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夢編
11.長い夢(1)*
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ルディの体をまさぐっていた剣士らしいごつごつとした手が、腹部を通っていく。
角には何もされなかったが、ついにその手が髪色と同じ銀色の薄い茂みを探り始めたため、ルディの緊張は解けなかった。
「あっ……」
「もうこんなに濡れてる」
秘裂は濡れそぼり、ジークの手をぬるぬると滑らせた。
昔助けてもらった時の事を思い出してしまう。あの時は激しくされるのが気持ちよくて、いきなり挿入されても、理性を失うほど高ぶり溺れた。後から気付いたが、あれはジークがルディに苦痛を与えないように、普通処女なら痛いところを痛くても快感を得るよう願ってくれて、夢魔の能力で夢へ反映された結果と考えられた。
あれが特殊だったなら普通はどうなるかという話だが、ルディはあれしか知らない。しかも、その一度が良すぎた。
またあんな風になったらと、少しの怖れはありつつ、多大な期待をしてしまうのも無理もなかった。
だが、あれは夢魔の能力で夢の肉体を変化させていたからこそのもので、ただのルディの夢である今回も同じようにできるとは限らない。
「ちゃんと気持ちよくなるかな……?」
背中のジークを振り仰ぐと、彼は唇を尖らせた。
「なかなか挑戦的なことを言ってくれるな」
ふっと角に息が吹きかけられる。
「はぁっ……」
「こんな敏感なものを持っておきながら、そんな心配をするのか?」
ぞわぞわとした快感が立ち上り、我慢できずに吐息が震えた。
臀部と尾てい骨へ沿うように、熱く固いものが擦りつけられる。ルディは自らの緊張が恐怖と期待のどちらからくるものか分からなかった。
「さっき角でイっただろう。それでちゃんと、こっちがどろどろになってる」
「あっ、く……」
秘所を表面だけ撫でていたジークの指が、急に奥へ分け入ってきたので、ルディは息を詰めた。
驚いたが、苦しくはない。むしろ、もっと奥へ、昔してくれたように暴いてほしいと、下腹部が切なく求めるのがわかる。
「ということは、角も可愛がってあげながらすれば、とんでもないことになると思わないか」
「角は、怖い……」
「俺の好きなようにさせてくれるんだろう」
「でも、私の希望も聞いてくれるよね……?」
まさか夢の主であるルディが本当に嫌がることはしないだろうと、恐る恐るジークを見上げる。
ジークがこれまでに見たことのないほど爽やかな笑顔で笑いかけるので、ルディはほっと胸を撫でおろした。
ルディの夢の中では多少強引になっているが、現実のジークは思いやりのある優しい人だ。ここからは手加減してくれるはず。そう思った。
角には何もされなかったが、ついにその手が髪色と同じ銀色の薄い茂みを探り始めたため、ルディの緊張は解けなかった。
「あっ……」
「もうこんなに濡れてる」
秘裂は濡れそぼり、ジークの手をぬるぬると滑らせた。
昔助けてもらった時の事を思い出してしまう。あの時は激しくされるのが気持ちよくて、いきなり挿入されても、理性を失うほど高ぶり溺れた。後から気付いたが、あれはジークがルディに苦痛を与えないように、普通処女なら痛いところを痛くても快感を得るよう願ってくれて、夢魔の能力で夢へ反映された結果と考えられた。
あれが特殊だったなら普通はどうなるかという話だが、ルディはあれしか知らない。しかも、その一度が良すぎた。
またあんな風になったらと、少しの怖れはありつつ、多大な期待をしてしまうのも無理もなかった。
だが、あれは夢魔の能力で夢の肉体を変化させていたからこそのもので、ただのルディの夢である今回も同じようにできるとは限らない。
「ちゃんと気持ちよくなるかな……?」
背中のジークを振り仰ぐと、彼は唇を尖らせた。
「なかなか挑戦的なことを言ってくれるな」
ふっと角に息が吹きかけられる。
「はぁっ……」
「こんな敏感なものを持っておきながら、そんな心配をするのか?」
ぞわぞわとした快感が立ち上り、我慢できずに吐息が震えた。
臀部と尾てい骨へ沿うように、熱く固いものが擦りつけられる。ルディは自らの緊張が恐怖と期待のどちらからくるものか分からなかった。
「さっき角でイっただろう。それでちゃんと、こっちがどろどろになってる」
「あっ、く……」
秘所を表面だけ撫でていたジークの指が、急に奥へ分け入ってきたので、ルディは息を詰めた。
驚いたが、苦しくはない。むしろ、もっと奥へ、昔してくれたように暴いてほしいと、下腹部が切なく求めるのがわかる。
「ということは、角も可愛がってあげながらすれば、とんでもないことになると思わないか」
「角は、怖い……」
「俺の好きなようにさせてくれるんだろう」
「でも、私の希望も聞いてくれるよね……?」
まさか夢の主であるルディが本当に嫌がることはしないだろうと、恐る恐るジークを見上げる。
ジークがこれまでに見たことのないほど爽やかな笑顔で笑いかけるので、ルディはほっと胸を撫でおろした。
ルディの夢の中では多少強引になっているが、現実のジークは思いやりのある優しい人だ。ここからは手加減してくれるはず。そう思った。
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