74 / 308
074
しおりを挟む
ブラスマイヤーのしごきも既に1か月以上続いているが徐々に難易度が上がっているのか、なかなか慣れない。体が丈夫になった実感はあるが強くなった実感は無い、もしかしたら今は体作りの最中なのかもしれない。
1日46時間生活には慣れた。まあ、以前もやってたしね。ただ、24時間何も食べずに訓練すると低血糖を起こす危険性があるので、2食は食べる事にしている。なので僕のストレージには常に食べ物と飲み物がある程度入っている。
そうそう食べ物と言えば甘味を2種類増やした。ドーナツとアイスクリームだ。既存の材料を使って作れる物と言う事でこの2種類になった。まあどっちも簡単なレシピだしね。それから厨房に冷凍庫を完備した。これは氷魔法を付与した50センチ四方の箱で常に-18度をキープする様に設定してある。確かアイスクリームの保存温度が-18度だったと記憶していたのでそうした。
これにより、何時でもアイスクリームが食べられる様になったのは良いのだが、食べれば当然減る訳で、見習い君の仕事が増えたとも言う。
僕としてはチョコレートが食べたいのだが、果たしてこの世界にカカオはあるのだろうか?
気になって居たジェレミーのお見合いだが、あっさりと決まった。まあ2人共お見合いを受けた段階で結婚確定と話して置いたので波乱は無いと思ったが、会わせた瞬間ジェレミーが相手の娘を気に入った様でかなり積極的にアタックしていた。お相手のプラムリル・フォン・ドーブルスと言うドーブルス男爵家の娘だが、24歳とは思えないほど若い。いや、幼いと言っても過言では無いだろう。妹が居ると言って居たので最初は妹かと思った。どう見ても18歳前後に見える。これで切れ者と噂される程の女性だ、一癖も二癖もありそうだ。おっさんが苦労するのが目に浮かぶ。しかし、おっさんがロリコンだったとは思わなかったな。
見合い会場には侯爵邸を提供したのだが、おっさんは娘ばかり見ていたし、男爵家の令嬢は甘味に興味深々で緊張とは縁のないお見合いになった様だ。
男爵家の令嬢の話では結婚届けはすぐにでも教会に出すそうだ。そうしないとジェレミーを貴族の跡取りとする為の正式な認可が下りるまで結構な時間が掛かるのだそうだ。何処の世界もお役所は仕事が遅いらしい。落ち着いたら披露宴をすると言うので出席するから招待状待ってるよと答えて置いた。
さて、本命のホリーさんのお見合いだが。こちらもセリーの根回しのお陰でスムーズに見合いまでは話が進んだ。
そして、ジェレミーのお見合いから4日後、ホリーの見合いが始まった。
お相手はローンデリ男爵家の次男、レイン・フォン・ローンデリ。25歳。初対面の感触は2人共悪くは無かったようだ。ご両親も思ったより若く美人で良い意味で冒険者っぽくないホリーさんを気に入った様だ。
皆で甘味を食べながらお茶を飲み団らんをしている時、ふとした切欠でお金の話になった。ローンデリ男爵が長男の結婚式にお金を使い過ぎ、借金がある事やその後すぐに長男が亡くなり、元奥さんにかなりのお金を渡して、実家に引き取ってもらった事を話してしまった。
「そう言う訳で2人の結婚式にはあまりお金をかける事は出来ないんだ、それでも家に嫁いで貰えるだろうか?」
次男のレイン君も苦い顔をしている。家にお金が無いせいで今まで縁談がまとまらなかったんだろうな。
「ぶしつけな質問ですが、借金はお幾らでしょうか?」
ホリーさんの顔が戦闘時の物になる。
「白金貨20枚と言った所です。」
「ふむ、その程度なら何とかなりますね。正直派手な結婚式は要りません。借金が無ければ男爵家は回るのでしょうか?」
「私と息子は王城で文官として働いています。正直借金が無ければ、他の男爵家より多少ましな生活が送れます。」
「解りました。白金貨20枚は私が出しましょう。その代わり結婚後はちゃんと養って下さいね。」
次男のレイン君が驚いた顔をしている。平民の女性が白金貨20枚ポンと出すと言うのだ。
「良いんですかホリーさん?正直、この縁談が纏まれば、ローンデリ男爵家は僕の派閥になります。借金は僕の方でチャラに出来ますよ。」
「あー、私は既に冒険者ギルドで働く内定を貰っています。ですのでお金にはそれ程困って無いんですよ。それに結婚すれば資産は旦那と共有になるのは当然だと思ってます。ちなみに貯金は白金貨60枚以上あるので20枚位なら大した額じゃ無いしね。」
「お?流石堅実なホリーさんですね。随分と貯め込んでいますね。」
「いやぁ、本当はもう少し早くミレニアが嫁に行くと思ってたんだけどね。」
ローンデリ男爵家の面々は白金貨60枚と聞いて吃驚している。
「Sランク冒険者と言うのはそんなに稼ぐ物なんですか?」
「私は少ない方ですよ。こちらの侯爵様なんか1日で白金貨30枚位は稼ぎますからね。」
「そんな凄い方が貧乏貴族に嫁に来て貰えるんでしょうか?」
「冒険者は長く続ける仕事じゃ無いですからね。僕もホリーさんも危険の少ない堅実な仕事を求めているんですよ。」
「そう言う物なんですかねぇ。」
「で、肝心のレインさんは、如何でしょう?こちらのホリーさんと結婚する意志はありますか?」
「私は本来なら平民になる所を兄の死と言う偶然で貴族になったような男です。一応貴族学院は出てますので、私の代でローンデリ男爵家を途絶えさせるつもりはありません。出来れば私に力を貸して頂きたい。」
実質プロポーズだよな?
「ホリーさんは、異存有りませんよね?」
「私を必要としてくれるなら喜んで。」
と言う事で見合いはまとまった。結構ひやひやしたけどね。
これで、2組成立だ。こう言うのもたまには面白いけど、結婚したい冒険者が押し寄せても困るので、後でホリーさんとジェレミーのおっさんに釘を刺して置かないとな。
後で聞いた話だが、ジェレミーのおっさんは相当嫁自慢をしたらしく、独身冒険者達から嫉妬と羨望の目で見られる様になっていた。しかも貴族の当主になった事も相まって、Sランク昇級試験を受ける者が増えたそうだ。
僕はと言うと農業に勤しみながら、近所の農家の人達に農地改革を教えていた。空き地を開拓して。そこに適当な森から腐葉土を持って来て攪拌して栄養のある土を大量に作った。それを近所、と言っても畑は広いので3軒程度なのだが、の農家に無料で分け与えた。
そのせいか、僕の畑と隣接する畑3つ、合わせて4つは青々とした葉が茂る立派な畑になった。
こうなると噂が噂を呼んで、今度はその周りの畑を持つ農家に相談される。僕は森から腐葉土と土も持ち帰り。作った空き地で攪拌して、腐葉土の山を作った。僕はなるべく表に出ない様に周りの農家に頼んで、他の農家に肥料の重要さを教える様にする。もちろん肥料は好きなだけ無料で持って行って良いと伝えてある。
これが徐々に広まり。今年はかなりの農家が儲けを出した。すると僕の畑から遠い畑の人達から不満が出始める。そこで僕は、適当な間隔で腐葉土の山を3か所用意した。使い方は隣の農家に聞いてねって感じでわざわざ教えない。教えなくても畑の作物を見ればどこが肥料を使ってるか一目瞭然だからだ。
農家の人達もさぼっていた訳では無い。知らないだけで、やる気はあるのだ。自分で開拓した農地が大事じゃ無い訳が無い。水を一滴垂らすと波紋が広がる様に、肥料の存在は農地に革命を起こした。
来期にはもっと儲かる農家が出るだろう。問題はあまりやりすぎると作物の値段が下がってしまうので、僕が手を出すのはこの地区だけで、他の地区は自分達の手でやって貰うつもりだ。
一方プレイースでは魚のアラや売り物にならない小魚から作った。魚肥料を試験的に幾つかの農家で試して貰っている。今まで肥料を一切使わずに作物を作っていたので劇的な効果はある。だが、魚肥料は思ったより大量には作れない。そこで安く提供するには腐葉土に混ぜ込むのが良さそうだ。プレイースは3方を森に囲まれているので腐葉土は手に入り易い。こちらの改良版も現在試験的に使っている。
やはり土いじりをしているとスローライフの気分が出る。ここ1か月くらい事件は起こって無いし、お見合いをした以外は貴族らしいこともしていない。
このまま50年位スローライフしたいのだが、3年後には邪竜が現れるんだよね。まあ、僕の性格だとなんだかんだ言いながら色々な事に手を出す事になるんだろうけどね。
とりあえずは平穏な3年を楽しもう。
1日46時間生活には慣れた。まあ、以前もやってたしね。ただ、24時間何も食べずに訓練すると低血糖を起こす危険性があるので、2食は食べる事にしている。なので僕のストレージには常に食べ物と飲み物がある程度入っている。
そうそう食べ物と言えば甘味を2種類増やした。ドーナツとアイスクリームだ。既存の材料を使って作れる物と言う事でこの2種類になった。まあどっちも簡単なレシピだしね。それから厨房に冷凍庫を完備した。これは氷魔法を付与した50センチ四方の箱で常に-18度をキープする様に設定してある。確かアイスクリームの保存温度が-18度だったと記憶していたのでそうした。
これにより、何時でもアイスクリームが食べられる様になったのは良いのだが、食べれば当然減る訳で、見習い君の仕事が増えたとも言う。
僕としてはチョコレートが食べたいのだが、果たしてこの世界にカカオはあるのだろうか?
