102 / 308
102
しおりを挟む
翌朝は稽古の後ロンダールへ飛んだ。ルキナに会う為だ。
実際ルキナは良くやっている。5人の部下を使いこなし、短期間で2つの町を一つにすると言う、無茶な計画を何とか軌道に乗せ、町の産業の再編や、新たな農地確保、住宅地の建設まで。プレイースでの経験があるにしろ、ここまでにするのは大変だったろう。
「順調な様だな。困った事は無いか?」
「プレイースでの経験が生きていますね。冒険者を使ったマジックバッグ便、あれがあったおかげでかなりスムーズに物の移動が出来るのが大きいです。半分は輸出入、半分は街中での移動で活躍してますよ。」
「そうか?じゃあ、あと30枚預けるよ。上手くやってくれ。」
「助かります。」
「ところで、嫁さんは見つかったか?」
「いや、そんな時間ないですって。」
「それは困ったな。縁談は沢山来てるんだろう?」
「確かに縁談は沢山来てますが、9割は金目当てですね。私がかなり儲けている様に見えるのでしょう。」
「実際、どうなんだ?儲けてるのか?」
「入るお金も多いですが出るお金も多いですね。領主館の維持って結構金が掛かります。」
「なるほどな。少し楽にしてやれるかもしれんぞ。」
「え?それはどう言う事ですか?まさかクビ?」
「違うって。ルキナ、お前を男爵に叙爵する。家名はビクトーリア。ルキナ・フォン・ビクトーリア男爵だ。」
そう言って1枚の紙を渡す。
「俺、いや、私が男爵に?」
「ああ、正式には王城で叙爵の手続きが居るがな。ほら、この手紙とさっきの紙を持って、宰相に会って来い。それで新男爵の誕生だ。」
僕はルキナを男爵に叙すると言う旨の手紙を渡す。
「男爵になると年間白金貨10枚が国から貰える。屋敷の維持位は出来るだろう。と言う事でルキナ。男爵に相応しい嫁を探せよ。」
「ついに年貢の納め時か。」
どうやらルキナは現状の縁談が沢山来ている状態を気に入っていたらしい。
「ちなみに、貴族は王都に家を持たなければならない。が、ルキナは暫くうごけないだろう?なので僕の方でそっちはやって置くよ。」
「侯爵様にそこまでして頂いて申し訳ありません。」
「いやいや、僕の代わりに頑張って貰ってるんだから、この位はしないとね。それから、領主補佐から領主代理に名前を変えるよ。これは貴族になったんだから、当然かな。他の5人のメンバーの処遇も自由に決めて構わない。」
「なるほど、少しだけ権力が強くなるんですね。」
「貴族になると言う事はそう言う事だ。ちなみに嫁は2人まで貰えるぞ。」
僕がそう言ったらルキナが真剣な顔で悩んでいた。
その後今後の方針を話し合ってお開きにした。
午後は家庭教師だ。帝国に飛ぶ。
リリに付与魔法を教えていたら、やけに外が騒がしい。
「なんでしょう?」
若いメイドが駈け込んできて、事態が解った。
「帝都の上空に巨大なドラゴンが現れました。」
巨大なドラゴンねぇ。サーチを発動する。確かにでかいな。神竜よりでかいぞ。エンシェントドラゴンって奴か?
しかしなぜだろう?敵意は感じないんだよね。だが、発する気だけで、気の弱い人間は倒れそうだ。
放っておくわけには行かないよな?
ドラゴンの気を頼りに転移する。あれ?居ないぞ?下か?
下に降りてサーチを掛ける。明かに人外の気を持つ老人がそこに居た。
巨大なドラゴンからは想像も付かない小柄な老人だ。
「えーと、お爺さんは何者なんですか?」
「ほう?200年昼寝をしているうちに面白いのが現れたな。」
ん?面白いのって僕の事?
「儂を退治に来たのか?」
「いや、話が通じるなら、まずはお話を聞かせて頂きたいなと。」
「これはますます面白いのぉ。」
「で、お爺さんは何者なんでしょうか?」
「儂か?儂は竜王と呼ばれておる。人類が生まれる前から生きておる化石みたいなもんじゃな。」
神竜の次は竜王ですか?僕は絶対にドラゴンに呪われているに違いない。
「地上に降りて来た理由をお聞きしても?」
「大した意味は無いぞ、さっきも言ったが昼寝から目が覚めたので適当にワイバーンでも狩って食おうかなと思っていた所だ。ついでに人族の発展ぶりを見ていた。」
「なるほど、人間に敵意は無いんですね?」
「うむ、人間など取るに足らん存在じゃ。別に食っても美味く無いしな。しかし、お主は変わっておるのぉ。儂の知っている神の匂いがする。」
「神と知り合い何ですか?」
「ああ、暇なんでな。時々神と喧嘩をして遊んでおる。」
おいおいとんでもないな。
「ちなみに、お爺さんは人化した状態でもかなり食べるんですか?」
「いや、この体の時はあまり食わんな、それに数百年位なら何も食べずに生きられるしな。」
「じゃあ、家に来ませんか?ご馳走しますよ。」
「お?そうか?しかし、本当にお主は変わっておるな。」
「ははは、良く言われます。」
とりあえずリリに挨拶をしてから王都へ転移した。自宅の近くである。
「ほう?転移魔法を使うか?ますます面白い。」
「神と喧嘩するって言ってましたけど、強いんですよね?」
「そうじゃな、純粋な戦いなら、神の中でも最強と言われるブラスマイヤーと互角じゃな。」
ほう?なるほど、なんでブラスマイヤーが出て来ないのかやっと解った。
「神は不死じゃからな、安心して喧嘩出来る。間違って殺してしまったら喧嘩出来なくなるからのぉ。」
このお爺さんもバトルジャンキー?
家に着いたら、ルシルとベルクロスが戦闘態勢で待っていた。
「お客様だから失礼のない様に。」
僕がそう言うとルシルとベルクロスは唖然とした顔をしていた。
「お主以外にも面白いのがおるのぉ。なんじゃここは?」
「まずは食事にしましょう。詳しい話はあとでじっくり。」
執事のルーメンさんに頼んで少し早めの夕食にしてもらう。
竜王の爺さんは久しぶりに食べる人間の食事が進化しているのに驚いている様だ。
「満足して頂けたようで何よりです。では、現在の状況を少しお話しましょう。」
そう言って爺さんを庭の亜空間に連れて行く。ルシルも一緒だ。中に入るとベルクロスが待っていた。
「この2人の正体はもう解って居るんでしょ?」
「ああ、2人共若いがドラゴンじゃな。しかし、年の割には強すぎる。」
「僕も含めて3人共ブラスマイヤーの弟子ですよ。」
「なんと、あのブラスマイヤーが弟子だと?」
竜王の爺さんが今日一番驚いた顔を見せた。
「そう言う事だ、久しぶりだな爺さん。」
「ブラスマイヤー?」
「訳あって、現在は地上に居る。」
「ほう?神が地上に降りるとは、何事じゃ?」
「降りたのは偶然だ。問題は邪竜ガンドロスが復活する。」
「あ奴がのう?しかし、見た所苦戦しそうなメンバーには思えんが?」
「まあ、俺様が鍛えてやったからな。だが、俺は完全体では無い。練習相手が欲しいと思っていた所だ。」
「なるほど、それは儂でも構わない訳じゃな?」
ルシルとベルクロスは話に着いて行けていない。
「あー説明するとだな。このお爺さんは竜王らしいよ。なんでもブラスマイヤーと互角に戦えるらしい。」
「それは、明日から竜王様と稽古が出来ると言う事ですか?」
「なんか、その方向で話が進んでるねぇ。」
と言う訳で翌朝から、竜王の爺さんが稽古に参加した。この爺さんとんでもないぞ、1対3でまるで歯が立たない。
「ブラスマイヤーより強いんじゃない?」
「いやいや、本気のブラスマイヤーはこんなもんじゃ無いぞ。」
マジですか?ブラスマイヤーさんどんだけ強いんですか?
何時もの3倍は疲れた、亜空間から出て2時間は動けなかった。
午後、家庭教師に向かうと、リリに昨日の事を根掘り葉掘り聞かれた。
「昨日のドラゴン退治したんですか?」
「いやいや、お話して帰って頂きましたよ。古龍は人語を理解する者が多いんですよ。」
「そうなんですか?それは退治するより凄いですね、さすが先生です。」
あれ?これって侯爵に伝わっているパターンでは?ふと後ろを振り返るとニコニコとした笑顔の侯爵がいた。
侯爵に古龍と話し合いをして帰って貰った事を話した。
「お主には驚かされるな。古龍と話をするとは誰も考えんぞ。」
「そうですか?ドラゴンにしろバンパイアにしろ知能が高いなら対話が可能だと思いませんか?」
「ふむ、言われてみればそうなのだが、その発想がなかなか出て来ないのが人間だ。」
「そう言うもんですかね?」
「もし、その古龍に攻撃を仕掛けていたらどうなっていた?」
「まあ、良くて帝都壊滅ですかね。最悪、この大陸の3国が全滅と言う事もあり得ます。」
「そうなるとお主の功績は大きいな。何か褒美を与えないと行けないな。」
「いや、褒美とか要りませんよ。目立つと色々と不味いんで。」
「そう言う訳にも行かんのが国と言う物なんだよ、解るだろう?」
ん~、困ったなぁ。
実際ルキナは良くやっている。5人の部下を使いこなし、短期間で2つの町を一つにすると言う、無茶な計画を何とか軌道に乗せ、町の産業の再編や、新たな農地確保、住宅地の建設まで。プレイースでの経験があるにしろ、ここまでにするのは大変だったろう。
「順調な様だな。困った事は無いか?」
「プレイースでの経験が生きていますね。冒険者を使ったマジックバッグ便、あれがあったおかげでかなりスムーズに物の移動が出来るのが大きいです。半分は輸出入、半分は街中での移動で活躍してますよ。」
「そうか?じゃあ、あと30枚預けるよ。上手くやってくれ。」
「助かります。」
「ところで、嫁さんは見つかったか?」
「いや、そんな時間ないですって。」
「それは困ったな。縁談は沢山来てるんだろう?」
「確かに縁談は沢山来てますが、9割は金目当てですね。私がかなり儲けている様に見えるのでしょう。」
「実際、どうなんだ?儲けてるのか?」
「入るお金も多いですが出るお金も多いですね。領主館の維持って結構金が掛かります。」
「なるほどな。少し楽にしてやれるかもしれんぞ。」
「え?それはどう言う事ですか?まさかクビ?」
「違うって。ルキナ、お前を男爵に叙爵する。家名はビクトーリア。ルキナ・フォン・ビクトーリア男爵だ。」
そう言って1枚の紙を渡す。
「俺、いや、私が男爵に?」
「ああ、正式には王城で叙爵の手続きが居るがな。ほら、この手紙とさっきの紙を持って、宰相に会って来い。それで新男爵の誕生だ。」
僕はルキナを男爵に叙すると言う旨の手紙を渡す。
「男爵になると年間白金貨10枚が国から貰える。屋敷の維持位は出来るだろう。と言う事でルキナ。男爵に相応しい嫁を探せよ。」
「ついに年貢の納め時か。」
どうやらルキナは現状の縁談が沢山来ている状態を気に入っていたらしい。
「ちなみに、貴族は王都に家を持たなければならない。が、ルキナは暫くうごけないだろう?なので僕の方でそっちはやって置くよ。」
「侯爵様にそこまでして頂いて申し訳ありません。」
「いやいや、僕の代わりに頑張って貰ってるんだから、この位はしないとね。それから、領主補佐から領主代理に名前を変えるよ。これは貴族になったんだから、当然かな。他の5人のメンバーの処遇も自由に決めて構わない。」
「なるほど、少しだけ権力が強くなるんですね。」
「貴族になると言う事はそう言う事だ。ちなみに嫁は2人まで貰えるぞ。」
僕がそう言ったらルキナが真剣な顔で悩んでいた。
その後今後の方針を話し合ってお開きにした。
午後は家庭教師だ。帝国に飛ぶ。
リリに付与魔法を教えていたら、やけに外が騒がしい。
「なんでしょう?」
若いメイドが駈け込んできて、事態が解った。
「帝都の上空に巨大なドラゴンが現れました。」
巨大なドラゴンねぇ。サーチを発動する。確かにでかいな。神竜よりでかいぞ。エンシェントドラゴンって奴か?
しかしなぜだろう?敵意は感じないんだよね。だが、発する気だけで、気の弱い人間は倒れそうだ。
放っておくわけには行かないよな?
ドラゴンの気を頼りに転移する。あれ?居ないぞ?下か?
下に降りてサーチを掛ける。明かに人外の気を持つ老人がそこに居た。
巨大なドラゴンからは想像も付かない小柄な老人だ。
「えーと、お爺さんは何者なんですか?」
「ほう?200年昼寝をしているうちに面白いのが現れたな。」
ん?面白いのって僕の事?
「儂を退治に来たのか?」
「いや、話が通じるなら、まずはお話を聞かせて頂きたいなと。」
「これはますます面白いのぉ。」
「で、お爺さんは何者なんでしょうか?」
「儂か?儂は竜王と呼ばれておる。人類が生まれる前から生きておる化石みたいなもんじゃな。」
神竜の次は竜王ですか?僕は絶対にドラゴンに呪われているに違いない。
「地上に降りて来た理由をお聞きしても?」
「大した意味は無いぞ、さっきも言ったが昼寝から目が覚めたので適当にワイバーンでも狩って食おうかなと思っていた所だ。ついでに人族の発展ぶりを見ていた。」
「なるほど、人間に敵意は無いんですね?」
「うむ、人間など取るに足らん存在じゃ。別に食っても美味く無いしな。しかし、お主は変わっておるのぉ。儂の知っている神の匂いがする。」
「神と知り合い何ですか?」
「ああ、暇なんでな。時々神と喧嘩をして遊んでおる。」
おいおいとんでもないな。
「ちなみに、お爺さんは人化した状態でもかなり食べるんですか?」
「いや、この体の時はあまり食わんな、それに数百年位なら何も食べずに生きられるしな。」
「じゃあ、家に来ませんか?ご馳走しますよ。」
「お?そうか?しかし、本当にお主は変わっておるな。」
「ははは、良く言われます。」
とりあえずリリに挨拶をしてから王都へ転移した。自宅の近くである。
「ほう?転移魔法を使うか?ますます面白い。」
「神と喧嘩するって言ってましたけど、強いんですよね?」
「そうじゃな、純粋な戦いなら、神の中でも最強と言われるブラスマイヤーと互角じゃな。」
ほう?なるほど、なんでブラスマイヤーが出て来ないのかやっと解った。
「神は不死じゃからな、安心して喧嘩出来る。間違って殺してしまったら喧嘩出来なくなるからのぉ。」
このお爺さんもバトルジャンキー?
家に着いたら、ルシルとベルクロスが戦闘態勢で待っていた。
「お客様だから失礼のない様に。」
僕がそう言うとルシルとベルクロスは唖然とした顔をしていた。
「お主以外にも面白いのがおるのぉ。なんじゃここは?」
「まずは食事にしましょう。詳しい話はあとでじっくり。」
執事のルーメンさんに頼んで少し早めの夕食にしてもらう。
竜王の爺さんは久しぶりに食べる人間の食事が進化しているのに驚いている様だ。
「満足して頂けたようで何よりです。では、現在の状況を少しお話しましょう。」
そう言って爺さんを庭の亜空間に連れて行く。ルシルも一緒だ。中に入るとベルクロスが待っていた。
「この2人の正体はもう解って居るんでしょ?」
「ああ、2人共若いがドラゴンじゃな。しかし、年の割には強すぎる。」
「僕も含めて3人共ブラスマイヤーの弟子ですよ。」
「なんと、あのブラスマイヤーが弟子だと?」
竜王の爺さんが今日一番驚いた顔を見せた。
「そう言う事だ、久しぶりだな爺さん。」
「ブラスマイヤー?」
「訳あって、現在は地上に居る。」
「ほう?神が地上に降りるとは、何事じゃ?」
「降りたのは偶然だ。問題は邪竜ガンドロスが復活する。」
「あ奴がのう?しかし、見た所苦戦しそうなメンバーには思えんが?」
「まあ、俺様が鍛えてやったからな。だが、俺は完全体では無い。練習相手が欲しいと思っていた所だ。」
「なるほど、それは儂でも構わない訳じゃな?」
ルシルとベルクロスは話に着いて行けていない。
「あー説明するとだな。このお爺さんは竜王らしいよ。なんでもブラスマイヤーと互角に戦えるらしい。」
「それは、明日から竜王様と稽古が出来ると言う事ですか?」
「なんか、その方向で話が進んでるねぇ。」
と言う訳で翌朝から、竜王の爺さんが稽古に参加した。この爺さんとんでもないぞ、1対3でまるで歯が立たない。
「ブラスマイヤーより強いんじゃない?」
「いやいや、本気のブラスマイヤーはこんなもんじゃ無いぞ。」
マジですか?ブラスマイヤーさんどんだけ強いんですか?
何時もの3倍は疲れた、亜空間から出て2時間は動けなかった。
午後、家庭教師に向かうと、リリに昨日の事を根掘り葉掘り聞かれた。
「昨日のドラゴン退治したんですか?」
「いやいや、お話して帰って頂きましたよ。古龍は人語を理解する者が多いんですよ。」
「そうなんですか?それは退治するより凄いですね、さすが先生です。」
あれ?これって侯爵に伝わっているパターンでは?ふと後ろを振り返るとニコニコとした笑顔の侯爵がいた。
侯爵に古龍と話し合いをして帰って貰った事を話した。
「お主には驚かされるな。古龍と話をするとは誰も考えんぞ。」
「そうですか?ドラゴンにしろバンパイアにしろ知能が高いなら対話が可能だと思いませんか?」
「ふむ、言われてみればそうなのだが、その発想がなかなか出て来ないのが人間だ。」
「そう言うもんですかね?」
「もし、その古龍に攻撃を仕掛けていたらどうなっていた?」
「まあ、良くて帝都壊滅ですかね。最悪、この大陸の3国が全滅と言う事もあり得ます。」
「そうなるとお主の功績は大きいな。何か褒美を与えないと行けないな。」
「いや、褒美とか要りませんよ。目立つと色々と不味いんで。」
「そう言う訳にも行かんのが国と言う物なんだよ、解るだろう?」
ん~、困ったなぁ。
53
お気に入りに追加
4,336
あなたにおすすめの小説
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる