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さて、ルシルの出産が終わって1か月と言う事は、アリアナの出産が近いと言う事だ、既に9か月を過ぎている。セリーも7か月だ。
ルシルが戦線に復帰したので、夜の生活に不満は無いが、相変わらずアスアスラには会いに行っている。ライザはセリーに何か言われたのか、大人しい。
一方帝国の道場だが、子供たちが何処かから新人を5人連れて来た。6歳から8歳と言う低い年齢の子ばかりだが、5人共目を輝かせて居たので今の所、遊びに来る感覚で稽古をさせている。僕は手を出さずに、子供たちに面倒を見させているので、無料でも誰も文句は言わない。
ある程度才能が見えて来たら、僕も手を出すつもりだ。
師範が育ったので基本、僕があちこち面倒を見なくても良いので楽だ。僕が出るのはリリやベル達4人が来た時位だろう。
5人はどう言う訳か連れ立って同じ日にやってくる。まあ、週に1日なので僕はその方が助かるのだが。
1人30分ずつ模擬戦をしてから、理論を教えるのだが、この模擬戦は皆、興味があるらしく、観客が凄い人数になる。師範まで混ざってるし。
まあ、上級者の戦いを見るのは勉強になるので、止めたりはしない。
現在、リリ達5人には魔法による戦闘の運用方法をメインに教えている。魔物を狩るのと対人戦で相手を制圧するのでは戦法が変わる。相手の人数に寄ってもそれは変わって来る。その辺をキッチリ教えて置かないと将来万が一の時に生き残れない。
実は理論的には師範の方が進んでいるのだが、実践訓練ではリリ達の方が進んでいると言う奇妙な関係になって居る。後数か月もすれば、その辺の歪みも解消するのだが、今はまだ、実践派のリリ達の方が師範より強い。
こうして、暇な時間が増えた僕は、魔道具制作に手を出している。
帝国の魔道具は遅れている。まあ、科学が進んでいるので遅れていても問題は無いと言えば無いのだが、この間、魔道具屋を覗きに行ったら、1メートル4方のマジックバッグが白金貨2枚で販売されていた。商人が使うには小さいし、一般人が使うには高すぎる。よって売れない。
これより大きいサイズは無いのか聞いたら、魔道具職人が作れるのがこのサイズだけらしい。だけってなんだよ。だけって。
そこで僕は色々なサイズのマジックバッグを量産している。問題はこれを何処でどう売るかだ。
僕の子爵家の資金源にしても良いのだが、間に適当な魔道具屋を挟みたい。そうしないと悪目立ちしそうだ。
しかし、帝国でつてと言えば侯爵家位しか知らない。あまり侯爵に頼るのもどうなのだろう?
昔王国でやったように魔道具巡りでもしてみるか?
翌日から、時間を見つけては魔道具屋を巡ってみる。しかし、何処の魔道具屋も似た様な物だ。なんと言うか活気が無い上にやる気も無い。12、3店舗回ったが、お手上げだ。やはり侯爵に頼る事になりそうだ。
「フェリクス卿、今日は何の用事だい?」
「実はですね。魔道具を売りたいのですが、魔道具屋を紹介して欲しいのです。」
「ん~、君が作った魔道具なら何処でも売れそうな気がするが?」
「いや実は。」
そう言って、魔道具屋巡りをして来た事を話した。
「なるほど、まともな魔道具屋が見つからないとは我が帝国も地に落ちたな。」
「ちなみに侯爵はマジックバッグとか持ってますか?」
「ああ、持っているが、そう言えば特注で頼んだ気がするな。ん?そう言う事か、なるほど、まともな魔道具屋か、作るしか無いな。」
「やはりそう言う結論になりますか?」
「ああ、帝国にはまともに魔道具を作れる魔法使いが殆ど居ない。簡単な物ならともかく、相応の物を作るのであれば、店は自分で用意するしか無いな。」
「解りました。ありがとうございます。なんとかやってみます。」
「君が作る魔道具屋。楽しみにしているよ。」
僕は侯爵家を辞した後、商業ギルドへ向かった。
中へ入ると中途半端な時間なのに混んでいる。適当な窓口の前の列に並ぶ。30分程で順番が回って来た。僕は魔道具屋を開く為の物件と店長を任せられる人材が欲しい事を告げる。
するとすぐに担当者と名乗る人物が現れ、商談スペースに連れて行かれた。
「物件はどのような物がご希望ですか?」
「場所は商店街の近くで、店は小さくても良いので住む所が付いている物がよいですね。」
「その条件だと2軒ほどすぐに使える場所がありますよ。」
そう言って地図を開き、丸を付けて見せてくれる。なるほど、商店街の中が1軒と近くが1軒だな。
「どちらがお勧めですか?」
「魔道具屋をやられると言うのであれば、こっちですね。商店街の中で魔道具を買う人は少ないと思います。」
なるほど、中は駄目なのか、じゃあこっち1択だな。
「では、こっちの物件で。店長候補の人材は募集を掛ければすぐに来ますかね?」
「そうですね。魔道具屋に限らず、店長候補と言うのは人気がありますので、募集を掛ければ数日で集まりますよ。」
「じゃあ、3人位集まったら教えて下さい。面接をしたいと思います。」
「解りました。じゃあ連絡先とお名前をお願いします。」
僕は、連絡先を伝えて、店舗の地図と鍵を受け取る。
「店舗は月に銀貨9枚になります。初月だけ2か月分頂きます。人材募集は料金は要りません。」
僕は金貨2枚を出しお釣りをもらった。
商業ギルドを出てその足で店舗へ向かう。なるほど、すぐに使える位の程度の良さだ、何で空いているのか不思議な位だ。
中も若干埃っぽいだけで掃除すれば使える。家具などもそのままだ。家全体にクリーンを掛ける。
家は店舗が8畳位で、それとは別に3LDK位の大きさがある。これなら家族でも住めるな。小さいが風呂も付いている。トイレも1階と2階に1つずつ付いている。流石に月に銀貨9枚払うと結構な家が借りられるんだな。
さてと、店舗部分は店長候補が決まってからで良いだろう。問題は何を売るかだな。マジックバッグは確定として、武器や防具、アクセサリーも置きたいし。実用的な物も置きたい。だが、店は狭い。となると。ポーション類とアクセサリーを目立つ位置に置いて、他は見本を出して置いて、在庫はバックヤードに置くか。冷蔵庫とか冷凍庫とか売れそうだな。そう言えば今年はなんか寒い気がする。暖房器具も売れるかもしれない。
ん?ちょっと待てよ。寒いってなんだ?王国で寒いって感じた事無いぞ。冬でも15度位までしか気温が下がらないはずだ。帝国は王国より北にあるから寒いのか?これは誰かに聞いてみる必要があるな。
僕は近くの商店街へと足を運んだ、適当な店でお菓子を買う。
「なんか、今年は寒くありません?」
「そうだね。まだ冬までだいぶあるのに寒いね。異常気象って奴かな?」
「この辺は雪とか降るんですか?」
「雪?ここ10年位見て無いなぁ。でも今年は降るかもな。」
どうやら僕の勘違いでは無さそうだ。急いで王国の自宅へ転移する。
執事のルーメンが居たので聞いてみる。
「なぁ、今年の気温ってどうだ?」
「そうですね。特に例年と変わりが無いと思われますが?」
確かに王国は温かい。じゃあ、なんで帝国だけ寒いんだ?ただの異常気象なら良い。暖房の魔道具が売れるだろう。だが、何かの異変が起きていたら?
ふむ、少し調べてみるか。
「過去に、この国で異常気象ってあったか?」
「異常気象ですか?そう言えば、20年程前に雨が降らずに飢饉になったと言う事がありましたね。」
「それは王国全土の話か?」
「いや、何処かの地方の話だったと思います。図書館に行けば詳しい資料があるはずです。」
「ありがとう。参考になったよ。」
さて、寒いのは帝都だけの話か、そうでないかで事情が変わって来るな。
翌朝、稽古の後帝都へ飛ぶ、やはり寒い。王都から急激に温度が下がるので、体感温度的には10度以上下がった気がする。
子供達や門下生に話を聞くが、やはり今年は寒いらしい。過去にそう言う事があったのかと聞くと、良く解らないとの返事。まあ、門下生は若いからな。
と言う事で旅商人の集まる市場に行って見る。市場は帝都のほぼ中央にある。何人かの旅商人に話を聞いたが、どうやら寒いのは帝都の周りだけの様だ。地方や他の国では異常気象は起こって居ないらしい。
どう言う事だ?やはり帝都で何かが起きているのか?確かめる術は無いが、準備だけはして置こう。まず、道場で暖房の魔法を教える。これは火魔法が使えれば誰でも使える魔法だ。要は燃えない様に火魔法を使うだけだ。火魔法=温度の魔法と理解すれば簡単に使える。ちなみに夏はクーラー代わりにも使える。
それから暖房の魔道具も大量に生産する。これは温風ヒーターを魔法で再現した物だ。特に難しい付与では無いので、箱さえあれば、数分で出来る。ちなみに風魔法と火魔法を使ったファイヤートルネードを規模を小さくして付与しただけのお手軽魔道具だ。ちなみに温度が低いので火は出ない。なので火事になる心配は要らない。
もうすぐ10月が終わる。さて冬には何が待っているのであろう?
ルシルが戦線に復帰したので、夜の生活に不満は無いが、相変わらずアスアスラには会いに行っている。ライザはセリーに何か言われたのか、大人しい。
一方帝国の道場だが、子供たちが何処かから新人を5人連れて来た。6歳から8歳と言う低い年齢の子ばかりだが、5人共目を輝かせて居たので今の所、遊びに来る感覚で稽古をさせている。僕は手を出さずに、子供たちに面倒を見させているので、無料でも誰も文句は言わない。
ある程度才能が見えて来たら、僕も手を出すつもりだ。
師範が育ったので基本、僕があちこち面倒を見なくても良いので楽だ。僕が出るのはリリやベル達4人が来た時位だろう。
5人はどう言う訳か連れ立って同じ日にやってくる。まあ、週に1日なので僕はその方が助かるのだが。
1人30分ずつ模擬戦をしてから、理論を教えるのだが、この模擬戦は皆、興味があるらしく、観客が凄い人数になる。師範まで混ざってるし。
まあ、上級者の戦いを見るのは勉強になるので、止めたりはしない。
現在、リリ達5人には魔法による戦闘の運用方法をメインに教えている。魔物を狩るのと対人戦で相手を制圧するのでは戦法が変わる。相手の人数に寄ってもそれは変わって来る。その辺をキッチリ教えて置かないと将来万が一の時に生き残れない。
実は理論的には師範の方が進んでいるのだが、実践訓練ではリリ達の方が進んでいると言う奇妙な関係になって居る。後数か月もすれば、その辺の歪みも解消するのだが、今はまだ、実践派のリリ達の方が師範より強い。
こうして、暇な時間が増えた僕は、魔道具制作に手を出している。
帝国の魔道具は遅れている。まあ、科学が進んでいるので遅れていても問題は無いと言えば無いのだが、この間、魔道具屋を覗きに行ったら、1メートル4方のマジックバッグが白金貨2枚で販売されていた。商人が使うには小さいし、一般人が使うには高すぎる。よって売れない。
これより大きいサイズは無いのか聞いたら、魔道具職人が作れるのがこのサイズだけらしい。だけってなんだよ。だけって。
そこで僕は色々なサイズのマジックバッグを量産している。問題はこれを何処でどう売るかだ。
僕の子爵家の資金源にしても良いのだが、間に適当な魔道具屋を挟みたい。そうしないと悪目立ちしそうだ。
しかし、帝国でつてと言えば侯爵家位しか知らない。あまり侯爵に頼るのもどうなのだろう?
昔王国でやったように魔道具巡りでもしてみるか?
翌日から、時間を見つけては魔道具屋を巡ってみる。しかし、何処の魔道具屋も似た様な物だ。なんと言うか活気が無い上にやる気も無い。12、3店舗回ったが、お手上げだ。やはり侯爵に頼る事になりそうだ。
「フェリクス卿、今日は何の用事だい?」
「実はですね。魔道具を売りたいのですが、魔道具屋を紹介して欲しいのです。」
「ん~、君が作った魔道具なら何処でも売れそうな気がするが?」
「いや実は。」
そう言って、魔道具屋巡りをして来た事を話した。
「なるほど、まともな魔道具屋が見つからないとは我が帝国も地に落ちたな。」
「ちなみに侯爵はマジックバッグとか持ってますか?」
「ああ、持っているが、そう言えば特注で頼んだ気がするな。ん?そう言う事か、なるほど、まともな魔道具屋か、作るしか無いな。」
「やはりそう言う結論になりますか?」
「ああ、帝国にはまともに魔道具を作れる魔法使いが殆ど居ない。簡単な物ならともかく、相応の物を作るのであれば、店は自分で用意するしか無いな。」
「解りました。ありがとうございます。なんとかやってみます。」
「君が作る魔道具屋。楽しみにしているよ。」
僕は侯爵家を辞した後、商業ギルドへ向かった。
中へ入ると中途半端な時間なのに混んでいる。適当な窓口の前の列に並ぶ。30分程で順番が回って来た。僕は魔道具屋を開く為の物件と店長を任せられる人材が欲しい事を告げる。
するとすぐに担当者と名乗る人物が現れ、商談スペースに連れて行かれた。
「物件はどのような物がご希望ですか?」
「場所は商店街の近くで、店は小さくても良いので住む所が付いている物がよいですね。」
「その条件だと2軒ほどすぐに使える場所がありますよ。」
そう言って地図を開き、丸を付けて見せてくれる。なるほど、商店街の中が1軒と近くが1軒だな。
「どちらがお勧めですか?」
「魔道具屋をやられると言うのであれば、こっちですね。商店街の中で魔道具を買う人は少ないと思います。」
なるほど、中は駄目なのか、じゃあこっち1択だな。
「では、こっちの物件で。店長候補の人材は募集を掛ければすぐに来ますかね?」
