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番外編
魔王陛下のとある一日④
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「自分で立ち上がれて偉いな、ルーナ」
「うん! だってルー、ねーえになるの! ねーえはメソメソしちゃメッって、ははえにゆわれたの!」
「ねーえ?」
ルーナ語では『ちちえ』が父上、『にーえ』は兄上、『ははえ』が母上だから、『ねーえ』は姉上ということになり、「自分は姉上になるから泣かないのだ」と言っているのだろう。
それはつまり、ジゼルの妊娠を示唆していることになる。夫として心当たりはある。
だが、つい一週間ほど前、月のものを理由に抱き枕業を休んで、自分の部屋で寝ていた記憶は新しい。あれは偽証だったのか?
「……ジゼル?」
「違う違う! ウチは妊娠してへんで!」
だましていたのかと冷ややかな笑みを向けるが、ジゼルは首がもげそうな勢いでブンブンと横に振る。
ジゼル付きの侍女たちも「左様でございます、ご懐妊はされておりません!」と、青い顔でブンブン縦に首を振る。
「でも、幼い子供は勘が鋭く、医者より早く懐妊を言い当てるという逸話もよく聞く。念のため調べてみたらどうだ?」
「いや、ホンマに違うねん……この間産休に入る侍女さんのおなかが、ウチのぽっこりおなかとそっくりやったから、『この中に赤ちゃん入ってる!』って勘違いしただけやねん……」
「ふっ」
いたたまれない顔で真相を暴露するジゼルに、テッドは思わず噴き出した。
肥満と妊婦の腹の出具合は別物だと思うが、休みに入る前であればそれほど大きくはないだろうし、三歳にもならない子供では同じに見えてもおかしくない。
「笑うなっ!」
「悪い悪い。まあでもいい機会だし、食事が終わったら医者に診てもらえ。悪いが、診察の手配を頼む」
「かしこまりました、陛下」
スピーディーに医者を手配するテッドに、ジゼルは待ったをかける。
「いや、せやから違うっちゅーに」
「あなたの場合、本人の申告すらあてにならないからな。エリックの時のことを、忘れたとは言わせないぞ」
「……むぅ、それはまあ……」
ジゼルは憮然とした表情を返すが、“前科”があるだけに断れない様子だ。
実はエリックを身籠った時に、予定通りに月のものが来ないのを訝しんでいたようだが、後日それらしい出血があったので、ジゼルは妊娠していないと勘違いした。
その半月後、王都近くに新しくできた缶詰工場の視察に出かけたのだが、そこでひどいつわりに襲われたらしい。伝聞系なのは、その日テッドは王宮で書類仕事に追われていて、その場にいなかったせいだ。
現場では「すわ毒殺か!?」と護衛たちが大慌てする一方で、心当たりのあるお付きの侍女たちは冷静に対処して、念のため同行させていたご典医を呼び出し、「おめでとうございます、ご懐妊です」の一言で、剣呑な空気から一転してお祭りムード。
視察は急遽取りやめになり、慎重かつ迅速に帰宅してベッドに押し込められた、という経緯がある。
「ああそうそう。俺も同席するから、夫婦の寝室に通してくれ。それと、午前中の謁見の時間を少し後ろ倒しにするから、それも告知しておいてくれ」
「か、かしこまりました……」
「いや、テッドはおらんでええやろ。仕事しぃ、仕事」
「夫なんだから聞く権利はあるだろう。今後の予定に大きく関係することだから、これも大事な仕事の一環だ」
「屁理屈やん」
夫より先にその他の有象無象が妻のおめでたを知らされたことを、テッドは密かに根に持っている。ルーナを身籠った時も、自分が遠方に視察に出かけていて手紙で知らされたので、次こそは自分が一番に耳に入れたいところだ。
その思考に至るあたり「お前、妻が好きすぎるんじゃねぇの?」って感じだが、繰り返しになるが本人にその自覚はない。無自覚が一番怖いとはこのことだ。
そんな寸劇を経て三人で食堂へ向かって席に着き、ほどなくしてやってきたエリックと一緒に朝食を摂る。
国王夫妻は何かと多忙で、家族そろって食卓を囲めるのは朝くらいだから、二人とも食事よりおしゃべりのほうに夢中になりがちだ。それを行儀が悪いとたしなめつつも、構ってやれない罪悪感からうやむやになってしまう。
「……そういえば、もうすぐルーナの誕生日だな。何か欲しいものはあるか?」
「あかちゃ! ルー、ねーえになーたい!」
「ぶっ」
お姉ちゃんになりたい病をぶり返すルーナに、ちょうどハーブティーを含んでいたジゼルが噴き出しかけた。
いかにこの国の最高権力者といえど、欲しいからと言われてすぐ「はいどうぞ」とは言えないものである。仮に今日妊娠が分かっても、来月の誕生日には間に合わないし。
「ルーナ、赤ちゃんはそんなすぐには生まれてこないんだぞ。父上と母上が神様に何回もお願いして赤ちゃんの種をもらって、その種を母上のおなかの中で育ててもらって、十か月くらいかけて赤ちゃんの形にするんだ」
子供に訊かれて困る質問トップ3『赤ちゃんってどうやってできるの?』に対する回答として、あれこれをいろいろぼかした解説を披露する。ちなみに、エリックにも以前同じことを述べた。
「じゅっかっつ? それ、どれくらい?」
「おやつを三百回……あー、とにかくたくさん食べたあとかな」
「じゃー、おやついっぱーたべたら、あかちゃできる?」
エリックが指折り数えながら、ルーナが分かりやすそうなたとえを出したが、食いしん坊の彼女は都合のいいように解釈した。
「なんでそうなんねん! おやつは一日一回やで!」
「ははえ、なんかいもおやつ、たべてるのに」
「ぐふっ」
ジゼルがノリでずっこけるふりをしながら突っ込むが、悪意なくズバーンと痛いところを突かれて、本気で椅子からずり落ちそうになった。
ジゼルは昔も今も「糖分足らんと頭が回らん」とか言いながら、休憩のたびに甘い物をつまんでいる。一回の量は少ないが回数が多いので、結局カロリー過多になって痩せないのだ。
「うん! だってルー、ねーえになるの! ねーえはメソメソしちゃメッって、ははえにゆわれたの!」
「ねーえ?」
ルーナ語では『ちちえ』が父上、『にーえ』は兄上、『ははえ』が母上だから、『ねーえ』は姉上ということになり、「自分は姉上になるから泣かないのだ」と言っているのだろう。
それはつまり、ジゼルの妊娠を示唆していることになる。夫として心当たりはある。
だが、つい一週間ほど前、月のものを理由に抱き枕業を休んで、自分の部屋で寝ていた記憶は新しい。あれは偽証だったのか?
「……ジゼル?」
「違う違う! ウチは妊娠してへんで!」
だましていたのかと冷ややかな笑みを向けるが、ジゼルは首がもげそうな勢いでブンブンと横に振る。
ジゼル付きの侍女たちも「左様でございます、ご懐妊はされておりません!」と、青い顔でブンブン縦に首を振る。
「でも、幼い子供は勘が鋭く、医者より早く懐妊を言い当てるという逸話もよく聞く。念のため調べてみたらどうだ?」
「いや、ホンマに違うねん……この間産休に入る侍女さんのおなかが、ウチのぽっこりおなかとそっくりやったから、『この中に赤ちゃん入ってる!』って勘違いしただけやねん……」
「ふっ」
いたたまれない顔で真相を暴露するジゼルに、テッドは思わず噴き出した。
肥満と妊婦の腹の出具合は別物だと思うが、休みに入る前であればそれほど大きくはないだろうし、三歳にもならない子供では同じに見えてもおかしくない。
「笑うなっ!」
「悪い悪い。まあでもいい機会だし、食事が終わったら医者に診てもらえ。悪いが、診察の手配を頼む」
「かしこまりました、陛下」
スピーディーに医者を手配するテッドに、ジゼルは待ったをかける。
「いや、せやから違うっちゅーに」
「あなたの場合、本人の申告すらあてにならないからな。エリックの時のことを、忘れたとは言わせないぞ」
「……むぅ、それはまあ……」
ジゼルは憮然とした表情を返すが、“前科”があるだけに断れない様子だ。
実はエリックを身籠った時に、予定通りに月のものが来ないのを訝しんでいたようだが、後日それらしい出血があったので、ジゼルは妊娠していないと勘違いした。
その半月後、王都近くに新しくできた缶詰工場の視察に出かけたのだが、そこでひどいつわりに襲われたらしい。伝聞系なのは、その日テッドは王宮で書類仕事に追われていて、その場にいなかったせいだ。
現場では「すわ毒殺か!?」と護衛たちが大慌てする一方で、心当たりのあるお付きの侍女たちは冷静に対処して、念のため同行させていたご典医を呼び出し、「おめでとうございます、ご懐妊です」の一言で、剣呑な空気から一転してお祭りムード。
視察は急遽取りやめになり、慎重かつ迅速に帰宅してベッドに押し込められた、という経緯がある。
「ああそうそう。俺も同席するから、夫婦の寝室に通してくれ。それと、午前中の謁見の時間を少し後ろ倒しにするから、それも告知しておいてくれ」
「か、かしこまりました……」
「いや、テッドはおらんでええやろ。仕事しぃ、仕事」
「夫なんだから聞く権利はあるだろう。今後の予定に大きく関係することだから、これも大事な仕事の一環だ」
「屁理屈やん」
夫より先にその他の有象無象が妻のおめでたを知らされたことを、テッドは密かに根に持っている。ルーナを身籠った時も、自分が遠方に視察に出かけていて手紙で知らされたので、次こそは自分が一番に耳に入れたいところだ。
その思考に至るあたり「お前、妻が好きすぎるんじゃねぇの?」って感じだが、繰り返しになるが本人にその自覚はない。無自覚が一番怖いとはこのことだ。
そんな寸劇を経て三人で食堂へ向かって席に着き、ほどなくしてやってきたエリックと一緒に朝食を摂る。
国王夫妻は何かと多忙で、家族そろって食卓を囲めるのは朝くらいだから、二人とも食事よりおしゃべりのほうに夢中になりがちだ。それを行儀が悪いとたしなめつつも、構ってやれない罪悪感からうやむやになってしまう。
「……そういえば、もうすぐルーナの誕生日だな。何か欲しいものはあるか?」
「あかちゃ! ルー、ねーえになーたい!」
「ぶっ」
お姉ちゃんになりたい病をぶり返すルーナに、ちょうどハーブティーを含んでいたジゼルが噴き出しかけた。
いかにこの国の最高権力者といえど、欲しいからと言われてすぐ「はいどうぞ」とは言えないものである。仮に今日妊娠が分かっても、来月の誕生日には間に合わないし。
「ルーナ、赤ちゃんはそんなすぐには生まれてこないんだぞ。父上と母上が神様に何回もお願いして赤ちゃんの種をもらって、その種を母上のおなかの中で育ててもらって、十か月くらいかけて赤ちゃんの形にするんだ」
子供に訊かれて困る質問トップ3『赤ちゃんってどうやってできるの?』に対する回答として、あれこれをいろいろぼかした解説を披露する。ちなみに、エリックにも以前同じことを述べた。
「じゅっかっつ? それ、どれくらい?」
「おやつを三百回……あー、とにかくたくさん食べたあとかな」
「じゃー、おやついっぱーたべたら、あかちゃできる?」
エリックが指折り数えながら、ルーナが分かりやすそうなたとえを出したが、食いしん坊の彼女は都合のいいように解釈した。
「なんでそうなんねん! おやつは一日一回やで!」
「ははえ、なんかいもおやつ、たべてるのに」
「ぐふっ」
ジゼルがノリでずっこけるふりをしながら突っ込むが、悪意なくズバーンと痛いところを突かれて、本気で椅子からずり落ちそうになった。
ジゼルは昔も今も「糖分足らんと頭が回らん」とか言いながら、休憩のたびに甘い物をつまんでいる。一回の量は少ないが回数が多いので、結局カロリー過多になって痩せないのだ。
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