは居た。いや、あった。ピンポン玉位の大きさの金色の球が発光しながら浮いている。
「これが精霊王なのか?」
「精霊王は自分が瀕死の状態になると、自らの意思でこの状態になった。恐らく、さなぎの様な物だと思われる。この状態で自身の回復を待っているのだと推測される。」
「だが、日に日に弱って居るんだろう?このままだと消滅するって言って無かったか?」
「ああ、半年前はもっと光が強かった。徐々に精霊王の気が薄くなって来ている。地上に影響が出たのもそのせいだろう。」
「治す方法は無いのか?」
「我々には無い。」
「試しに魔法を掛けても構わないか?」
そう言うと周りが騒めいた。
「構わん。多分、何もしなくとも、そう長くは無いだろう。」
僕は時越えの魔法を-1年で掛けてみる。
反応が無い。と言うか弾かれた?
「この状態の精霊王は全ての魔法を弾く。よって、魔法での治療は無効だ。」
そいつは困ったな。どうすれば良いんだ?
「ちなみに精霊王が消滅したらどうなるんだ?」
「新しい精霊王を選出する事になるな。」
「ほう?現状精霊王を継げる人材が居るのか?」
氷の女王ベレッサは静かに首を横に振った。
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