「そうですね。魔道具屋に限らず、店長候補と言うのは人気がありますので、募集を掛ければ数日で集まりますよ。」
「じゃあ、3人位集まったら教えて下さい。面接をしたいと思います。」
「解りました。じゃあ連絡先とお名前をお願いします。」
僕は、連絡先を伝えて、店舗の地図と鍵を受け取る。
「店舗は月に銀貨9枚になります。初月だけ2か月分頂きます。人材募集は料金は要りません。」
僕は金貨2枚を出しお釣りをもらった。
商業ギルドを出てその足で店舗へ向かう。なるほど、すぐに使える位の程度の良さだ、何で空いているのか不思議な位だ。
中も若干埃っぽいだけで掃除すれば使える。家具などもそのままだ。家全体にクリーンを掛ける。
家は店舗が8畳位で、それとは別に3LDK位の大きさがある。これなら家族でも住めるな。小さいが風呂も付いている。トイレも1階と2階に1つずつ付いている。流石に月に銀貨9枚払うと結構な家が借りられるんだな。
さてと、店舗部分は店長候補が決まってからで良いだろう。問題は何を売るかだな。マジックバッグは確定として、武器や防具、アクセサリーも置きたいし。実用的な物も置きたい。だが、店は狭い。となると。ポーション類とアクセサリーを目立つ位置に置いて、他は見本を出して置いて、在庫はバックヤードに置くか。冷蔵庫とか冷凍庫とか売れそうだな。そう言えば今年はなんか寒い気がする。暖房器具も売れるかもしれない。
ん?ちょっと待てよ。寒いってなんだ?王国で寒いって感じた事無いぞ。冬でも15度位までしか気温が下がらないはずだ。帝国は王国より北にあるから寒いのか?これは誰かに聞いてみる必要があるな。
僕は近くの商店街へと足を運んだ、適当な店でお菓子を買う。
「なんか、今年は寒くありません?」
「そうだね。まだ冬までだいぶあるのに寒いね。異常気象って奴かな?」
「この辺は雪とか降るんですか?」
「雪?ここ10年位見て無いなぁ。でも今年は降るかもな。」
どうやら僕の勘違いでは無さそうだ。急いで王国の自宅へ転移する。
執事のルーメンが居たので聞いてみる。
「なぁ、今年の気温ってどうだ?」
「そうですね。特に例年と変わりが無いと思われますが?」
確かに王国は温かい。じゃあ、なんで帝国だけ寒いんだ?ただの異常気象なら良い。暖房の魔道具が売れるだろう。だが、何かの異変が起きていたら?
ふむ、少し調べてみるか。
「過去に、この国で異常気象ってあったか?」
「異常気象ですか?そう言えば、20年程前に雨が降らずに飢饉になったと言う事がありましたね。」
「それは王国全土の話か?」
「いや、何処かの地方の話だったと思います。図書館に行けば詳しい資料があるはずです。」
「ありがとう。参考になったよ。」
さて、寒いのは帝都だけの話か、そうでないかで事情が変わって来るな。
翌朝、稽古の後帝都へ飛ぶ、やはり寒い。王都から急激に温度が下がるので、体感温度的には10度以上下がった気がする。
子供達や門下生に話を聞くが、やはり今年は寒いらしい。過去にそう言う事があったのかと聞くと、良く解らないとの返事。まあ、門下生は若いからな。
と言う事で旅商人の集まる市場に行って見る。市場は帝都のほぼ中央にある。何人かの旅商人に話を聞いたが、どうやら寒いのは帝都の周りだけの様だ。地方や他の国では異常気象は起こって居ないらしい。
どう言う事だ?やはり帝都で何かが起きているのか?確かめる術は無いが、準備だけはして置こう。まず、道場で暖房の魔法を教える。これは火魔法が使えれば誰でも使える魔法だ。要は燃えない様に火魔法を使うだけだ。火魔法=温度の魔法と理解すれば簡単に使える。ちなみに夏はクーラー代わりにも使える。
それから暖房の魔道具も大量に生産する。これは温風ヒーターを魔法で再現した物だ。特に難しい付与では無いので、箱さえあれば、数分で出来る。ちなみに風魔法と火魔法を使ったファイヤートルネードを規模を小さくして付与しただけのお手軽魔道具だ。ちなみに温度が低いので火は出ない。なので火事になる心配は要らない。
もうすぐ10月が終わる。さて冬には何が待っているのであろう?
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ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
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23/01/08 表紙画像を変更しました

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