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射手の統領028 七神龍の食糧
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射手の統領
Zu-Y
№28 七神龍の食糧
商都への商隊護衛の行程も半ばを過ぎていよいよ後半戦だ。朝餉を終えた俺たちは定刻より少し早めの出発となった。ママツ支店から3台の荷馬車が続けて発進する。
マエザの漁村で、サジ姉の薬嚢内の薬をそこそこ消費したので、山髙屋ママツ支店から薬を仕入れようとしたのだが、あいにく入荷前と言うこともあり、サジ姉の眼鏡にかなう品質の薬がなかった。
仕方なく比較的品質の良い薬草を仕入れ、道中、後尾車両内にサジ姉が籠って、薬草から薬を調合して行くことになった。
サジ姉は医薬士として調合のスキルにも長けており、かなり難易度の高い薬まで調合できるので、回復薬の調合などはお手の物だ。ほとんど片手間と言っていい。
俺は、セプトの荷馬車にも簡易調合室が欲しいと思った。アキナとタヅナに意見を求めると、おおむね賛成だが、調合室に限定しなくても、多目的作業室でよいのではないかと言う。
確かにそうだ。ただし難点はスペース的に納まるかだ。今のところ乗員は6名だが、この後、増えることもあり得る。いや、さすがにもういいか。体がもたん。笑
出発後しばらく経って、マナ湖の北側を迂回し終えてから、タヅナと御者を代わってもらった。そして御者の練習をやらせてもらっているのだが、隣にはダヅナが師匠として、密着して手解きしてくれている。至れり尽くせりだ。
騎乗巡回担当のアオゲもアシゲも、中央車両の横を通過するときに、ニヤッとして行った。タヅナはどうやらタヅナ隊には根回しを完了しているようだ。
最近は、鞭の合図に相棒が頷くようになって来た。相棒がOKと言う合図を寄越すのだ。昔、馬が全然言うことを聞かず、馬の技が苦手だった頃は、鞭は馬に言うことを聞かせるために、できる限り強く振るうものだと思っていた。痛いほど効果があると誤解していたのだ。
しかし違った。この旅でタヅナに付きっ切りで教えてもらって分かったのだが、鞭は単なる合図でしかない。そう、よろしくなって感じで肩をポンと叩くあのイメージだ。すると相棒が返事をして来る。何も応!と言う訳ではない。軽くポンとやった側の耳だけ、一瞬くるっとこちらを向けるのだ。
あ、俺、いつの間にか、馬のことを相棒と表現しているではないか。
おっと先頭車両が速度を緩めたぞ。警戒態勢に入ったな。やがてアシゲが伝令に来る。
「プルが式神で見付けたが、進行方向に4頭の鹿がいる。街道上に居座ってるので、大鹿あるいは猛鹿の可能性が高い。」
俺はタヅナに手綱を渡し、中央車両の屋根に乗って様子を窺う。
先頭車両が止まり、中央車両、後尾車両と並んで止まった。明らかに巨大化している大鹿4頭との睨み合いになった。
サンファミの盾槍士ネプとアステが、先頭車両の前に展開して盾を構えた。陽士のプルとマズは先頭車両の両脇に配置している。陰士のジュピは先頭車両の屋根に上り、メンバーに各種上昇の術を掛けていた。
俺は中央車両の屋根で雷撃矢の準備をし、後尾車両からサヤ姉とサジ姉が中央車両の両脇に来た。ホサキは後尾車両の後部で盾を構えており、アオゲの騎馬がホサキの援護体制を摂った。アシゲの騎馬は中央車両にぴったりついている。
戦闘態勢完了だ。
マズが一番近い大鹿に、威嚇を兼ねた火炎の術を放ったが、大鹿はひょいと躱し、突撃に移った。他の3頭もそれに倣う。逃げる気配はなし。全面対決だ。
いち早くジュピが速度低下の術を続けざまに放ち、2頭の突進速度が鈍ったが、他の2頭には躱された。
続いてマズは火炎の術を、プルは竜巻の術を浴びせた。突進速度の鈍った2頭のうち1頭がマズの火炎の術、残り1頭がプルの竜巻の術の直撃を受けた。火炎の術を受けた大鹿は火ダルマになって転げまわり、竜巻の術を受けた大鹿は10mほど吹き上げられた後、頭から落下して、それぞれ動かなくなった。
速度低下の術を躱した2頭はそのままネプとアステの盾に真正面から突っ込んで来た。
ふたりは商隊の外側に突進の軌道をずらすように、盾に角度をつけて大鹿をいなし、突進速度を大幅に減じつつ、外側に弾いた。
利き手が逆のふたりは、互いにいなした側の利き手で大鹿を迎え撃つように槍で突きも入れ、深く抉った。これで突進を完全に止めた。
サヤ姉が、ネプがいなした大鹿との間合いを詰めに行ったので、俺はアステがいなした大鹿に雷撃矢を打ち込んだ。雷撃矢の餌食となった大鹿は瞬殺。サヤ姉の二刀流剣舞を見舞われた大鹿も瞬殺。
商隊は今回も無傷でやり過ごすことができた。
大鹿4頭は獲物として、ギルドで換金する訳だが、俺はアキナに頼んで1頭をライの食糧として分けてもらった。
ライはあまり食糧を摂らない。非常に高い気力を秘めており、通常矢を雷撃矢にするときにその気力の一部を分けてくれる。当然雷撃矢を多く放つと、ライの気力は少しずつ減じる。ライはその減じた気力を大気中から得ている。ライ鏑内で休眠していると大気からの気力吸収速度は、およそ2倍になるそうだ。
つまり時間が経てば気力が自動回復するので、食糧はほとんど必要ないのだ。稀に、今回のように、気力を早く満タンに戻したいときだけ、食糧を与える。ライに食糧を与えたのは、眷属にしてからほんの数回。
ライ鏑を取り出し、獲物の大鹿にかざすと、ライ鏑の黄色い発光が強くなり、呼応するように大鹿の体が明るく輝き出した。間もなく、大鹿の体は無数の光の粒子となってライ鏑に吸収された。その結果、ライ鏑の黄色い発光が一段と輝き出した。
『アタルよ、気力は満タンだ。すまんな。』
「こちらこそ、いつも世話になる。」
『うむ。』
その後、俺はまた御者の練習に戻り、順調に進んで、夕刻前には今夜の宿泊地、トバシの町に到着した。
商隊は山髙屋トバシ支店に入り、荷馬車を預けてタヅナ隊が馬たちの世話をしている間、俺とジュピで冒険者ギルドに行き、大鹿の換金して来た。大鹿4頭は、往来に居座っていたため、旅人にも被害が出ており、ギルドとしても討伐クエストを検討中とのことだったので、正規の報酬よりは低いが、礼金と言う形で討伐報酬が出た。大鹿3頭の素材買取も含めて金貨1枚と大銀貨6枚だ。
臨時戦闘手当は、商隊が危険にさらされて、無事防衛に成功したときに出る。今まで、臨時戦闘手当が出たのは、コネハ峠の盗賊、マエザの野営でのキラークラブ、そして今回のマナ湖西の街道の大鹿である。ズオカ到着前のキラーベスパ、マエザ浜の夕刻の加勢、この2つは商隊防衛目的ではないので除外された。
それでも報酬はひとり大銀貨1枚だから商隊16人に3回で金貨4枚と大銀貨8枚だ。
一方で、ギルドからの謝礼は、ヌーマでは受け取らずに被害者救済基金に充てたし、マエザでも受け取らずに却って犠牲者3名に香典を出していた。受け取ったのは、ズオカでの金貨2枚と、今日のトバシでの謝礼金貨1枚と大銀貨6枚だ。全部合わせて、全部で金貨3枚と大銀貨6枚なので、結構な赤字だが、この赤字は山髙屋が負担している。
通常手当も考えれば、護衛を雇う商隊運営は非常に経費が掛かる。それでも陸路で運ぶ今回の積荷は、さらに上を行く利益を出すのだろう。
交易とは非常に魅力的だ。ユノベはもともと戦闘集団ゆえ、利には疎いが、商売や経済のことも、しっかり学んだ方がよさそうだ。と言うのも、商売や経済は、遠征に掛かる食糧の調達や輸送に通じるからだ。輜重隊がうまく機能せず、補給が途絶えれば、遠征部隊の命に関わる。
これは、山髙屋との提携や、キノベとの同盟は、非常に重要かもしれないぞ。
つながればラッキーと言うレベルではなく、今後のユノベ同盟の発展を左右するかもしれん。このことは心に留めておこう。
何となく今日は疲れたので、俺たちセプトは、夕餉は外に行かずに宿屋の食堂で摂った。部屋で風呂の順番待ちの間、ついウトウトしてしまった。
いつも通り最後の風呂がまわって来て起こされ、風呂場へ行く。何だよ、シャワールームじゃねーか!この宿屋は浴槽がなく、シャワーだけだった。それなら順番を譲って最後に入る意味ないじゃん。嫁3人のエキスが浸み込んでいる湯こそ、俺の回復の源なんだぞー!と叫ぶ訳にもいかんな。声に出したら聞き咎められて変態認定されてしまう。
明日はまた野営か。しっかり眠っとかないと。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/2/20
更新は月水金の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№28 七神龍の食糧
商都への商隊護衛の行程も半ばを過ぎていよいよ後半戦だ。朝餉を終えた俺たちは定刻より少し早めの出発となった。ママツ支店から3台の荷馬車が続けて発進する。
マエザの漁村で、サジ姉の薬嚢内の薬をそこそこ消費したので、山髙屋ママツ支店から薬を仕入れようとしたのだが、あいにく入荷前と言うこともあり、サジ姉の眼鏡にかなう品質の薬がなかった。
仕方なく比較的品質の良い薬草を仕入れ、道中、後尾車両内にサジ姉が籠って、薬草から薬を調合して行くことになった。
サジ姉は医薬士として調合のスキルにも長けており、かなり難易度の高い薬まで調合できるので、回復薬の調合などはお手の物だ。ほとんど片手間と言っていい。
俺は、セプトの荷馬車にも簡易調合室が欲しいと思った。アキナとタヅナに意見を求めると、おおむね賛成だが、調合室に限定しなくても、多目的作業室でよいのではないかと言う。
確かにそうだ。ただし難点はスペース的に納まるかだ。今のところ乗員は6名だが、この後、増えることもあり得る。いや、さすがにもういいか。体がもたん。笑
出発後しばらく経って、マナ湖の北側を迂回し終えてから、タヅナと御者を代わってもらった。そして御者の練習をやらせてもらっているのだが、隣にはダヅナが師匠として、密着して手解きしてくれている。至れり尽くせりだ。
騎乗巡回担当のアオゲもアシゲも、中央車両の横を通過するときに、ニヤッとして行った。タヅナはどうやらタヅナ隊には根回しを完了しているようだ。
最近は、鞭の合図に相棒が頷くようになって来た。相棒がOKと言う合図を寄越すのだ。昔、馬が全然言うことを聞かず、馬の技が苦手だった頃は、鞭は馬に言うことを聞かせるために、できる限り強く振るうものだと思っていた。痛いほど効果があると誤解していたのだ。
しかし違った。この旅でタヅナに付きっ切りで教えてもらって分かったのだが、鞭は単なる合図でしかない。そう、よろしくなって感じで肩をポンと叩くあのイメージだ。すると相棒が返事をして来る。何も応!と言う訳ではない。軽くポンとやった側の耳だけ、一瞬くるっとこちらを向けるのだ。
あ、俺、いつの間にか、馬のことを相棒と表現しているではないか。
おっと先頭車両が速度を緩めたぞ。警戒態勢に入ったな。やがてアシゲが伝令に来る。
「プルが式神で見付けたが、進行方向に4頭の鹿がいる。街道上に居座ってるので、大鹿あるいは猛鹿の可能性が高い。」
俺はタヅナに手綱を渡し、中央車両の屋根に乗って様子を窺う。
先頭車両が止まり、中央車両、後尾車両と並んで止まった。明らかに巨大化している大鹿4頭との睨み合いになった。
サンファミの盾槍士ネプとアステが、先頭車両の前に展開して盾を構えた。陽士のプルとマズは先頭車両の両脇に配置している。陰士のジュピは先頭車両の屋根に上り、メンバーに各種上昇の術を掛けていた。
俺は中央車両の屋根で雷撃矢の準備をし、後尾車両からサヤ姉とサジ姉が中央車両の両脇に来た。ホサキは後尾車両の後部で盾を構えており、アオゲの騎馬がホサキの援護体制を摂った。アシゲの騎馬は中央車両にぴったりついている。
戦闘態勢完了だ。
マズが一番近い大鹿に、威嚇を兼ねた火炎の術を放ったが、大鹿はひょいと躱し、突撃に移った。他の3頭もそれに倣う。逃げる気配はなし。全面対決だ。
いち早くジュピが速度低下の術を続けざまに放ち、2頭の突進速度が鈍ったが、他の2頭には躱された。
続いてマズは火炎の術を、プルは竜巻の術を浴びせた。突進速度の鈍った2頭のうち1頭がマズの火炎の術、残り1頭がプルの竜巻の術の直撃を受けた。火炎の術を受けた大鹿は火ダルマになって転げまわり、竜巻の術を受けた大鹿は10mほど吹き上げられた後、頭から落下して、それぞれ動かなくなった。
速度低下の術を躱した2頭はそのままネプとアステの盾に真正面から突っ込んで来た。
ふたりは商隊の外側に突進の軌道をずらすように、盾に角度をつけて大鹿をいなし、突進速度を大幅に減じつつ、外側に弾いた。
利き手が逆のふたりは、互いにいなした側の利き手で大鹿を迎え撃つように槍で突きも入れ、深く抉った。これで突進を完全に止めた。
サヤ姉が、ネプがいなした大鹿との間合いを詰めに行ったので、俺はアステがいなした大鹿に雷撃矢を打ち込んだ。雷撃矢の餌食となった大鹿は瞬殺。サヤ姉の二刀流剣舞を見舞われた大鹿も瞬殺。
商隊は今回も無傷でやり過ごすことができた。
大鹿4頭は獲物として、ギルドで換金する訳だが、俺はアキナに頼んで1頭をライの食糧として分けてもらった。
ライはあまり食糧を摂らない。非常に高い気力を秘めており、通常矢を雷撃矢にするときにその気力の一部を分けてくれる。当然雷撃矢を多く放つと、ライの気力は少しずつ減じる。ライはその減じた気力を大気中から得ている。ライ鏑内で休眠していると大気からの気力吸収速度は、およそ2倍になるそうだ。
つまり時間が経てば気力が自動回復するので、食糧はほとんど必要ないのだ。稀に、今回のように、気力を早く満タンに戻したいときだけ、食糧を与える。ライに食糧を与えたのは、眷属にしてからほんの数回。
ライ鏑を取り出し、獲物の大鹿にかざすと、ライ鏑の黄色い発光が強くなり、呼応するように大鹿の体が明るく輝き出した。間もなく、大鹿の体は無数の光の粒子となってライ鏑に吸収された。その結果、ライ鏑の黄色い発光が一段と輝き出した。
『アタルよ、気力は満タンだ。すまんな。』
「こちらこそ、いつも世話になる。」
『うむ。』
その後、俺はまた御者の練習に戻り、順調に進んで、夕刻前には今夜の宿泊地、トバシの町に到着した。
商隊は山髙屋トバシ支店に入り、荷馬車を預けてタヅナ隊が馬たちの世話をしている間、俺とジュピで冒険者ギルドに行き、大鹿の換金して来た。大鹿4頭は、往来に居座っていたため、旅人にも被害が出ており、ギルドとしても討伐クエストを検討中とのことだったので、正規の報酬よりは低いが、礼金と言う形で討伐報酬が出た。大鹿3頭の素材買取も含めて金貨1枚と大銀貨6枚だ。
臨時戦闘手当は、商隊が危険にさらされて、無事防衛に成功したときに出る。今まで、臨時戦闘手当が出たのは、コネハ峠の盗賊、マエザの野営でのキラークラブ、そして今回のマナ湖西の街道の大鹿である。ズオカ到着前のキラーベスパ、マエザ浜の夕刻の加勢、この2つは商隊防衛目的ではないので除外された。
それでも報酬はひとり大銀貨1枚だから商隊16人に3回で金貨4枚と大銀貨8枚だ。
一方で、ギルドからの謝礼は、ヌーマでは受け取らずに被害者救済基金に充てたし、マエザでも受け取らずに却って犠牲者3名に香典を出していた。受け取ったのは、ズオカでの金貨2枚と、今日のトバシでの謝礼金貨1枚と大銀貨6枚だ。全部合わせて、全部で金貨3枚と大銀貨6枚なので、結構な赤字だが、この赤字は山髙屋が負担している。
通常手当も考えれば、護衛を雇う商隊運営は非常に経費が掛かる。それでも陸路で運ぶ今回の積荷は、さらに上を行く利益を出すのだろう。
交易とは非常に魅力的だ。ユノベはもともと戦闘集団ゆえ、利には疎いが、商売や経済のことも、しっかり学んだ方がよさそうだ。と言うのも、商売や経済は、遠征に掛かる食糧の調達や輸送に通じるからだ。輜重隊がうまく機能せず、補給が途絶えれば、遠征部隊の命に関わる。
これは、山髙屋との提携や、キノベとの同盟は、非常に重要かもしれないぞ。
つながればラッキーと言うレベルではなく、今後のユノベ同盟の発展を左右するかもしれん。このことは心に留めておこう。
何となく今日は疲れたので、俺たちセプトは、夕餉は外に行かずに宿屋の食堂で摂った。部屋で風呂の順番待ちの間、ついウトウトしてしまった。
いつも通り最後の風呂がまわって来て起こされ、風呂場へ行く。何だよ、シャワールームじゃねーか!この宿屋は浴槽がなく、シャワーだけだった。それなら順番を譲って最後に入る意味ないじゃん。嫁3人のエキスが浸み込んでいる湯こそ、俺の回復の源なんだぞー!と叫ぶ訳にもいかんな。声に出したら聞き咎められて変態認定されてしまう。
明日はまた野営か。しっかり眠っとかないと。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/2/20
更新は月水金の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
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