27 / 29
ダンジョンマスターの最後
しおりを挟む
まさか、ダンジョンマスターがわざわざ出てくるとは、しかも命を持って部下を守ろうとするとは・・・
とりあえず、みんなの意見を聞いてみるか。
「ダンジョンに住んでいる者を助けて欲しいと言ってるがどうする?」
俺がそう聞くと、女魔導師が
「ダンジョンで活動している者たちは、恐らくダンジョンマスターの命令で統制が取れているはずよ。 彼を倒した後、もしかしたら統制が解け 暴れだすかもしれない。 ここは撃滅させるべきよ。」と言う。
すると聖女は、
「このような形で部下の命を助けようとしているものに対し、慈悲の心を与えると言うのが私の信じる宗教の教義です。 ぜひ聞き入れてあげてください。」と反論する。
それを聞いていたガルーダの長は、「一応帝国では、全ての魔人族を受け入れ保護をしている。 まさかダンジョンに住む魔人族がいるかとは思うが、魔人族である限りは受け入れてくれるはずだ。」と勇者に耳打ちした。
3天龍達は無言を貫き、ただ勇者を見つめている。 どうやら、全てを勇者に託すようだ。
「ダンジョンマスターよ! 俺たちの探しているものについての情報次第でその願いを受け入れよう。」
俺は勇者の言葉に頷くと、勇者は俺の反応を見て、話を続けた。
「我々は、マージナルの葉と妖精の鱗粉を求めてこのダンジョンにきた。 それを引き渡せ」
これは・・・ 妖精達を狙っていると言うことなのか・・・? もしかしたら、降伏した後で妖精族達は保護という理由で監禁されてしまうかもしれない。 どうするか・・・。 ここで妖精族の存在を隠すべきか・・・
そう考えていると、ダンジョンのみんながマージナルの元へ駆けつけてしまった。
「マスターを殺さないで!!」
アートちゃんが大声で叫ぶと、妖精達も口々に叫び始めた。
「これが、あんたの守りたかったものか・・・」
勇者はそう呟くと、彼らに説明し始めた。
「ダンジョンマスターは第1級討伐対象だ。 多くの人がこのダンジョンに殺されている。流石に罪を免れることはできないだろう・・・。 ただ君たちがここに来てくれたおかげで、ダンジョンマスターとの約束は達せれた。君たちの命に関しては保証しよう。」
そういうと、勇者は聖剣を取り出し俺の首へと当てた。
「何か最後にいうことはないか?」
「やるなら一思いにやってくれ・・・」
俺がそう呟くと、勇者は聖剣を振りかぶった。
PS:最終回が近いかも?
とりあえず、みんなの意見を聞いてみるか。
「ダンジョンに住んでいる者を助けて欲しいと言ってるがどうする?」
俺がそう聞くと、女魔導師が
「ダンジョンで活動している者たちは、恐らくダンジョンマスターの命令で統制が取れているはずよ。 彼を倒した後、もしかしたら統制が解け 暴れだすかもしれない。 ここは撃滅させるべきよ。」と言う。
すると聖女は、
「このような形で部下の命を助けようとしているものに対し、慈悲の心を与えると言うのが私の信じる宗教の教義です。 ぜひ聞き入れてあげてください。」と反論する。
それを聞いていたガルーダの長は、「一応帝国では、全ての魔人族を受け入れ保護をしている。 まさかダンジョンに住む魔人族がいるかとは思うが、魔人族である限りは受け入れてくれるはずだ。」と勇者に耳打ちした。
3天龍達は無言を貫き、ただ勇者を見つめている。 どうやら、全てを勇者に託すようだ。
「ダンジョンマスターよ! 俺たちの探しているものについての情報次第でその願いを受け入れよう。」
俺は勇者の言葉に頷くと、勇者は俺の反応を見て、話を続けた。
「我々は、マージナルの葉と妖精の鱗粉を求めてこのダンジョンにきた。 それを引き渡せ」
これは・・・ 妖精達を狙っていると言うことなのか・・・? もしかしたら、降伏した後で妖精族達は保護という理由で監禁されてしまうかもしれない。 どうするか・・・。 ここで妖精族の存在を隠すべきか・・・
そう考えていると、ダンジョンのみんながマージナルの元へ駆けつけてしまった。
「マスターを殺さないで!!」
アートちゃんが大声で叫ぶと、妖精達も口々に叫び始めた。
「これが、あんたの守りたかったものか・・・」
勇者はそう呟くと、彼らに説明し始めた。
「ダンジョンマスターは第1級討伐対象だ。 多くの人がこのダンジョンに殺されている。流石に罪を免れることはできないだろう・・・。 ただ君たちがここに来てくれたおかげで、ダンジョンマスターとの約束は達せれた。君たちの命に関しては保証しよう。」
そういうと、勇者は聖剣を取り出し俺の首へと当てた。
「何か最後にいうことはないか?」
「やるなら一思いにやってくれ・・・」
俺がそう呟くと、勇者は聖剣を振りかぶった。
PS:最終回が近いかも?
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
【完結】ただ離婚して終わりだと思ったのですか?
紫崎 藍華
恋愛
デイジーは夫のニコラスの浮気を疑っていた。
ある日、デイジーは偶然ニコラスが見知らぬ女性と楽しそうに買い物をしている場面を目撃してしまった。
裏切られたと思ったデイジーは離婚のために準備を進める。
だが準備が整わないうちにニコラスが浮気を告白し離婚を提案してきた。
知識ゼロでダンジョン作ったら、クソ認定された件
一樹
ファンタジー
現代日本にダンジョンが現れて20年。
その数は緩やかに伸びていた。
管理をするのは、ランダムに選ばれた老若男女。
どこでもそうだが、ダンジョンの人気にもピンキリがあり、不人気ながらそれでも維持管理を続けるダンジョンマスターも少なくない。
この話はとあるネット掲示板に愚痴を書き込んだ、新人学生ダンジョンマスターと、他のダンジョンマスター達のなんてことない交流の物語である。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
異種の魔道具使い《ゼノマジックアティライザー》
一ノ瀬 レン
ファンタジー
孤児であるカイは身分やその体質からひどい扱いを受けるものの、同じ孤児であるメルと一生懸命に生きていた。だが、ダンジョン探索中に貴族の身勝手な行動によりピンチに、カイは囮にされ死に掛ける。ダンジョンマスターの手助けもあり一命を取り留めたものの、その体は魔道具で構成された魔道具人間になってしまう。
元の体を取り戻すため、そしてメルのために、辿り着けばどんな願いも叶うとされる"終極の地"を目指し彼は旅に出る。
そんなカイの波乱万丈な物語。
*小説家になろう様でも投稿しています*
女子だけどダンジョンマスターやってます
ストロボフェア
ファンタジー
私ミカリ。
なんか渋谷からいきなりイセカイって所に誘拐監禁されたらしい。
ピンクのスライムとかメイド方向に振り切れてるネコミミ女子もいる
マジヤバいんですけど、
でも私最近馴染んでない?
1万人のダンジョンマスターの1人
ポルポ
ファンタジー
世界中から老若男女から無差別に選ばれた1万人の人間達がいきなり異世界でダンジョンマスターをやることになってしまった。
神からの啓示も何者かによる説明も何もなくいきなり始まったダンジョン群雄期
現地の異世界人やダンジョンマスターは何を思い何をなすのか、それは誰にもわからない
作者までもが…(見切り発車の思いつきの作品です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる