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2章 夏
でてきた!
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「メダカちゃん♪餌だよ~っ!」
いつものように餌をあげていた由衣は、大きな影と一緒に小さな小さな影が見えた気
がした。
なにがいるんだろ・・・?
水草をよけたその場所にそれはいた。
「え、針子がここに!?」
親メダカがいるこの場所で、針子が生きていた。
うーん・・・。卵全部取れ切れてなかったのかな?
由衣は、卵が水草についていたら、親メダカに食べられないよう違う水槽へ移す。だ
けど、移しそびれた卵から針子が生まれてきていた。
「ずっと隠れてたから大丈夫だった・・・とか?」
まあ、理由はどうであれ生まれて来てくれて感謝だ。
このまま、大きくなってくれることを祈る!!
小さな小さなメダカの赤ちゃんに、由衣はそう願った。
❀❀❀
「ってことがあったんだよ~!」
「へーえ。だから家に飛び込んできたのね」
お母さん今日あったことを話していると、お父さんが帰って来た。
やっぱり、今日も青い服・・・。
お父さんの作業着は青色。全身青色だからおもしろいんだよね。
一人で、くすくす笑っていると
「なに由衣?」
「いや・・・。なんでも?」
わからない顔をするお父さんがまたおもしろくて、今度は声をあげて笑った。
いつものように餌をあげていた由衣は、大きな影と一緒に小さな小さな影が見えた気
がした。
なにがいるんだろ・・・?
水草をよけたその場所にそれはいた。
「え、針子がここに!?」
親メダカがいるこの場所で、針子が生きていた。
うーん・・・。卵全部取れ切れてなかったのかな?
由衣は、卵が水草についていたら、親メダカに食べられないよう違う水槽へ移す。だ
けど、移しそびれた卵から針子が生まれてきていた。
「ずっと隠れてたから大丈夫だった・・・とか?」
まあ、理由はどうであれ生まれて来てくれて感謝だ。
このまま、大きくなってくれることを祈る!!
小さな小さなメダカの赤ちゃんに、由衣はそう願った。
❀❀❀
「ってことがあったんだよ~!」
「へーえ。だから家に飛び込んできたのね」
お母さん今日あったことを話していると、お父さんが帰って来た。
やっぱり、今日も青い服・・・。
お父さんの作業着は青色。全身青色だからおもしろいんだよね。
一人で、くすくす笑っていると
「なに由衣?」
「いや・・・。なんでも?」
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