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2章 夏
みんな一緒
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「ねえねえ、雨華のとこはどう?」
休み時間、由衣は雨華に尋ねた。それまで、机と睨みっこしていた雨華がふと顔をあ
げる。
「んー?えーと、まあまあかなぁー」
雨華の少し疲れた返事に、
白組大変なのかなぁ・・・。
と、由衣は思った。赤組も、ちょっとずつではあるが、準備できてきている。
けれど、不安の種が一粒。それは、真奈ちゃんと話していたものだ。
❀❀❀
「振りつけは、どうするー?」
「みんなが覚えやすくて、歌詞と合ってるのがいいよね」
あぁ・・・。たしかにそうかも!
真奈ちゃんの言葉に、私は納得する。けれどそうなると、ますます振りつけが難しく
なる。真奈ちゃんはどう思ったかはわからないが、由衣はすでに険しい顔。
うーん・・・。みんなが覚えやすくて・・・。
さっきの真奈ちゃんの言葉が、由衣の頭に張り付いている。いろいろなポーズをぐる
ぐると回しながら、ちらりと真奈ちゃんを見る。
いつもの、雨華や菜津乃、杏と同じように、真剣な顔で考えているようだった。
やっぱり、みんな一緒だよね!
「よしっ!私も頑張らないと!!」
そう呟く由衣の声は誰にも聞こえていない。
休み時間、由衣は雨華に尋ねた。それまで、机と睨みっこしていた雨華がふと顔をあ
げる。
「んー?えーと、まあまあかなぁー」
雨華の少し疲れた返事に、
白組大変なのかなぁ・・・。
と、由衣は思った。赤組も、ちょっとずつではあるが、準備できてきている。
けれど、不安の種が一粒。それは、真奈ちゃんと話していたものだ。
❀❀❀
「振りつけは、どうするー?」
「みんなが覚えやすくて、歌詞と合ってるのがいいよね」
あぁ・・・。たしかにそうかも!
真奈ちゃんの言葉に、私は納得する。けれどそうなると、ますます振りつけが難しく
なる。真奈ちゃんはどう思ったかはわからないが、由衣はすでに険しい顔。
うーん・・・。みんなが覚えやすくて・・・。
さっきの真奈ちゃんの言葉が、由衣の頭に張り付いている。いろいろなポーズをぐる
ぐると回しながら、ちらりと真奈ちゃんを見る。
いつもの、雨華や菜津乃、杏と同じように、真剣な顔で考えているようだった。
やっぱり、みんな一緒だよね!
「よしっ!私も頑張らないと!!」
そう呟く由衣の声は誰にも聞こえていない。
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