上 下
65 / 75
2章 夏

お泊り会3

しおりを挟む
大富豪の後、ダウトやババ抜きなど、トランプゲームをたくさんした。
日が落ちてきた頃、杏の家の晩ご飯を四人で食べ、お風呂も四人で仲良く入った。そ
して、時間はたち、布団を敷いて寝る準備が整ったとき。
「さ~てさてさて。なにしますかね~」
「うん?」
雨華が杏の熊のぬいぐるみを抱きしめながら言った。
な、なにが始まるのやら・・・。
由衣は、そんな雨華をただ見守るだけ。すると、杏がこんな提案をした。
「じゃ、ぬいぐるみ投げってのはどう?」
あ、枕投げならぬ、ぬいぐるみ投げか・・・。
心の中で由衣は納得した。雨華や菜津乃もなにか、わかった様子。私たちは近くにあ
るぬいぐるみを手に取ると菜津乃の「せーの!」の合図で投げ出した。
「わっ!雨華、やったな!?」
さっそく顔にぬいぐるみが当たる。笑っている雨華に三人は集中攻撃。と、そんな中
杏が裏切り、菜津乃にぬいぐるみを投げる。
「わあっ!」
見事、菜津乃に命中!結局、四人でそれぞれの場所に投げ始めた。最終的に、みんな
で笑いあい、ぬいぐるみ投げはいつの間にか終わっていた。
そんな時、由衣はふと口にする。
「あれ、杏って右手が完全に完治するの、いつだっけ?」
最近楽しすぎて忘れていたが、杏の腕はまだ完治していない。
「えーっとね、八月が終わる頃にはもう完全完治!!」
笑顔で杏は言った。もうすぐで完全完治なため、今はギプスなんてしていない。
あとちょっとかあ・・・。完治まで時間がかかるんだなあ・・・。
楽しいお泊り会の夜は、少しずつ更けていく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

就職面接の感ドコロ!?

フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。 学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。 その業務ストレスのせいだろうか。 ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

処理中です...