9 / 55
009 出店?
しおりを挟む
翌朝、ノックの音で目覚めた。ドアにカギは無いが、内側から閂を掛ける事は出来る。
ドアを開けると見知らぬ少女が立っていた。
「お客さん。おはようございます。下でローナちゃんが待っていますよ。」
ん?何でローナが?待ち合わせをした記憶は無いが?って、もしかしたらこの子がローナの言って居たリルケちゃんかな?
「解った。すぐに行く。ありがとう。」
部屋をざっと見まわし忘れ物が無い事を確認すると急いで階段を下りる。ローナが女将さんと何やら話をしていた。
「遅くなったな。済まない。」
「大丈夫だよ。家、隣だし。」
女将さんに今日も泊まると告げ大銅貨3枚を渡す。そして、ローナの後をついて宿屋を出た。
ちなみに、今日販売する商品は既に用意してある。昨日色々考えたが、あまり良いアイデアが浮かばなかったので無難な物にして置いた。まあ、今日の販売中に何かヒントがあるかもしれない。
それに今日の目的は市場に出店する予行練習みたいなもんだしな。
「しかし、ローナは小さいのに結構力があるな。荷物半分持とうか?」
そう言うとローナは頬を膨らませて、子供じゃないもんと怒った顔をする。
いや、どう見ても子供だろう?そう言えば年齢を聞いていなかったな。外国人の年齢は解り辛いしね。でも、金髪碧眼で、少しそばかすの有るローナの顔は明らかに幼い。恐らくあと4,5年すれば美人になるのだろうが。
「ちなみにローナって何歳なんだ?」
「12歳だよ。学校へ行ける年齢だから子供じゃ無いよ。」
どうやら12歳と言うのはこの世界では高校生くらいに相当するらしい。成人年齢が15歳だと言うから、微妙なお年頃なのね。
「俺の丁度半分だな。まあ、俺から見たら子供で間違って無いだろう?」
「え?タツヤさんって24歳なの?てっきり15歳位かと思ってた。」
あ?幾ら東洋人が若く見られると言っても、俺が15歳とかありえないだろう?いや、そう言えば、ライザさんも俺の年齢を聞いて吃驚していたな。
「しまったな。言わなきゃ良かったかな?」
「大丈夫タツヤさんは見た目が若いからおじさんじゃ無いよ。」
って事は24歳はこの世界ではおじさんな訳だ。
そんな事を話していると市場へと着く。俺とローナは割り当てられた場所に向かう。
ローナがゴザを広げる。その隣に俺はレジャーシートを広げた。
「昨日も思ったんだけど、それってアイテムボックスですよね?」
ローナが目ざとく声を掛けて来た。
「アイテムボックス持ちは珍しいのか?」
「商会の人には居るけど、この市場では珍しいかも。って言うか、アイテムボックスがあるなら市場で物を売らなくても、商会で雇って貰えるんじゃ無いですか?」
ローナの説明に寄ると、アイテムボックス持ちは商品の運搬作業だけでもかなり儲かるらしい。だから、大抵のアイテムボックス持ちは商会に雇われるか、自分で商会を立ち上げるそうだ。
「なるほどな。でも、俺はこうやってお客さんと対面で物を売りたいんだ。」
「タツヤさんは変わってますね。」
その言葉を背に、俺は昨日ショップで仕入れたフェイスタオルと石鹸を展示する様に並べる。
石鹸は見本を1個出して残りは1つずつ箱に入って居る。まあ、1個100円程度の品なんだけどね。紙の箱ってこの世界では珍しいんじゃないかと思って選んだ。
フェイスタオルも1枚200円程度の安物だが、無地の色付きを5色ほど選択してみた。
「それ、石鹸ですか?」
「ああ、結構良い香りがするぞ。幾ら位の値段を付けたら良いと思う?」
ローナに石鹸を渡すと匂いを嗅いで吃驚している。恐らく香り付きの石鹸はこの世界には無いのであろう。
「普通の石鹸でも大銅貨1枚はしますよ。これなら大銅貨2枚は取れますね。そっちのカラフルな布は何ですか?」
「これは顔や体を拭く布だが、使った事無いのか?」
タオルも1枚渡してやる。ローナは感触を確かめる様に頬にスリスリしている。
「こんなに高そうな布で顔や体を拭くんですか?貴族みたいですねぇ。」
あれ?庶民は顔を洗わないのか?
「朝、起きたら顔を洗うだろう?何で拭くんだ?」
そう質問したらローナが変な顔をした。
「顔を洗うんですか?普通は生活魔法で綺麗にしますよ?」
え?何?生活魔法?
「すまんが、生活魔法ってのを知らないんだが、教えてくれるか?」
「タツヤさんって、何処から来たんですか?生活魔法と言うのは、着火、灯り、浄化の3つの魔法の事で、大抵の人は6歳までに覚えます。」
「魔法って誰でも使えるのか?」
「そうですよ。この世界に魔力を持たない人は居ません。生活魔法が使えない人ってのは聞いた事が無いですね。攻撃魔法とかは魔導書を買って練習しないと駄目だって聞きますけど。」
なんてこった。魔法がある世界だとは聞いていたが、この世界の住人全員が魔法を使えるなんて聞いて無いぞ。
「ローナ。頼みがあるんだが、俺にその生活魔法を教えてくれないか?」
「良いですけど。タツヤさんは文字が読めますよね?なら本で勉強した方が楽ですよ。生活魔法の本は教会で無料で貸して貰えますし。」
無料なのか?でもいい年のおっさんが教会で本を借りるのは恥ずかしいしな。
「んー、やっぱりローナが教えてくれないかな?24歳で生活魔法が使えない人って居ないんだろう?」
「良いですよ。早い子は3歳で覚えますから、タツヤさんなら2~3日で覚えられると思います。」
ん?ちょっと待てよ。そんな生活魔法があるんじゃ、タオルや石鹸は売れないんじゃないか?
と、ローナと話をしていたら、後ろから人の気配が。バッと振り向くと、昨日の串焼き屋のおっちゃんが居た。
「旦那、例のタレですが、まだ持ってます?出来ればあと2本程欲しいのですが。」
どうやら、あの後日が暮れるまでかなりの本数売れたらしい。
「構わないよ。2本で大銅貨6枚だ。」
そう言いながらショップ画面を操作して業務用の焼き肉のタレを購入する。そう言えばこれって、売り切れとか無いのかな?
昨日と同じ様にラベルを剥がしてから渡す。
「助かります。」
とりあえず1200円が6000円になった。滑り出しとしては良い方だろう。
だが、残りの商品がなぁ。幸い、売れるかどうか分からなかったので大量買いしてなかったのが救いだな。並べてある商品を合計しても5000円位だ。
商品の陳列が終わったら、客が来るのを待つだけだ。すぐに客が来るとは思えないので、ローナに生活魔法を教えて貰おう。
「そう言えばローナは朝食は食べたのか?」
「はい、うちは農家なので朝が早いんです。」
ほう?ローナの家は農業をやっているのか。
「じゃあ、その木工製品は誰が?」
「お爺ちゃんとお父さんが畑で、お婆ちゃんとお母さんが木細工をやっています。」
ああ、なるほど、そうやって収入の柱を増やしているのか。でもって、販売は子供か。
「月に幾ら位の儲けになるんだ?」
「そうですね。銀貨1枚になれば目標達成と言った所です。」
なるほど、1個400円の商品を1か月で1万円かぁ。ん?それって1日1個売れればOKって事じゃ?そんなに売れない物なのか?
商売舐めてたかな?
「悪いが、俺はまだ朝飯を食って無いんだ。隣で食ってたら気になるか?」
「いえ、大丈夫です。遠慮しないで下さい。」
俺はネットスーパーの画面を開いて簡単に食べられる物を探す。サンドウィッチと缶コーヒーで良いかな。と買い物をしていると、ふとある物が目に留まった。それもついでに購入する。
アイテムボックスからサンドウィッチを取り出し噛り付く。んー、やっぱスーパーよりコンビニの方がサンドウィッチは美味いかな。
ふと横をみるとローナが不思議な物を見る目でこちらを見ている。
「ん?何か変か?」
「いえ、始めて見る食べ物なので。」
「これか?パンに具を挟んだだけの物だぞ?」
「え?その白いのパンなんですか?そんなに真っ白なパン初めて見ました。」
あら?もしかして、やらかしちゃった系?
ドアを開けると見知らぬ少女が立っていた。
「お客さん。おはようございます。下でローナちゃんが待っていますよ。」
ん?何でローナが?待ち合わせをした記憶は無いが?って、もしかしたらこの子がローナの言って居たリルケちゃんかな?
「解った。すぐに行く。ありがとう。」
部屋をざっと見まわし忘れ物が無い事を確認すると急いで階段を下りる。ローナが女将さんと何やら話をしていた。
「遅くなったな。済まない。」
「大丈夫だよ。家、隣だし。」
女将さんに今日も泊まると告げ大銅貨3枚を渡す。そして、ローナの後をついて宿屋を出た。
ちなみに、今日販売する商品は既に用意してある。昨日色々考えたが、あまり良いアイデアが浮かばなかったので無難な物にして置いた。まあ、今日の販売中に何かヒントがあるかもしれない。
それに今日の目的は市場に出店する予行練習みたいなもんだしな。
「しかし、ローナは小さいのに結構力があるな。荷物半分持とうか?」
そう言うとローナは頬を膨らませて、子供じゃないもんと怒った顔をする。
いや、どう見ても子供だろう?そう言えば年齢を聞いていなかったな。外国人の年齢は解り辛いしね。でも、金髪碧眼で、少しそばかすの有るローナの顔は明らかに幼い。恐らくあと4,5年すれば美人になるのだろうが。
「ちなみにローナって何歳なんだ?」
「12歳だよ。学校へ行ける年齢だから子供じゃ無いよ。」
どうやら12歳と言うのはこの世界では高校生くらいに相当するらしい。成人年齢が15歳だと言うから、微妙なお年頃なのね。
「俺の丁度半分だな。まあ、俺から見たら子供で間違って無いだろう?」
「え?タツヤさんって24歳なの?てっきり15歳位かと思ってた。」
あ?幾ら東洋人が若く見られると言っても、俺が15歳とかありえないだろう?いや、そう言えば、ライザさんも俺の年齢を聞いて吃驚していたな。
「しまったな。言わなきゃ良かったかな?」
「大丈夫タツヤさんは見た目が若いからおじさんじゃ無いよ。」
って事は24歳はこの世界ではおじさんな訳だ。
そんな事を話していると市場へと着く。俺とローナは割り当てられた場所に向かう。
ローナがゴザを広げる。その隣に俺はレジャーシートを広げた。
「昨日も思ったんだけど、それってアイテムボックスですよね?」
ローナが目ざとく声を掛けて来た。
「アイテムボックス持ちは珍しいのか?」
「商会の人には居るけど、この市場では珍しいかも。って言うか、アイテムボックスがあるなら市場で物を売らなくても、商会で雇って貰えるんじゃ無いですか?」
ローナの説明に寄ると、アイテムボックス持ちは商品の運搬作業だけでもかなり儲かるらしい。だから、大抵のアイテムボックス持ちは商会に雇われるか、自分で商会を立ち上げるそうだ。
「なるほどな。でも、俺はこうやってお客さんと対面で物を売りたいんだ。」
「タツヤさんは変わってますね。」
その言葉を背に、俺は昨日ショップで仕入れたフェイスタオルと石鹸を展示する様に並べる。
石鹸は見本を1個出して残りは1つずつ箱に入って居る。まあ、1個100円程度の品なんだけどね。紙の箱ってこの世界では珍しいんじゃないかと思って選んだ。
フェイスタオルも1枚200円程度の安物だが、無地の色付きを5色ほど選択してみた。
「それ、石鹸ですか?」
「ああ、結構良い香りがするぞ。幾ら位の値段を付けたら良いと思う?」
ローナに石鹸を渡すと匂いを嗅いで吃驚している。恐らく香り付きの石鹸はこの世界には無いのであろう。
「普通の石鹸でも大銅貨1枚はしますよ。これなら大銅貨2枚は取れますね。そっちのカラフルな布は何ですか?」
「これは顔や体を拭く布だが、使った事無いのか?」
タオルも1枚渡してやる。ローナは感触を確かめる様に頬にスリスリしている。
「こんなに高そうな布で顔や体を拭くんですか?貴族みたいですねぇ。」
あれ?庶民は顔を洗わないのか?
「朝、起きたら顔を洗うだろう?何で拭くんだ?」
そう質問したらローナが変な顔をした。
「顔を洗うんですか?普通は生活魔法で綺麗にしますよ?」
え?何?生活魔法?
「すまんが、生活魔法ってのを知らないんだが、教えてくれるか?」
「タツヤさんって、何処から来たんですか?生活魔法と言うのは、着火、灯り、浄化の3つの魔法の事で、大抵の人は6歳までに覚えます。」
「魔法って誰でも使えるのか?」
「そうですよ。この世界に魔力を持たない人は居ません。生活魔法が使えない人ってのは聞いた事が無いですね。攻撃魔法とかは魔導書を買って練習しないと駄目だって聞きますけど。」
なんてこった。魔法がある世界だとは聞いていたが、この世界の住人全員が魔法を使えるなんて聞いて無いぞ。
「ローナ。頼みがあるんだが、俺にその生活魔法を教えてくれないか?」
「良いですけど。タツヤさんは文字が読めますよね?なら本で勉強した方が楽ですよ。生活魔法の本は教会で無料で貸して貰えますし。」
無料なのか?でもいい年のおっさんが教会で本を借りるのは恥ずかしいしな。
「んー、やっぱりローナが教えてくれないかな?24歳で生活魔法が使えない人って居ないんだろう?」
「良いですよ。早い子は3歳で覚えますから、タツヤさんなら2~3日で覚えられると思います。」
ん?ちょっと待てよ。そんな生活魔法があるんじゃ、タオルや石鹸は売れないんじゃないか?
と、ローナと話をしていたら、後ろから人の気配が。バッと振り向くと、昨日の串焼き屋のおっちゃんが居た。
「旦那、例のタレですが、まだ持ってます?出来ればあと2本程欲しいのですが。」
どうやら、あの後日が暮れるまでかなりの本数売れたらしい。
「構わないよ。2本で大銅貨6枚だ。」
そう言いながらショップ画面を操作して業務用の焼き肉のタレを購入する。そう言えばこれって、売り切れとか無いのかな?
昨日と同じ様にラベルを剥がしてから渡す。
「助かります。」
とりあえず1200円が6000円になった。滑り出しとしては良い方だろう。
だが、残りの商品がなぁ。幸い、売れるかどうか分からなかったので大量買いしてなかったのが救いだな。並べてある商品を合計しても5000円位だ。
商品の陳列が終わったら、客が来るのを待つだけだ。すぐに客が来るとは思えないので、ローナに生活魔法を教えて貰おう。
「そう言えばローナは朝食は食べたのか?」
「はい、うちは農家なので朝が早いんです。」
ほう?ローナの家は農業をやっているのか。
「じゃあ、その木工製品は誰が?」
「お爺ちゃんとお父さんが畑で、お婆ちゃんとお母さんが木細工をやっています。」
ああ、なるほど、そうやって収入の柱を増やしているのか。でもって、販売は子供か。
「月に幾ら位の儲けになるんだ?」
「そうですね。銀貨1枚になれば目標達成と言った所です。」
なるほど、1個400円の商品を1か月で1万円かぁ。ん?それって1日1個売れればOKって事じゃ?そんなに売れない物なのか?
商売舐めてたかな?
「悪いが、俺はまだ朝飯を食って無いんだ。隣で食ってたら気になるか?」
「いえ、大丈夫です。遠慮しないで下さい。」
俺はネットスーパーの画面を開いて簡単に食べられる物を探す。サンドウィッチと缶コーヒーで良いかな。と買い物をしていると、ふとある物が目に留まった。それもついでに購入する。
アイテムボックスからサンドウィッチを取り出し噛り付く。んー、やっぱスーパーよりコンビニの方がサンドウィッチは美味いかな。
ふと横をみるとローナが不思議な物を見る目でこちらを見ている。
「ん?何か変か?」
「いえ、始めて見る食べ物なので。」
「これか?パンに具を挟んだだけの物だぞ?」
「え?その白いのパンなんですか?そんなに真っ白なパン初めて見ました。」
あら?もしかして、やらかしちゃった系?
13
お気に入りに追加
305
あなたにおすすめの小説
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
見習い女神のお手伝いっ!-後払いの報酬だと思っていたチート転生が実は前払いでした-
三石アトラ
ファンタジー
ゲーム制作が趣味のサラリーマン水瀬悠久(みなせ ゆうき)は飛行機事故に巻き込まれて死んでしまい、天界で女神から転生を告げられる。
悠久はチートを要求するが、女神からの返答は
「ねえあなた……私の手伝いをしなさい」
見習い女神と判明したヴェルサロアを一人前の女神にするための手伝いを終え、やっとの思いで狐獣人のユリスとして転生したと思っていた悠久はそこでまだまだ手伝いが終わっていない事を知らされる。
しかも手伝わないと世界が滅びる上に見習いへ逆戻り!?
手伝い継続を了承したユリスはチートを駆使して新たな人生を満喫しながらもヴェルサロアを一人前にするために、そして世界を存続させるために様々な問題に立ち向かって行くのであった。
※『小説家になろう』様、『カクヨム』様でも連載中です。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使う事でスキルを強化、更に新スキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった…
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…
※小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる