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2章 夏
運動会練習2
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その後は、学年ごとに6年生が付いて練習をする感じだ。
1年生は、今年初めての小学校の運動会なため、2人で踊りを教える。
私は、人に説明するのが苦手だ。だから、1年生のところへ教えに行こうと思った。
だが、ある考えが頭をよぎったのだ。
もしかしたら、私だけ全然喋らないことになるかも・・・!?
それではだめだ。しかし、1人というのもどうにも心細い。
そう、もんもんと考えている内に、他の人はどの学年に教えるか決めていた。
最後に残ったのは、在校生の中で最も学年が上な5年生。
「え、私5年生に教えるの!?」
誰にも聞こえない声で呟くが、仕方がない。早くしないと練習できないことになる。
6年生には、みんなを引き連れていかないといけないのだ。
「えーっと・・・」
5年生が集まっている場所に緊張しながらも行ったが、どこから始めればいいかわか
らない。
ど、どうしよ・・・。何言えばいいの・・・?
頭の中で考えていると、ふいに同じ班の男子から声をかけられた。
「あの、歌のリズムと踊りが分からないんで、ちょっと踊ってくれませんか?」
と、私たちが配った紙を指さながら言う。他の5年生もうんうんと頷いていた。
「う、うん。じゃ、踊るから見ててね」
そう言うと、由衣は自分で歌いながら、さっきと同じように踊った。きっと、顔は真
っ赤でいるのだろうとそれくらいは、自分でも分かっている。
心の中では、これで合ってるよね!?歌のリズム、これでいい!?
存分に叫びながら、焦っていた。でも、一度やってしまえばもう単純だ。
そのまま一気に踊り切ってしまった。
1年生は、今年初めての小学校の運動会なため、2人で踊りを教える。
私は、人に説明するのが苦手だ。だから、1年生のところへ教えに行こうと思った。
だが、ある考えが頭をよぎったのだ。
もしかしたら、私だけ全然喋らないことになるかも・・・!?
それではだめだ。しかし、1人というのもどうにも心細い。
そう、もんもんと考えている内に、他の人はどの学年に教えるか決めていた。
最後に残ったのは、在校生の中で最も学年が上な5年生。
「え、私5年生に教えるの!?」
誰にも聞こえない声で呟くが、仕方がない。早くしないと練習できないことになる。
6年生には、みんなを引き連れていかないといけないのだ。
「えーっと・・・」
5年生が集まっている場所に緊張しながらも行ったが、どこから始めればいいかわか
らない。
ど、どうしよ・・・。何言えばいいの・・・?
頭の中で考えていると、ふいに同じ班の男子から声をかけられた。
「あの、歌のリズムと踊りが分からないんで、ちょっと踊ってくれませんか?」
と、私たちが配った紙を指さながら言う。他の5年生もうんうんと頷いていた。
「う、うん。じゃ、踊るから見ててね」
そう言うと、由衣は自分で歌いながら、さっきと同じように踊った。きっと、顔は真
っ赤でいるのだろうとそれくらいは、自分でも分かっている。
心の中では、これで合ってるよね!?歌のリズム、これでいい!?
存分に叫びながら、焦っていた。でも、一度やってしまえばもう単純だ。
そのまま一気に踊り切ってしまった。
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