死神さん、こっちです！

ボブえもん工房

文字の大きさ

大中小

1 / 45

プロローグ

しおりを挟む

私の仕事は、死者をあの世に送るという仕事だ。
この仕事に感情はいらない。
ただ、死者を見つけて送るだけの簡単な仕事。
死者をあの世にどうやって送るのかというと、私の背中に担いでいるドアで送ることができる。
このドアは、この世とあの世を繋いでくれる不思議なドア。
天国か地獄、どちらにも繋がるのかって？
違う、このドアは天国にも地獄にも繋がらない。
ただドアを開けば、あの世に行くための階段が現れる。
天国とか地獄とかは、その階段を登った後の話。
だから私は何も知らない。
本当にただ死者を送るだけ。
これが私の仕事。

しおりを挟む

お気に入りに追加 2

感想 1

あなたにおすすめの小説

クランクビスト‐終戦した隠居諸国王子が、軍事国家王の隠し子を娶る。愛と政治に奔走する物語です‐ 【長編・完結済み】

草壁なつ帆

ファンタジー

レイヴン・バルは秘境国と呼ばれる国の王子である。戦争で王が亡くなった後は、民も兵士も武器を捨てた。もう戦いはしないと秘境国は誓い今日に至る。そこへ政略結婚としてバルのもとへやってきたのは、軍事国として拡大中のネザリア王国。ネザリア・エセルである。彼女は侍女と見間違うほど華が無い。そこからバルは彼女を怪しむが、国務として関係も深めていこうとする。エセルを取り巻くネザリア王の思惑や、それに関わる他国の王子や王の意志。各行動はバタフライ・エフェクトとなり大きな波紋を作っていく。策略と陰謀による国取り戦争。秘境国はいったい誰の物に？　そして、バルとエセルの絆は何を変えられるのか。（（（小説家になろう、アルファポリスに上げています。 *+:｡.｡☆°｡⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝｡.｡:+*　　シリーズ【トマトの惑星】草壁なつ帆が書く、神と神人と人による大テーマ。他タイトルの短編・長編小説が歴史絵巻のように繋がる物語です。シリーズの開幕となる短編「神様わたしの星作りchapter_One」をはじめとし、読みごたえのある長編小説も充実(*´-`)あらすじまとめを作成しました！気になった方は是非ご確認下さい。