気になって居たジェレミーのお見合いだが、あっさりと決まった。まあ2人共お見合いを受けた段階で結婚確定と話して置いたので波乱は無いと思ったが、会わせた瞬間ジェレミーが相手の娘を気に入った様でかなり積極的にアタックしていた。お相手のプラムリル・フォン・ドーブルスと言うドーブルス男爵家の娘だが、24歳とは思えないほど若い。いや、幼いと言っても過言では無いだろう。妹が居ると言って居たので最初は妹かと思った。どう見ても18歳前後に見える。これで切れ者と噂される程の女性だ、一癖も二癖もありそうだ。おっさんが苦労するのが目に浮かぶ。しかし、おっさんがロリコンだったとは思わなかったな。
見合い会場には侯爵邸を提供したのだが、おっさんは娘ばかり見ていたし、男爵家の令嬢は甘味に興味深々で緊張とは縁のないお見合いになった様だ。
男爵家の令嬢の話では結婚届けはすぐにでも教会に出すそうだ。そうしないとジェレミーを貴族の跡取りとする為の正式な認可が下りるまで結構な時間が掛かるのだそうだ。何処の世界もお役所は仕事が遅いらしい。落ち着いたら披露宴をすると言うので出席するから招待状待ってるよと答えて置いた。
さて、本命のホリーさんのお見合いだが。こちらもセリーの根回しのお陰でスムーズに見合いまでは話が進んだ。
そして、ジェレミーのお見合いから4日後、ホリーの見合いが始まった。
お相手はローンデリ男爵家の次男、レイン・フォン・ローンデリ。25歳。初対面の感触は2人共悪くは無かったようだ。ご両親も思ったより若く美人で良い意味で冒険者っぽくないホリーさんを気に入った様だ。
皆で甘味を食べながらお茶を飲み団らんをしている時、ふとした切欠でお金の話になった。ローンデリ男爵が長男の結婚式にお金を使い過ぎ、借金がある事やその後すぐに長男が亡くなり、元奥さんにかなりのお金を渡して、実家に引き取ってもらった事を話してしまった。
「そう言う訳で2人の結婚式にはあまりお金をかける事は出来ないんだ、それでも家に嫁いで貰えるだろうか?」
次男のレイン君も苦い顔をしている。家にお金が無いせいで今まで縁談がまとまらなかったんだろうな。
「ぶしつけな質問ですが、借金はお幾らでしょうか?」
ホリーさんの顔が戦闘時の物になる。
「白金貨20枚と言った所です。」
「ふむ、その程度なら何とかなりますね。正直派手な結婚式は要りません。借金が無ければ男爵家は回るのでしょうか?」
「私と息子は王城で文官として働いています。正直借金が無ければ、他の男爵家より多少ましな生活が送れます。」
「解りました。白金貨20枚は私が出しましょう。その代わり結婚後はちゃんと養って下さいね。」
次男のレイン君が驚いた顔をしている。平民の女性が白金貨20枚ポンと出すと言うのだ。
「良いんですかホリーさん?正直、この縁談が纏まれば、ローンデリ男爵家は僕の派閥になります。借金は僕の方でチャラに出来ますよ。」
「あー、私は既に冒険者ギルドで働く内定を貰っています。ですのでお金にはそれ程困って無いんですよ。それに結婚すれば資産は旦那と共有になるのは当然だと思ってます。ちなみに貯金は白金貨60枚以上あるので20枚位なら大した額じゃ無いしね。」
「お?流石堅実なホリーさんですね。随分と貯め込んでいますね。」
「いやぁ、本当はもう少し早くミレニアが嫁に行くと思ってたんだけどね。」
ローンデリ男爵家の面々は白金貨60枚と聞いて吃驚している。
「Sランク冒険者と言うのはそんなに稼ぐ物なんですか?」
「私は少ない方ですよ。こちらの侯爵様なんか1日で白金貨30枚位は稼ぎますからね。」
「そんな凄い方が貧乏貴族に嫁に来て貰えるんでしょうか?」
「冒険者は長く続ける仕事じゃ無いですからね。僕もホリーさんも危険の少ない堅実な仕事を求めているんですよ。」
「そう言う物なんですかねぇ。」
「で、肝心のレインさんは、如何でしょう?こちらのホリーさんと結婚する意志はありますか?」
「私は本来なら平民になる所を兄の死と言う偶然で貴族になったような男です。一応貴族学院は出てますので、私の代でローンデリ男爵家を途絶えさせるつもりはありません。出来れば私に力を貸して頂きたい。」
実質プロポーズだよな?
「ホリーさんは、異存有りませんよね?」
「私を必要としてくれるなら喜んで。」
と言う事で見合いはまとまった。結構ひやひやしたけどね。
これで、2組成立だ。こう言うのもたまには面白いけど、結婚したい冒険者が押し寄せても困るので、後でホリーさんとジェレミーのおっさんに釘を刺して置かないとな。
後で聞いた話だが、ジェレミーのおっさんは相当嫁自慢をしたらしく、独身冒険者達から嫉妬と羨望の目で見られる様になっていた。しかも貴族の当主になった事も相まって、Sランク昇級試験を受ける者が増えたそうだ。
僕はと言うと農業に勤しみながら、近所の農家の人達に農地改革を教えていた。空き地を開拓して。そこに適当な森から腐葉土を持って来て攪拌して栄養のある土を大量に作った。それを近所、と言っても畑は広いので3軒程度なのだが、の農家に無料で分け与えた。
そのせいか、僕の畑と隣接する畑3つ、合わせて4つは青々とした葉が茂る立派な畑になった。
こうなると噂が噂を呼んで、今度はその周りの畑を持つ農家に相談される。僕は森から腐葉土と土も持ち帰り。作った空き地で攪拌して、腐葉土の山を作った。僕はなるべく表に出ない様に周りの農家に頼んで、他の農家に肥料の重要さを教える様にする。もちろん肥料は好きなだけ無料で持って行って良いと伝えてある。
これが徐々に広まり。今年はかなりの農家が儲けを出した。すると僕の畑から遠い畑の人達から不満が出始める。そこで僕は、適当な間隔で腐葉土の山を3か所用意した。使い方は隣の農家に聞いてねって感じでわざわざ教えない。教えなくても畑の作物を見ればどこが肥料を使ってるか一目瞭然だからだ。
農家の人達もさぼっていた訳では無い。知らないだけで、やる気はあるのだ。自分で開拓した農地が大事じゃ無い訳が無い。水を一滴垂らすと波紋が広がる様に、肥料の存在は農地に革命を起こした。
来期にはもっと儲かる農家が出るだろう。問題はあまりやりすぎると作物の値段が下がってしまうので、僕が手を出すのはこの地区だけで、他の地区は自分達の手でやって貰うつもりだ。
一方プレイースでは魚のアラや売り物にならない小魚から作った。魚肥料を試験的に幾つかの農家で試して貰っている。今まで肥料を一切使わずに作物を作っていたので劇的な効果はある。だが、魚肥料は思ったより大量には作れない。そこで安く提供するには腐葉土に混ぜ込むのが良さそうだ。プレイースは3方を森に囲まれているので腐葉土は手に入り易い。こちらの改良版も現在試験的に使っている。
やはり土いじりをしているとスローライフの気分が出る。ここ1か月くらい事件は起こって無いし、お見合いをした以外は貴族らしいこともしていない。
このまま50年位スローライフしたいのだが、3年後には邪竜が現れるんだよね。まあ、僕の性格だとなんだかんだ言いながら色々な事に手を出す事になるんだろうけどね。
とりあえずは平穏な3年を楽しもう。
56
お気に入りに追加
4,335
あなたにおすすめの小説
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる