42 / 110
第7章
3話~探索再開~
しおりを挟む
スキルを確認したあと、ログアウトし、仕事をこなした翌日。早速ログインしてからパーティメンバーを確認する。ゴロウらは俺と同じ時間で上がったからもうすぐログインしてくるだろう。メイは既にログインしていた。本人に確認すると、「たった今ログインしたばかりです~」と。ウィーさんは…まだか。とにかく、もう少し待っていようか。
「耀一~、少しお話しがあるんですけど良いですか~?」
ん?なんだろう?とにかく聞いてみようか。
「良いけど、どうした?」
「いえ~、耀一と私はそろそろ三次職になれると思うんですけど~、どうしますか~?」
「ああ、職業スキル配分?俺は全属性と鍜冶系統をとるかな。てか、まだ二次職にもなってないぞ?一旦二次職になる方が良いんじゃないか?」
「そうですね~、一旦二次職にしてからにしますか~」
「ああ、そうしようか。お、ゴロウ達がログインしてきたな。ゴロウ、大丈夫か?」
大丈夫か?というのはちょっと職場であったことについてだ。
「ああ、大丈夫だ。あれはちょっとイラッと来たがな」
「そうよ、あれは無いわよ!」
「あのクレームは酷かった。私は中だったけど、あの声中にも響き渡ってたもん」
そ、そうだったのか。俺は丁度客席の片づけやってたから中にも響いていたことは知らなかった。中の人は災難だったかもしれない。自分達が作った物が「不味い」だとか言われてなんとも思わない人はいないだろう。いくら飲食店だとはいえ、だ。それでもあれは度が過ぎていた。あー、思い出しただけでイライラしてくる。
「それはなんとも酷いですね~、私だったら立ち上がれなくなるまで痛めつけていそうです~」
いや、恐ろしいことをさらっと言わないでくれ。想像しちまったから。メイならやりかねないんだよな、前例があるし…な。ゲームの中とはいえあそこまでやるとは…
とにかくこの話は忘れよう。ウィーさんは…まだか。うーん、じゃあ雑談でもしてるか。
「リアルの話続きになるけどさ、メイは何の仕事をしてるんだ?こっちは四人とも飲食店で働いてるんだが」
「私ですか~?そうですね~、病院関係者、といったところですね~」
ほー。それは以外だったな。でも、病院関係者と言っていたのが気になる。いやこれ以上は聞かない方が身のためかな?
「へぇ。なんか、以外だな。もっと別の…スーパーとかで働いてそうな感じがあったんだが」
「耀一~?それはどういう意味ですか~?」
「あ、いや、病人じゃなくて買い物客を相手にしてそうなイメージがあったからさ?それでだよ」
「耀一、踏んだな」
「踏んだわね」
「二人ともー、少しはフォロー入れてあげようよ?でも、今回はフォローのしようがないかな?」
「いや、待ってくれ、俺はそんなこと考えもしなかったぞ!あああ、待ってくれ、俺は、俺は無実なんだー!」
「何で無実?」
「さあな」
あの後、なぜかメイの地雷?を踏んでしまい物理的にボコボコにされた。「無実」云々のゴロウとカナの答えはネタ的には良い答えだったんだが…少しは助けてほしかった…
とにかく俺がメイに物理的にボコボコにされている間にウィーさんが来たので(来た瞬間、俺がボコられているのを見てしまいかなり驚かせてしまったことに加え誤解を受けそうになったことだけは言っておく。じゃないと理不尽極まりない!)先に進むことにした。
例のモンスターハウスを出て進むこと数分。ドラゴンがいたので戦闘開始。先手はやはりドラゴン側に取られるのだが向こうも視認してから攻撃をしてくるのでなんとか対処出来た。正直、もう少しでゴロウがワンキルされるところだったけど。
普通に戦闘が出来れば比較的簡単に倒せる。しょっぱなからモンスターハウスで何十体を相手にしたことを考えれば楽なもんだ。実際、襲ってきたドラゴン七体はものの五分ほどで倒せた。まぁ、まだまだ浅いところだから弱いのは当たり前なんだけど。
「よし、終わったね!」
最後の一体に止めをさしたウィーさんがそう言いながら使用した短剣を鞘に納めている。
「まだまだ行けそうだな。耀一、このまま進むか?」
「いや、無理はしないように一回戦ったら休むようにしよう。今回は本格的に攻略する訳じゃないしな」
この俺の一言で、休むことになった。休憩が終わったら探索再開だな。
「耀一~、少しお話しがあるんですけど良いですか~?」
ん?なんだろう?とにかく聞いてみようか。
「良いけど、どうした?」
「いえ~、耀一と私はそろそろ三次職になれると思うんですけど~、どうしますか~?」
「ああ、職業スキル配分?俺は全属性と鍜冶系統をとるかな。てか、まだ二次職にもなってないぞ?一旦二次職になる方が良いんじゃないか?」
「そうですね~、一旦二次職にしてからにしますか~」
「ああ、そうしようか。お、ゴロウ達がログインしてきたな。ゴロウ、大丈夫か?」
大丈夫か?というのはちょっと職場であったことについてだ。
「ああ、大丈夫だ。あれはちょっとイラッと来たがな」
「そうよ、あれは無いわよ!」
「あのクレームは酷かった。私は中だったけど、あの声中にも響き渡ってたもん」
そ、そうだったのか。俺は丁度客席の片づけやってたから中にも響いていたことは知らなかった。中の人は災難だったかもしれない。自分達が作った物が「不味い」だとか言われてなんとも思わない人はいないだろう。いくら飲食店だとはいえ、だ。それでもあれは度が過ぎていた。あー、思い出しただけでイライラしてくる。
「それはなんとも酷いですね~、私だったら立ち上がれなくなるまで痛めつけていそうです~」
いや、恐ろしいことをさらっと言わないでくれ。想像しちまったから。メイならやりかねないんだよな、前例があるし…な。ゲームの中とはいえあそこまでやるとは…
とにかくこの話は忘れよう。ウィーさんは…まだか。うーん、じゃあ雑談でもしてるか。
「リアルの話続きになるけどさ、メイは何の仕事をしてるんだ?こっちは四人とも飲食店で働いてるんだが」
「私ですか~?そうですね~、病院関係者、といったところですね~」
ほー。それは以外だったな。でも、病院関係者と言っていたのが気になる。いやこれ以上は聞かない方が身のためかな?
「へぇ。なんか、以外だな。もっと別の…スーパーとかで働いてそうな感じがあったんだが」
「耀一~?それはどういう意味ですか~?」
「あ、いや、病人じゃなくて買い物客を相手にしてそうなイメージがあったからさ?それでだよ」
「耀一、踏んだな」
「踏んだわね」
「二人ともー、少しはフォロー入れてあげようよ?でも、今回はフォローのしようがないかな?」
「いや、待ってくれ、俺はそんなこと考えもしなかったぞ!あああ、待ってくれ、俺は、俺は無実なんだー!」
「何で無実?」
「さあな」
あの後、なぜかメイの地雷?を踏んでしまい物理的にボコボコにされた。「無実」云々のゴロウとカナの答えはネタ的には良い答えだったんだが…少しは助けてほしかった…
とにかく俺がメイに物理的にボコボコにされている間にウィーさんが来たので(来た瞬間、俺がボコられているのを見てしまいかなり驚かせてしまったことに加え誤解を受けそうになったことだけは言っておく。じゃないと理不尽極まりない!)先に進むことにした。
例のモンスターハウスを出て進むこと数分。ドラゴンがいたので戦闘開始。先手はやはりドラゴン側に取られるのだが向こうも視認してから攻撃をしてくるのでなんとか対処出来た。正直、もう少しでゴロウがワンキルされるところだったけど。
普通に戦闘が出来れば比較的簡単に倒せる。しょっぱなからモンスターハウスで何十体を相手にしたことを考えれば楽なもんだ。実際、襲ってきたドラゴン七体はものの五分ほどで倒せた。まぁ、まだまだ浅いところだから弱いのは当たり前なんだけど。
「よし、終わったね!」
最後の一体に止めをさしたウィーさんがそう言いながら使用した短剣を鞘に納めている。
「まだまだ行けそうだな。耀一、このまま進むか?」
「いや、無理はしないように一回戦ったら休むようにしよう。今回は本格的に攻略する訳じゃないしな」
この俺の一言で、休むことになった。休憩が終わったら探索再開だな。
0
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
解体の勇者の成り上がり冒険譚
無謀突撃娘
ファンタジー
旧題:異世界から呼ばれた勇者はパーティから追放される
とあるところに勇者6人のパーティがいました
剛剣の勇者
静寂の勇者
城砦の勇者
火炎の勇者
御門の勇者
解体の勇者
最後の解体の勇者は訳の分からない神様に呼ばれてこの世界へと来た者であり取り立てて特徴らしき特徴などありません。ただひたすら倒したモンスターを解体するだけしかしません。料理などをするのも彼だけです。
ある日パーティ全員からパーティへの永久追放を受けてしまい勇者の称号も失い一人ギルドに戻り最初からの出直しをします
本人はまったく気づいていませんでしたが他の勇者などちょっとばかり煽てられている頭馬鹿なだけの非常に残念な類なだけでした
そして彼を追い出したことがいかに愚かであるのかを後になって気が付くことになります
そしてユウキと呼ばれるこの人物はまったく自覚がありませんが様々な方面の超重要人物が自らが頭を下げてまでも、いくら大金を支払っても、いくらでも高待遇を約束してまでも傍におきたいと断言するほどの人物なのです。
そうして彼は自分の力で前を歩きだす。
祝!書籍化!
感無量です。今後とも応援よろしくお願いします。
最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職
鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』
倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。
……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。
しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。
意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。
小説家になろう、カクヨムにも掲載
虚弱生産士は今日も死ぬ ―遊戯の世界で満喫中―
山田 武
ファンタジー
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる