今日も僕は、物語に君の欠片を綴る。

 『魂を失ってなお、僕の目に映る彼の姿は・・・・・何よりも綺麗だった。』

「もう、二度とくるな!」そんな彼の言葉に傷ついた僕は、その意味をわかっていなかった。石綿の影響で次々と死に絶えていく従業員。その魔の手は、彼にも容赦なく伸びていたのだ。

病から逃れられず引き離される二人の、切ない物語。

(カクヨム、小説家になろう、pixivに掲載中)
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