63 / 68
夜会 1
しおりを挟む
それから引っ越しの片付けや、リュシアン邸で行われる夜会の準備であっという間に日々は過ぎていった。
たいして準備もできないまま、夜会の当日だ。
リュシアンも朝から、準備で行ったり来たりだ。
「初めて夜会なんて開くから、緊張するよ」
エレオノーラのために、慣れない夜会を取り仕切るリュシアン。
「リュシアン様、私のために、すみません」
「謝らないの。娘のために夜会ができるなんて、なんて幸せなんだろうと思うよ。こんな機会、君が来てくれなければ一生恵まれなかっただろうからね」
とても嬉しそうにニコニコと笑っている。
そして、朝から侍女たちも張り切って準備をしている。
エレオノーラは初めてで、何もわからないため、侍女に言われるがまま、されるがままだ。屋敷の中を右へ左へと連れまわされる。
「まずはお肌を磨きましょう!きめが細かいから、きっと美しくおなりですよ!」
ニコニコと数人の侍女がうなづく。この屋敷にきて、初めて顔を合わせる者も多い。
腕を引かれて、バラの花びらの浮かぶバズタブへ連れていかれる。
芳醇なバラの香りに包まれ、ほっと、したのもつかの間、しばらくすると、台に寝かされ、バラの香りのするオイルで全身をぎゅうぎゅうと絞られ始める。
(気持ちいいけど、体中から何かでそう……)
そのあとは、全身にパックが施され、動くことを禁じられた。
「しばらくお休みくださいね」
体を絞られた疲労感もあり、お言葉に甘えて少しウトウトしていると、部屋の外で侍女たちの歓声が聞こえた。
(……何かあったのかしら)
やっと動くことを許され、歓声のあった方へ行くと、そこにはシルバーのドレスとそれに合わせた靴が運び込まれていた。
ドレスは、白に近いシルバーで、シフォンが何層にも重ねられている。動くたびに裾がふわふわと動き、腰のあたりに散りばめられた小さなビーズがきらきらと光る。
後ろは同じシフォン素材で首から腰に掛けてリボンがいくつかつけられている。
(すごくかわいい…)
想像していたより、数倍素晴らしいドレスだった。
靴も、少しかかとが高く、同じ素材の光るビーズがちりばめられている。足首で止めるストップから幾筋もビーズが流れ落ちるようにつけられたデザインで、試しに履いて少し歩いてみると、歩くたびに光が反射してきらめいている。
「わあ……素敵」
思わず、口からこぼれた。
侍女たちからも、その靴の美しさにため息交じりの声が漏れた。
(こんな靴、履きこなせるのかしら……)
今まで、こんなに豪華な靴もドレスも身に着けたことはない。もちろんアクセサリーも。
「エレオノーラ様、さっそく準備いたしましょう」
軽く化粧を施してもらい、髪の毛を結い上げると、侍女たちが微笑んで、コルセットを持ってきた。
軽く身に着けるだけかと思ったが、とんでもなかった。これでもか、というほどぎゅうぎゅうと締め付けられる。編み上げられているので、自分でつけるのも、脱ぐのも不可能だ。
「く、苦しいです!」
いくら訴えても、侍女たちがよいと思うまで締め上げられる。世の令嬢たちは毎日こんなことをしているのかと思うと、尊敬に値する。
コルセットを装着したら、何層にも重ねられたパニエをつける。パニエだけで相当の重さがあった。
(これで、軽やかにダンスを踊るなんて、鍛えていないと無理だわ。どうりで令嬢たちも馬術や剣技をたしなむわけね)
ドレスを着てダンスをおどるのは、もしかしたら、男性たちより体力がいるかもしれない。
ドレスの準備が出来たら、今度は今年デビューである証に、手袋をつける。
手袋はひじ上まであり、ドレスと合わせて白に近いシルバーで、ここにもビーズと刺繍が施されていた。
「おお、見違えたよ!なんて美しいのだろう、これで、大人への第一歩だね」
義理とはいえ、娘の晴れ舞台に感動が隠せないリュシアンが現れた。
「これを身に着けてごらん」
先日シルビオと選んだネックレスとイヤリング。
鏡に映るのは、初めて見る自分。
宝石やドレスが豪華すぎて、自分ではしっくりこない。まるで別人のようだ。
(あの、肖像画の女性にどんどん似てくる……)
アンナマリーと忍び込んだ宝物庫にあった女性の肖像画。あの時は否定したが、確かに似ている。
「エレオノーラ様に皆さまの視線は釘付けですね!」
「なんて素敵なんでしょう、一流の貴婦人そのものですね」
侍女やリュシアンが口々に褒めてくれる。
「もう、我が国の薔薇や宝石もかすむ美しさだね。美しすぎて誰かに連れてかれちゃわないか心配だよ。知らない人に誘われてもついて言ってはダメだからね?!」
「大丈夫です、端の方でおとなしくしていますから」
挨拶が終われば、おとなしく隅の方にでもいればいいと考えていた。今後社交づきあいをする方も少ないだろうし、リュシアンの後ろ盾があるとはいえ、一代限りの公爵。エレオノーラはのちに平民に戻る予定だ。そうなれば、貴族社会ともあまり関係なくなる。アカデミー入学のため、多少顔を知っていてもらうだけで充分だ。
「それはそれで勿体ないよ、たくさんのお客様を呼んだから楽しみにしていて」
リュシアン邸には、次から次へとゲストが到着している。馬車止めももうすでにいっぱいだ。しかし、まだまだ、ゲストはこちらに向かっているようだ。
リュシアンはうきうきと、その様子を見ているが、エレオノーラは生きた心地がしなかった。今まで、こんな大勢の人々が集まる夜会は経験したことがない。そのうえ、みんなの前で紹介までされるという。
「大丈夫だよ、今の君はどんな宝石もかなわない、我が国の社交界きっての、姫君となるだろう」
リュシアンは、緊張をほぐすためにいろいろと声を掛けてくれるが、緊張でそれどころではないエレオノーラは何も答えられない。
(だ、ダメだわ、こんなにいろいろ言ってくださるけれど、何一つ頭に入ってこない)
今日の流れを頭の中で何度もおさらいして、段取り通りにすることしか考えられなかった。
たいして準備もできないまま、夜会の当日だ。
リュシアンも朝から、準備で行ったり来たりだ。
「初めて夜会なんて開くから、緊張するよ」
エレオノーラのために、慣れない夜会を取り仕切るリュシアン。
「リュシアン様、私のために、すみません」
「謝らないの。娘のために夜会ができるなんて、なんて幸せなんだろうと思うよ。こんな機会、君が来てくれなければ一生恵まれなかっただろうからね」
とても嬉しそうにニコニコと笑っている。
そして、朝から侍女たちも張り切って準備をしている。
エレオノーラは初めてで、何もわからないため、侍女に言われるがまま、されるがままだ。屋敷の中を右へ左へと連れまわされる。
「まずはお肌を磨きましょう!きめが細かいから、きっと美しくおなりですよ!」
ニコニコと数人の侍女がうなづく。この屋敷にきて、初めて顔を合わせる者も多い。
腕を引かれて、バラの花びらの浮かぶバズタブへ連れていかれる。
芳醇なバラの香りに包まれ、ほっと、したのもつかの間、しばらくすると、台に寝かされ、バラの香りのするオイルで全身をぎゅうぎゅうと絞られ始める。
(気持ちいいけど、体中から何かでそう……)
そのあとは、全身にパックが施され、動くことを禁じられた。
「しばらくお休みくださいね」
体を絞られた疲労感もあり、お言葉に甘えて少しウトウトしていると、部屋の外で侍女たちの歓声が聞こえた。
(……何かあったのかしら)
やっと動くことを許され、歓声のあった方へ行くと、そこにはシルバーのドレスとそれに合わせた靴が運び込まれていた。
ドレスは、白に近いシルバーで、シフォンが何層にも重ねられている。動くたびに裾がふわふわと動き、腰のあたりに散りばめられた小さなビーズがきらきらと光る。
後ろは同じシフォン素材で首から腰に掛けてリボンがいくつかつけられている。
(すごくかわいい…)
想像していたより、数倍素晴らしいドレスだった。
靴も、少しかかとが高く、同じ素材の光るビーズがちりばめられている。足首で止めるストップから幾筋もビーズが流れ落ちるようにつけられたデザインで、試しに履いて少し歩いてみると、歩くたびに光が反射してきらめいている。
「わあ……素敵」
思わず、口からこぼれた。
侍女たちからも、その靴の美しさにため息交じりの声が漏れた。
(こんな靴、履きこなせるのかしら……)
今まで、こんなに豪華な靴もドレスも身に着けたことはない。もちろんアクセサリーも。
「エレオノーラ様、さっそく準備いたしましょう」
軽く化粧を施してもらい、髪の毛を結い上げると、侍女たちが微笑んで、コルセットを持ってきた。
軽く身に着けるだけかと思ったが、とんでもなかった。これでもか、というほどぎゅうぎゅうと締め付けられる。編み上げられているので、自分でつけるのも、脱ぐのも不可能だ。
「く、苦しいです!」
いくら訴えても、侍女たちがよいと思うまで締め上げられる。世の令嬢たちは毎日こんなことをしているのかと思うと、尊敬に値する。
コルセットを装着したら、何層にも重ねられたパニエをつける。パニエだけで相当の重さがあった。
(これで、軽やかにダンスを踊るなんて、鍛えていないと無理だわ。どうりで令嬢たちも馬術や剣技をたしなむわけね)
ドレスを着てダンスをおどるのは、もしかしたら、男性たちより体力がいるかもしれない。
ドレスの準備が出来たら、今度は今年デビューである証に、手袋をつける。
手袋はひじ上まであり、ドレスと合わせて白に近いシルバーで、ここにもビーズと刺繍が施されていた。
「おお、見違えたよ!なんて美しいのだろう、これで、大人への第一歩だね」
義理とはいえ、娘の晴れ舞台に感動が隠せないリュシアンが現れた。
「これを身に着けてごらん」
先日シルビオと選んだネックレスとイヤリング。
鏡に映るのは、初めて見る自分。
宝石やドレスが豪華すぎて、自分ではしっくりこない。まるで別人のようだ。
(あの、肖像画の女性にどんどん似てくる……)
アンナマリーと忍び込んだ宝物庫にあった女性の肖像画。あの時は否定したが、確かに似ている。
「エレオノーラ様に皆さまの視線は釘付けですね!」
「なんて素敵なんでしょう、一流の貴婦人そのものですね」
侍女やリュシアンが口々に褒めてくれる。
「もう、我が国の薔薇や宝石もかすむ美しさだね。美しすぎて誰かに連れてかれちゃわないか心配だよ。知らない人に誘われてもついて言ってはダメだからね?!」
「大丈夫です、端の方でおとなしくしていますから」
挨拶が終われば、おとなしく隅の方にでもいればいいと考えていた。今後社交づきあいをする方も少ないだろうし、リュシアンの後ろ盾があるとはいえ、一代限りの公爵。エレオノーラはのちに平民に戻る予定だ。そうなれば、貴族社会ともあまり関係なくなる。アカデミー入学のため、多少顔を知っていてもらうだけで充分だ。
「それはそれで勿体ないよ、たくさんのお客様を呼んだから楽しみにしていて」
リュシアン邸には、次から次へとゲストが到着している。馬車止めももうすでにいっぱいだ。しかし、まだまだ、ゲストはこちらに向かっているようだ。
リュシアンはうきうきと、その様子を見ているが、エレオノーラは生きた心地がしなかった。今まで、こんな大勢の人々が集まる夜会は経験したことがない。そのうえ、みんなの前で紹介までされるという。
「大丈夫だよ、今の君はどんな宝石もかなわない、我が国の社交界きっての、姫君となるだろう」
リュシアンは、緊張をほぐすためにいろいろと声を掛けてくれるが、緊張でそれどころではないエレオノーラは何も答えられない。
(だ、ダメだわ、こんなにいろいろ言ってくださるけれど、何一つ頭に入ってこない)
今日の流れを頭の中で何度もおさらいして、段取り通りにすることしか考えられなかった。
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【12/29にて公開終了】愛するつもりなぞないんでしょうから
真朱
恋愛
この国の姫は公爵令息と婚約していたが、隣国との和睦のため、一転して隣国の王子の許へ嫁ぐことになった。余計ないざこざを防ぐべく、姫の元婚約者の公爵令息は王命でさくっと婚姻させられることになり、その相手として白羽の矢が立ったのは辺境伯家の二女・ディアナだった。「可憐な姫の後が、脳筋な辺境伯んとこの娘って、公爵令息かわいそうに…。これはあれでしょ?『お前を愛するつもりはない!』ってやつでしょ?」
期待も遠慮も捨ててる新妻ディアナと、好青年の仮面をひっ剥がされていく旦那様ラキルスの、『明日はどっちだ』な夫婦のお話。
※なんちゃって異世界です。なんでもあり、ご都合主義をご容赦ください。
※新婚夫婦のお話ですが色っぽさゼロです。Rは物騒な方です。
※ざまあのお話ではありません。軽い読み物とご理解いただけると幸いです。
※コミカライズにより12/29にて公開を終了させていただきます。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
【完結】断罪された悪役令嬢は、全てを捨てる事にした
miniko
恋愛
悪役令嬢に生まれ変わったのだと気付いた時、私は既に王太子の婚約者になった後だった。
婚約回避は手遅れだったが、思いの外、彼と円満な関係を築く。
(ゲーム通りになるとは限らないのかも)
・・・とか思ってたら、学園入学後に状況は激変。
周囲に疎まれる様になり、まんまと卒業パーティーで断罪&婚約破棄のテンプレ展開。
馬鹿馬鹿しい。こんな国、こっちから捨ててやろう。
冤罪を晴らして、意気揚々と単身で出国しようとするのだが、ある人物に捕まって・・・。
強制力と言う名の運命に翻弄される私は、幸せになれるのか!?
※感想欄はネタバレあり/なし の振り分けをしていません。本編より先にお読みになる場合はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる