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11話、デザート対決(5)
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リリがキッチンに戻ると、ちょうどイヴァがアイテムボックスから、数々のものを出している。
「遅くなってごめんね! ソフィアに捕まちゃった」
「おかえりリリ、こんな感じでいい?」
器には、もったりとした生地。
小麦粉のダマになった所もなく、空気を含み白っぽくなっている。
(最高、もう美味しそうー)
「じゃ卵白を三分の一とベルモットも入れちゃって」
「三分の一?」
「状態の悪い所から入れるといい感じになるから、そんなかんじでー」
「わかったよー」
スプーンで縁からメレンゲを掬い、生地に加えて少し混ぜる。
サッと混ぜると卵白で白い筋が出来る。
更に混ぜ続け、白い筋が見えるか見えないか分からなくなったところで、ラーナがまたもリリに見せて聞く。
「これでいい?」
(完璧なタイミングね、ラーナって料理のセンスがあるわー)
「残りは2回に分けて混ぜてね」
「わかった」
「イヴァはサンドワームの肝油を、アーモンドが漬かるぐらいまで入れといて」
「わかったのじゃ」
(ぜーったいに美味しくなる!)
新品のフライパンの前に、二人と一羽がじっと立っている。
「お腹すいたー、すぐ焼こうよー、ダメ?」
「新品をこんなに熱していいのかや?」
油すら引かずに空焼きをされるフライパン。
ラーナとイヴァは、やっていることの意図が分からず、キョトンとしていた。
逆に当のリリは、テンション高く声を上げる。
「ガンガン温めろー!」
「こんなこと、しなくてよくない?」
「美味しく食べるためには、大事な儀式なの! あと少しのガ・マ・ン!」
リリは、ラーナの肩から二人の前に飛び出すと、両手を広げる。
(あっつ! 全身が熱い、焼ける、熱風の上昇気流が……)
リリは慌ててラーナの肩に戻る。
「ふぅ、熱風で丸焼けになるかと思ったぁ!」
熱々に熱したフライパンからは、次第に煙が出て来た。
それを見てラーナが反応した。
「これ、大丈夫?」
「っお! 来た来た、大丈夫!」
「ほんとーに?」
「オリーブオイルをたっぷり入れて、火は弱めにしてね!」
不安げな二人を余所目に、リリはキャッキャと喋り続ける。
新品のフライパン、それだけで嬉しくなっているのであろう。
ラーナは怪訝そうにオリーブオイルを入れると、フライパンを持ち上げ火から遠ざける。
「これでいい?」
「オッケー! そのまま油を馴染ませたら、油は小瓶に出しちゃっていいわ」
「うん」
不安そうに答えるラーナ。
イヴァはただただボーッとフライパンを眺めている。
(信じていないな? まぁ焼き入れの理論を話したところで、分からないか)
通常、鉄や銅のフライパンは、新品であればあるほどくっつきやすい。
なので、焼き入れと言う作業をやらないといけないのだ。
油を塗るだけでも多少は良くなるが、今回はデザートである。
キレイな焼き目、マイルドな火入れは必須なのだ。
しばらくして油を小瓶に移したラーナが、リリに聞く。
「終わったよ、これでいい?」
「オッケー。そのままフライパンを少し冷ますわ!」
「えー、まだ焼かないのー?」
「もう少し! ここが大事なの、最重要ポイント! 焦げない温度まで下げなきゃ」
「さっき温めたのに!?」
「まぁまぁ、大事なの」
「じゃあ水かける?」
「それはしない!」
(直ぐに食べたいのは分かるけど、適温までもう少しだけ待ってて)
しばらく他愛もない話しをする三人。
フライパンの上を飛ぶリリ、両手を広げて二人に言う。
「もうオッケー、始めるわ!」
「や、やっと……」
ラーナはお腹が空いて元気がない。
このために昼ご飯を抜いたのは失敗だったらしい。
「おまたせ! 生地をわたしの半分ぐらいの大きさで乗せて、なるべく小高く!」
「三つぐらい乗せられそうかなぁ?」
ラーナがしっかりと卵白を混ぜた事で、フワフワになった生地をフライパンに乗せる。
ジューッと良い音を奏でながら、ベルモットのいい匂いが生地から立ち昇る。
「くっつかないようにね! 焦げないようにね!」
「リリは心配性だなぁ」
匂いの期待感からか、ラーナの声色が徐々に明るくなってきている。
(わかるわー、いい匂いってだけでテンション上がるよねー)
生地の縁が少し固まってきた、
「もう少し、上に高く乗せられる?」
「問題ない! 任せて!」
自信満々で言うラーナに、イヴァも反応した。
「ラーナは器用じゃのー、妾じゃ無理じゃな」
(あの小麦粉の扱い……でしょうねー)
「イヴァはできないわよねー」
「リリには言われたくないのじゃ! 何も出来んのはお互い様じゃ」
「ラーナ様々ね!」
「そうじゃな、ラーナのおかげじゃな」
「……」
ラーナは顔を真っ赤にして俯く。
(照れてます、照れてます、フフッ、相変わらず褒められ馴れてなくて可愛いわ!)
「っ、なんか、プクプクしてきたよ?」
恥ずかしがりながらも、フライパンから目を離していないラーナ。
生地が膨らみ、気泡が上に浮き出てくるのを見て言う。
「これが焼けてきた合図、わかりやすいでしょ?」
「そうだねー」
「難しいかもしれないけど、ひっくり返せる?」
「はーい!」
パタッ、ジュー、パタッ、ジュー、パタッ、ジュー。
ひっくり返すと出てくる黄金色の生地。
ムラのない綺麗な茶色の焼色。
先程の良い匂いに香ばしい匂いが加わり、更に食欲を刺激する。
「おぉー、キレイじゃのー、いい匂いじゃー」
「リリ、ボク早く食べたい!」
イヴァが感嘆の声を漏らし、ラーナが満面の笑みで応え、リリはよだれをすする。
「仕上げに、わたしが魔法で蒸し焼きにするわ」
「りょうかーい」
「フライパンを少しだけ火の上に戻して」
溢れ出るよだれを我慢し、リリは水魔法を唱える。
フライパンの縁に少しだけ水を出した。
ジューッという音と共に水が蒸発していく、リリはすぐさま風魔法を使い、逃げていく熱気と水蒸気を対流させていく。
(よしっ、上手く行ったわ、蒸し焼きに出来そうじゃない?)
「あとは盛り付けるだけよ、わたしがやるから、ラーナはどんどん焼いていってー」
「りょうかーい、ささっと終わらせて早く食べよー」
「イヴァはわたしを手伝ってー」
「わかったのじゃ」
(イヴァの言う分かったって、分かっていないってことよねー)
リリは頭ではそう理解したが、丁寧に話しを続ける。
「わたしの真似して、次のお皿から盛り付けていってね」
「わかったのじゃ、任せておけ」
(自信満々だなぁ、心配だわー)
とりあえずリリは、1つ目を盛り付け始めた。
まずはお皿にパンケーキを重ねる。
次にアーモンド、サンドワームの干物を真ん中に置いた。
(うーん……華やかさがない、周りにも散らしとこっか、あと、はー……)
「イヴァ、ミントを出して下さい」
リリの言葉を聞いたイヴァは、直ぐにアイテムボックスからミントを出す。
「これでいいかや?」
「ありがとっ!」
(ミントも散らして、最後にジャイアントスコーピオンの蜜を掛けてっと)
「んー、これで綺麗になったわね」
『完成!!』
「遅くなってごめんね! ソフィアに捕まちゃった」
「おかえりリリ、こんな感じでいい?」
器には、もったりとした生地。
小麦粉のダマになった所もなく、空気を含み白っぽくなっている。
(最高、もう美味しそうー)
「じゃ卵白を三分の一とベルモットも入れちゃって」
「三分の一?」
「状態の悪い所から入れるといい感じになるから、そんなかんじでー」
「わかったよー」
スプーンで縁からメレンゲを掬い、生地に加えて少し混ぜる。
サッと混ぜると卵白で白い筋が出来る。
更に混ぜ続け、白い筋が見えるか見えないか分からなくなったところで、ラーナがまたもリリに見せて聞く。
「これでいい?」
(完璧なタイミングね、ラーナって料理のセンスがあるわー)
「残りは2回に分けて混ぜてね」
「わかった」
「イヴァはサンドワームの肝油を、アーモンドが漬かるぐらいまで入れといて」
「わかったのじゃ」
(ぜーったいに美味しくなる!)
新品のフライパンの前に、二人と一羽がじっと立っている。
「お腹すいたー、すぐ焼こうよー、ダメ?」
「新品をこんなに熱していいのかや?」
油すら引かずに空焼きをされるフライパン。
ラーナとイヴァは、やっていることの意図が分からず、キョトンとしていた。
逆に当のリリは、テンション高く声を上げる。
「ガンガン温めろー!」
「こんなこと、しなくてよくない?」
「美味しく食べるためには、大事な儀式なの! あと少しのガ・マ・ン!」
リリは、ラーナの肩から二人の前に飛び出すと、両手を広げる。
(あっつ! 全身が熱い、焼ける、熱風の上昇気流が……)
リリは慌ててラーナの肩に戻る。
「ふぅ、熱風で丸焼けになるかと思ったぁ!」
熱々に熱したフライパンからは、次第に煙が出て来た。
それを見てラーナが反応した。
「これ、大丈夫?」
「っお! 来た来た、大丈夫!」
「ほんとーに?」
「オリーブオイルをたっぷり入れて、火は弱めにしてね!」
不安げな二人を余所目に、リリはキャッキャと喋り続ける。
新品のフライパン、それだけで嬉しくなっているのであろう。
ラーナは怪訝そうにオリーブオイルを入れると、フライパンを持ち上げ火から遠ざける。
「これでいい?」
「オッケー! そのまま油を馴染ませたら、油は小瓶に出しちゃっていいわ」
「うん」
不安そうに答えるラーナ。
イヴァはただただボーッとフライパンを眺めている。
(信じていないな? まぁ焼き入れの理論を話したところで、分からないか)
通常、鉄や銅のフライパンは、新品であればあるほどくっつきやすい。
なので、焼き入れと言う作業をやらないといけないのだ。
油を塗るだけでも多少は良くなるが、今回はデザートである。
キレイな焼き目、マイルドな火入れは必須なのだ。
しばらくして油を小瓶に移したラーナが、リリに聞く。
「終わったよ、これでいい?」
「オッケー。そのままフライパンを少し冷ますわ!」
「えー、まだ焼かないのー?」
「もう少し! ここが大事なの、最重要ポイント! 焦げない温度まで下げなきゃ」
「さっき温めたのに!?」
「まぁまぁ、大事なの」
「じゃあ水かける?」
「それはしない!」
(直ぐに食べたいのは分かるけど、適温までもう少しだけ待ってて)
しばらく他愛もない話しをする三人。
フライパンの上を飛ぶリリ、両手を広げて二人に言う。
「もうオッケー、始めるわ!」
「や、やっと……」
ラーナはお腹が空いて元気がない。
このために昼ご飯を抜いたのは失敗だったらしい。
「おまたせ! 生地をわたしの半分ぐらいの大きさで乗せて、なるべく小高く!」
「三つぐらい乗せられそうかなぁ?」
ラーナがしっかりと卵白を混ぜた事で、フワフワになった生地をフライパンに乗せる。
ジューッと良い音を奏でながら、ベルモットのいい匂いが生地から立ち昇る。
「くっつかないようにね! 焦げないようにね!」
「リリは心配性だなぁ」
匂いの期待感からか、ラーナの声色が徐々に明るくなってきている。
(わかるわー、いい匂いってだけでテンション上がるよねー)
生地の縁が少し固まってきた、
「もう少し、上に高く乗せられる?」
「問題ない! 任せて!」
自信満々で言うラーナに、イヴァも反応した。
「ラーナは器用じゃのー、妾じゃ無理じゃな」
(あの小麦粉の扱い……でしょうねー)
「イヴァはできないわよねー」
「リリには言われたくないのじゃ! 何も出来んのはお互い様じゃ」
「ラーナ様々ね!」
「そうじゃな、ラーナのおかげじゃな」
「……」
ラーナは顔を真っ赤にして俯く。
(照れてます、照れてます、フフッ、相変わらず褒められ馴れてなくて可愛いわ!)
「っ、なんか、プクプクしてきたよ?」
恥ずかしがりながらも、フライパンから目を離していないラーナ。
生地が膨らみ、気泡が上に浮き出てくるのを見て言う。
「これが焼けてきた合図、わかりやすいでしょ?」
「そうだねー」
「難しいかもしれないけど、ひっくり返せる?」
「はーい!」
パタッ、ジュー、パタッ、ジュー、パタッ、ジュー。
ひっくり返すと出てくる黄金色の生地。
ムラのない綺麗な茶色の焼色。
先程の良い匂いに香ばしい匂いが加わり、更に食欲を刺激する。
「おぉー、キレイじゃのー、いい匂いじゃー」
「リリ、ボク早く食べたい!」
イヴァが感嘆の声を漏らし、ラーナが満面の笑みで応え、リリはよだれをすする。
「仕上げに、わたしが魔法で蒸し焼きにするわ」
「りょうかーい」
「フライパンを少しだけ火の上に戻して」
溢れ出るよだれを我慢し、リリは水魔法を唱える。
フライパンの縁に少しだけ水を出した。
ジューッという音と共に水が蒸発していく、リリはすぐさま風魔法を使い、逃げていく熱気と水蒸気を対流させていく。
(よしっ、上手く行ったわ、蒸し焼きに出来そうじゃない?)
「あとは盛り付けるだけよ、わたしがやるから、ラーナはどんどん焼いていってー」
「りょうかーい、ささっと終わらせて早く食べよー」
「イヴァはわたしを手伝ってー」
「わかったのじゃ」
(イヴァの言う分かったって、分かっていないってことよねー)
リリは頭ではそう理解したが、丁寧に話しを続ける。
「わたしの真似して、次のお皿から盛り付けていってね」
「わかったのじゃ、任せておけ」
(自信満々だなぁ、心配だわー)
とりあえずリリは、1つ目を盛り付け始めた。
まずはお皿にパンケーキを重ねる。
次にアーモンド、サンドワームの干物を真ん中に置いた。
(うーん……華やかさがない、周りにも散らしとこっか、あと、はー……)
「イヴァ、ミントを出して下さい」
リリの言葉を聞いたイヴァは、直ぐにアイテムボックスからミントを出す。
「これでいいかや?」
「ありがとっ!」
(ミントも散らして、最後にジャイアントスコーピオンの蜜を掛けてっと)
「んー、これで綺麗になったわね」
『完成!!』
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