どうすればよかったの…

はじまり

同棲を初めてから約半年たった頃、

唯斗 ｢新さん、ちょっと話いいですか？｣

新   ｢ん？なに？｣

    唯斗は覚悟を決めていった。

唯斗 ｢わ…別れてください。｣

新  ｢え…？｣

    新は意味がわからないというような顔をしていた。

唯斗  ｢実は少し前から考えてて、よく新さんのこと怒らせたりすること多いし自分も最近つらくて、だから…｣

新   ｢はぁ…今言ったこと今すぐ取り消して？そうすれば許してあげるから、ね？｣

   新は少し怒った口調で言った。

唯斗  ｢い…いやです。そういうのが今までずっと辛かっ
たんです。ごめんなさい、別れてください。｣

新   ｢そっか、ならもういいよ…｣

新はそのまま寝室に入って行った。

   唯斗はようやく新が分かってくれたのかと思い安心した。

  だが、新が戻ってきて手に持っていたものを見て唯斗
は嫌な予感がした。

唯斗  ｢な…なにする気ですか…？｣

    新が手に持っていたものはスタンガンだった。

    なんでそんなものがこの家にあるのか分からなかったが危険を感じた唯斗は1歩後ろに下がった。

    それと同時に新も1歩ずつ進んでくる。

新   ｢言うことを聞かない唯斗が悪いんだよ。
        だから、躾ないと…ね？｣

      唯斗は壁に背中がついてもう後退りできなくなってしまった。ゆっくり近づいてくる新に怯えた。

唯斗  ｢なんでそんなこと…｣

     唯斗はガクガク震えながら言った。

新   ｢そんなの、唯斗のことが好きだからに決まってんだろ。｣

唯斗   ｢そんなのおかしいよ…｣