それでも幸せ

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同級生

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せわしなく人が行きかう猛暑の下で、人は今日も生活や会社の為に働いている。
社会人が社会に貢献している中で、僕は学校から外を眺めていた。
僕は中学生だ。ちょうど中学2年生の4月で1年前の初々しい自分が懐かしい。
この頃、クラスは読書週間が朝の数分あったからか、本の話で持ちきりだった。
僕は小説を読むのが好きだ。小説は自分にない感性や考え方をくれる。
同級生たちは思春期なのか下ネタを言ったり、女子と付き合った話やキスをしたなどの
話を耳に挟むことがあった。不思議と彼女が欲しいと思ったことは無いし、
告白させることも無かったから興味がなかった。付き合う事だけが幸せではない。
同級生が付き合う事に対して僕は「所詮、馴れ合いだ」などと冷めていた。
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