19 / 308
019
しおりを挟む
そう言えばこの世界の宗教ってどんな感じなんだろう?なんか病院が無くて教会が病院代わりらしいが、教会があるって事は、宗教があるって事だよな?
「ブラスマイヤー。この世界の宗教って、やっぱり神様を祀っているの?」
「基本は神だが、我らを崇めてる訳では無いぞ。人間が作った架空の神だな。」
「あれ?なんで神様たちは知られてないの?天啓とか聖剣投げたりしたんでしょ?」
「いや、俺は天啓とか出した記憶が無いな。確か最初の文明崩壊の時に原初の神が天啓を出したはずだが、それ以降は誰も天啓を与えて無いな。」
「原初の神?」
「この世界の誕生と共に生まれた3人の神の事だ。それ以外の神は人間から神に至った者になる。」
「そう言えば神様って基本見てるだけって言ってたもんな。って事はこの世界の宗教ってどうなってるの?」
「この世界には2つの宗教がある。正教と新教だ。どちらも創造神を祀っているが、創造神と言う神は居ない。あえて言うなら全員が創造神だな。」
「じゃあ、この世界の宗教って実体のない神様を祀っているの?」
「そうなるな。」
あら?なんか急に教会が怪しくなって来たぞ。神の力で人を治癒したりするのが教会だと思って居たのだが違うらしい。
「もしかして、正教と新教って派閥争いとかしてるのか?」
「その通りだ。貴族と一緒だな。」
「じゃあ、正教と新教の違いって何?」
「大司教の名前だな。」
ブラスマイヤーさん容赦ないね。まあ自分を騙られている様なもんだから実質被害者になるのかな?
「ところで教会って何をする所なの?」
「6歳の洗礼が1つ、15歳の成人の儀式が1つ、あとは病院の代わりがメインかな。」
「それで、儲かるのか?」
「貴族は子供の儀式の時に大金をお布施として納める。更に、教会は貧しい人の為に炊き出しを行ったり孤児の保護をしたりする。それに対し、貴族は寄付をする義務がある。」
「それって、実質貴族に寄生してるって事では?」
「まあ、そうだな。実際、同じ治療を受けても庶民と貴族では治療代が違うらしいぞ。」
ああ、これは駄目な奴だ。教会とは関わらないのが吉だな。
いや、待て、孤児の保護をしていると言ってたな。確か孤児院と言うのが別にあるはずだが?
「なあ、孤児院ってあるよな?それなのに教会が孤児の保護をするのか?」
「ああ、孤児の保護は教会の仕事だ、保護された後、孤児院へ送られる。孤児院は独自で孤児を受け入れたり放り出したりは出来ないんだ。」
「それってさ、間に人身売買が絡んでるんじゃないの?」
「ほう?良く解ったな。女児はシスターとして育てられ。貴族に売られたりするのが教会の収入源の1つになっている。」
なんだろう無性に腹が立つぞ。暴れたい気分だが、そうもいかないよね?
「ブラスマイヤーは神の名の元にそう言う事が行われていても何も思わないの?」
「愚かだとは思うが、特に何かをしようとは思わんな。」
「ちなみに天罰ってあるの?」
「いや、そのような物は無い。基本神は人の罪も罰も関知しない。」
「もしかして、結婚式や葬式も教会の管轄?」
「ああ、そうなるな。」
「それって、死んだ人成仏できないね。」
「成仏ってなんだ?」
ああ、そう言う概念が無いのね。なんかしてやりたいが、シスターが悪い訳じゃ無いしな。司祭とか簡単に会えないだろうし。
王様なら何とか出来るのかな?でも、いきなり教会が無くなったら皆困るよな。こう言うのを必要悪って言うのかな?
ああ、なんかむしゃくしゃするな。狩りにでも出るかな?
「ブラスマイヤー。ドラゴン狩るぞ!」
「何だいきなり?」
「いや、教会の事を聞いたらむしゃくしゃするので思いっきり暴れたい。」
「それで、ドラゴンか?ドラゴンも災難だな。」
「どこかで暴れてるドラゴンとか居ないのか?」
「そんな都合の良い奴が、居たぞ。」
「お?居るのか?」
頭の中に地図とイメージが入って来る。イメージが鮮明になった所で転移発動。
山と村の中間に出た。って、村がもう既に半壊してるし、村と言っても家の数は20軒も無い。暴れているのは赤いドラゴンだ。
「レッドドラゴンだな。見てわかると思うが火属性のドラゴンだ。」
「とりあえず、こっちに気を引くぞ。」
ウインドカッターで攻撃してみるが、傷一つ付かない。が、ドラゴンの気は引けたようだ。
レッドドラゴンがこっちに向かって来る。途中でいきなりブレスを吐いた。思ったより早い。ギリギリで転移して避ける。
「レッドドラゴンは前に倒したグリーンドラゴンとは桁が違うぞ。ランクで言うならグリーンがAならレッドはSだ。」
「ほう?面白い。」
動きはさほど早くは無い。問題は固い装甲とブレスだな。向かって来るドラゴンの目の前に転移してショートソードで切りつける。切りつけると同時に転移して元の場所に戻る。
ドラゴンの鱗は想像以上に硬く傷一つ付けられなかった。
「ブラスマイヤー、普通はどうやって倒すんだ?」
「俺なら今の攻撃で首を落としてたぞ。」
「それって、僕の剣技が駄目って事?」
「駄目駄目だな。魔法で行くか?」
「魔法だと素材が駄目になるだろう?」
「じゃあ、剣を変えるか?」
「それは負けた気がする。」
「じゃあ、どうする?」
「ドラゴンを切るイメージを僕に見せてくれないか?」
そう言うと頭の中にイメージが入って来る。ドラゴンのブレスを掻い潜りスパッと首を切り落とす。
「なるほど、こう言う感じか。」
「出来るのか?」
「試してみるさ。」
ドラゴンに向かい駆け出す。徐々にスピードを上げる。ブレスの兆候、軌道を読み掻い潜る。ここまでは完璧。あとは、首をこう下から切り上げる感じでスパッと切れた?
って半分かよ。逆に転移して反対を切り落とす。なんか締まらないな。
レッドドラゴンの死体をストレージに仕舞い。村に近づく。怪我人がかなりいる。
「そう言えば回復魔法覚えて無いんだけど?」
「ああ、回復魔法はイメージが特殊なんだ。」
「特殊?」
「うむ、時間を戻すイメージをする者も居れば、逆に時間を進めるイメージをする者も居る。まったく違うイメージをする者も居る。」
そうか、この世界には医学が無いんだっけ?僕が現代医学のイメージで回復魔法を使えばどうなるんだ?
「回復魔法はヒール?キュア?」
「どっちでも構わん要はイメージだ。詠唱は関係ない。」
とりあえず、近くの怪我人に駆け寄り、ヒールを掛けてみる。イメージは現代医学だ。
どうやら効果はある様だ。今度は別の怪我人で試してみる。今度のイメージは魔法の治癒だ。
これも効果がある。ん?どっちが効果が高いんだ??
次の怪我人は足が千切れかけている。これは足が元に戻るイメージをすれば良いのかな?
って戻った。千切れかけていた足がカメラの逆回転の様に元に戻った。これは時間を戻したのか?イメージは病院の縫合なんだけどな。
治療魔法は現代医学と言うより、魔法のイメージの方がよさげだ。下手に現代医学を再現するより魔法で治療する方が効果もスピードも速い。
そんな事を考えていたら後ろから声が掛けられた。
「あなた、何をしているんです?治療は治癒師の仕事です。勝手な真似をしないで下さい。」
振り返ると若いシスターが居た。
「あなたは?」
「この村の教会のシスターです。」
「勝手な真似って、見殺しにしろと教会は言うんですか?」
「そんな事は言ってません。治療は治癒師に任せなさいと言って居るのです。」
「何故?」
「それが神の教えだからです。」
「いや、治癒師間に合って無いし。死んだら責任取ってくれるんですか?」
「神に逆らうのですか?」
「話にならないな。エリアハイヒール!!」
その場に居た数十人の怪我人が一斉に治る。
「あなたの神は人を殺せと命じる様ですね。僕の神は人を救う様に命じます。僕は自分の神を信じます。」
「あなたは異教徒なのですね?」
「異教徒?神が何人も居るのですか?」
確か、この世界の宗教は唯一神だったよな?
「何を馬鹿な事を。」
「じゃあ、異教徒って何ですか?あなたが言ったんですよ?」
「あなたは私を愚弄するおつもりですか?」
「いやいや、ドラゴンに襲われてたので助けたのに余計な事をするなと言う、あなたにその真意を聞いているだけですよ。」
「ドラゴンに襲われていたのを助けて頂いた事は感謝します。でも、それ以降は教会の仕事です。手を出さないで頂きたい。」
「それ、おかしいでしょ?だったらドラゴンも教会が倒して下さいよ。」
「それは・・・」
「そもそも、ドラゴンを退治しなければ皆さん死んでましたよ。もちろんシスターあなたもね。」
あれ?ちょっと言い過ぎたかな?顔を真っ赤にして震えてるし。
「良い機会です。一度教会について考えてみたら如何でしょう?教会の仕事とあなたは言いました。教会は仕事をする場所なのですか?死にかけてる人を助けてお金を貰うのが正しい事なのでしょうか?」
「そんな事言われなくても分かっています。でも、私は教会のシスターなんです。」
ああ、なんかシスターに八つ当たりしてるみたいになってきた。帰ろう。
転移で家に帰る。突然消えた僕にシスターは吃驚しているだろう。
なんか自己嫌悪に陥りそうだ。シスターは多分悪く無いんだろうな。悪いのはその上に居る司祭だろう。自分が神なのに教会と喧嘩してる僕って一体・・・
「ブラスマイヤー。この世界の宗教って、やっぱり神様を祀っているの?」
「基本は神だが、我らを崇めてる訳では無いぞ。人間が作った架空の神だな。」
「あれ?なんで神様たちは知られてないの?天啓とか聖剣投げたりしたんでしょ?」
「いや、俺は天啓とか出した記憶が無いな。確か最初の文明崩壊の時に原初の神が天啓を出したはずだが、それ以降は誰も天啓を与えて無いな。」
「原初の神?」
「この世界の誕生と共に生まれた3人の神の事だ。それ以外の神は人間から神に至った者になる。」
「そう言えば神様って基本見てるだけって言ってたもんな。って事はこの世界の宗教ってどうなってるの?」
「この世界には2つの宗教がある。正教と新教だ。どちらも創造神を祀っているが、創造神と言う神は居ない。あえて言うなら全員が創造神だな。」
「じゃあ、この世界の宗教って実体のない神様を祀っているの?」
「そうなるな。」
あら?なんか急に教会が怪しくなって来たぞ。神の力で人を治癒したりするのが教会だと思って居たのだが違うらしい。
「もしかして、正教と新教って派閥争いとかしてるのか?」
「その通りだ。貴族と一緒だな。」
「じゃあ、正教と新教の違いって何?」
「大司教の名前だな。」
ブラスマイヤーさん容赦ないね。まあ自分を騙られている様なもんだから実質被害者になるのかな?
「ところで教会って何をする所なの?」
「6歳の洗礼が1つ、15歳の成人の儀式が1つ、あとは病院の代わりがメインかな。」
「それで、儲かるのか?」
「貴族は子供の儀式の時に大金をお布施として納める。更に、教会は貧しい人の為に炊き出しを行ったり孤児の保護をしたりする。それに対し、貴族は寄付をする義務がある。」
「それって、実質貴族に寄生してるって事では?」
「まあ、そうだな。実際、同じ治療を受けても庶民と貴族では治療代が違うらしいぞ。」
ああ、これは駄目な奴だ。教会とは関わらないのが吉だな。
いや、待て、孤児の保護をしていると言ってたな。確か孤児院と言うのが別にあるはずだが?
「なあ、孤児院ってあるよな?それなのに教会が孤児の保護をするのか?」
「ああ、孤児の保護は教会の仕事だ、保護された後、孤児院へ送られる。孤児院は独自で孤児を受け入れたり放り出したりは出来ないんだ。」
「それってさ、間に人身売買が絡んでるんじゃないの?」
「ほう?良く解ったな。女児はシスターとして育てられ。貴族に売られたりするのが教会の収入源の1つになっている。」
なんだろう無性に腹が立つぞ。暴れたい気分だが、そうもいかないよね?
「ブラスマイヤーは神の名の元にそう言う事が行われていても何も思わないの?」
「愚かだとは思うが、特に何かをしようとは思わんな。」
「ちなみに天罰ってあるの?」
「いや、そのような物は無い。基本神は人の罪も罰も関知しない。」
「もしかして、結婚式や葬式も教会の管轄?」
「ああ、そうなるな。」
「それって、死んだ人成仏できないね。」
「成仏ってなんだ?」
ああ、そう言う概念が無いのね。なんかしてやりたいが、シスターが悪い訳じゃ無いしな。司祭とか簡単に会えないだろうし。
王様なら何とか出来るのかな?でも、いきなり教会が無くなったら皆困るよな。こう言うのを必要悪って言うのかな?
ああ、なんかむしゃくしゃするな。狩りにでも出るかな?
「ブラスマイヤー。ドラゴン狩るぞ!」
「何だいきなり?」
「いや、教会の事を聞いたらむしゃくしゃするので思いっきり暴れたい。」
「それで、ドラゴンか?ドラゴンも災難だな。」
「どこかで暴れてるドラゴンとか居ないのか?」
「そんな都合の良い奴が、居たぞ。」
「お?居るのか?」
頭の中に地図とイメージが入って来る。イメージが鮮明になった所で転移発動。
山と村の中間に出た。って、村がもう既に半壊してるし、村と言っても家の数は20軒も無い。暴れているのは赤いドラゴンだ。
「レッドドラゴンだな。見てわかると思うが火属性のドラゴンだ。」
「とりあえず、こっちに気を引くぞ。」
ウインドカッターで攻撃してみるが、傷一つ付かない。が、ドラゴンの気は引けたようだ。
レッドドラゴンがこっちに向かって来る。途中でいきなりブレスを吐いた。思ったより早い。ギリギリで転移して避ける。
「レッドドラゴンは前に倒したグリーンドラゴンとは桁が違うぞ。ランクで言うならグリーンがAならレッドはSだ。」
「ほう?面白い。」
動きはさほど早くは無い。問題は固い装甲とブレスだな。向かって来るドラゴンの目の前に転移してショートソードで切りつける。切りつけると同時に転移して元の場所に戻る。
ドラゴンの鱗は想像以上に硬く傷一つ付けられなかった。
「ブラスマイヤー、普通はどうやって倒すんだ?」
「俺なら今の攻撃で首を落としてたぞ。」
「それって、僕の剣技が駄目って事?」
「駄目駄目だな。魔法で行くか?」
「魔法だと素材が駄目になるだろう?」
「じゃあ、剣を変えるか?」
「それは負けた気がする。」
「じゃあ、どうする?」
「ドラゴンを切るイメージを僕に見せてくれないか?」
そう言うと頭の中にイメージが入って来る。ドラゴンのブレスを掻い潜りスパッと首を切り落とす。
「なるほど、こう言う感じか。」
「出来るのか?」
「試してみるさ。」
ドラゴンに向かい駆け出す。徐々にスピードを上げる。ブレスの兆候、軌道を読み掻い潜る。ここまでは完璧。あとは、首をこう下から切り上げる感じでスパッと切れた?
って半分かよ。逆に転移して反対を切り落とす。なんか締まらないな。
レッドドラゴンの死体をストレージに仕舞い。村に近づく。怪我人がかなりいる。
「そう言えば回復魔法覚えて無いんだけど?」
「ああ、回復魔法はイメージが特殊なんだ。」
「特殊?」
「うむ、時間を戻すイメージをする者も居れば、逆に時間を進めるイメージをする者も居る。まったく違うイメージをする者も居る。」
そうか、この世界には医学が無いんだっけ?僕が現代医学のイメージで回復魔法を使えばどうなるんだ?
「回復魔法はヒール?キュア?」
「どっちでも構わん要はイメージだ。詠唱は関係ない。」
とりあえず、近くの怪我人に駆け寄り、ヒールを掛けてみる。イメージは現代医学だ。
どうやら効果はある様だ。今度は別の怪我人で試してみる。今度のイメージは魔法の治癒だ。
これも効果がある。ん?どっちが効果が高いんだ??
次の怪我人は足が千切れかけている。これは足が元に戻るイメージをすれば良いのかな?
って戻った。千切れかけていた足がカメラの逆回転の様に元に戻った。これは時間を戻したのか?イメージは病院の縫合なんだけどな。
治療魔法は現代医学と言うより、魔法のイメージの方がよさげだ。下手に現代医学を再現するより魔法で治療する方が効果もスピードも速い。
そんな事を考えていたら後ろから声が掛けられた。
「あなた、何をしているんです?治療は治癒師の仕事です。勝手な真似をしないで下さい。」
振り返ると若いシスターが居た。
「あなたは?」
「この村の教会のシスターです。」
「勝手な真似って、見殺しにしろと教会は言うんですか?」
「そんな事は言ってません。治療は治癒師に任せなさいと言って居るのです。」
「何故?」
「それが神の教えだからです。」
「いや、治癒師間に合って無いし。死んだら責任取ってくれるんですか?」
「神に逆らうのですか?」
「話にならないな。エリアハイヒール!!」
その場に居た数十人の怪我人が一斉に治る。
「あなたの神は人を殺せと命じる様ですね。僕の神は人を救う様に命じます。僕は自分の神を信じます。」
「あなたは異教徒なのですね?」
「異教徒?神が何人も居るのですか?」
確か、この世界の宗教は唯一神だったよな?
「何を馬鹿な事を。」
「じゃあ、異教徒って何ですか?あなたが言ったんですよ?」
「あなたは私を愚弄するおつもりですか?」
「いやいや、ドラゴンに襲われてたので助けたのに余計な事をするなと言う、あなたにその真意を聞いているだけですよ。」
「ドラゴンに襲われていたのを助けて頂いた事は感謝します。でも、それ以降は教会の仕事です。手を出さないで頂きたい。」
「それ、おかしいでしょ?だったらドラゴンも教会が倒して下さいよ。」
「それは・・・」
「そもそも、ドラゴンを退治しなければ皆さん死んでましたよ。もちろんシスターあなたもね。」
あれ?ちょっと言い過ぎたかな?顔を真っ赤にして震えてるし。
「良い機会です。一度教会について考えてみたら如何でしょう?教会の仕事とあなたは言いました。教会は仕事をする場所なのですか?死にかけてる人を助けてお金を貰うのが正しい事なのでしょうか?」
「そんな事言われなくても分かっています。でも、私は教会のシスターなんです。」
ああ、なんかシスターに八つ当たりしてるみたいになってきた。帰ろう。
転移で家に帰る。突然消えた僕にシスターは吃驚しているだろう。
なんか自己嫌悪に陥りそうだ。シスターは多分悪く無いんだろうな。悪いのはその上に居る司祭だろう。自分が神なのに教会と喧嘩してる僕って一体・・・
55
お気に入りに追加
4,336
あなたにおすすめの小説
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる