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第8章
1話~ドラゴンの名前~
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指揮官ドラゴンとの戦闘等々も終わりダンジョンを抜けた翌日。ログインしてこちらに声を掛けてきたのは指揮官ドラゴンだった。
「ヨウヤクオキタカ。オマエノナマエヲキイテイナカッタカラナ、ナノレ」
言い方には少々ムッとしたが、大人しく答えることにした。
「耀一だ。そっちは?」
「ワレニナマエナドナイ。タダノバンニンダ」
名無しのごんべさんというわけか。じゃあなんかつけるか。ずっと指揮官ドラゴンとかドラゴンじゃ味気無いしな。
「なら…ドラム…はアウトだからドラで「キャッカダ」」
…何故分かった?くそ、なんか難航しそうだぞ…
「なら…ゴンドラ…「ナメテイルノカ?」」
ぐぬぬ…まあ、ゴンドラは誰だって嫌だよな。じゃあ、とっておき。
「レ「ソレハアウトダロウ?」」
デスヨネー。完全にパクリになるしなぁ。てか、何でそんなこと知ってんだ、こいつは?
「アノスライムノナマエヲミテモオモッタガ、ナントイウヒドイナマエナノダ?アレデハスライムガツラカロウ」
…反論できぬ。なら、今適当に思い付いた名前にしよう。
「なら、ゼタスはどうだ?」
「ウスイノウミソデダシタニシテハイイナダナ。シカシキャッカダ」
もうこっちは頭の中になんにも浮かんで来ないんだが…逆に何なら良いんだ?
「ソレトヒトツ。ワレハオトコデハナイ、オンナダ」
その場を支配したのは正に沈黙。それ以外あり得ないよ、この衝撃発言は。雄ではなく雌って…まあ、聞かなかった此方にも責任はあるのかもしれないけどさ…いや、そもそも我とか言ってる時点で雄だと思うって!
いや、雌ならまだ名前の考えようはあるか。それじゃ、もう一度考えてみよう。
メナス…は候補だな。一発目にしては中々良い。日本人風にひとつ…そうだな、華燐(かりん)かな。とりあえず聞いてみよう。
「メナスと華燐、どちらにする?」
「華燐、カ。ナカナカスキダゾ。ヨシ、ワガナハ華燐。ソウキメルコトニシヨウ」
あれ、女性っぽい名前で一発だった。つまり、男性ぽさというか、無理に強そうというか、が駄目だったのかな?まあいい、それは聞かない方がよさそうだ。今聞いたら十中八九デスペナ貰うことになりそうだし。
それから華燐と戯れる?こと数分。メイ、シノン、ゴロウ、カナ、ミユがログインしてきた。ログインして俺が華燐と戯れたり?してるのを見て驚いていたことも追記しとこう。だって、そのとき関節技かけられたりしてたからさ…そう、ドラゴンに関節技かけられてた。結構痛かった…おかしいな、痛みはあっという間に消えるはずなのに…
その後、ミユが「職業協会に行きたい」と言うので職業協会を目指す。城下街に入り大通りの終わりまで直進。大通りの終わりを右に曲がり数百メートル。レンガ造り(立派かどうかはべつとして)の建物が職業協会。転職もここで同時に行われる。
建物内に入り、ミユは一次職の転職場所へ。俺とメイは二次職への転職条件であるプレイヤーレベル百を達成していたので二次職の転職場所へ。残りは建物内をうろつくとのこと。
十分後、ミユと合流したので他の三人を探す。その間に互いに何の職業に就いたかを伝え合う。ミユは攻撃系の魔法戦士。俺と違って鍛冶屋を取らず錬金術師を取ったそう。鍛冶屋はカナがとってるから~と言っていた。メイは元々魔法特化だったので、ある程度予想がつくとは思う。そう、ソーサラーとホーリーナイトの二つ。研究者にしようかとも迷ったらしいが、バフ、回復をポーションにして一々作るよりも、ってことである程度物理職も混ざっているホーリーナイトにしたんだそう。俺?研究者とソーサラー。物理に関しては守護者があるので生産系と魔法系を取った。まあ、恐らく守護者がメインになるんだろうけどさ。基本のパーティメンバー的に。で、現在ギルド(仮)内では三つほどパーティを組ませてる。クライン達三姉弟とコウら三兄弟でひとつ。グラッセさん達のパーティに戦闘職のプレイヤーで残ってる人を入れてる。三人ほどあまってるけど、そっちは非戦闘員とかこっちの世界の住人とかだから、そういった人たちはソロでプレイ(コロに関しては別件で家にいてもらっている)している。まー、現在戦闘していない人はほぼ確実にギルド機能が実装されても後方支援の形で立ち回って貰うことになるかなぁ。
「ヨウヤクオキタカ。オマエノナマエヲキイテイナカッタカラナ、ナノレ」
言い方には少々ムッとしたが、大人しく答えることにした。
「耀一だ。そっちは?」
「ワレニナマエナドナイ。タダノバンニンダ」
名無しのごんべさんというわけか。じゃあなんかつけるか。ずっと指揮官ドラゴンとかドラゴンじゃ味気無いしな。
「なら…ドラム…はアウトだからドラで「キャッカダ」」
…何故分かった?くそ、なんか難航しそうだぞ…
「なら…ゴンドラ…「ナメテイルノカ?」」
ぐぬぬ…まあ、ゴンドラは誰だって嫌だよな。じゃあ、とっておき。
「レ「ソレハアウトダロウ?」」
デスヨネー。完全にパクリになるしなぁ。てか、何でそんなこと知ってんだ、こいつは?
「アノスライムノナマエヲミテモオモッタガ、ナントイウヒドイナマエナノダ?アレデハスライムガツラカロウ」
…反論できぬ。なら、今適当に思い付いた名前にしよう。
「なら、ゼタスはどうだ?」
「ウスイノウミソデダシタニシテハイイナダナ。シカシキャッカダ」
もうこっちは頭の中になんにも浮かんで来ないんだが…逆に何なら良いんだ?
「ソレトヒトツ。ワレハオトコデハナイ、オンナダ」
その場を支配したのは正に沈黙。それ以外あり得ないよ、この衝撃発言は。雄ではなく雌って…まあ、聞かなかった此方にも責任はあるのかもしれないけどさ…いや、そもそも我とか言ってる時点で雄だと思うって!
いや、雌ならまだ名前の考えようはあるか。それじゃ、もう一度考えてみよう。
メナス…は候補だな。一発目にしては中々良い。日本人風にひとつ…そうだな、華燐(かりん)かな。とりあえず聞いてみよう。
「メナスと華燐、どちらにする?」
「華燐、カ。ナカナカスキダゾ。ヨシ、ワガナハ華燐。ソウキメルコトニシヨウ」
あれ、女性っぽい名前で一発だった。つまり、男性ぽさというか、無理に強そうというか、が駄目だったのかな?まあいい、それは聞かない方がよさそうだ。今聞いたら十中八九デスペナ貰うことになりそうだし。
それから華燐と戯れる?こと数分。メイ、シノン、ゴロウ、カナ、ミユがログインしてきた。ログインして俺が華燐と戯れたり?してるのを見て驚いていたことも追記しとこう。だって、そのとき関節技かけられたりしてたからさ…そう、ドラゴンに関節技かけられてた。結構痛かった…おかしいな、痛みはあっという間に消えるはずなのに…
その後、ミユが「職業協会に行きたい」と言うので職業協会を目指す。城下街に入り大通りの終わりまで直進。大通りの終わりを右に曲がり数百メートル。レンガ造り(立派かどうかはべつとして)の建物が職業協会。転職もここで同時に行われる。
建物内に入り、ミユは一次職の転職場所へ。俺とメイは二次職への転職条件であるプレイヤーレベル百を達成していたので二次職の転職場所へ。残りは建物内をうろつくとのこと。
十分後、ミユと合流したので他の三人を探す。その間に互いに何の職業に就いたかを伝え合う。ミユは攻撃系の魔法戦士。俺と違って鍛冶屋を取らず錬金術師を取ったそう。鍛冶屋はカナがとってるから~と言っていた。メイは元々魔法特化だったので、ある程度予想がつくとは思う。そう、ソーサラーとホーリーナイトの二つ。研究者にしようかとも迷ったらしいが、バフ、回復をポーションにして一々作るよりも、ってことである程度物理職も混ざっているホーリーナイトにしたんだそう。俺?研究者とソーサラー。物理に関しては守護者があるので生産系と魔法系を取った。まあ、恐らく守護者がメインになるんだろうけどさ。基本のパーティメンバー的に。で、現在ギルド(仮)内では三つほどパーティを組ませてる。クライン達三姉弟とコウら三兄弟でひとつ。グラッセさん達のパーティに戦闘職のプレイヤーで残ってる人を入れてる。三人ほどあまってるけど、そっちは非戦闘員とかこっちの世界の住人とかだから、そういった人たちはソロでプレイ(コロに関しては別件で家にいてもらっている)している。まー、現在戦闘していない人はほぼ確実にギルド機能が実装されても後方支援の形で立ち回って貰うことになるかなぁ。
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