134 / 308
134
しおりを挟む
さて、2日後の事だ。リリ達5人が道場に顔を出した。僕は早速リリ対特待生3人と言う模擬戦を組んだ。今まで僕対リリ達と言う非対称戦は経験があるだろうが、逆に自分が複数の相手をする事は無かったので、どんな試合になるか楽しみだ。
リリは初めての複数対人戦に最初は戸惑っていたが、僕の戦い方を思い出したのか、途中からは特待生を圧倒しだした。これでまた一段成長するだろう。
特待生には悪いが、その後ベル達4人とも連戦して貰った。だいたい1試合10分位だったが、特待生にとっても大きな成果の有る戦いだったはずだ。5人には各々特徴的な戦法がある。負けたとしても、実際に経験する事は非常に意味がある。
特待生と言っても10歳に満たない子供達だ。リリ達5人は、危機感を覚えたはずだ。これで慢心する事無く精進するだろう。特にリリは何か感じる物があった様で、終始難しい顔をしていた。
試合を見て居た者達も、何か収穫を得てくれれば良いなと思う。特に師範2人は焦りを覚えた様で、模擬戦が終わった後2人で議論を戦わせていた。
模擬戦が終わった後は、気分を切り替える意味で、皆に付与魔法について1時間ばかり講義をした。
付与魔法に興味がある門下生が50人ばかり集まって、僕の話を講堂で聞く、その間、他の門下生は外で訓練をしている。
リリ達5人は、1対2で模擬戦をやっていた。そう言えば、何時の間にかあの5人が仲良くなってるのはどう言う事だ?
2時まで皆の練習に付き合って、後は師範に任せ僕は道場を出る。
エドワード魔道具店に飛び、商品を補充する。
「今日はどんな感じ?」
「そうですね、だいぶ落ち着いて来ましたが、売り上げは落ちてませんよ。」
「ほう?そろそろ新商品が欲しい所ですか?」
「そうですね。多少高くても良いので目を引く物が欲しいですね。」
「ふむ、目を引く物ですか?魔剣とか?」
「魔剣ですか?そんな物置いたら見物客ばかり集まりますよ。」
「実用的な物だとアクセサリーがありますが、売れますか?」
「どの様な付与のアクセサリーでしょうか?」
「魔法と物理の障壁を張る指輪と腕輪なんですが、冒険者には受けると思うのですがどうですか?」
「守りの魔道具ですね。値段次第では売れると思いますよ。」
「素材は銀なのでそれ程高くありません。指輪が金貨1枚。腕輪が金貨3枚と言った所でしょうか。」
「相変わらず安いですね。普通のアクセサリーの値段じゃないですか。その値段で魔道具が買えるなら、確実に売れますね。」
「じゃあ、明日見本として100個ずつ持って来ます。売れるなら増産しますので。」
「解りました。お願いします。」
「ところで、そろそろお金も貯まったでしょう?何を仕入れるか決めましたか?」
「それなんですが、仕入れに行く暇が無いのが一つ、これだけの魔道具を見た後ではどれもが、価格に見合わないのが一つで、なかなか決まらないのです。時々店に魔道具を売り込みに来る商会もあるのですが、明らかに値段が高すぎるって言うのもありますね。」
あ、そう言えばこの国の魔法使いってレベルが低いんだったな。しかし、困ったな。僕は何時までもこの国に居るつもりは無いから出来れば、僕の代わりになる魔道具職人が欲しい所だ。
道場から魔道具職人希望者を募って鍛えるか?
翌日、道場に魔道具職人希望者募集の張り紙をして置いたら、2人の応募があった。2人共女性だ。
僕は2人に毎日1時間ずつ、特別講義をする事を約束した。特に追加料金とかは取らない。
初日は魔力水の作り方を教え、それにヒールを付与して下級ポーションを作る方法を教えた。これは毎日練習すれば、徐々に中級、上級へと上がって行くので基礎の基礎だ。
2人は難なく初級ポーションを作成出来たので、素質はあるはずだ。後は、その都度必要な魔道具を作らせながら、育てて行こう。
さて、それから2日後、アリアナが産気づいた。前回は安産だったので、今回も大丈夫だろうとの産婆の言葉を信じ、応接室でお茶を何杯もお替りしながら待っている。
破水したのが5時過ぎ、産まれたのは8時間後の3時過ぎだった。男の子だ。
男の子が生まれたら僕が名前を付けなければならない。幾つかの候補の中から、『ウィルガスト』と名付けた。通称ウィルだ。
アリアナは男の子が生まれたと言う事実とその名前に歓喜し、幸せそうな顔で眠りに就いた。
お疲れ様とキスをしたら後ろにセリーが居て、ビクッとなった。
「エルとウィルって何か似てません?」
「僕の子だからね。似てても良いのでは?」
「私の子供の名前もちゃんと考えて置いて下さいね。」
セリーさん。完全に男の子が生まれるって確信してますね。女の子が生まれたらどうすんの?
と言うか、アリアナの子が生まれたと言う事はあと2か月でセリーの子供も生まれる予定だ。
そして、セリーの子供が生まれたら次は邪竜の復活が待っている。
もう4時近い。寝たら起きられないな。このまま起きて居よう。応接室でお茶を飲みながら色々と今後の事を考える。
そう言えば邪竜を倒したら皆はどうするんだろう?ベルクロスは神界に戻るのかな?竜王の爺さんはどうするんだろう?ライザの事も考えなければ。
そんな取り留めのない事を考えていると6時になる。使用人達が動き出し、日常に連れ戻される。
朝食を食べ、稽古をする。寝てないので24時間ぶっ続けはキツイ。久しぶりに仮眠を取ってから空間を出る。すぐに帝国に転移し、道場へ行く。子供たちの模擬戦を見ながらアドバイスをしていると、門下生が少しづつやって来る。
師範が来たタイミングで本格的な稽古が始まる。最近は模擬戦を希望する者が多く。師範達もだいぶ戦いなれて来た。
基本魔法使いの模擬戦は時間が短い。10分程度が標準だ。これは剣士の試合と一緒で、1発当たれば勝敗が付く事が多いからだ。
なので武舞台の上では入れ代わり立ち代わり、常時試合が行われている。
最近では1対複数の模擬戦も多く見られる様になった。全体的にレベルが底上げされた感がある。この間のリリ達と特待生との試合が刺激になったのかもしれない。
午後になると僕は魔道具職人希望者の2名に指導する。1対2なので個別指導に近い濃密な講義が出来る。おかげで短期間で2人のレベルがどんどん上がって行く。
今日はマジックバッグ作成の為の時空魔法を教えた。流石にリリと違って戦闘の為の時空魔法は教えないので転移は覚えないだろう。
まあ、門下生には転移は見せて無いから、そう言う魔法がある事も知らないだろうから、イメージも出来ないはずだ。イメージが出来なければ魔法は発動しない。
2時になると僕は道場を後にする。魔道具店に飛び、在庫の補充だ。
「アクセサリーはどうですか?」
「売れてますが、消耗品では無いので爆発的とは言えませんね。それでも単価の割には結構な数出ています。」
「ふむ、エドワードさん的には消耗品が欲しいと?」
「いや、そう言う訳ではありませんが、リピーターが付く商品は強いと感じています。」
「なら、魔石を売っては如何でしょう?」
「魔石その物をですか?」
「いや、何らかの魔法を付与した魔石です。例えばお湯を出す魔石とか氷を作る魔石とか、売れませんかね?」
「なるほど、それは売れるかもしれません。それに魔石には寿命があるのでリピーターも期待できます。」
「では、どんな魔石が売れるかお客さんにアンケートを取って置いて下さい。僕の方でも売れそうな魔石を考えて試作してみます。」
「解りました。」
その後すぐに王国の我が家に転移で戻る。まだ、3時前だ。
アリアナとウィルに会いに行き、次にシルフィーヌの寝顔を見て。その後エルとリアーナと戯れる。
30分程子供達の顔を見たら、明日の魔道具を仕込む。
4時前には風呂に入り。その後、応接室でまったりとお茶を飲む。やはり家は落ち着く。
6時になるとメイドが夕食の時間ですと呼びに来る。カオスな食卓に着き、賑やかな食事を取り、7時前には自室で寛ぐ。
あれ?誰も来ない?そうか今日はアリアナの日だ。久しぶりに1人でゆっくりと寝た。たまには1人になりたい時もあるよね。
リリは初めての複数対人戦に最初は戸惑っていたが、僕の戦い方を思い出したのか、途中からは特待生を圧倒しだした。これでまた一段成長するだろう。
特待生には悪いが、その後ベル達4人とも連戦して貰った。だいたい1試合10分位だったが、特待生にとっても大きな成果の有る戦いだったはずだ。5人には各々特徴的な戦法がある。負けたとしても、実際に経験する事は非常に意味がある。
特待生と言っても10歳に満たない子供達だ。リリ達5人は、危機感を覚えたはずだ。これで慢心する事無く精進するだろう。特にリリは何か感じる物があった様で、終始難しい顔をしていた。
試合を見て居た者達も、何か収穫を得てくれれば良いなと思う。特に師範2人は焦りを覚えた様で、模擬戦が終わった後2人で議論を戦わせていた。
模擬戦が終わった後は、気分を切り替える意味で、皆に付与魔法について1時間ばかり講義をした。
付与魔法に興味がある門下生が50人ばかり集まって、僕の話を講堂で聞く、その間、他の門下生は外で訓練をしている。
リリ達5人は、1対2で模擬戦をやっていた。そう言えば、何時の間にかあの5人が仲良くなってるのはどう言う事だ?
2時まで皆の練習に付き合って、後は師範に任せ僕は道場を出る。
エドワード魔道具店に飛び、商品を補充する。
「今日はどんな感じ?」
「そうですね、だいぶ落ち着いて来ましたが、売り上げは落ちてませんよ。」
「ほう?そろそろ新商品が欲しい所ですか?」
「そうですね。多少高くても良いので目を引く物が欲しいですね。」
「ふむ、目を引く物ですか?魔剣とか?」
「魔剣ですか?そんな物置いたら見物客ばかり集まりますよ。」
「実用的な物だとアクセサリーがありますが、売れますか?」
「どの様な付与のアクセサリーでしょうか?」
「魔法と物理の障壁を張る指輪と腕輪なんですが、冒険者には受けると思うのですがどうですか?」
「守りの魔道具ですね。値段次第では売れると思いますよ。」
「素材は銀なのでそれ程高くありません。指輪が金貨1枚。腕輪が金貨3枚と言った所でしょうか。」
「相変わらず安いですね。普通のアクセサリーの値段じゃないですか。その値段で魔道具が買えるなら、確実に売れますね。」
「じゃあ、明日見本として100個ずつ持って来ます。売れるなら増産しますので。」
「解りました。お願いします。」
「ところで、そろそろお金も貯まったでしょう?何を仕入れるか決めましたか?」
「それなんですが、仕入れに行く暇が無いのが一つ、これだけの魔道具を見た後ではどれもが、価格に見合わないのが一つで、なかなか決まらないのです。時々店に魔道具を売り込みに来る商会もあるのですが、明らかに値段が高すぎるって言うのもありますね。」
あ、そう言えばこの国の魔法使いってレベルが低いんだったな。しかし、困ったな。僕は何時までもこの国に居るつもりは無いから出来れば、僕の代わりになる魔道具職人が欲しい所だ。
道場から魔道具職人希望者を募って鍛えるか?
翌日、道場に魔道具職人希望者募集の張り紙をして置いたら、2人の応募があった。2人共女性だ。
僕は2人に毎日1時間ずつ、特別講義をする事を約束した。特に追加料金とかは取らない。
初日は魔力水の作り方を教え、それにヒールを付与して下級ポーションを作る方法を教えた。これは毎日練習すれば、徐々に中級、上級へと上がって行くので基礎の基礎だ。
2人は難なく初級ポーションを作成出来たので、素質はあるはずだ。後は、その都度必要な魔道具を作らせながら、育てて行こう。
さて、それから2日後、アリアナが産気づいた。前回は安産だったので、今回も大丈夫だろうとの産婆の言葉を信じ、応接室でお茶を何杯もお替りしながら待っている。
破水したのが5時過ぎ、産まれたのは8時間後の3時過ぎだった。男の子だ。
男の子が生まれたら僕が名前を付けなければならない。幾つかの候補の中から、『ウィルガスト』と名付けた。通称ウィルだ。
アリアナは男の子が生まれたと言う事実とその名前に歓喜し、幸せそうな顔で眠りに就いた。
お疲れ様とキスをしたら後ろにセリーが居て、ビクッとなった。
「エルとウィルって何か似てません?」
「僕の子だからね。似てても良いのでは?」
「私の子供の名前もちゃんと考えて置いて下さいね。」
セリーさん。完全に男の子が生まれるって確信してますね。女の子が生まれたらどうすんの?
と言うか、アリアナの子が生まれたと言う事はあと2か月でセリーの子供も生まれる予定だ。
そして、セリーの子供が生まれたら次は邪竜の復活が待っている。
もう4時近い。寝たら起きられないな。このまま起きて居よう。応接室でお茶を飲みながら色々と今後の事を考える。
そう言えば邪竜を倒したら皆はどうするんだろう?ベルクロスは神界に戻るのかな?竜王の爺さんはどうするんだろう?ライザの事も考えなければ。
そんな取り留めのない事を考えていると6時になる。使用人達が動き出し、日常に連れ戻される。
朝食を食べ、稽古をする。寝てないので24時間ぶっ続けはキツイ。久しぶりに仮眠を取ってから空間を出る。すぐに帝国に転移し、道場へ行く。子供たちの模擬戦を見ながらアドバイスをしていると、門下生が少しづつやって来る。
師範が来たタイミングで本格的な稽古が始まる。最近は模擬戦を希望する者が多く。師範達もだいぶ戦いなれて来た。
基本魔法使いの模擬戦は時間が短い。10分程度が標準だ。これは剣士の試合と一緒で、1発当たれば勝敗が付く事が多いからだ。
なので武舞台の上では入れ代わり立ち代わり、常時試合が行われている。
最近では1対複数の模擬戦も多く見られる様になった。全体的にレベルが底上げされた感がある。この間のリリ達と特待生との試合が刺激になったのかもしれない。
午後になると僕は魔道具職人希望者の2名に指導する。1対2なので個別指導に近い濃密な講義が出来る。おかげで短期間で2人のレベルがどんどん上がって行く。
今日はマジックバッグ作成の為の時空魔法を教えた。流石にリリと違って戦闘の為の時空魔法は教えないので転移は覚えないだろう。
まあ、門下生には転移は見せて無いから、そう言う魔法がある事も知らないだろうから、イメージも出来ないはずだ。イメージが出来なければ魔法は発動しない。
2時になると僕は道場を後にする。魔道具店に飛び、在庫の補充だ。
「アクセサリーはどうですか?」
「売れてますが、消耗品では無いので爆発的とは言えませんね。それでも単価の割には結構な数出ています。」
「ふむ、エドワードさん的には消耗品が欲しいと?」
「いや、そう言う訳ではありませんが、リピーターが付く商品は強いと感じています。」
「なら、魔石を売っては如何でしょう?」
「魔石その物をですか?」
「いや、何らかの魔法を付与した魔石です。例えばお湯を出す魔石とか氷を作る魔石とか、売れませんかね?」
「なるほど、それは売れるかもしれません。それに魔石には寿命があるのでリピーターも期待できます。」
「では、どんな魔石が売れるかお客さんにアンケートを取って置いて下さい。僕の方でも売れそうな魔石を考えて試作してみます。」
「解りました。」
その後すぐに王国の我が家に転移で戻る。まだ、3時前だ。
アリアナとウィルに会いに行き、次にシルフィーヌの寝顔を見て。その後エルとリアーナと戯れる。
30分程子供達の顔を見たら、明日の魔道具を仕込む。
4時前には風呂に入り。その後、応接室でまったりとお茶を飲む。やはり家は落ち着く。
6時になるとメイドが夕食の時間ですと呼びに来る。カオスな食卓に着き、賑やかな食事を取り、7時前には自室で寛ぐ。
あれ?誰も来ない?そうか今日はアリアナの日だ。久しぶりに1人でゆっくりと寝た。たまには1人になりたい時もあるよね。
36
お気に入りに追加
4,335
あなたにおすすめの小説
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる