153 / 217
第六部 ざまぁ編
変態フラグは避けられない……?
しおりを挟む
「私の言葉に共感できるところがあったようだね。昔から君とは近しいものを感じていたが、ジゼル嬢が実の妹であれば家族愛で片付けられる感情だろう? だから、私とは違うと思っていたんだけど……彼女と血縁がないと知った時には、ようやく同士に巡り合えたと感激したよ」
「だから僕と話をしてみたかったと?」
「そうだよ。君も私に訊きたいことがあるから手紙をくれたんだろうし、ついでだから答えてあげる。最近新しいコレクションが手に入って機嫌がいいんだ」
やはり、ハイマン家側の動きは悟られていたようだ。
テッドの正体を含め、レーリアたちの動向にまで勘づいているかまでは読み取れないが、藪蛇にならないようそこには触れないことにした。
「……君の流した情報によって、アーメンガート嬢の身に不利益が生じるとしても?」
「問題ないよ。彼女は長らく破滅の道を歩いていたと、傍で観察していた私はずっと感じていたからね」
「それが分かってて、何故止めなかったの?」
敬愛する人物が堕ちていくのを、黙って見過ごしていたなんて信じられないし、なによりアーメンガートの愚行を止めていれば、ジゼルは断罪されずに済んだはずだ。
自制心を働かせ声を荒げることだけは避けられたが、責めるような口調になってしまって気まずくなり、そっとまぶたを伏せる。彼が独自に動いたところで、軍部が絡んでいる疑惑が高いあの一件を防げたとは思えない。
しかし、それに気を悪くした様子もなく、ベリルは淡々と答えた。
「私はありのままの彼女を愛している。たとえ稀代の悪女として裁かれたとしても、私は彼女の行く末を最後まで見届ける覚悟がある。私はそこいらのストーカーと違って、自分の理想像を相手に押し付けたりはしないし、自分が望む未来へと誘導することもしない。破滅へ向かう姿もまた美しく尊いと感じ、いつまでも愛でていたい気持ちになる……それが常人に理解されないことは、一応自覚しているけどね」
ひょいと肩をすくめたのち、わずかに残っていたお茶を飲み干して、ベリルは青白い顔に薄い笑みを浮かべる。
そこには何があっても揺るがない絶対的な愛と、常軌を逸しているのに完璧に律された狂気が混在していた。
(いやいや、これと僕が同類とか絶対にあえないでしょ!? てかその前に、グラスリーくんって本当に人間なの!? なんか未知の生物と対峙してる気分なんだけど!)
同級生のピュアとダークが入り混じるとんでもない一面を垣間見てしまったハンスは、心の中で悲鳴を上げつつも深呼吸で落ち着きを取り戻し、ついに本題を切り出すことにした。
「じゃあ、お言葉に甘えて……単刀直入に訊くけど、アーメンガート嬢の協力者について知ってることはない?」
「そうだねぇ……従順な下僕という点でいえば、エドガー・ブランシェとニック・メイガン、それとビクトリカ・ヘンドリックの三人かな。アーメンガート嬢にすっかり骨抜きだからね。マルクス・ガーランドも彼女の魅力に堕ちてはいるけど、若い連中ほどのめり込んではいないかな」
「そうそうたる面子だな」
彼らは皆王太子の側近ないしそれに近しい人物だし、王宮の中で地位もコネもある。
彼らの協力があれば、アーメンガート自身が籠の鳥であっても大抵のことは外部に委託することができそうだ。
「まあ、淫らな行為に耽っているという点では同類だけど」
「……え、みだ……!? それってその……」
昨日の天気でも表現するような軽さで重要な不貞を暴露され、ハンスは一瞬言葉を失った。
次期国王の母となるべき女性が複数の男性と関係を持っているなど、不敬罪に相当する大スキャンダルだ。
運悪く父親が誰か分からない不義の子を身ごもってしまえば、関係者たち全員の家がお取り潰しになった挙句、主要な人物の首が物理的に飛ぶことになる。
被害者であるミリアルドだって、不貞を許した間抜けな王太子だと揶揄され無傷では済まない。相手が自分の側近だとなれば、なおのこと監督不行き届きとして罪が重くなる。
テッドの予想とは別方向で亡国の危機にさらされているのか……と愕然とするハンスだったが、
「一線を越えずとも肉欲を満たす方法など、いくらでもあるだろう?」
「あー……ああ、うん……」
草食系と言えど健全な男子であるハンスも、そういう知識は少なからず持っている。
とりあえず最悪の事態は回避されたようでほっとするが、それでも不貞は不貞だ。由々しき事態である。
これだけでも十分アーメンガートを失脚させる材料としては十分だが、その事実が今の今まで露見しなかったことを考えれば、ミリアルド以外の周りの人間は黙認し隠蔽していた可能性が高い。
不貞現場を直接押さえるか、不貞相手の自白を引き出さない限り有効性は少なく、噂を流すにしてもこちらの破滅を誘いかねない諸刃の剣だ。
断罪の決定打としてではなく、ダメ押しのカードとして取っておくのが無難か。
(それにしても、話題が話題なだけに、なんとも言えない空気なんだけど……)
男だけの場とはいえ生々しい話題を出されるのは性格上落ち着かないし、ストーキング対象が他の男とイチャついててなんとも思わない鋼の精神力が恐ろしい。
そもそも、王太子の婚約者が娼婦まがいのことをしているなんて事実は、できれば知りたくなかった。この話を女性陣にどう説明したらいいのか。次期公爵の語彙力をもってしても、やんごとなき女性の気分を害さないよう伝えられる自信はない。
知らない方が幸せだった。いろいろな意味で。
「ああ、そうそう。最近は軍部の老害将軍……おっと失礼、ドミニオン・エーゼル閣下とも懇意にしているようだね。ジゼル嬢をでっち上げの断罪するにあたり、随分と力を借りていたようだよ」
「やっぱり軍が絡んでたか……けど、エーゼル大将軍とは厄介だな」
変態のレッテルを張られる運命から逃避したくて、違う話題に飛びつく。
七十を超えてなお現役に居座り続ける者を老害と言いたくなる気持ちは分かるが、仮にも先代の王弟殿下である。
とっくに臣籍降下しているとはいえ、その血筋や武勲などを盾に取られれば、テッドやレーリアもおいそれと手が出せない相手だ。
歳が歳なだけに、自然死に見せかけて毒殺という手も使えなくはないが、機密性の高い軍部に潜り込むのも一苦労だし、露見した時のリスクが大きすぎる。
それに、ドミニオンと同等の思想を持つ軍人はいくらでもいるので、彼一人を排除したところで別の頭にすげ替わるだけで根本的な解決にはならない。
「……ダメ元で訊いてみるけど、エーゼル様や軍部と通じている証拠とかは……持ってないよね?」
「それって機密文書レベルだよね。さすがにそれは“読後焼却”を徹底してると思うよ。手紙と言えば、間男たちが恋文と一緒に送ってきた、恥ずかしいポエムならいくらでもあるんだけど」
「いらない」
ブンブンと首を振ってお断りするハンス。
他人の恋心を綴ったポエムなど見たくもないし、その手のブツに身に覚えがありすぎて拒絶反応が出た。
何を隠そうハンスも、過去に同じようなことをやらかしたクチである。
何故男は恋をすると詩人になってしまうのだろう。たった数年前のことなのに、身悶えしたくなるほど恥ずかしい黒歴史だ。
ロゼッタのことだから大事に取っていそうだし、今もどこかにあの駄作が眠っているのかと思うと羞恥心で死ねる。若気の至りって恐ろしい。
一時間足らずで精神をゴリゴリと削られながらも、その後も小さな情報を仕入れつつ雑談に興じ、帰宅の途に就くころにはボロ雑巾と化していたハンスだった。
「だから僕と話をしてみたかったと?」
「そうだよ。君も私に訊きたいことがあるから手紙をくれたんだろうし、ついでだから答えてあげる。最近新しいコレクションが手に入って機嫌がいいんだ」
やはり、ハイマン家側の動きは悟られていたようだ。
テッドの正体を含め、レーリアたちの動向にまで勘づいているかまでは読み取れないが、藪蛇にならないようそこには触れないことにした。
「……君の流した情報によって、アーメンガート嬢の身に不利益が生じるとしても?」
「問題ないよ。彼女は長らく破滅の道を歩いていたと、傍で観察していた私はずっと感じていたからね」
「それが分かってて、何故止めなかったの?」
敬愛する人物が堕ちていくのを、黙って見過ごしていたなんて信じられないし、なによりアーメンガートの愚行を止めていれば、ジゼルは断罪されずに済んだはずだ。
自制心を働かせ声を荒げることだけは避けられたが、責めるような口調になってしまって気まずくなり、そっとまぶたを伏せる。彼が独自に動いたところで、軍部が絡んでいる疑惑が高いあの一件を防げたとは思えない。
しかし、それに気を悪くした様子もなく、ベリルは淡々と答えた。
「私はありのままの彼女を愛している。たとえ稀代の悪女として裁かれたとしても、私は彼女の行く末を最後まで見届ける覚悟がある。私はそこいらのストーカーと違って、自分の理想像を相手に押し付けたりはしないし、自分が望む未来へと誘導することもしない。破滅へ向かう姿もまた美しく尊いと感じ、いつまでも愛でていたい気持ちになる……それが常人に理解されないことは、一応自覚しているけどね」
ひょいと肩をすくめたのち、わずかに残っていたお茶を飲み干して、ベリルは青白い顔に薄い笑みを浮かべる。
そこには何があっても揺るがない絶対的な愛と、常軌を逸しているのに完璧に律された狂気が混在していた。
(いやいや、これと僕が同類とか絶対にあえないでしょ!? てかその前に、グラスリーくんって本当に人間なの!? なんか未知の生物と対峙してる気分なんだけど!)
同級生のピュアとダークが入り混じるとんでもない一面を垣間見てしまったハンスは、心の中で悲鳴を上げつつも深呼吸で落ち着きを取り戻し、ついに本題を切り出すことにした。
「じゃあ、お言葉に甘えて……単刀直入に訊くけど、アーメンガート嬢の協力者について知ってることはない?」
「そうだねぇ……従順な下僕という点でいえば、エドガー・ブランシェとニック・メイガン、それとビクトリカ・ヘンドリックの三人かな。アーメンガート嬢にすっかり骨抜きだからね。マルクス・ガーランドも彼女の魅力に堕ちてはいるけど、若い連中ほどのめり込んではいないかな」
「そうそうたる面子だな」
彼らは皆王太子の側近ないしそれに近しい人物だし、王宮の中で地位もコネもある。
彼らの協力があれば、アーメンガート自身が籠の鳥であっても大抵のことは外部に委託することができそうだ。
「まあ、淫らな行為に耽っているという点では同類だけど」
「……え、みだ……!? それってその……」
昨日の天気でも表現するような軽さで重要な不貞を暴露され、ハンスは一瞬言葉を失った。
次期国王の母となるべき女性が複数の男性と関係を持っているなど、不敬罪に相当する大スキャンダルだ。
運悪く父親が誰か分からない不義の子を身ごもってしまえば、関係者たち全員の家がお取り潰しになった挙句、主要な人物の首が物理的に飛ぶことになる。
被害者であるミリアルドだって、不貞を許した間抜けな王太子だと揶揄され無傷では済まない。相手が自分の側近だとなれば、なおのこと監督不行き届きとして罪が重くなる。
テッドの予想とは別方向で亡国の危機にさらされているのか……と愕然とするハンスだったが、
「一線を越えずとも肉欲を満たす方法など、いくらでもあるだろう?」
「あー……ああ、うん……」
草食系と言えど健全な男子であるハンスも、そういう知識は少なからず持っている。
とりあえず最悪の事態は回避されたようでほっとするが、それでも不貞は不貞だ。由々しき事態である。
これだけでも十分アーメンガートを失脚させる材料としては十分だが、その事実が今の今まで露見しなかったことを考えれば、ミリアルド以外の周りの人間は黙認し隠蔽していた可能性が高い。
不貞現場を直接押さえるか、不貞相手の自白を引き出さない限り有効性は少なく、噂を流すにしてもこちらの破滅を誘いかねない諸刃の剣だ。
断罪の決定打としてではなく、ダメ押しのカードとして取っておくのが無難か。
(それにしても、話題が話題なだけに、なんとも言えない空気なんだけど……)
男だけの場とはいえ生々しい話題を出されるのは性格上落ち着かないし、ストーキング対象が他の男とイチャついててなんとも思わない鋼の精神力が恐ろしい。
そもそも、王太子の婚約者が娼婦まがいのことをしているなんて事実は、できれば知りたくなかった。この話を女性陣にどう説明したらいいのか。次期公爵の語彙力をもってしても、やんごとなき女性の気分を害さないよう伝えられる自信はない。
知らない方が幸せだった。いろいろな意味で。
「ああ、そうそう。最近は軍部の老害将軍……おっと失礼、ドミニオン・エーゼル閣下とも懇意にしているようだね。ジゼル嬢をでっち上げの断罪するにあたり、随分と力を借りていたようだよ」
「やっぱり軍が絡んでたか……けど、エーゼル大将軍とは厄介だな」
変態のレッテルを張られる運命から逃避したくて、違う話題に飛びつく。
七十を超えてなお現役に居座り続ける者を老害と言いたくなる気持ちは分かるが、仮にも先代の王弟殿下である。
とっくに臣籍降下しているとはいえ、その血筋や武勲などを盾に取られれば、テッドやレーリアもおいそれと手が出せない相手だ。
歳が歳なだけに、自然死に見せかけて毒殺という手も使えなくはないが、機密性の高い軍部に潜り込むのも一苦労だし、露見した時のリスクが大きすぎる。
それに、ドミニオンと同等の思想を持つ軍人はいくらでもいるので、彼一人を排除したところで別の頭にすげ替わるだけで根本的な解決にはならない。
「……ダメ元で訊いてみるけど、エーゼル様や軍部と通じている証拠とかは……持ってないよね?」
「それって機密文書レベルだよね。さすがにそれは“読後焼却”を徹底してると思うよ。手紙と言えば、間男たちが恋文と一緒に送ってきた、恥ずかしいポエムならいくらでもあるんだけど」
「いらない」
ブンブンと首を振ってお断りするハンス。
他人の恋心を綴ったポエムなど見たくもないし、その手のブツに身に覚えがありすぎて拒絶反応が出た。
何を隠そうハンスも、過去に同じようなことをやらかしたクチである。
何故男は恋をすると詩人になってしまうのだろう。たった数年前のことなのに、身悶えしたくなるほど恥ずかしい黒歴史だ。
ロゼッタのことだから大事に取っていそうだし、今もどこかにあの駄作が眠っているのかと思うと羞恥心で死ねる。若気の至りって恐ろしい。
一時間足らずで精神をゴリゴリと削られながらも、その後も小さな情報を仕入れつつ雑談に興じ、帰宅の途に就くころにはボロ雑巾と化していたハンスだった。
1
お気に入りに追加
2,287
あなたにおすすめの小説
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
悪役令嬢の腰巾着に転生したけど、物語が始まる前に追放されたから修道院デビュー目指します。
火野村志紀
恋愛
貧乏な男爵家の三女として生まれたリグレットは、侯爵令嬢ブランシェの在りもしない醜聞を吹聴した罪で貴族界から追放。修道院送りになってしまう。
……と、そこでリグレットは自分の前世を思い出した。同時に、農家の行き遅れ娘でモリモリ頑張りつつ、その合間にプレイしていた乙女ゲームの世界の中にいると気づく。
リグレットは主要キャラではなく、ライバルの悪役令嬢プランシェの腰巾着。
ゲーム本編には一切登場せず、数多いるブランシェの被害者の一人に過ぎなかった。
やったね! ヒロインがヒーローたちをフラグを立てているうちにさっさとこの国から逃げる計画を立てよう!
何とこのゲーム、メリバエンドがいくつも存在していて、この国そのものが滅亡するぶっ飛んだエンドもある。
人の恋路に巻き込まれて死にたくねぇ。というわけで、この国を脱出するためにもまずは修道院で逞しく生きようと思います。
それとメインヒーローの弟さん、何故私に会いに来るんですか?
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
悪役令嬢に転生したので、すべて無視することにしたのですが……?
りーさん
恋愛
気がついたら、生まれ変わっていた。自分が死んだ記憶もない。どうやら、悪役令嬢に生まれ変わったみたい。しかも、生まれ変わったタイミングが、学園の入学式の前日で、攻略対象からも嫌われまくってる!?
こうなったら、破滅回避は諦めよう。だって、悪役令嬢は、悪口しか言ってなかったんだから。それだけで、公の場で断罪するような婚約者など、こっちから願い下げだ。
他の攻略対象も、別にお前らは関係ないだろ!って感じなのに、一緒に断罪に参加するんだから!そんな奴らのご機嫌をとるだけ無駄なのよ。
もう攻略対象もヒロインもシナリオも全部無視!やりたいことをやらせてもらうわ!
そうやって無視していたら、なんでか攻略対象がこっちに来るんだけど……?
※恋愛はのんびりになります。タグにあるように、主人公が恋をし出すのは後半です。
1/31 タイトル変更 破滅寸前→ゲーム開始直前
辺境伯の5女ですが 加護が『液体』なので ばれる前に逃げます。
サラ
ファンタジー
「リーナ、もう殲滅してしまえ! で、あきらめて聖女になっちゃおう。リーナってチートなんだから」
お兄様、そんな事を言われても、私は普通の人と普通の恋をして普通の家庭をもちたいんです。
『水魔法の加護』がある事になっているけど本当は違うし、ゲームに関わらずにお兄様と一緒に逃げたいです。と思っていたけれど、覚悟を決める時がきたようです。
異世界に転生したリーナは乳母に虐待されていたが『液体の加護』のおかげで生き延びた。
『隠蔽の加護』を手に入れて、加護を誤魔化したせいで公爵家の婚約者となり魔法学園に通う事となったが、そこで自称ヒロインと出会う。
この世界は乙女ゲームの世界でリーナはヒロインと婚約者の為に尽くす健気な側妃になるらしい。
しかし、婚約破棄されたおかげでストーリーは変わっていく。初恋は結ばれないというけれど、リーナの初恋の行方は?
これは前世で恋も愛も知らなかった女性が愛を見つける物語。
追加で世界を救うかもしれません。
※意地悪乳母や侍女、自称ヒロインとその取り巻きもいるけど、いずれは因果応報。
『お月見』小話、載せてます。小話なのでたいした内容はないです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。