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第4章 忍びよる闇の策略と失われし久遠の刻編
4.神の眷族①
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*通し番号サブタイ重複したり前後したりしますが普通に順番にお読みくださいませm(_ _)m
一人称もコロコロ変わるかもです。
「どういう事だ!リコ、泣いてたって分かんないだろう!」
「キサ、よせ。リコを責めても仕方ねぇだろ」
「分かってる!だけど、話を聞かない事にはどうにもならんだろう?!何で、あんたは落ち着いてるんだ?!どうして……「キサ、やめろ」
泣きじゃくるリコに詰め寄るキサを、グレインバルドがとめ、それに対して激昂するキサを、セレストがとめた。
尚も言い募ろうとするキサに、セレストが静かに顎をしゃくって見せた。訝しんでグレインバルドに視線をやり、キサがハッと息を飲んで口を閉じた。
握りしめられた、グレインバルドの拳は真っ白に……
湧き上がる持って行きようのない怒りを必死に我慢している様子に、キサはそれ以上言葉を発せない。
「で、んか…ごめ、なさい……あ、あたし」
「……………もう、泣くな。リコ。アヤを連れ去ったのは黒いローブの男なんだな?」
ヒックヒックしゃくりながら、リコが頷く。
直前まで、アヤとリコは元店の人間、イヴァンを追いかけていたと言っていた。無関係ではないだろう。
ラシルフでカーティスからも聞いた、黒いローブの男。
歯をギリギリ噛み締め、グレインバルドは苛立つ。
「……殿下」
「城に戻るぞ、セレスト……」
「…はい」
「殿下!…あ、これ」
リコに呼び止められ、手のひらに何かを乗せられた。
紫の煌めきを放つそれを、グレインバルドは黙って握りしめ踵を返した。
一人称もコロコロ変わるかもです。
「どういう事だ!リコ、泣いてたって分かんないだろう!」
「キサ、よせ。リコを責めても仕方ねぇだろ」
「分かってる!だけど、話を聞かない事にはどうにもならんだろう?!何で、あんたは落ち着いてるんだ?!どうして……「キサ、やめろ」
泣きじゃくるリコに詰め寄るキサを、グレインバルドがとめ、それに対して激昂するキサを、セレストがとめた。
尚も言い募ろうとするキサに、セレストが静かに顎をしゃくって見せた。訝しんでグレインバルドに視線をやり、キサがハッと息を飲んで口を閉じた。
握りしめられた、グレインバルドの拳は真っ白に……
湧き上がる持って行きようのない怒りを必死に我慢している様子に、キサはそれ以上言葉を発せない。
「で、んか…ごめ、なさい……あ、あたし」
「……………もう、泣くな。リコ。アヤを連れ去ったのは黒いローブの男なんだな?」
ヒックヒックしゃくりながら、リコが頷く。
直前まで、アヤとリコは元店の人間、イヴァンを追いかけていたと言っていた。無関係ではないだろう。
ラシルフでカーティスからも聞いた、黒いローブの男。
歯をギリギリ噛み締め、グレインバルドは苛立つ。
「……殿下」
「城に戻るぞ、セレスト……」
「…はい」
「殿下!…あ、これ」
リコに呼び止められ、手のひらに何かを乗せられた。
紫の煌めきを放つそれを、グレインバルドは黙って握りしめ踵を返した。
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