射手の統領

Zu-Y

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射手の統領061 笠懸と濃紺の外套

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射手の統領
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№61 笠懸と濃紺の外套

 心地よい目覚めの後、サジ姉としばらくイチャついて、朝餉へと向かった。皆との朝餉の後は、今日からまた丸1日の馬の稽古の日々が続く。

 午前は外乗で騎乗訓練、午後は、得意な得物を持っての騎乗訓練だ。俺の得物は弓だから、午後はいよいよ、騎馬による遠矢、すなわち笠懸の稽古である。テンバのまわりは、西に樹海、樹海を越えるとフジの霊峰、それ以外は草原である。笠懸の稽古にはもって来いだ。

 午前の相棒はノアールで、駈歩と襲歩を繰り返し行った。途中からは、午後に備えて両手から手綱を離した。弓矢を扱うには両手を空けねばならぬ。ついでに脚の圧迫のみで、方向の指示を試みるが、これはなかなか上手く行かない。しばらくはこの稽古が必要だ。あっという間に午前の稽古が終わり、相棒の首をポンポン叩いて謝意を表し、放牧した。

 昼餉と休憩の後、午後の稽古である。いよいよ得物を携えての騎乗訓練だ。俺は矢を入れた戻りの箙を背負い、愛用の操龍弓を弓手に、馬上の人となった。相棒はヴァイスである。

 テンバ郊外の草原に大的を立て、遠矢に適当な距離を取って、停止している馬上から、まず数矢ほど射てみた。初矢でおよその距離を測り、二の矢以降はすべて的中である。よし、大体の距離感は掴んだ。

 次は馬を巡らせ、疾駆させた馬上から遠矢を射る。よし、的中。何本かは抜いたが、過半数は的を捉えた。ただし、図星に入ったのは数本しかない。同じ場所で繰り返していると、図星に入る矢が増えるが、位置を変えて距離を変化させると、また最初から調整が必要になる。これは意外と難しい。
 親父譲りの精密狙いの技、二の叔父貴直伝の遠矢の技を総動員して、笠懸の稽古に励む。午後の稽古の時間も、あっという間に過ぎて行った。

 嫁たちもそれぞれ馬上で得物を振るっていた。サヤ姉は雷神の太刀、サジ姉は薬師の杖、ホサキは如意の槍、キョウちゃんズは陰の杖、タヅナは偃月の薙刀である。皆、馬上で苦も無く得物を振るっている。大したものだ。

 稽古終了後、例によって白湯に浸かっていると、今日はキョウちゃんズは来なかった。大人嫁たちと入ったか?とするとまた何か企んでいるかもしれん。要注意だな。
夕餉の席で聞いてみた。
「サキョウ、ウキョウ、今日はどうしたんだ?」
「「え?何のこと?」」
「いや、白湯に来なかっただろ?」
「え?アタル兄、待っててくれはったん?」
「待ってたという程でもないが、来ないなーと。」
「いやぁ、嬉しいわぁ。なぁ、サキョウ。」
「せやな。」

「で、どうしたんだよ。」
「明日はうちらの番やさかい、その心構えを教わってたんやんかー。」
「いや、普通に添い寝だからな。」
「アタル兄が、そう言うと思って、攻略法を聞いてたんやんかー。」
「おい、変なこと、吹き込んでないよな?」俺は大人嫁たちに視線を向けた。あ、眼を逸らした。5人全員が眼を逸らしやがった!

「まぁ、明日のお楽しみや。なぁ、ウキョウ。」
「せやでー。今夜はサキ姉をかわいがったってぇな。」
「子供のくせになんちゅうーことを言うんだ。」
「子供やあらへんよ。うちらも嫁や。」
「ドラちゃんに聞いてみ。」
「ぐっ。」やり込められた。
 爆笑する大人嫁5人。まったく敵わん。女は口が達者だ。

 その夜のホサキは、近頃の肉食化が嘘のような従順さだった。まるでチガサの港町での初夜のときのようだ。
 やはり肉食化はサヤ姉とサジ姉の影響だな。ふたりの影がないと、ホサキは元に戻るのだな。俺は基本的には肉食が好みだが、サヤ姉、サジ姉と、超肉食コンビが続いた後は、こういうのも新鮮でいい。俺は夜遅くまでホサキを堪能した。もちろん本番は抜きで。
 ちなみにホサキは、2回目以降は、再び肉食化が進んで行った。いや、戻って行ったと言うべきかな。

 翌日から、披露目1週間前までの1ヶ月ちょっと、俺は、両脚だけでの馬のコントロールと、笠懸の稽古に明け暮れた。騎乗での動の的である、犬追物までは行けなかったが、いろいろな距離感に慣れ、笠懸でも、図星を外すことはめったになくなった。

 また、その1ヶ月ちょっとで、アキナは弓の稽古で初歩的な弓の技を取得し、他の嫁は、外交用の馬車を使って御者の技を会得した。
 アキナには、弓の技の初歩の取得を祝して、俺から、正鵠の弓、無銘の箙、射手の軽鎧、正射の弽を贈った。これによりアキナは。通常は商人装備、戦闘時は射手装備となる。

 ところで、ホサキの翌日のキョウちゃんズだが、最初の3週は何とかなだめすかして、添い寝だけでゴマ化すことに成功した。しかし4週目では、とうとうふたりの泣き落としに屈し、マイドラゴンの世話を任せてしまった。

 幼児体型…もとい、少女体型のふたりが、マイドラゴンの世話をするなど、絵図的には絶対にNGなのだが、ぶっちゃけ、ふたりのドラゴンあしらいは、かなり上手いのだ。こういうのはやばいと思う俺と、5週目以降を楽しみにしてしまった俺のどちらが本心なのか、実のところ、分からなくなって来ている。背徳感が余計、興奮を煽っている気がする。
 とにかく、最後の砦として、最低限、俺から手を出すのだけは思い止まろうと心に誓った。

~~5週間後~~

 昨日、披露目を1週間後に控えたところで、キノベからセプトの馬車が完成間近との通知が届いた。これを受けて、弓の技を上達させたギャロとロップが、ユノベ留学を終えて、キングとフォレストに騎乗し、俺たちの馬車を曳くノアール、ヴァイス、ダーク、セールイの4頭を連れて、今日の朝イチでキノベ本拠のミーブへと帰って行った。
 俺は、嫁たちへの馬の技の指導で世話になったふたりに、餞別として、それぞれ、無銘の弓と無銘の箙を贈った。無銘だが物としてはいい。

 テンバからミーブへは、馬では2泊3日の行程なので、3日後の朝に、俺とタヅナが流邏石でミーブへ飛び、馬車の引き渡しを受けた。
 ミーブから東都へは、馬車で1泊2日なので、4日後の披露目2日前に東都へと入る段取りだ。キノベからの披露目への参加部隊と同行することになるだろう。
 ユノベ本拠のテンバからは、馬車で1泊2日なので、二の叔父貴たちも3日後に出発し、披露目の2日前に東都に入る。

 俺と嫁たちは、今日から東都に飛び、3日間はセプトでクエストを受けることにした。アキナとタヅナのレベル上げだ。日帰りクエストをいくつかずつ3日連続でこなせば、Fランクには上がるだろう。ひょっとするとEランクに行くかもしれん。

 この間、冬用の外套をお揃いで注文していたので、皆でそれを羽織る。保温能力に優れ、色は濃紺、光を吸収する色だし、夜は目立たない。一緒に注文した、保温素材のアンダーとの併用すると、想像以上に温かい。これなら遠征中の冬の寒さも大丈夫だ。
 なお、この外套のせいで、セプトに「濃紺の規格外」という通り名が付くことになってしまったのだが、それはもう少し後のこと。

 まずは、東都ギルド近くの定宿の宿屋で、4人部屋を3泊で2部屋取った。それから東都ギルドへ向かう。
「あー、アタルさん!1ヶ月以上も、何サボてるんですか!」チナツが早速声を掛けて来た。
「おいおい、サボってるとは御挨拶だな。修行してたんだよ。」
「クエストが溜まってるんですよ。ちゃっちゃとこなして下さい。」

「同じ方向でまとめてできそうな討伐クエストをいくつか紹介してよ。お勧めはある?」
「取り敢えず並の冒険者の手に負えないのは、北の原野で、猛鳶3羽、大狼2頭、北東の森で、虎1頭ですかね。」
「じゃぁ、それ全部。」
 ギルド内がざわついた。
「そんなに無理しないでいいですよ。」
「方向が一緒だからまとめてやるよ。いちいちギルドを往復するのが面倒臭いからな。明日用に、また同じ方向のをまとめといてくれよ。」

「ちょっと、アタルさん!さっきのクエスト3つを、今日1日でこなせる訳ないじゃないですか!」
「できなきゃ、明日までに仕上げりゃいいだけだろ?」
「明日までって…。」
 俺たちはギルドを出発して、北の原野に向かった。

 キョウちゃんズが索敵に式神を飛ばす。間もなく大狼の群れを発見。大狼2頭と普通の狼4頭だ。大猪1頭を狩ってるようだ。
 大猪は大狼の群れから必死に逃げてこちらにやって来る。ウキョウが皆にバフを掛け、サキョウが大猪と大狼の群れにデバフを掛けた。獣たちの動きが明らかに遅くなる。
 するとサジ姉が前に出て、先頭の大猪に睡眠の術を掛けた。サジ姉は最近、睡眠薬の術化に成功した。もともとは不眠を回復し、眠らせるのが目的だが、それを、敵を眠らせるのに応用したのだ。

 大猪が走ったまま眠りこけて転倒した。そこへ大狼の群れが襲い掛かったのだが、俺の雷撃矢で群れ全体が感電して硬直した。アキナが正確に、大狼の1頭を射抜く。バフで速度強化されたサヤ姉、ホサキ、タヅナが襲い掛かり、雷神の太刀、如意の槍、偃月の薙刀がそれぞれ宙を舞った。一網打尽である。

 収納腕輪を装備している、俺、ホサキ、アキナ、タヅナで手分けして獲物を回収して、再び北に向かった。

 キョウちゃんズの式神による索敵は本当に便利だ。猛鳶3羽もあっという間に発見した。
 流石に上空への攻撃は、俺しか届かない。と思ったら、サキョウにバフられたサジ姉が、再び睡眠の術を上空の鳶の群れに向かって放った。ウキョウのバフのおかげで、かなり上空へ到達し、猛鳶3羽を見事に捉えて、猛鳶は3羽とも、飛びながら眠りに落ちて、そのまま落ちて、永遠の眠りに落ちたのだ。
 サジ姉の催眠の術は非常に効果的だ。回復専門だったサジ姉が、かなり高い攻撃力を備えたことになる。これはセプトにとっても朗報だ。

 医薬士は、薬嚢に所持する薬を術化して飛ばすことができる。本来は回復薬限定なのだが、サジ姉はライを攻略するときも、回復薬ではない閃光玉を術化して飛ばしていた。
 そして、今回サジ姉は、睡眠薬を術化して飛ばしたのだが、これって、ひょっとすると毒薬とか麻痺薬とかも行けるんじゃね?

「サジ姉。睡眠薬の術化って、マジ凄ぇんだぇど、ひょっとして毒薬とか、麻痺薬とかも術化できないかな?」
「今…練習中…。アタル…、よく…気付いた…。褒めて…上げる…。」
「サジったら、いつの間に。」
「セプトの…皆は…強い…。回復…だけだと…出番が…ない…。」
「医薬士は回復専門だと思っていたが、サジは攻撃もこなすのだな。」
「ホサキ、普通の医薬士は回復だけよ。サジは前から閃光の術とか、回復以外も使えるわ。ね、サジ。」
 こくり。

 獲物を回収して、東へ向かった。東都の北東の森に行くのだ。

 北の原野から北東の森へ向かう道中。
「そう言えばさ、アキナって除霊ができたよな?除霊って、呪の中では難しい技なんだろ?」
「そうらしいですね。私はママから直接教わったんで、詳しいことは知らないですが。」
 アキナの御母上は元巫女で、神職の巫女は呪を使いこなす。アキナは巫女の修行はしてないが、御母上から巫女の術をいくつか伝授されていた。除霊はそのうちのひとつである。

「除霊ができるんなら式神も飛ばせるんじゃないか?」
「式神はママから教わってないのでできません。」
「式神の方が簡単やで。」「アキ姉、うちらが教えたるわ。」
 キョウちゃんズは式神が得意で、同時に3体まで飛ばすという離れ業をやってのける。
「じゃぁ、お願いします。」
「式神は呪の初歩やさかい、除霊ができるアキ姉ならすぐやで。な、サキョウ。」
「そやね。ちょちょいのちょいやで。な、ウキョウ。」

 それからキョウちゃんズの式神講座が始まり、キョウちゃんズのレクチャーを受けたアキナは、あっさり式神を飛ばせるようになった。ほんとにちょちょいのちょいだった。
 ちなみに一緒に式神講座を聞いていた俺は、キョウちゃんズの言ってることがさっぱりイメージできなくてだめ。サヤ姉、ホサキ、タヅナもだめ。技系の訓練を積んできた俺たちには無理っぽい。
 回復術を使うサジ姉なら行けるかと思ったが、回復術と陰陽術では、気力の使い方の系統が違うみたいでやはりだめだった。

 そのうち、東都の北東の森に着いた。まずは、キョウちゃんズが3体ずつ、覚えたてのアキナが1体、計7体の式神を森の中に飛ばして虎を探す。そもそも、和の国には虎はいないはずなんだが。ひょっとすると猛獣化または妖獣化したトラ猫かもしれない。

 やがてそれらしいのをウキョウが見付けた。
 それらしいというのは、橙色と黒の横縞模様ではなく、灰色と黒の縞模様だからだ。大きさは虎級だから確かに虎と見間違うが、予想通り猛獣化したトラ猫だ。
 サキョウも式神の1体を猛猫の監視に回した。

 猫なら水が苦手だったよな。ウキョウにバフの術を掛けて貰った俺は、森の外から、およその猛猫の位置に向かって、3倍の水撃矢を射放った。
「飛び越えてもうたわ。もうちょい、手前やな。」
「今のでトラ猫が警戒しよったで。」

 サキョウとウキョウの、式神からの情報をもとに、再び3倍水撃矢を射放った。
「よっしゃ。流されたで。」
「ずぶ濡れやで。あ、ダッシュで逃げよった。」
「アタル兄、こっちに逃げて来よるで。1本目が奥だったせいやな。結果オーライや。」
 キョウちゃんズの式神が猛猫を追尾している。

 それからも3倍水撃矢を続け様に射放った。4度目の激流に流された後、猛猫は動かなくなった。溺れたか?
 俺たちは横たわる猛猫の位置まで行き、雷撃矢でトドメを刺して回収した。本日のクエストは終了だ。まだ昼三つ時だな。流邏石で東都ギルドに飛ぶ。

「あ、セプトの皆さん、お早いお帰りですね。クエストひとつくらいは、こなせましたか?」
 ふん、チナツめ、舐めるなよ。俺とホサキとアキナとタヅナは、収納腕輪から次々と獲物を取り出す。固まるチナツ。顔が引きつっている。

「北の原野の大狼2頭は、普通の狼4頭を引き連れていた。群れが大猪を狩ってた所に遭遇し、大猪も含めて一網打尽だ。猛鳶は情報通り3羽。北東の森の虎というのは、猛獣化したトラ猫だったぞ。依頼すべてと、その他に、狼4頭、大猪1頭だ。」
 チナツは、お口パクパク酸欠金魚。シーンと静まり返るギルド内。

「おい、チナツさん、しっかりしろよ。」
「あ、すみません。すぐに確認します。」
「報酬は明日でいいぞ。あと、明日のクエストもよろしくな。同じ方向のクエストをいくつか見繕っといてくれよ。」
 チナツはぶんぶんと頷いた。自慢の巨乳もぶんぶんしてた。笑

 一旦宿屋に戻って部屋割りをした。今夜は、俺、サヤ姉、サジ姉、ホサキ部屋と、アキナ、タヅナ、キョウちゃんズ部屋になった。明日はキョウちゃんズが1つのベッドに寝て、空いたベッドに俺が移動するそうだ。どうせ宿屋だから、生殺しなんで、もうどうでもいい。

 夕餉は久しぶりに東都前寿司に行った。
「大将、こんばんは。」
「らっしゃい。おう、あんちゃんか。久しぶりだな。また別嬪をぞろぞろ連れてやがるな。羨ましいぜ。」
「あら大将、お上手やわぁ。」「何も出ぇへんよ。」
「おう、嬢ちゃんたちも久しぶりだな。少し背が伸びたんじゃないか?」
「ちょっとだけな。うちは、あのおっきい穴子な。」「うちもー。」
 そうだよな、やっぱ少し伸びてるよな。

 やはりここの寿司は旨い。皆でたらふく食ったらそこそこの値段になったが、それでもお手頃価格だ。そうだ、披露目のときにトウラクも連れて来ようっと。

 皆で宿屋に帰り、部屋で順番に風呂に入って早々に寝た。久々の討伐クエストで今日はたっぷり歩いたから疲れている。あっという間に寝付いてしまったようだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/5/8

更新は月水金の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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