133 / 308
133
しおりを挟む
まず、結果から言うと『エドワード魔道具店』は大繁盛した。まず、売れたのが暖房の魔道具だ。お手頃な価格設定が功を奏し、初回分の1000台は1週間掛からず売り切れた。もちろん転売屋も多数出たが、僕はすぐさま5000台の在庫を投入した。
エドワードの商才もあるのだろうが、商品の強さが際立ったのか、行列が出来る程、短期間で大量に売れている。
また、日に日に寒くなって行く帝都の気候も手助けになったのかもしれない。
次に火が付いたのがマジックバッグだ。その値段の安さに、買い占めようとする客が現れたので個数制限を掛けたほどだ。
正直、マジックバッグはエドワード魔道具店で購入して転売すればかなり儲かる。だが、それも最初の1週間の話だ。暖房の魔道具で注目を集めたエドワード魔道具店はマジックバッグも安く売っているとすぐに知れ渡った。こうなると他の魔道具屋でマジックバッグを買う者が居なくなる。実際、1メートル四方のマジックバッグなんて、あまり需要は無かったしね。
また、ポーションも隠れた人気商品になって居る。価格は他店の半分、効果は1.2倍と言うのが、ハンターの間で話題になり、補充する傍から売れて行く。
本当なら新商品の開発をしたいのだが、補充用の商品の制作に時間を取られ開発まで手が回らない。
まあ、このフィーバーが落ち着いたら新商品を投入すれば良いだろう。
そう言えば、エドワードの家族は22歳の奥さんと3歳になる息子さんが居る。流石に3歳児を放って店を手伝うのは無理がある。そこで店員を1名雇った。雇ったのは奥さんの妹で20歳になったばかりの娘さんだ。まあ家族で経営しているので、時々奥さんと役割を交代しながら上手くやっているらしい。
僕は基本2時過ぎに店に寄ってマジックバッグに入った商品をエドワードに渡すだけだ。その後は王国の自宅へ帰り、補充品を作成してから風呂に入る。
しかし帝国は日に日に寒くなっているのに王国はあまり温度が変わらない。物凄く暖かく感じる。
翌日、稽古の後、帝国に転移したら無茶寒かった。ついに気温が10度を切った。幾らなんでも早すぎない?まだ11月の前半だよ?
僕は防寒着を装備して道場へ行く、何時もは元気な子供達も流石に寒いらしく、皆で固まっている。
僕は暖房の魔法で子供たちを中心に周囲10メートル程を温める。
その後子供達に理論を教えたり、実際に魔法を撃ってみたりしながら、教えていると。門下生が徐々に集まって来る。師範の2人が揃うと本格的に稽古が始まる。今日はリリ達は来ない様だ。僕は暫く子供たちの相手をしてから、門下生の成長具合を見て回る。そう言えば特待生の3人はかなり強くなっている。今では師範に次ぐ実力を持っている彼らの周りには何時も誰かしら門下生が付いて教えを受けている。
まだ10歳程度の子供に大人が魔法を教わる図は奇妙だが、成立しているのでありだろう。彼らが成人する頃にはどこまで成長しているか楽しみだ。
魔法道場と言うと魔法だけを教えるイメージだが、魔法使いは戦う。なので、魔法を使った戦闘も教える。基本魔法使いが戦う時は補助魔法を多用する。例えばクイックや身体強化等は必須の魔法なのだが、帝国の魔法使いは、補助魔法をあまり使わない。
帝国では魔法使いは砲台なのだ、王国では魔法使いも前線で走り回っているが、帝国の魔法使いは走らないのだそうだ。同じ起源で始まっているはずの魔法使いで何がこうも変わってしまったのだろうか?
僕の道場では走る魔法使いを育てている。なので走りながら魔法を使うのは当たり前だ。だが、この当たり前がなかなか難しいらしい。実戦では威力のある魔法より早い魔法の方が効果がある。なので、初級でも良いからとにかく素早く撃つ事を覚えさせている。
詠唱は無駄だ。と言うのが僕の理論だが、魔法学院では詠唱こそが魔法の神髄だと教えているそうだ。確かに詠唱にはイメージを補佐すると言う意味はある。だが、敵にこれから撃つ魔法を教えてどうするのだろう?避けて下さいと言って居る様な物だ。
正直戦争になったら魔法学院の卒業生は戦場に死にに行く様な物だ。僕の道場なら生き残る事を真っ先に考える魔法使いを育てる。
魔法学院の教師はなんでそんな簡単な事に気が付かないのだろうか?そう言えば帝国は何十年もまともな戦争をした事が無いと侯爵が言っていた。こんなに身近に魔物が闊歩する世界で平和ボケしているのか?
リリ達5人が魔法教育に一石を投じてくれることを祈って、その日は上がった。
エドワード魔道具店へ飛び、補充分を渡す。
「どうですか?」
「まだ、客の数は多いですが、こっちもだいぶ慣れて来たので、徐々に楽になってきました。」
「良いですね、明日は何が必要ですか?」
「暖房の魔道具はまだまだ売れますね。あとマジックバッグとポーションをいつも通りで。」
「解りました。では、また明日の同じ時間に。」
王国へ戻り、子供たちの顔を見てから、魔道具の補充分を作る。その後は風呂だ。そう言えば最近一人で入る事が多くなったな。まあ、妊婦2人が相当お腹が大きいからな。一緒に入るのを嫌がるんだよね。
アリアナはもうすぐ予定日じゃなかったかな?12月に入る前に生まれるとか言っていた気がする。
そう言えばシルフィーヌの顔もだいぶしっかりして来て可愛いし。なんだかんだで忙しくしてたから時間が経つのが早いな。
ルシルはシルフィーヌが生まれてから母性が芽生えたのか、若干女らしくなった気がする。母乳を与えたり、おむつを交換したりと、結構お母さんしている。
訓練の時以外はだいたいシルフィーヌにべったりだしな。やはり我が子は可愛いのだろう。しかし、僕とルシルの子って将来どうなるのだろう?やはり戦闘民族?竜人って言ってたしな、名前だけで強そうだ。長命種なのだろうか?だとすると他の兄弟とのバランスが難しいな。
僕とルシル、そしてシルフィーヌは年を取らない、しかし、セリーやアリアナ、エルにリアーナはどんどん年を取って行き、100年もしない内に寿命がやって来るだろう。僕の魔法で延命する事は可能だが、果たして、彼女たちはどう言う選択をするのだろうか?これはいずれは話し合わないといけない問題だ。
問題はどのタイミングで話をするかだな。
その日はセリーと一緒に寝た。うーん、セリーもアリアナも今は子供の事で頭が一杯だろうな。出来れば誰も妊娠していない状態の時に話をしよう。
翌朝6時前に目が覚める。もうこれは習慣だな。6時半に朝食を取り、7時には稽古だ。2時間稽古をして、9時過ぎには帝国へ飛ぶ。
なんだ?また寒くなっているぞ。朝だからか?まあ良い寒いって事は暖房の魔道具が売れるって事だ。
それにしても王国との温度差がどんどん激しくなるな。これからは転移する前に防寒着を装備しよう。
道場へ行くと既に子供たちが稽古をしている。前は僕の方が早かったのにな。まあ、自分がどんどん強くなるのが楽しいんだろうな。
子供たちを中心に暖房の魔法を掛ける。僕も寒いのは苦手だし。皆を集めて少し講義をするから、暖かい方が良いよね?
今日は実戦での戦い方を教えてみた。そろそろ補助魔法の大事さを教えて置いた方が良い頃合いだと思う。僕とリリとの模擬戦を解説しながら教えたのが良かったのか、喰いつきが良い。
その後、門下生が来るまでは模擬戦形式で稽古をして良いぞと言うと大はしゃぎだった。
10時を過ぎると門下生がパラパラと集まって来る。師範2人が揃うまでは子供達に模擬戦をやらせた。
「よし、そこまでだ。続きは明日にして、今度は模擬戦で有効な魔法を幾つか教えるから覚える様に。」
僕は補助魔法を一通り使って見せて、どう言う時にどんなタイミングで使うのかを丁寧に解説して行く。
ここから先は自主練だ。僕は今度は門下生の練習を見て回り、時々アドバイスをしたり、実際に魔法を使って見せたりする。
珍しく武舞台が空いていたので、特待生3人を呼んで、1対3で模擬戦を30分程行った。3人共見違える程強くなっている。どうやら、僕とリリやベル達との模擬戦を見て覚えたらしい。更に教科書の理論が加わっている。どうやらかなり読み込んでいる様だ。
これを見たらリリが更に気合が入りそうだ。いや、いっその事リリと特待生で戦わせてみるか?
どっちが勝っても収穫がありそうだ。これはアリだな。
エドワードの商才もあるのだろうが、商品の強さが際立ったのか、行列が出来る程、短期間で大量に売れている。
また、日に日に寒くなって行く帝都の気候も手助けになったのかもしれない。
次に火が付いたのがマジックバッグだ。その値段の安さに、買い占めようとする客が現れたので個数制限を掛けたほどだ。
正直、マジックバッグはエドワード魔道具店で購入して転売すればかなり儲かる。だが、それも最初の1週間の話だ。暖房の魔道具で注目を集めたエドワード魔道具店はマジックバッグも安く売っているとすぐに知れ渡った。こうなると他の魔道具屋でマジックバッグを買う者が居なくなる。実際、1メートル四方のマジックバッグなんて、あまり需要は無かったしね。
また、ポーションも隠れた人気商品になって居る。価格は他店の半分、効果は1.2倍と言うのが、ハンターの間で話題になり、補充する傍から売れて行く。
本当なら新商品の開発をしたいのだが、補充用の商品の制作に時間を取られ開発まで手が回らない。
まあ、このフィーバーが落ち着いたら新商品を投入すれば良いだろう。
そう言えば、エドワードの家族は22歳の奥さんと3歳になる息子さんが居る。流石に3歳児を放って店を手伝うのは無理がある。そこで店員を1名雇った。雇ったのは奥さんの妹で20歳になったばかりの娘さんだ。まあ家族で経営しているので、時々奥さんと役割を交代しながら上手くやっているらしい。
僕は基本2時過ぎに店に寄ってマジックバッグに入った商品をエドワードに渡すだけだ。その後は王国の自宅へ帰り、補充品を作成してから風呂に入る。
しかし帝国は日に日に寒くなっているのに王国はあまり温度が変わらない。物凄く暖かく感じる。
翌日、稽古の後、帝国に転移したら無茶寒かった。ついに気温が10度を切った。幾らなんでも早すぎない?まだ11月の前半だよ?
僕は防寒着を装備して道場へ行く、何時もは元気な子供達も流石に寒いらしく、皆で固まっている。
僕は暖房の魔法で子供たちを中心に周囲10メートル程を温める。
その後子供達に理論を教えたり、実際に魔法を撃ってみたりしながら、教えていると。門下生が徐々に集まって来る。師範の2人が揃うと本格的に稽古が始まる。今日はリリ達は来ない様だ。僕は暫く子供たちの相手をしてから、門下生の成長具合を見て回る。そう言えば特待生の3人はかなり強くなっている。今では師範に次ぐ実力を持っている彼らの周りには何時も誰かしら門下生が付いて教えを受けている。
まだ10歳程度の子供に大人が魔法を教わる図は奇妙だが、成立しているのでありだろう。彼らが成人する頃にはどこまで成長しているか楽しみだ。
魔法道場と言うと魔法だけを教えるイメージだが、魔法使いは戦う。なので、魔法を使った戦闘も教える。基本魔法使いが戦う時は補助魔法を多用する。例えばクイックや身体強化等は必須の魔法なのだが、帝国の魔法使いは、補助魔法をあまり使わない。
帝国では魔法使いは砲台なのだ、王国では魔法使いも前線で走り回っているが、帝国の魔法使いは走らないのだそうだ。同じ起源で始まっているはずの魔法使いで何がこうも変わってしまったのだろうか?
僕の道場では走る魔法使いを育てている。なので走りながら魔法を使うのは当たり前だ。だが、この当たり前がなかなか難しいらしい。実戦では威力のある魔法より早い魔法の方が効果がある。なので、初級でも良いからとにかく素早く撃つ事を覚えさせている。
詠唱は無駄だ。と言うのが僕の理論だが、魔法学院では詠唱こそが魔法の神髄だと教えているそうだ。確かに詠唱にはイメージを補佐すると言う意味はある。だが、敵にこれから撃つ魔法を教えてどうするのだろう?避けて下さいと言って居る様な物だ。
正直戦争になったら魔法学院の卒業生は戦場に死にに行く様な物だ。僕の道場なら生き残る事を真っ先に考える魔法使いを育てる。
魔法学院の教師はなんでそんな簡単な事に気が付かないのだろうか?そう言えば帝国は何十年もまともな戦争をした事が無いと侯爵が言っていた。こんなに身近に魔物が闊歩する世界で平和ボケしているのか?
リリ達5人が魔法教育に一石を投じてくれることを祈って、その日は上がった。
エドワード魔道具店へ飛び、補充分を渡す。
「どうですか?」
「まだ、客の数は多いですが、こっちもだいぶ慣れて来たので、徐々に楽になってきました。」
「良いですね、明日は何が必要ですか?」
「暖房の魔道具はまだまだ売れますね。あとマジックバッグとポーションをいつも通りで。」
「解りました。では、また明日の同じ時間に。」
王国へ戻り、子供たちの顔を見てから、魔道具の補充分を作る。その後は風呂だ。そう言えば最近一人で入る事が多くなったな。まあ、妊婦2人が相当お腹が大きいからな。一緒に入るのを嫌がるんだよね。
アリアナはもうすぐ予定日じゃなかったかな?12月に入る前に生まれるとか言っていた気がする。
そう言えばシルフィーヌの顔もだいぶしっかりして来て可愛いし。なんだかんだで忙しくしてたから時間が経つのが早いな。
ルシルはシルフィーヌが生まれてから母性が芽生えたのか、若干女らしくなった気がする。母乳を与えたり、おむつを交換したりと、結構お母さんしている。
訓練の時以外はだいたいシルフィーヌにべったりだしな。やはり我が子は可愛いのだろう。しかし、僕とルシルの子って将来どうなるのだろう?やはり戦闘民族?竜人って言ってたしな、名前だけで強そうだ。長命種なのだろうか?だとすると他の兄弟とのバランスが難しいな。
僕とルシル、そしてシルフィーヌは年を取らない、しかし、セリーやアリアナ、エルにリアーナはどんどん年を取って行き、100年もしない内に寿命がやって来るだろう。僕の魔法で延命する事は可能だが、果たして、彼女たちはどう言う選択をするのだろうか?これはいずれは話し合わないといけない問題だ。
問題はどのタイミングで話をするかだな。
その日はセリーと一緒に寝た。うーん、セリーもアリアナも今は子供の事で頭が一杯だろうな。出来れば誰も妊娠していない状態の時に話をしよう。
翌朝6時前に目が覚める。もうこれは習慣だな。6時半に朝食を取り、7時には稽古だ。2時間稽古をして、9時過ぎには帝国へ飛ぶ。
なんだ?また寒くなっているぞ。朝だからか?まあ良い寒いって事は暖房の魔道具が売れるって事だ。
それにしても王国との温度差がどんどん激しくなるな。これからは転移する前に防寒着を装備しよう。
道場へ行くと既に子供たちが稽古をしている。前は僕の方が早かったのにな。まあ、自分がどんどん強くなるのが楽しいんだろうな。
子供たちを中心に暖房の魔法を掛ける。僕も寒いのは苦手だし。皆を集めて少し講義をするから、暖かい方が良いよね?
今日は実戦での戦い方を教えてみた。そろそろ補助魔法の大事さを教えて置いた方が良い頃合いだと思う。僕とリリとの模擬戦を解説しながら教えたのが良かったのか、喰いつきが良い。
その後、門下生が来るまでは模擬戦形式で稽古をして良いぞと言うと大はしゃぎだった。
10時を過ぎると門下生がパラパラと集まって来る。師範2人が揃うまでは子供達に模擬戦をやらせた。
「よし、そこまでだ。続きは明日にして、今度は模擬戦で有効な魔法を幾つか教えるから覚える様に。」
僕は補助魔法を一通り使って見せて、どう言う時にどんなタイミングで使うのかを丁寧に解説して行く。
ここから先は自主練だ。僕は今度は門下生の練習を見て回り、時々アドバイスをしたり、実際に魔法を使って見せたりする。
珍しく武舞台が空いていたので、特待生3人を呼んで、1対3で模擬戦を30分程行った。3人共見違える程強くなっている。どうやら、僕とリリやベル達との模擬戦を見て覚えたらしい。更に教科書の理論が加わっている。どうやらかなり読み込んでいる様だ。
これを見たらリリが更に気合が入りそうだ。いや、いっその事リリと特待生で戦わせてみるか?
どっちが勝っても収穫がありそうだ。これはアリだな。
45
お気に入りに追加
4,335
あなたにおすすめの小説
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる