30 / 50
二章:逃げられないのなら
造り物のような
しおりを挟む
メロディ様とアークの対談を見守るのにオーブリーでは正直力不足なような気もするが、この際四の五の言っていられない。
メロディ様は、将来アークと心中する相手。
例え無機物のような男であろうとも、いないよりはマシだと判断した。
私はアークに向き直ると、今度は彼に言う。
「挨拶してきます。アークは、彼らと一緒にいて」
「……フェリス」
彼が、何か言いたげに眉を寄せる。
彼は止めたいのだろう。彼はただでさえ、エルフに良感情を抱いていない。
リュシアン殿下は、ティファーニの王であり、彼が嫌うエルフそのものと言っても過言ではない。
私は微笑みを浮かべた。彼が安心できるように。彼の、紅がじんわりと滲む黄昏の瞳が動揺に揺れていた。
「それに、お母様も言っていたでしょう?今宵の夜会は、あなたが婚約者を探す場でもあるのだから」
言外に、それはメロディ様でなくとも構わないことを言い含ませる。メロディ様はあからさまに目を尖らせたけれど、私は気付かぬふりを装った。
「僕は……」
「とにかく、オーブリー卿と一緒にいてちょうだい。……オーブリー卿、義兄をよろしくお願いします。義兄は、夜会が得意ではありませんので。彼をこのまま放置して殿下を訪ねるとなると……私も、気になって仕方ありませんし。余所事を気にして殿下相手に失礼があってはいけませんでしょう?」
「…………分かりました」
オーブリーは、リュシアン殿下の側近で、彼の忠実な臣下だ。彼の名を出せば、オーブリーは従うだろうとも思っていた。これも、ミレーゼであった時につけた知恵。
「リュシアン殿下は……ああ、彼らに案内していただきますわ。では皆様、また後ほど」
私は仮面のような微笑みを浮かべると、ミレーゼであった時のようにゆっくりとカーテシーを取った。意識したつもりはなかったが、気分はかなり、ミレーゼであった時に引き戻されていた。
心に鎧を纏わないと、彼とは会えない。
この社交界を、今を、乗り切れない。
そう思ったから。
バルコニーを出ると、すぐに白い軍服に身を包んだ近衛騎士がさりげなく私に近付いた。
「殿下はこちらです」
それはあまりにも自然な動きだった。
まるで、会場を後にする私に、馬車を用意するか尋ねているかのような。
あるいは、誰かから言伝を預かっていると伝えているかのような。
とにかく、自然体で、全く違和感がない。
だから、周囲も特別私を注視する事はなかった。
こういうところは、以前と変わらない。よく教育されている。流石、ティファーニの……いや、エルフの王族に仕える騎士だ。
声をかけられた私も、落ち着いて軽く頷いた。
案内されたのは、王族専用のプライベートエリア。
ミレーゼであった時は、私の居住区でもあった。
同行する近衛騎士は、全部で五人。
前に一人、後ろに四人。
誰も口を開かない。軍服と同じく、白の軍帽を被った彼らは貼り付けたように無表情で、何を考えているのか推し量ることは難しかった。
「……こちらです」
彼らが立ち止まったのは、両開きの、扉に大きな絵画が嵌め込まれた部屋の前だった。
扉を開けるのも一苦労だと思われるその扉は非常に重たく、高さもあり、一般的なものより一回り以上大きかった。
両開きの取っ手は金で装飾されており、繊細な意匠が施されており、一目で特別なものだと知れた。
私は、この部屋をよく知っている。
ここは──国王の私室だ。
扉に嵌め込まれた絵は【悠久と永久】。
世界に三枚しかない画家の連作の一枚。
空が赤く染まっているので、これは一番初めに描かれたものだろう。
エルフの王が、黄昏の空の下、丘の上に立っている。たなびいた銀の髪は、リュシアン殿下を思わせた。
扉を守る近衛騎士が、それぞれ両開きの取っ手を掴み、扉を開けた。
静かに扉は開かれた。
☆
目的の人は、カウチに座ってぼんやりとしていたようだった。手には、ワイングラスが握られている。グラスの中には、半分ほど赤ワインが入っている。
ローテーブルの前には、天板にガラスが嵌め込まれたローテーブルが。
そしてローテーブルの上には、ナッツや干しぶどうを載せた皿と、ワインボトルが置かれていた。
彼は私に気がつくと薄く微笑んだ。
「やあ、遅かったね」
「…………」
何を、言えばいいのか分からなかった。
なぜ、私に話しかけられるの。
なぜ、平然としていられるの。
なぜ、笑えるの。
なぜ、なぜ、なぜ。
リュシアン殿下を前にすると、私はあまりにも簡単に動揺してしまう。
混乱してしまう。
──彼の胸元を掴んで、揺さぶりたくなってしまう。
綺麗なだけのお人形のようなリュシアン殿下。彼にも、血は流れているのか。
そもそも本当に彼は生きているのかを、確認したくなってしまう。
(そう。そうだわ……)
私はずっと、彼が生きた人間とは思えなかった。
血の通った人間とは、思えなかったのだ。
冷たい手もそうだし、造り物のようなその端正な顔立ちだってそう。彼の顔は、そのパーツ一つ一つを、誰かが一つずつ手がけ、完璧に仕立てたのかのよう。
生き物とは思えない。
息をして、呼吸をする。
生きている人間なら誰もがするその動作を、彼がしているようには思えないのだ。
ずっと、思っていた。
彼には、人として当然持つ生々しさが、存在しない。
温度を感じない眼差しも、表情も、声も。
造り物の存在のように思えた。
それはオーブリーにも感じたことだったが、リュシアン殿下を目の当たりにした私は思い直した。
全く違う。
少なくともオーブリーは、リュシアン殿下のように内も外も無機物ではないはずだ。
例えるなら、オーブリーは人間の見ていないところで動き出しそうな人形の気配があるが、リュシアン殿下には全くそれがない。
どちらかというとリュシアン殿下は、画家が手がけた絵画の中の人物のようだ。
外界とは隔離された場所に静かに存在するもの。
それはきっと、人の目がないところでも動き出すことはなく、生とは隔絶された、死の匂いがするように思えた。
今の私の感情を示すなら、一番近いのは【呆然】だろう。
驚愕にも近いし、焦燥にも近いし、絶望にも近いかもしれなかった。
足が、縫い付けられたかのように動かない。
何を言えばいいのか、そもそも何から言えばいいのかすら、分からない。
そんな私をちらりと見てから、彼が言った。
「お前たちは外に」
「かしこまりました」
近衛騎士が頭を下げて、部屋には私もリュシアン殿下のふたりとなった。
息が、詰まる。
メロディ様は、将来アークと心中する相手。
例え無機物のような男であろうとも、いないよりはマシだと判断した。
私はアークに向き直ると、今度は彼に言う。
「挨拶してきます。アークは、彼らと一緒にいて」
「……フェリス」
彼が、何か言いたげに眉を寄せる。
彼は止めたいのだろう。彼はただでさえ、エルフに良感情を抱いていない。
リュシアン殿下は、ティファーニの王であり、彼が嫌うエルフそのものと言っても過言ではない。
私は微笑みを浮かべた。彼が安心できるように。彼の、紅がじんわりと滲む黄昏の瞳が動揺に揺れていた。
「それに、お母様も言っていたでしょう?今宵の夜会は、あなたが婚約者を探す場でもあるのだから」
言外に、それはメロディ様でなくとも構わないことを言い含ませる。メロディ様はあからさまに目を尖らせたけれど、私は気付かぬふりを装った。
「僕は……」
「とにかく、オーブリー卿と一緒にいてちょうだい。……オーブリー卿、義兄をよろしくお願いします。義兄は、夜会が得意ではありませんので。彼をこのまま放置して殿下を訪ねるとなると……私も、気になって仕方ありませんし。余所事を気にして殿下相手に失礼があってはいけませんでしょう?」
「…………分かりました」
オーブリーは、リュシアン殿下の側近で、彼の忠実な臣下だ。彼の名を出せば、オーブリーは従うだろうとも思っていた。これも、ミレーゼであった時につけた知恵。
「リュシアン殿下は……ああ、彼らに案内していただきますわ。では皆様、また後ほど」
私は仮面のような微笑みを浮かべると、ミレーゼであった時のようにゆっくりとカーテシーを取った。意識したつもりはなかったが、気分はかなり、ミレーゼであった時に引き戻されていた。
心に鎧を纏わないと、彼とは会えない。
この社交界を、今を、乗り切れない。
そう思ったから。
バルコニーを出ると、すぐに白い軍服に身を包んだ近衛騎士がさりげなく私に近付いた。
「殿下はこちらです」
それはあまりにも自然な動きだった。
まるで、会場を後にする私に、馬車を用意するか尋ねているかのような。
あるいは、誰かから言伝を預かっていると伝えているかのような。
とにかく、自然体で、全く違和感がない。
だから、周囲も特別私を注視する事はなかった。
こういうところは、以前と変わらない。よく教育されている。流石、ティファーニの……いや、エルフの王族に仕える騎士だ。
声をかけられた私も、落ち着いて軽く頷いた。
案内されたのは、王族専用のプライベートエリア。
ミレーゼであった時は、私の居住区でもあった。
同行する近衛騎士は、全部で五人。
前に一人、後ろに四人。
誰も口を開かない。軍服と同じく、白の軍帽を被った彼らは貼り付けたように無表情で、何を考えているのか推し量ることは難しかった。
「……こちらです」
彼らが立ち止まったのは、両開きの、扉に大きな絵画が嵌め込まれた部屋の前だった。
扉を開けるのも一苦労だと思われるその扉は非常に重たく、高さもあり、一般的なものより一回り以上大きかった。
両開きの取っ手は金で装飾されており、繊細な意匠が施されており、一目で特別なものだと知れた。
私は、この部屋をよく知っている。
ここは──国王の私室だ。
扉に嵌め込まれた絵は【悠久と永久】。
世界に三枚しかない画家の連作の一枚。
空が赤く染まっているので、これは一番初めに描かれたものだろう。
エルフの王が、黄昏の空の下、丘の上に立っている。たなびいた銀の髪は、リュシアン殿下を思わせた。
扉を守る近衛騎士が、それぞれ両開きの取っ手を掴み、扉を開けた。
静かに扉は開かれた。
☆
目的の人は、カウチに座ってぼんやりとしていたようだった。手には、ワイングラスが握られている。グラスの中には、半分ほど赤ワインが入っている。
ローテーブルの前には、天板にガラスが嵌め込まれたローテーブルが。
そしてローテーブルの上には、ナッツや干しぶどうを載せた皿と、ワインボトルが置かれていた。
彼は私に気がつくと薄く微笑んだ。
「やあ、遅かったね」
「…………」
何を、言えばいいのか分からなかった。
なぜ、私に話しかけられるの。
なぜ、平然としていられるの。
なぜ、笑えるの。
なぜ、なぜ、なぜ。
リュシアン殿下を前にすると、私はあまりにも簡単に動揺してしまう。
混乱してしまう。
──彼の胸元を掴んで、揺さぶりたくなってしまう。
綺麗なだけのお人形のようなリュシアン殿下。彼にも、血は流れているのか。
そもそも本当に彼は生きているのかを、確認したくなってしまう。
(そう。そうだわ……)
私はずっと、彼が生きた人間とは思えなかった。
血の通った人間とは、思えなかったのだ。
冷たい手もそうだし、造り物のようなその端正な顔立ちだってそう。彼の顔は、そのパーツ一つ一つを、誰かが一つずつ手がけ、完璧に仕立てたのかのよう。
生き物とは思えない。
息をして、呼吸をする。
生きている人間なら誰もがするその動作を、彼がしているようには思えないのだ。
ずっと、思っていた。
彼には、人として当然持つ生々しさが、存在しない。
温度を感じない眼差しも、表情も、声も。
造り物の存在のように思えた。
それはオーブリーにも感じたことだったが、リュシアン殿下を目の当たりにした私は思い直した。
全く違う。
少なくともオーブリーは、リュシアン殿下のように内も外も無機物ではないはずだ。
例えるなら、オーブリーは人間の見ていないところで動き出しそうな人形の気配があるが、リュシアン殿下には全くそれがない。
どちらかというとリュシアン殿下は、画家が手がけた絵画の中の人物のようだ。
外界とは隔離された場所に静かに存在するもの。
それはきっと、人の目がないところでも動き出すことはなく、生とは隔絶された、死の匂いがするように思えた。
今の私の感情を示すなら、一番近いのは【呆然】だろう。
驚愕にも近いし、焦燥にも近いし、絶望にも近いかもしれなかった。
足が、縫い付けられたかのように動かない。
何を言えばいいのか、そもそも何から言えばいいのかすら、分からない。
そんな私をちらりと見てから、彼が言った。
「お前たちは外に」
「かしこまりました」
近衛騎士が頭を下げて、部屋には私もリュシアン殿下のふたりとなった。
息が、詰まる。
2,163
お気に入りに追加
4,170
あなたにおすすめの小説
あなたなんて大嫌い
みおな
恋愛
私の婚約者の侯爵子息は、義妹のことばかり優先して、私はいつも我慢ばかり強いられていました。
そんなある日、彼が幼馴染だと言い張る伯爵令嬢を抱きしめて愛を囁いているのを聞いてしまいます。
そうですか。
私の婚約者は、私以外の人ばかりが大切なのですね。
私はあなたのお財布ではありません。
あなたなんて大嫌い。
【完結】私は死んだ。だからわたしは笑うことにした。
彩華(あやはな)
恋愛
最後に見たのは恋人の手をとる婚約者の姿。私はそれを見ながら階段から落ちた。
目を覚ましたわたしは変わった。見舞いにも来ない両親にー。婚約者にもー。わたしは私の為に彼らをやり込める。わたしは・・・私の為に、笑う。
【完結】殿下、自由にさせていただきます。
なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」
その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。
アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。
髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。
見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。
私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。
初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?
恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。
しかし、正騎士団は女人禁制。
故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。
晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。
身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。
そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。
これは、私の初恋が終わり。
僕として新たな人生を歩みだした話。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
【完結】私が貴方の元を去ったわけ
なか
恋愛
「貴方を……愛しておりました」
国の英雄であるレイクス。
彼の妻––リディアは、そんな言葉を残して去っていく。
離婚届けと、別れを告げる書置きを残された中。
妻であった彼女が突然去っていった理由を……
レイクスは、大きな後悔と、恥ずべき自らの行為を知っていく事となる。
◇◇◇
プロローグ、エピローグを入れて全13話
完結まで執筆済みです。
久しぶりのショートショート。
懺悔をテーマに書いた作品です。
もしよろしければ、読んでくださると嬉しいです!
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
【完結】この運命を受け入れましょうか
なか
恋愛
「君のようは妃は必要ない。ここで廃妃を宣言する」
自らの夫であるルーク陛下の言葉。
それに対して、ヴィオラ・カトレアは余裕に満ちた微笑みで答える。
「承知しました。受け入れましょう」
ヴィオラにはもう、ルークへの愛など残ってすらいない。
彼女が王妃として支えてきた献身の中で、平民生まれのリアという女性に入れ込んだルーク。
みっともなく、情けない彼に対して恋情など抱く事すら不快だ。
だが聖女の素養を持つリアを、ルークは寵愛する。
そして貴族達も、莫大な益を生み出す聖女を妃に仕立てるため……ヴィオラへと無実の罪を被せた。
あっけなく信じるルークに呆れつつも、ヴィオラに不安はなかった。
これからの顛末も、打開策も全て知っているからだ。
前世の記憶を持ち、ここが物語の世界だと知るヴィオラは……悲運な運命を受け入れて彼らに意趣返す。
ふりかかる不幸を全て覆して、幸せな人生を歩むため。
◇◇◇◇◇
設定は甘め。
不安のない、さっくり読める物語を目指してます。
良ければ読んでくだされば、嬉しいです。
旦那様に愛されなかった滑稽な妻です。
アズやっこ
恋愛
私は旦那様を愛していました。
今日は三年目の結婚記念日。帰らない旦那様をそれでも待ち続けました。
私は旦那様を愛していました。それでも旦那様は私を愛してくれないのですね。
これはお別れではありません。役目が終わったので交代するだけです。役立たずの妻で申し訳ありませんでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる