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第5章
4話~ピクニックという名のPvP大会・1~
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【耀一、もっと追加】「耀一~、あと七人前ね~」「兄ちゃん、こっちにビンくれ!中身の入ったやつな!」「いいぞ、やれー!」「負けんなよー!」
うーん、どうしてこうなった?
話は前回の終わりにまで遡る。ツナとビグルドとチーズ乗せトーストを作り終わった後、シノンがたくさん連れてくると言っていたのを思い出したから、街に食材を買いに行った。ま、買ってきたのはほとんど肉だけど…。野菜?家の畑で作ってる。このゲームだと、リアルで二日で収穫出来る。そのせいか、この世界には収穫期なんてものは無い。だから農家は年がら年中種蒔いて収穫。リアルで二日だから、ゲーム内時間だと八日。一週間程度で収穫出来るようになるから、農家はウハウハだな、大変だろうけど。酪農はもう少し時間がかかるらしい。ま、そこはリアルとあんまり変わんないのかな?作物は一年周期、動物は成長するまで以外と時間がかかる。そもそも、この世界は肉はモンスターを狩れば無限に手に入る。リアルだと半年だとかかけて肉になるけど、この世界はほんの数分で肉になる。それはNPCでも共通みたいで、NPCの方々も肉に困ることはない。酪農で時間がかかる理由は、簡単に言えば、出生率が極端に低いため、乳や毛を集めるには、まずリアルで半年、繁殖期が来る度、子供を産ませる。そして成長しきるまで一ヶ月の時間を必要とする。さらに数が増えて軌道に乗っても、乳はリアルで数日に一回、羊毛などは種類によってまちまちだが、ほとんどが一週間に一回から二回しか採れない。さらに、よほど高級なものでなければ、物価自体は安い。そのため、酪農関係は農家の方々がついででやっている場合が多い。
ながったらしい話は置いておこう。街で肉を購入した後、家に戻って食材の下ごしらえと会場の準備をして、そのあとは、ひたすら待つ。
下ごしらえ、会場準備共に一段落着いたし、あとはメイとシノン、その他諸々が来るのを待とうか。そう思ったんだけど、シノンとメイからパーティチャットが来たので確認しよう。まー、内容は準備出来たか~?とかだろうけど。
《耀一~、今日はピクニックができなくなってしまいました~》
《すまない。人が集まらなかった》
《いや、人が集まらなかったんなら別に構わないんだが?そのまま歓迎会をやってしまおう》
《《無理》です~》
ハモるなー。ていうか、そこまでして人を呼ぶ必要があるのか?聞いてみようか。
《そこまでして人を呼ぶ必要があるのか?》
《ありますよ~、だって、ギルド歓迎会ですもの~》
はい?ギルドなんぞに入った覚えは無いぞ?とか思ってたらシノンが追加で説明をくれた。
《私達のギルド。システム上はギルドでは無いけれど、いずれ追加されたらギルドを立ち上げる予定》
《なるほど。で、呼んでくる人はギルドメンバー候補、と?》
《そう。大体十人くらい呼ぶ。私とメイで声を掛けた》
《え~?シノンは念話すらしなかったじゃないですか~》
ははは…。十人か。なんとか足りるかな?
そして、ピクニックという名の歓迎会の始まり。場所は家の裏。ちょっと広いスペースを残しておいて良かった。本当はグラッセさんがなんかやらかしたときに使おうと思ってたんだけど、そんなことにならなくて良かった。そういえば、今何してるんだろう?
一人で待ってること数分。メイ達が後ろに男女十数人を連れてきた。っておい、何で知ってる顔がいるんだよ…。
うーん、どうしてこうなった?
話は前回の終わりにまで遡る。ツナとビグルドとチーズ乗せトーストを作り終わった後、シノンがたくさん連れてくると言っていたのを思い出したから、街に食材を買いに行った。ま、買ってきたのはほとんど肉だけど…。野菜?家の畑で作ってる。このゲームだと、リアルで二日で収穫出来る。そのせいか、この世界には収穫期なんてものは無い。だから農家は年がら年中種蒔いて収穫。リアルで二日だから、ゲーム内時間だと八日。一週間程度で収穫出来るようになるから、農家はウハウハだな、大変だろうけど。酪農はもう少し時間がかかるらしい。ま、そこはリアルとあんまり変わんないのかな?作物は一年周期、動物は成長するまで以外と時間がかかる。そもそも、この世界は肉はモンスターを狩れば無限に手に入る。リアルだと半年だとかかけて肉になるけど、この世界はほんの数分で肉になる。それはNPCでも共通みたいで、NPCの方々も肉に困ることはない。酪農で時間がかかる理由は、簡単に言えば、出生率が極端に低いため、乳や毛を集めるには、まずリアルで半年、繁殖期が来る度、子供を産ませる。そして成長しきるまで一ヶ月の時間を必要とする。さらに数が増えて軌道に乗っても、乳はリアルで数日に一回、羊毛などは種類によってまちまちだが、ほとんどが一週間に一回から二回しか採れない。さらに、よほど高級なものでなければ、物価自体は安い。そのため、酪農関係は農家の方々がついででやっている場合が多い。
ながったらしい話は置いておこう。街で肉を購入した後、家に戻って食材の下ごしらえと会場の準備をして、そのあとは、ひたすら待つ。
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《耀一~、今日はピクニックができなくなってしまいました~》
《すまない。人が集まらなかった》
《いや、人が集まらなかったんなら別に構わないんだが?そのまま歓迎会をやってしまおう》
《《無理》です~》
ハモるなー。ていうか、そこまでして人を呼ぶ必要があるのか?聞いてみようか。
《そこまでして人を呼ぶ必要があるのか?》
《ありますよ~、だって、ギルド歓迎会ですもの~》
はい?ギルドなんぞに入った覚えは無いぞ?とか思ってたらシノンが追加で説明をくれた。
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《なるほど。で、呼んでくる人はギルドメンバー候補、と?》
《そう。大体十人くらい呼ぶ。私とメイで声を掛けた》
《え~?シノンは念話すらしなかったじゃないですか~》
ははは…。十人か。なんとか足りるかな?
そして、ピクニックという名の歓迎会の始まり。場所は家の裏。ちょっと広いスペースを残しておいて良かった。本当はグラッセさんがなんかやらかしたときに使おうと思ってたんだけど、そんなことにならなくて良かった。そういえば、今何してるんだろう?
一人で待ってること数分。メイ達が後ろに男女十数人を連れてきた。っておい、何で知ってる顔がいるんだよ…。
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