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精霊の加護099 伯爵への昇進と飛んだ言い掛かり
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精霊の加護
Zu-Y
№99 伯爵への昇進と飛んだ言い掛かり
朝、目覚めると、わが妻たちから「おめでとう。」を連呼された。
あ、俺の誕生日か。では朝から誕生日プレゼントを頂こう!
そう思ってわが妻たちに手を出すと、ていっ。と頭にチョップが落ちて来た。地味に痛い。やはり流石に朝からは無理か…。苦笑
俺の誕生日が来たと言うことは、夏は終わりか。あ~、夏の間にわが妻たちを連れて南部の海で海水浴をしたかったなー。
もちろんわが妻たちには、ボンキュボンのボディラインを強調する大胆な水着を着せてな。
来年の夏こそは!
朝餉の後、部屋に戻って今日の準備だ。今日の午前中は、王宮の謁見の間で陞爵の儀が催される。国王陛下から伯爵への陞爵が言い渡されるのだ。
俺は王宮で仕立ててもらった正装、わが妻たちは王宮御用達の仕立屋で作ったスピリタス調のドレス姿である。ドーラのスピリタス調ドレスは。昨日仕上がって来た。仕立屋が超特急で作ってくれたので、ギリギリ間に合ったのだ。
この仕立屋での破格の待遇は、俺が考案したスピリタス調のドレスの専売権を与えているからだ。
わが妻たちは皆、ボン・キュッ・ボンのナイスバディ。スピリタス調は、無駄な装飾を一切排除し、胸元の深い切れ込みのみを引き立たせる、シンプルかつ大胆なデザインだ。わが妻たちの魅力を最大限に引き出すデザインとして、俺が考案した。
スレンダーでもむっちりでも着こなせない。ボン・キュッ・ボンのみが着こなせるデザインなのだ。よって仕立屋は、着こなせないと判断した客の注文は受けない。これがまた、世の女性たちの琴線を大いに刺激している。笑
胸元の切れ込みに注目させるために、余分な装飾を一切排除しているので、仕立職人の腕がそのままドレスの出来に反映される。よって仕立職人たちからも、大いに注目されているのだ。
リーゼの紺碧、ジュヌの山吹、カルメンの純白、ベスの漆黒、ビーチェの深紅、ドーラの翡翠。わが妻たちのスピリタス調ドレス姿に、謁見の間のあちこちから感嘆の声が上がっている。ま、当然そうなるわな♪
なんたって、完璧なボディラインはくっきりだし、胸の切れ込みによって深い谷間が強調されてるし、そのせいでメロンボール2個の迫力がブーストされてるしな。
しかもこの切れ込みだとブラジャーを付けられないから、頂のポチリのシルエットがくっきり浮かび上がる。これがまたそそるのだ。
そして余計な装飾が一切ないからこそ、わが妻たちの色香ある女体の魅力が前面に押し出されて来るのだ。
シックでエレガントでセクシー、俺の目論見通りなのであーる!
「国王陛下の~お成~り~~っ!」俺のむふふな妄想を国王陛下の入場を知らせる声が遮った。
そして、陛下が入場されて玉座にお座りになられた。
入場を告げる合図と同時に、俺とわが妻たちは跪いて控えたのだが、精霊たちは、俺のまわりをふわふわと漂っている。跪く訳がない。笑
宰相様が前に出て、勅許を開き、朗々と読み上げた。
「精霊魔術師、ゲオルク・スピリタス子爵。
教国との同盟締結、並びに、教国内を巡回しての、教国北部での食糧難改善及び栄養失調の治療、教国東部でのエンシェントドラゴンとの和解の仲介、教国南部での子供たちの誘拐阻止と犯人捕縛、教国各地での喜捨集めと全額寄付、20年前の前ミュンヒェー辺境伯夫妻暗殺の黒幕の捕縛と処断、これらの多大な功績により伯爵位を授ける。」
「ははっ、謹んでお受け致します。」
「教国出身龍人ドーラ、ゲオルク・スピリタス伯爵の側室として、ゲオルク・スピリタス伯爵を支えることを許す。」
「ふむ。相分かった。主様を存分に支えようぞ。」おいっ!その返事!まったく冷汗もんだ。汗
これで陛下への拝謁と、陞爵の儀は終了した。
ところがだ。陞爵の儀の後に衛兵3人がやって来て、訴えがあるから事情を聞きたいと言う。
「いったい何の訴えだよ。」
「それがですね、ゲオルク卿には不貞行為、エリザベス様には不貞行為と婚約不履行の訴えなのです。」
「「はぁ?」」俺とベスさんがハモった。
「つまりですね、婚約していたエリザベス様をゲオルク卿が寝取ったと言う訴えでして…。」
「ちょっと待て。私は、わが君以外とは、誰とも婚約などしておらんぞ。もちろんわが君と出会う以前には親しくなった男性もそれなりにはおったが、どの者ともさして長い付き合いではなかったし、ましてや婚約になどは至っておらん。」
「詳しい事情をお聞かせ頂けますか?」
「もちろんだ。そもそもそのような寝呆けたことを言ってる輩はどこのどいつなのだ?私が婚約不履行だと?しかもわが君が私を寝取ったと?バカも休み休み言え。場合によっては名誉棄損で訴えてくれるわ。」
「エリザベス様、私どもにお怒りを向けられても困ります。」ベスの剣幕に、衛兵3人は尻込みしている。笑
「うむ。左様であったな。失礼した。許されよ。」
俺たちは王宮の応接室をひとつ借りて、衛兵たちの事情聴取に応じた。結局のところ、言い掛かりの犯人は、シルヴェストル・マルディノンだった。
「なんと、あの腰抜けか?確かに私は、その男にしつこく求婚され続けておったが、その度にきっぱりと断っておるわ。」
「左様ですか?その…、婚約したと誤解される様なこともなかったのですか?」
「ない。誘いに応じてデートしたこともないし、舞踏会で踊ったことすらない。」
「エリザベス様の知らないところで、マルディノン侯爵様とバース伯爵様がお約束されていらしたと言うことは、ございませんでしょうか?」
「私の知る限りないと断言する。また、私の知らないところでもおそらくないな。父上は、シルヴェストルのことを腰抜けと呼んでおったゆえ、私を嫁がそうなどとは夢にも思わぬはずだ。」
「それならさ、そう言う約束があったのか、マルディノン侯爵様とバース侯爵様にそれぞれ問い合わせてみればいいんじゃないか?」俺が提案すると、
「そうですね。」と、衛兵たちは頷いた。
「ところで、私とわが君の潔白が証明された暁には、腰抜けシルヴェストルを名誉棄損で訴える。その手続きをそなたらに頼みたい。」
「その、穏便に済ませて頂く訳には…。」
「断る。あの腰抜けには、徹底的に思い知らせてやるのだ。」ベスは激おこぷんぷん丸だ。
俺としては相手にするのもバカバカしいが、ベスがこれ程怒っているなら、留飲を下げさせてやりたい。
「あんたらがきちっと動かないのなら、俺が直に制裁することになるぜ。そんときゃ、マルディノンの領地を吹き飛ばすかもしれないから覚悟しとけよ。」
「「「…。」」」衛兵3人が固まった。表情は引きつっている。
「で、あんたらどうすんの?」
「もちろん動きますよ。」ひとりが答えて残りのふたりが激しく頷いた。
「そうだよなぁ、シルヴェストルの戯言聞いて、俺たちから事情聴取をしたのだものな。シルヴェストルの言ったことが事実無根なら、あんたらシルヴェストルの妄想に、いい様に踊らされたピエロってことになるわな。」
「確かにそうなりますな。」衛兵たちがムッとした。しめしめ、今のひと言で衛兵たちの怒りがシルヴェストルに向いたな。
「あんたらの仕返しにもなる訳だ。」軽く煽る。
「分かりました。必ずや、そう致しましょう。ゲオルク卿、エリザベス様、ご協力ありがとうございました。」ちょろい。笑
応接室から部屋に戻ると、俺とベスを待っていた残りのわが妻たちが、心配して様子を聞いて来た。そこで、ベスが残りのわが妻たちに言い掛かりの内容を伝えたのだが…。
それを聞いた、残りのわが妻たちもその話を聞いて呆れ、激怒している。まあ当然だわな。
「まったく飛んだ濡れ衣じゃないか。」
「だよねー。シルヴェストルってさ、ドーラの仮縫いのときに仕立屋で会った奴だよね。なんかさー、超やな感じだったよねー。」
「そうじゃな、主様がスピリタス卿と知って、そそくさと逃げ出した奴じゃ。あれは腑抜けじゃな。」
「旦那様の武勇は知れ渡っておりますもの。恐れをなしたのですわ。」
「俺の武勇じゃなくて精霊たちの武勇だけどな。」
「あなた、それって同じことよ。」
「まったくいい迷惑だ。多少なりとも付き合った男からならまだ分からんでもないが、シルヴェストルなど相手にもしておらん。そもそも私が婚約に至ったのはわが君だけだからな。」
「あたしもそうだね。付き合った男はそれなりにいたけどさ、婚約したのはお前さんだけだよ。」
「わたくしもそうですのよ。わたくしが人生を委ねられると思った殿方は、旦那様だけでしたもの。他の殿方たちは皆、大したことなかったので、長くは続きませんでしたわ。」
「僕もダーリンだけだったよ。ってか、看板娘になってからは叔父さんの監視がきつかったからね。叔父さんの目を盗んで、ひと夜限りの逢瀬ばっかりだったなー。リシッチャ島にいたときは、それなりに付き合ったけどねー。」
「あら、わたしもいいなと思った子とは、ひと夜だけって言うのが多かったわ。その方が後腐れなくていいのよねぇ。学生のときは何人かと付き合ったりもしたけれど。」
「その節はお世話になりまして。」俺のひと言に、わが妻たちがどっと笑った。
リーゼ、ジュヌ、カルメンとは出会ったその日のうちにそう言う関係になったが、その後は一切なしだった。まさに後腐れなし。もっとも、再会してパーティを組んでからは、関係は復活したけどな。
ベスとビーチェとドーラとも出会ったその日に深い仲になったが、すぐパーティを組んだから、関係が途切れた期間はない。
わが妻たちのたわわなメロンボールは、わが妻たちが、俺の前に付き合った男たちの努力の結晶である。よくぞここまで育ててくれたと感謝の気持ちでいっぱいだ。一番おいしいところを俺が頂いちまったのだからな。
元カレが、手塩に掛けし、メロンボ(ー)ル、座りしままに、吸うは俺様。
ふふふのふ。あー、愉快愉快。笑
「我ら龍族には結婚という概念はない。気に入ったら番って子を設けるのみじゃな。」
「そう言えば、ドーラには子供がいるの?」俺は何となく聞いてみた。
「そりゃ、1000年も生きておるゆえ、わが子は数え切れん程おる。龍族が相手ならば子はすぐできるが、主様のように異種族が相手であるとなかなかできんな。」
「ふーん、あたしたちとは、いろいろ違うんだねぇ。」
「違うと申さば、われら龍族は満月のときの発情期しか番わぬが、そなたらは年がら年中番うのじゃな。」
「うーん、どうなんだろ?発情期って自覚はないよねぇ。ダーリンに誘われたらすぐその気になっちゃうけどさ。」
「なんだか、わたくしたちって年がら年中発情しているみたいですわね。」また、わが妻たちがどっと笑った。
「そうだとすると、ドーラも年がら年中発情期なんじゃないのかしら?毎晩私たちと一緒よね。」
「わらわは主様が悦ぶゆえ、そなたらとともにご奉仕しておるが、番いたいと言う欲求は、発情期以外では起こらぬのじゃ。そなたらは、番いたいのをいつも我慢しておろう?そこがわらわたち龍族とは違うのじゃよ。」
「そうだねぇ、妊娠のリスクは避けたいから最後の一線は我慢するけどねぇ。まあ、大丈夫な日は最後までしちゃってもいいけどねぇ。」なんですと!
「そこじゃな、そもそも子を成す気がないのが解せぬし、それに子を成す気がないのに番うのも解せぬのじゃ。」
「ま、そこは人族と龍族との違いかな。
ところでさ、大丈夫な日が分かってるならその日は最後まで行こうよ。」
「うーん、でもねぇ、確実って訳じゃないのよねぇ。ちょっと周期がズレたりすると危なくなるのよ。」
「確かにそうですわね。この後、帝国を屈服させて、闇の精霊と契約をしたら、旦那様の冒険は一段落でしょう?そしたらラスプ村に腰を据えて発展に尽くされますわよね。そのときにはご存分に。」
「まじでー?うわー、そうなったら毎晩じゃーん。やーん、照れるぅ。」ビーチェがくねくねしている。笑
全員と毎晩か、頑張らねば。あ、回復魔法とバフで何回でもOKか。笑
「主様、そのお顔、考えておることが駄々洩れじゃぞ。」またまたわが妻たちがどっと笑った。
その夜は、王宮主催の晩餐会に呼ばれた。教国との同盟締結を祝う晩餐会だとかで、教国からは、教国大使と留学生のアイチャが呼ばれていた。
王国側は、まず、国王陛下、王太子殿下、王后陛下、王妃殿下、一の姫殿下、二の姫殿下、三の姫殿下のマリー様と、王族が勢揃いだ。
王后陛下、王妃殿下、一の姫殿下、二の姫殿下は初めてお目に掛かるな。
さらには、4人の公爵様方と宰相様の、王国政府の中枢の皆様。そして政府の要人の方々。こうして見ると俺って、公爵様方や宰相様のような凄いメンバーの方々に親しくしてもらってるんだな。
貴族からは侯爵と、有力な伯爵までで、子爵、男爵、騎士爵はいなかった。
俺も、子爵のままだったら呼ばれなかったのだろうか?ギリギリ滑り込みセーフ…って、まさか、俺の伯爵昇進を待ってこの会が?いやいや、まさかな。流石にそれはないか。
晩餐会が始まり、最初に国王陛下が挨拶をされた。
「王太子の尽力により、教国との王教同盟締結が成った。非常に目出度い。王太子を支えてくれた四公どのたちに、改めて礼を申す。
同盟締結から間もなく3ヶ月になるが、この間、晩餐会を開かなかったのには理由がある。
それは王太子の手足となり、同盟締結に尽力した忠臣が、同盟締結の条件を果たすために、教国各地を巡視していたからだ。」
え?俺のこと?
「その忠臣は、今日、伯爵に昇進した。皆も承知しておるな、スピリタス伯爵だ。」
国王陛下に促され、俺は起立して、まわりにお辞儀をした。聞いてないよー。と、内心、焦りまくりつつ。
会場からは、盛大な拍手が起きた。
俺のまわりを浮遊していた精霊たちが、拍手に合わせたかのように、俺に纏わり付いて来て、さらに会場が湧いた。
会場が静まって俺が座ると国王陛下が続ける。
「今宵、教国からは、大使と留学生を招待しておる。留学生は、教国で最も優秀な巫女見習で、王都教会の神官・巫女養成所では、非常に優秀な成績を上げておる。
わが末娘も魔法学院で励んでおるが、教国の巫女見習と親しくしておると聞いてな、両国の有望な若者が、国を越え、分野を越えて友誼を結んでおることを、朕は嬉しく思う。」
わーと、また会場が湧いて盛大な拍手が起きた。
「このように、王教同盟は早速成果を上げておる。朕はこの同盟が末永く続くことを望む。」
国王陛下の話が終わると、今日、最も盛大な拍手が起きた。
その後、教国大使の挨拶、王太子殿下の乾杯の音頭で晩餐会は始まった。
晩餐会の料理も酒も大いに旨かった。
第三形態になった精霊たちは酒を呑む。俺からの口移しでだがな。ソル以外が何度も酒を呑みに来て、酒の魔力増幅効果によって唾液中の魔力が増幅されるので、満タンになって光り出した精霊は、その後は、酒を呑むたびに光る。
精霊たちが光る度に、会場から歓声が上がるのはご愛敬だ。
魔力が満タンになったときに精霊たちは光る訳だが、要するに満タンで溢れた魔力が光るようなのだ。これもルードビッヒ教授に報告せねばな。
楽しい雰囲気で晩餐会は続いていたのだが…。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/8/7
更新は火木土の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№99 伯爵への昇進と飛んだ言い掛かり
朝、目覚めると、わが妻たちから「おめでとう。」を連呼された。
あ、俺の誕生日か。では朝から誕生日プレゼントを頂こう!
そう思ってわが妻たちに手を出すと、ていっ。と頭にチョップが落ちて来た。地味に痛い。やはり流石に朝からは無理か…。苦笑
俺の誕生日が来たと言うことは、夏は終わりか。あ~、夏の間にわが妻たちを連れて南部の海で海水浴をしたかったなー。
もちろんわが妻たちには、ボンキュボンのボディラインを強調する大胆な水着を着せてな。
来年の夏こそは!
朝餉の後、部屋に戻って今日の準備だ。今日の午前中は、王宮の謁見の間で陞爵の儀が催される。国王陛下から伯爵への陞爵が言い渡されるのだ。
俺は王宮で仕立ててもらった正装、わが妻たちは王宮御用達の仕立屋で作ったスピリタス調のドレス姿である。ドーラのスピリタス調ドレスは。昨日仕上がって来た。仕立屋が超特急で作ってくれたので、ギリギリ間に合ったのだ。
この仕立屋での破格の待遇は、俺が考案したスピリタス調のドレスの専売権を与えているからだ。
わが妻たちは皆、ボン・キュッ・ボンのナイスバディ。スピリタス調は、無駄な装飾を一切排除し、胸元の深い切れ込みのみを引き立たせる、シンプルかつ大胆なデザインだ。わが妻たちの魅力を最大限に引き出すデザインとして、俺が考案した。
スレンダーでもむっちりでも着こなせない。ボン・キュッ・ボンのみが着こなせるデザインなのだ。よって仕立屋は、着こなせないと判断した客の注文は受けない。これがまた、世の女性たちの琴線を大いに刺激している。笑
胸元の切れ込みに注目させるために、余分な装飾を一切排除しているので、仕立職人の腕がそのままドレスの出来に反映される。よって仕立職人たちからも、大いに注目されているのだ。
リーゼの紺碧、ジュヌの山吹、カルメンの純白、ベスの漆黒、ビーチェの深紅、ドーラの翡翠。わが妻たちのスピリタス調ドレス姿に、謁見の間のあちこちから感嘆の声が上がっている。ま、当然そうなるわな♪
なんたって、完璧なボディラインはくっきりだし、胸の切れ込みによって深い谷間が強調されてるし、そのせいでメロンボール2個の迫力がブーストされてるしな。
しかもこの切れ込みだとブラジャーを付けられないから、頂のポチリのシルエットがくっきり浮かび上がる。これがまたそそるのだ。
そして余計な装飾が一切ないからこそ、わが妻たちの色香ある女体の魅力が前面に押し出されて来るのだ。
シックでエレガントでセクシー、俺の目論見通りなのであーる!
「国王陛下の~お成~り~~っ!」俺のむふふな妄想を国王陛下の入場を知らせる声が遮った。
そして、陛下が入場されて玉座にお座りになられた。
入場を告げる合図と同時に、俺とわが妻たちは跪いて控えたのだが、精霊たちは、俺のまわりをふわふわと漂っている。跪く訳がない。笑
宰相様が前に出て、勅許を開き、朗々と読み上げた。
「精霊魔術師、ゲオルク・スピリタス子爵。
教国との同盟締結、並びに、教国内を巡回しての、教国北部での食糧難改善及び栄養失調の治療、教国東部でのエンシェントドラゴンとの和解の仲介、教国南部での子供たちの誘拐阻止と犯人捕縛、教国各地での喜捨集めと全額寄付、20年前の前ミュンヒェー辺境伯夫妻暗殺の黒幕の捕縛と処断、これらの多大な功績により伯爵位を授ける。」
「ははっ、謹んでお受け致します。」
「教国出身龍人ドーラ、ゲオルク・スピリタス伯爵の側室として、ゲオルク・スピリタス伯爵を支えることを許す。」
「ふむ。相分かった。主様を存分に支えようぞ。」おいっ!その返事!まったく冷汗もんだ。汗
これで陛下への拝謁と、陞爵の儀は終了した。
ところがだ。陞爵の儀の後に衛兵3人がやって来て、訴えがあるから事情を聞きたいと言う。
「いったい何の訴えだよ。」
「それがですね、ゲオルク卿には不貞行為、エリザベス様には不貞行為と婚約不履行の訴えなのです。」
「「はぁ?」」俺とベスさんがハモった。
「つまりですね、婚約していたエリザベス様をゲオルク卿が寝取ったと言う訴えでして…。」
「ちょっと待て。私は、わが君以外とは、誰とも婚約などしておらんぞ。もちろんわが君と出会う以前には親しくなった男性もそれなりにはおったが、どの者ともさして長い付き合いではなかったし、ましてや婚約になどは至っておらん。」
「詳しい事情をお聞かせ頂けますか?」
「もちろんだ。そもそもそのような寝呆けたことを言ってる輩はどこのどいつなのだ?私が婚約不履行だと?しかもわが君が私を寝取ったと?バカも休み休み言え。場合によっては名誉棄損で訴えてくれるわ。」
「エリザベス様、私どもにお怒りを向けられても困ります。」ベスの剣幕に、衛兵3人は尻込みしている。笑
「うむ。左様であったな。失礼した。許されよ。」
俺たちは王宮の応接室をひとつ借りて、衛兵たちの事情聴取に応じた。結局のところ、言い掛かりの犯人は、シルヴェストル・マルディノンだった。
「なんと、あの腰抜けか?確かに私は、その男にしつこく求婚され続けておったが、その度にきっぱりと断っておるわ。」
「左様ですか?その…、婚約したと誤解される様なこともなかったのですか?」
「ない。誘いに応じてデートしたこともないし、舞踏会で踊ったことすらない。」
「エリザベス様の知らないところで、マルディノン侯爵様とバース伯爵様がお約束されていらしたと言うことは、ございませんでしょうか?」
「私の知る限りないと断言する。また、私の知らないところでもおそらくないな。父上は、シルヴェストルのことを腰抜けと呼んでおったゆえ、私を嫁がそうなどとは夢にも思わぬはずだ。」
「それならさ、そう言う約束があったのか、マルディノン侯爵様とバース侯爵様にそれぞれ問い合わせてみればいいんじゃないか?」俺が提案すると、
「そうですね。」と、衛兵たちは頷いた。
「ところで、私とわが君の潔白が証明された暁には、腰抜けシルヴェストルを名誉棄損で訴える。その手続きをそなたらに頼みたい。」
「その、穏便に済ませて頂く訳には…。」
「断る。あの腰抜けには、徹底的に思い知らせてやるのだ。」ベスは激おこぷんぷん丸だ。
俺としては相手にするのもバカバカしいが、ベスがこれ程怒っているなら、留飲を下げさせてやりたい。
「あんたらがきちっと動かないのなら、俺が直に制裁することになるぜ。そんときゃ、マルディノンの領地を吹き飛ばすかもしれないから覚悟しとけよ。」
「「「…。」」」衛兵3人が固まった。表情は引きつっている。
「で、あんたらどうすんの?」
「もちろん動きますよ。」ひとりが答えて残りのふたりが激しく頷いた。
「そうだよなぁ、シルヴェストルの戯言聞いて、俺たちから事情聴取をしたのだものな。シルヴェストルの言ったことが事実無根なら、あんたらシルヴェストルの妄想に、いい様に踊らされたピエロってことになるわな。」
「確かにそうなりますな。」衛兵たちがムッとした。しめしめ、今のひと言で衛兵たちの怒りがシルヴェストルに向いたな。
「あんたらの仕返しにもなる訳だ。」軽く煽る。
「分かりました。必ずや、そう致しましょう。ゲオルク卿、エリザベス様、ご協力ありがとうございました。」ちょろい。笑
応接室から部屋に戻ると、俺とベスを待っていた残りのわが妻たちが、心配して様子を聞いて来た。そこで、ベスが残りのわが妻たちに言い掛かりの内容を伝えたのだが…。
それを聞いた、残りのわが妻たちもその話を聞いて呆れ、激怒している。まあ当然だわな。
「まったく飛んだ濡れ衣じゃないか。」
「だよねー。シルヴェストルってさ、ドーラの仮縫いのときに仕立屋で会った奴だよね。なんかさー、超やな感じだったよねー。」
「そうじゃな、主様がスピリタス卿と知って、そそくさと逃げ出した奴じゃ。あれは腑抜けじゃな。」
「旦那様の武勇は知れ渡っておりますもの。恐れをなしたのですわ。」
「俺の武勇じゃなくて精霊たちの武勇だけどな。」
「あなた、それって同じことよ。」
「まったくいい迷惑だ。多少なりとも付き合った男からならまだ分からんでもないが、シルヴェストルなど相手にもしておらん。そもそも私が婚約に至ったのはわが君だけだからな。」
「あたしもそうだね。付き合った男はそれなりにいたけどさ、婚約したのはお前さんだけだよ。」
「わたくしもそうですのよ。わたくしが人生を委ねられると思った殿方は、旦那様だけでしたもの。他の殿方たちは皆、大したことなかったので、長くは続きませんでしたわ。」
「僕もダーリンだけだったよ。ってか、看板娘になってからは叔父さんの監視がきつかったからね。叔父さんの目を盗んで、ひと夜限りの逢瀬ばっかりだったなー。リシッチャ島にいたときは、それなりに付き合ったけどねー。」
「あら、わたしもいいなと思った子とは、ひと夜だけって言うのが多かったわ。その方が後腐れなくていいのよねぇ。学生のときは何人かと付き合ったりもしたけれど。」
「その節はお世話になりまして。」俺のひと言に、わが妻たちがどっと笑った。
リーゼ、ジュヌ、カルメンとは出会ったその日のうちにそう言う関係になったが、その後は一切なしだった。まさに後腐れなし。もっとも、再会してパーティを組んでからは、関係は復活したけどな。
ベスとビーチェとドーラとも出会ったその日に深い仲になったが、すぐパーティを組んだから、関係が途切れた期間はない。
わが妻たちのたわわなメロンボールは、わが妻たちが、俺の前に付き合った男たちの努力の結晶である。よくぞここまで育ててくれたと感謝の気持ちでいっぱいだ。一番おいしいところを俺が頂いちまったのだからな。
元カレが、手塩に掛けし、メロンボ(ー)ル、座りしままに、吸うは俺様。
ふふふのふ。あー、愉快愉快。笑
「我ら龍族には結婚という概念はない。気に入ったら番って子を設けるのみじゃな。」
「そう言えば、ドーラには子供がいるの?」俺は何となく聞いてみた。
「そりゃ、1000年も生きておるゆえ、わが子は数え切れん程おる。龍族が相手ならば子はすぐできるが、主様のように異種族が相手であるとなかなかできんな。」
「ふーん、あたしたちとは、いろいろ違うんだねぇ。」
「違うと申さば、われら龍族は満月のときの発情期しか番わぬが、そなたらは年がら年中番うのじゃな。」
「うーん、どうなんだろ?発情期って自覚はないよねぇ。ダーリンに誘われたらすぐその気になっちゃうけどさ。」
「なんだか、わたくしたちって年がら年中発情しているみたいですわね。」また、わが妻たちがどっと笑った。
「そうだとすると、ドーラも年がら年中発情期なんじゃないのかしら?毎晩私たちと一緒よね。」
「わらわは主様が悦ぶゆえ、そなたらとともにご奉仕しておるが、番いたいと言う欲求は、発情期以外では起こらぬのじゃ。そなたらは、番いたいのをいつも我慢しておろう?そこがわらわたち龍族とは違うのじゃよ。」
「そうだねぇ、妊娠のリスクは避けたいから最後の一線は我慢するけどねぇ。まあ、大丈夫な日は最後までしちゃってもいいけどねぇ。」なんですと!
「そこじゃな、そもそも子を成す気がないのが解せぬし、それに子を成す気がないのに番うのも解せぬのじゃ。」
「ま、そこは人族と龍族との違いかな。
ところでさ、大丈夫な日が分かってるならその日は最後まで行こうよ。」
「うーん、でもねぇ、確実って訳じゃないのよねぇ。ちょっと周期がズレたりすると危なくなるのよ。」
「確かにそうですわね。この後、帝国を屈服させて、闇の精霊と契約をしたら、旦那様の冒険は一段落でしょう?そしたらラスプ村に腰を据えて発展に尽くされますわよね。そのときにはご存分に。」
「まじでー?うわー、そうなったら毎晩じゃーん。やーん、照れるぅ。」ビーチェがくねくねしている。笑
全員と毎晩か、頑張らねば。あ、回復魔法とバフで何回でもOKか。笑
「主様、そのお顔、考えておることが駄々洩れじゃぞ。」またまたわが妻たちがどっと笑った。
その夜は、王宮主催の晩餐会に呼ばれた。教国との同盟締結を祝う晩餐会だとかで、教国からは、教国大使と留学生のアイチャが呼ばれていた。
王国側は、まず、国王陛下、王太子殿下、王后陛下、王妃殿下、一の姫殿下、二の姫殿下、三の姫殿下のマリー様と、王族が勢揃いだ。
王后陛下、王妃殿下、一の姫殿下、二の姫殿下は初めてお目に掛かるな。
さらには、4人の公爵様方と宰相様の、王国政府の中枢の皆様。そして政府の要人の方々。こうして見ると俺って、公爵様方や宰相様のような凄いメンバーの方々に親しくしてもらってるんだな。
貴族からは侯爵と、有力な伯爵までで、子爵、男爵、騎士爵はいなかった。
俺も、子爵のままだったら呼ばれなかったのだろうか?ギリギリ滑り込みセーフ…って、まさか、俺の伯爵昇進を待ってこの会が?いやいや、まさかな。流石にそれはないか。
晩餐会が始まり、最初に国王陛下が挨拶をされた。
「王太子の尽力により、教国との王教同盟締結が成った。非常に目出度い。王太子を支えてくれた四公どのたちに、改めて礼を申す。
同盟締結から間もなく3ヶ月になるが、この間、晩餐会を開かなかったのには理由がある。
それは王太子の手足となり、同盟締結に尽力した忠臣が、同盟締結の条件を果たすために、教国各地を巡視していたからだ。」
え?俺のこと?
「その忠臣は、今日、伯爵に昇進した。皆も承知しておるな、スピリタス伯爵だ。」
国王陛下に促され、俺は起立して、まわりにお辞儀をした。聞いてないよー。と、内心、焦りまくりつつ。
会場からは、盛大な拍手が起きた。
俺のまわりを浮遊していた精霊たちが、拍手に合わせたかのように、俺に纏わり付いて来て、さらに会場が湧いた。
会場が静まって俺が座ると国王陛下が続ける。
「今宵、教国からは、大使と留学生を招待しておる。留学生は、教国で最も優秀な巫女見習で、王都教会の神官・巫女養成所では、非常に優秀な成績を上げておる。
わが末娘も魔法学院で励んでおるが、教国の巫女見習と親しくしておると聞いてな、両国の有望な若者が、国を越え、分野を越えて友誼を結んでおることを、朕は嬉しく思う。」
わーと、また会場が湧いて盛大な拍手が起きた。
「このように、王教同盟は早速成果を上げておる。朕はこの同盟が末永く続くことを望む。」
国王陛下の話が終わると、今日、最も盛大な拍手が起きた。
その後、教国大使の挨拶、王太子殿下の乾杯の音頭で晩餐会は始まった。
晩餐会の料理も酒も大いに旨かった。
第三形態になった精霊たちは酒を呑む。俺からの口移しでだがな。ソル以外が何度も酒を呑みに来て、酒の魔力増幅効果によって唾液中の魔力が増幅されるので、満タンになって光り出した精霊は、その後は、酒を呑むたびに光る。
精霊たちが光る度に、会場から歓声が上がるのはご愛敬だ。
魔力が満タンになったときに精霊たちは光る訳だが、要するに満タンで溢れた魔力が光るようなのだ。これもルードビッヒ教授に報告せねばな。
楽しい雰囲気で晩餐会は続いていたのだが…。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/8/7
更新は火木土の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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