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新婚生活も楽じゃなくて?

お仕置きなんて好きじゃない!3

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「これ、嫌……っ!聖壱せいいちさんがいい……聖壱さんじゃなきゃ嫌だからぁ……」

 目隠しに使われたネクタイが自分の涙でぐっしょりと濡れて瞼に張り付いていて……これだけ私を泣かせても、まだ聖壱さんの気はすまないというの?
 脚を閉じたいのにそれも許してもらえず、濡れた筆先が私の秘部をいやらしくなぞり続けるだけ。

「それじゃ駄目だ、どうして欲しいのかを言えなきゃこのままだぞ?」

「ああっ!やあっ……は、あんっ……んん――っ!」

 そう言ってわざとらしく強めの刺激を与えてくるなんて!
 これ以上、私がなんて言えば聖壱さんが満足してくれるのか分からない。私が聖壱さんにどうして欲しいかなんて言えない、言いたくない……でも。

「……かせてよ、聖壱さん」

「……聞こえなかったから、もう一回な」

 絶対聞こえてたくせに!そう怒りたいけれど、理性が溶けてグズグズと熱を持て余した身体の事しか分からなくなって……

「聖壱さんがいいの!お願いだからイかせてよ、聖壱さん……」

 もう半分は泣き声みたいになってしまって、頬に添えられていた聖壱さんの手を自分から腹の下へと移動させていく。
 早く……導いて欲しかった。




「……いい子だ、香津美かつみ

「……ひ、あっ!」

 秘部に触れていた筆先が無くなりホッとしたのも一瞬だけ、閉じようとした脚をすかさず大きく広げさせられて悲鳴にならない声を上げる。
 だって聖壱せいいちさんの柔らかい唇が脚の付け根、そのきわどい場所に触れるから。目隠しされている分、私の身体はとても敏感になっているのに彼は遠慮なんてしてくれない。

「やああっ……それっ、だめぇ!」

 温かく柔らかな彼の唇、それが私の敏感な花弁を這うように動かされる。もちろんそれだけでは済まされない、彼はその舌で私の蜜を掬うように味わうのだから。
 想像するだけでいやらしいその姿に、駄目だと言いながらもこの身体は火照るばかりで。

「だめじゃないだろ? ちゃんと「気持ちいい」って言わなきゃ」

 良いって言っても止めてくれた事なんて無いじゃない! そんな言葉を口にすればますます聖壱さんの行為をエスカレートさせるだけ。そう分かっているのに私の身体ははしたなく揺れ、彼を求める。

「あんっ、あっ…ぃや、んんっ……あっ、あうっ…あ、やぁんっ!」

 身を捩って快感から逃れようとする、達したいと願ったのは自分なのに聖壱さんのくれる強すぎる刺激が怖かった。
 今までに経験したことのない何かが起こりそうな気がして……



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