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第三部3章 思惑の全能神と真白き光の眠り姫 編

3.愛されるって素晴らしい?!(大汗)③☆

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慣れたとはいえ、最初はきつ過ぎる衝撃に、無意識に体が逃げを打つ。

「こら!逃げるな」
「ん、、…やぁ、ッ、!」

強引に引き戻され、一番太い箇所が一気にずるりと入り込んだ。顔が歪み、思い切り噛み締めた唇を、バルドの舌が宥めるように舐める。

「あ、つッ、!」
「うん?」
「お、湯が、、入ッ!」
「あぁ……まぁ、熱いな」

「まぁ、熱いな」じゃねぇ!
ただでさえ、お湯の中でおっ始められてのぼせそうなのに、体の中からも温っためられたら茹ってしまう。

「バル、ド…っ、湯、から、出て」
「もう少し、な?湯の中の方が、入れられんの楽だろ?」

確かに少しは楽だが、バルドが入り込む度に、湯がちょっとずつ一緒に入り違和感が半端ない。

「あうっ!ん、、くッ!!」
「ッ…!いいとこあたったか?食い締めてきたぞ」
「知ら、なっ、してな、い!!」

詰まった吐息と一緒に耳に吹き込まれ、バルドの首元に顔を埋め、羞恥と喘ぎを堪えた。
内側の感じる部分を、先端を引っ掛けるようにして擦られ、背中と腰がビクビクと戦慄いた。

「や、だ!バルド、そ、こ……も、!」
「うん?”もっと”、か?」
「ちがッ……!あうっ!いあぁあ、んや!ぁんッ」
「おっ、と!」

反応した箇所を、ゴリゴリ押し潰され、足の間に直撃した刺激に、上半身が仰け反る。
肩から手が離れぐらっと傾いだ体を、バルドが支えてくれた。

「あ、あ、…、んぁッ、!ふ、ぁ、」

くっくっ、と、唆すように押され、腰がヒクヒクひくつく。

「ん、、ッ!」

ザバッと湯から抱き上げられ、平らな石畳の所に仰向けに倒される。
一瞬、ヒヤリとした感触に体が跳ねるが、すぐに消えた。
両胸の尖りを指で縊り出され、固く芯を持ったそれを、コリコリと弄られる。

「あ、ん!ん、ンんぅ!は、ぅんッ!」
「…ッ!いい、みたいだな?前も、…後ろも、いい具合にトロっトロだ」

くっと笑われて、かぁ~っと顔と体が熱くなる。
悔しいけど、バルドに触られたら、口では何と言っても体は隠せない。
それに……
そんな場合じゃないとは思っても…

「ア~ヤ?ッ…、どうした?今、中、食い締めてきたぞ?何があった?何が良かった?」
「な、……!な、い!あ、あぁっ、ちがッ!」

無意識に締めつけた俺に、バルドがニッと、堪えるように目を眇めて笑う。

「ちが、わねぇだろ?さっきから、中、纏わりついて…ここ、好きなのは知ってるが、な」
「ひぁあんっ!あぁ!だ、から、そ、じゃねッ…!」

”ここ”の部分で、ズルズル擦りたてられ、くっくっとその柔らかくて弾力のある媚肉を小突かれ背中が浮き上がる。ヒクンヒクンと断続的に腰が跳ね上がり、前がお湯とは違うものでじわと濡れるのが分かる。
体の奥、バルドが入ってるもっと奥が熱い。
ググッと締め上げると、バルドが息を呑み、歯を食い縛り眉根を寄せ目を閉じた。

「ぁ、あ、……ッ、ふ、ぁ、!」
「はっ、、!あぁ……、達ったか?まだまだ軽く触っただけだぞ?」

少しは堪えろとか何とか言われるけど…無理ッッ!!
乳首もあそこもピンピンに勃ったまま。
一度達ってるけど、全開放じゃないから、タラタラ流れっ放しの不完全燃焼で、不満ばかりが蓄積されてく。
出したい。とにかく、出したい!
もう、それしか考えらんない。

「急に反応変わったな?それで?今日は、何が良かった?」
「んッ…、あ、あん!ぅあ、あ、ん!バ、ルド!も、やだ、して!そこ、も、しろってば!」

何か言ってるけど、体、スイッチ入っちゃって、ワケ分かんねぇ。
欲求不満に、バルドの意地悪で、涙目でキッと睨みつける。

「どスケベ皇子!!バルドの所為だ!馬鹿ッッ!!」
「俺が?何かしたか?まぁ、今現在でしてはいるけどな」
「馬ッッ!か…ッッ、ひっ、、アっ!」

苦笑しつつ、小刻みに腰を送り込まれ、中を掻き回される刺激に、悲鳴のような喘ぎが漏れた。

「んやぁああ!も、う!そこ、ッ、ちがッ!」

気持ちいいけど、微妙にずれた軽く掠める箇所を弄られ、達くに達けない。

「な、んで?!」
「まだ聞いてねぇだろ?何が良くって、俺がどうした?」

クッと笑い、バルドが腰を送り込むのをやめてしまう。
どうしよう。恥ずかしいしヤなんだけど…腰が勝手にいいとこ当たるように動くの止められない。
ふと、視線を感じ目を開けた。
楽しそうにバルドが笑って見てるのに気付く。
自慰の場面を見られたかのような(状況的にはほぼ当たり)羞恥に、顔と体が一気に熱くなる。

「どうした?続けろ?」
「や、だぁ!ひ、ど……」
「仕置きを兼ねた話し合いなんだ。酷くなきゃ、仕置きにならんだろう?」

腰の揺らめきを必死で我慢する俺に、バルドが意地悪く笑い、小さくトンと奥を突く。

「んッ……、ぁ!」

息を呑み、石畳に爪を立て堪えた。
二の腕から手が滑らされ、手首を通り、石畳に立てた指を絡め取られた。

「爪が割れる…意地のわりぃ事はするが、傷つけたいワケじゃねぇ。たとえ、お前自身だろうと、この体に傷を付けんのは許さん」
「バルド……っ、あ!」

指先を口に咥えられ、温かく柔らかい舌が絡みつく。
ぞくぞくとした感覚は明らか快感で……
意地が、少しずつ溶けていく。

「仕置き、なんじゃねぇの?」
「仕置きとは言ったが、傷つけるなんざ言ってねぇだろ?」

爪の表面を舐められ、キュッと吸われた。
バルドの手を取り、俺も自分の口元に引き寄せた。
指先に口付け、小さく舐める。
目を瞠るバルドに、視線を控えめに流しながら……

「話し…合うんだろ?続き、しろ、よ……俺も、言うから…」

それだけ言うのが精一杯な俺に、バルドが無言のまま体を深く重ねてきた。
肌と肌が触れる程、深く入り込んだ感触に、甘く歪んだ俺の喘ぎは、同じく深く繋がったバルドの口中に溶け消えた。








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