27 / 42
3章
疑問
しおりを挟む
「いたっ!!」
痛いけど、こんなので止まっちゃダメ・・・!
肩を押さえながらも、えいまに近づく。
「な・・・。じゃあ、これならどうだ?」
一瞬、驚いたえいまだったが、すぐに楽し気な笑顔を浮かべる。
それと同時に、新しくフォークを投げる。しかも、二つ舞花に向けて・・・。
「舞花っ!」
「よ、避けて・・・。舞花っ!」
風真と乃愛が、必死に叫ぶがフォークは、もう目の前に。
「いたぁ!!あ、あ・・・」
一つは、舞花の頬をかすり、もう一つは足に刺さった。
舞花は思わず、こけてしまった。それも、えいまの前で。
えいまが、舞花を見下ろす。急いで、立ち上がろうとするが、
深く刺さっているのか動けない。
「舞花ぁ!早く、逃げて・・・」
動いてっ!!私の足っ!
そう叫び声が、聞こえるが舞花の思いとは逆に、動いてくれない。
私、もうだめなのかな?捕まっちゃうの?
嫌な考えが、思い浮かんでくる。でも、えいまは見てるだけだ。
なにもしない、えいまに舞花は疑問をもった。だが、早く逃げなければ。
そう頭が言っている。
「早く、逃げないと・・・」
やっとのことで、腕を使いながら、動くことに成功した。えいまに背中を
向けているため、ひやひやしながら逃げていたが、特になにも起こらない。
それよりも、えいまが動く気配がない。
「乃愛ちゃん、風真君・・・」
「舞花!無事でよかった・・・」
ほっと安心したのも、つかの間。まだ、えいまがいるのだ。
「ねぇ、えいま。なんで私を捕まえなかったの・・・?」
顔を強張らせ、舞花はえいまに聞いた。
痛いけど、こんなので止まっちゃダメ・・・!
肩を押さえながらも、えいまに近づく。
「な・・・。じゃあ、これならどうだ?」
一瞬、驚いたえいまだったが、すぐに楽し気な笑顔を浮かべる。
それと同時に、新しくフォークを投げる。しかも、二つ舞花に向けて・・・。
「舞花っ!」
「よ、避けて・・・。舞花っ!」
風真と乃愛が、必死に叫ぶがフォークは、もう目の前に。
「いたぁ!!あ、あ・・・」
一つは、舞花の頬をかすり、もう一つは足に刺さった。
舞花は思わず、こけてしまった。それも、えいまの前で。
えいまが、舞花を見下ろす。急いで、立ち上がろうとするが、
深く刺さっているのか動けない。
「舞花ぁ!早く、逃げて・・・」
動いてっ!!私の足っ!
そう叫び声が、聞こえるが舞花の思いとは逆に、動いてくれない。
私、もうだめなのかな?捕まっちゃうの?
嫌な考えが、思い浮かんでくる。でも、えいまは見てるだけだ。
なにもしない、えいまに舞花は疑問をもった。だが、早く逃げなければ。
そう頭が言っている。
「早く、逃げないと・・・」
やっとのことで、腕を使いながら、動くことに成功した。えいまに背中を
向けているため、ひやひやしながら逃げていたが、特になにも起こらない。
それよりも、えいまが動く気配がない。
「乃愛ちゃん、風真君・・・」
「舞花!無事でよかった・・・」
ほっと安心したのも、つかの間。まだ、えいまがいるのだ。
「ねぇ、えいま。なんで私を捕まえなかったの・・・?」
顔を強張らせ、舞花はえいまに聞いた。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
お隣の犯罪
原口源太郎
ライト文芸
マンションの隣の部屋から言い争うような声が聞こえてきた。お隣は仲のいい夫婦のようだったが・・・ やがて言い争いはドスンドスンという音に代わり、すぐに静かになった。お隣で一体何があったのだろう。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
コント:通信販売
藍染 迅
ライト文芸
ステイホームあるある?
届いてみたら、思ってたのと違う。そんな時、あなたならどうする?
通販オペレーターとお客さんとの不毛な会話。
非日常的な日常をお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる