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第二部3章 皇女降嫁?白き生花で紡がれし花冠の章

*誰だって、大切なものを失うのは怖い④☆

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*ひき続き、バルド視点。皇子大デレ中につき、
どエロ注意報です!((((;゚Д゚)))))))






「い、あぁぁぁ!だ、だめ、だって!やだ、やだ!や、めて!ひっ、あん!お、願、から」
「聞かんと言っただろう?ん……こ~ら、大人しくしろ」
「だって!やだってば!そこ、するのやだって言って……!!」
「言ってるな、いつも。が、俺がやめんとも知ってるだろう?」

後ろの穴に口付けると、アヤの抵抗が激しくなった。

「傷つけたくねぇ…だからやるんだろ?」
「別の、やり方やれよ!そんな場所、な……舐、め…とか……」

チッ!ちょっと正気に戻った。理性を飛ばしたあとのアヤこいつ文句無しに可愛い。もちろん、普段の小生意気なのを説き伏せるのも嫌いじゃねぇ。
が、やはり小うるさくなるのは否めない。

「痛いの嫌だろうが?」
「そ、だけど……でも!」
「舐めるのは初めてじゃねぇし、舐められていつも喜んで……「わーーーーーーーーーーーーーー!!!!馬鹿ッ!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ッ!!」
「お前なぁ~……お前くらいだぞ?皇太子を平気で馬鹿呼ばわりなんざ」

呆れと同時に苦笑が漏れる。
閨事とは思えんくらいに色気もクソもない。

「ハァ~………やめるか?」
「え?」
「お前から欲しがった割には、いやいやばっかだしな。無理にやるのも気が進まん」

俯せだったのを仰向けにしてやり、上から見下ろしてやると、アヤの視線が戸惑いに揺れる。
それとなく、アヤの下をちらっと確認する。
やる気は失せてないようだ。

「あ……の、…」
「や、なんだろう?」
「違っ!!」

そのまま体を離し起こそうとすると、アヤが引き止めるように腕を掴んできた。
笑い出しそうなのを堪え、平静な顔で再度見下ろす。我ながら、性格が悪く感じるがこの際無視だ。

「違うのか?の、割には口から出るのは、嫌と駄目ばっかりじゃねぇか?」
「そ、じゃなくて!嫌はそ、の……ほんとに、やなんじゃなくて……」

少し伏目がちに、必死に言い募る。
あぁ…マズい。俺の忍耐の方が先に寝を上げそうだ。
影でゆっくり息を吐き、アヤを挟み込む形で両腕をつき、覆いかぶさるように顔を近づける。
アリッサたちが、アヤの肌の手入れのために使っている香油と、アヤ自身の肌の匂いが混ざり、控えめながらフワリと感じた甘い匂いに、グラつきかけた理性を何とか繋ぐ。

「や、じゃないんなら、何だ?」
「ん……ッ!」

目尻に口付けると、アヤが擽ったそうに小さく震えた。

「や、じゃないし…嫌って、言うのは……」
「言うのは?」

こめかみに、頬に、顎先に、同じく小さく口付け、唇に触れないギリギリの位置で、言葉を促してやる。吐息がかかる。
ふるっと震える体が目に楽しくてしょうがない。

「は……」
「は?」
「恥ず……か、しくて」

極々小さく、吐息に消えそうなくらいな声音で告げられたそれに、俺はクスッと笑う。
知ってて、答えを敢えて出させた。恥ずかしそうに答えるその姿が見たくて……

「恥ずかしいから、嫌で駄目なのか?やめて欲しいから、嫌で駄目じゃねぇんだな?」
「違、う………だって」
「うん?」

片腕で体を支え、もう片手はさりげなくアヤの腰に這わす。

「バルドに、されたら…わけ、分かんなくなるから…そ、の…い、いやら、しい奴だって…思うだろうなって……」
「………………………………」
「バルド?」

鼻と口を覆うように片手で押さえ、顔を逸らせた俺に、アヤが首をかしげる。
忘れてた。完全、完璧に……
アヤこいつは無自覚・天然モノ。久方ぶりに食らったが、相変わらずの破壊力だ。

何だ、その初心い理由は!?俺を殺す気か?!
もう、いいか?!
いいよな?!

「バルド?バ……あっ!んぅ、ぁ!!」
「悪りぃ……あんまり可愛いから、もう無理だ。あとで、文句はちゃんと聞いてやる。ちょっと、無茶するが許せよ?」
「ちょっ!ま、待っ……!?」
「今度こそ、ほんとのほんとに無理だ!」

言うが早いか、俺は体を下にずらし、アヤのを性急に口に深く含んだ。
途端、ガクンと大きく跳ね上がる体と腰を腕で押さえつける。

「ひっ!いあぁあんっ!や、やぁ!」

逃げを打とうとする体を強引に押さえつけ、構わず強く舐めて音を立てて吸い上げると、開かせ肩に担ぎ上げた足がガクガク揺れた。舌先で先端の窪みを弄るように抉ると、アヤが体の下に敷かれた毛布を強く握りしめ、唇を噛んでいやいやと頭を振る。

「ッ……ぁ、ふ!アヤ、声出せ」
「……ぃ、やだぁ!は、恥ずかしぃ!あ、やぁ!そん、な、吸ったら…出るぅッ、出、出ちゃうぅッ!
ぁああぁぁぁッッッ!!!」


泣きじゃくるのも構わず、ヂュウッと引き絞るように舌先でグリグリ弄ったまま吸い立ててやると、ヒクンと腰が仰け反り、くぱっと先端が開き、口中に蜜が吐き出され溢れかえる。

「あっ…あっ」
「……ッ、、、、」

吐き出されたものを口に受け止め、残ったものを絞り出すように吸い上げてやると、ヒクヒク戦慄きながら、アヤの体が弛緩していった。
ピチャリと粘ついた音を立て、口中から取り出す。纏わりつく残滓と、唾液にヌラヌラ濡れて震えるそれは勃ったままだ。

「あ………」

体をひっくり返しうつ伏せにし、先ほどと同じ体制にすると、左右に開かせた尻の間に顔を埋める。
指で開いた穴に、口中に含んだ蜜を舌先も使い流し入れる。

「い、あ!…ッ」

妙な感触なのだろう。アヤが眉根を寄せ、唇を噛みしめる。
穴の周りをやわやわ撫で、指先を軽く潜り込ませる。
慣らす暇も余裕もない。
流し込んだものを塗り込め広げるようにだけし、後ろにあてがう。

「息、吐いてろ……」
「え……?あっ、!ぐ、ッ!!」

ググッと半ば強引に突き入れる。物凄い締め付けに、途中まで入って止まる。

「い、……ぁ、う!い、た……」
「は…ぁ、…だ、ろうな。俺も、だ。きつい…」

痛み紙一重だが、きつい締め付けに早々に持ってかれそうだ。
軽く仰け反る背中を撫でさすり、前に回した手で、尖りを撫でる。

「い、にゃ……」

途端に僅か体の力が緩んだのを見逃さず、そのまま抱き起こし、背中から抱き込む形で座るように膝に乗せた。

「ひっ、ぐ!あぁッっ!」

自重で一気に入り込み、奥の柔らかい敏感な箇所を、俺のものが擦りたてた。舐め回すように吸い付く粘膜に、下っ腹に力を入れ何とか耐えたが、アヤは我慢できなかったらしくそのまま立て続けの二回目を吐き出したようだ。

「ぅ……あ、も……さ、いあく」

荒く息を吐き、クッタリ凭れかかるアヤの口から、力なく文句が出た。

「最高、の間違いじゃねぇのか?」
「ば、…か………痛いし…ご、いんだ、し」

涙目で振り返り睨むが、欲情に溶けた顔では怖くも何ともない。
むしろ、俺を煽り立てる事にしかならず………

「あぁん!も、や!なん、で、まだ?!」

中に入ったものが力を戻し、更に奥に入り込もうと軽く体を揺すると、アヤの体がビクリと跳ね上がる。

「まだ……終わりじゃないのか、か?お前はイッたが、俺はまだだ……」
「…も、勘弁しろ………」
「悪りぃが、聞けんな。今日は簡単には治りそうにない…さっきも言ったが、あとでいくらでも文句は聞く。俺を、甘やかしてくれよ?アヤ………」

自分でも分かる。今の俺の目は、目の前のアヤ獲物を狩る目をしているのが……
微かな怯えと、これから与えられるであろう甘い責め苦に、アヤの瞳もまた、欲情に益々溶け崩れていった………………ーーーーーーーーーーーーーーーーー






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