1 / 16
プロローグ
しおりを挟む
ジリリリリリリリリ・・・・・・
ん? うるさいなぁ。 そんなことを思いながら目覚まし時計に手をおいた。
さぁて、もう一眠りでもするかぁ、そんなことを思っている間に寝ぼけていた頭が回り始める・・・
あっ、今日は卒論提出の期限日じゃんか!!!
パッと、時計が目に入る。 10時半・・・・・・
確か提出はお昼の12時までだったような・・・
まずい!! 時間がないっ!!
急いでキッチンにあった食パンをくわえて、家から飛び出した。
「直江君。 君という人間はなんでいつもギリギリなんだ。 これから社会人になるというのに、そんなんでどうする! しかも、遅れそうになった理由が・・・・・」
11時55分、ようやく卒論を渡すことができた僕は教授から”ありがたいお説法”(小言)を3時間も聞かされるのであった。
実は教授は、直江雅之という男の能力に惚れ込んでおり、期待の裏返しでこれほど長い説教があったのだが 彼は全くもってそのことには気づいていなかったのである。
ようやく教授から解放された僕は、長かった大学生活が終わったのだなぁという思いにふけりながら、自宅への帰路についていた。
(そういえば、なんで経済を大学で専攻したんだっけ? 確か高校の・・・
うーん・・・思い出せないや。 まぁいいか。過去のことなんて・・・ 未来のことを考えよう。 就職まで約3ヶ月、時間がある。 バイトでもしてお金でも貯めようか。 それとも、最近リリースされた乱闘バトルゲームでも極めるか・・・)
そんなことを思いながら歩いていた僕は、前から来る車に気づかなかった・・・
バキッブロロロロロッッッッッッッッッ
巨大な衝撃とともに、痛みが身体中を駆け巡る・・・
あまりの痛みに意識を失う寸前、ぶつかった車が勢いよく近くの民家に突っ込むところをみた。
「本日のニュースです。 東京都港区在住の大学生 直江雅之くんが 飲酒運転の車に跳ねられお亡くなりになりました。 また加害者・・・・」
教授はそのニュースを聞き、テレビの前でただただ呆然と立ち尽くしていた。
ん? うるさいなぁ。 そんなことを思いながら目覚まし時計に手をおいた。
さぁて、もう一眠りでもするかぁ、そんなことを思っている間に寝ぼけていた頭が回り始める・・・
あっ、今日は卒論提出の期限日じゃんか!!!
パッと、時計が目に入る。 10時半・・・・・・
確か提出はお昼の12時までだったような・・・
まずい!! 時間がないっ!!
急いでキッチンにあった食パンをくわえて、家から飛び出した。
「直江君。 君という人間はなんでいつもギリギリなんだ。 これから社会人になるというのに、そんなんでどうする! しかも、遅れそうになった理由が・・・・・」
11時55分、ようやく卒論を渡すことができた僕は教授から”ありがたいお説法”(小言)を3時間も聞かされるのであった。
実は教授は、直江雅之という男の能力に惚れ込んでおり、期待の裏返しでこれほど長い説教があったのだが 彼は全くもってそのことには気づいていなかったのである。
ようやく教授から解放された僕は、長かった大学生活が終わったのだなぁという思いにふけりながら、自宅への帰路についていた。
(そういえば、なんで経済を大学で専攻したんだっけ? 確か高校の・・・
うーん・・・思い出せないや。 まぁいいか。過去のことなんて・・・ 未来のことを考えよう。 就職まで約3ヶ月、時間がある。 バイトでもしてお金でも貯めようか。 それとも、最近リリースされた乱闘バトルゲームでも極めるか・・・)
そんなことを思いながら歩いていた僕は、前から来る車に気づかなかった・・・
バキッブロロロロロッッッッッッッッッ
巨大な衝撃とともに、痛みが身体中を駆け巡る・・・
あまりの痛みに意識を失う寸前、ぶつかった車が勢いよく近くの民家に突っ込むところをみた。
「本日のニュースです。 東京都港区在住の大学生 直江雅之くんが 飲酒運転の車に跳ねられお亡くなりになりました。 また加害者・・・・」
教授はそのニュースを聞き、テレビの前でただただ呆然と立ち尽くしていた。
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説
強すぎ令嬢、無一文からの成り上がり ~ 婚約破棄から始まる楽しい生活 ~
絢乃
ファンタジー
弱小貴族の令嬢シャロンは男爵令息ブルーノと政略結婚する予定にあったが、結婚式を控えたある夜、ブルーノと伯爵令嬢がキスしているところを目撃する。シャロンは気にしていなかったが、ブルーノと伯爵令嬢は口封じのためにシャロンが不貞行為を働いていたとでっちあげる。
こうして無一文の状態で国外追放となったシャロンは、隣国の小さな町に辿り着くと生きていくために行動を開始。着ているドレスを売って安い布きれの服に着替え、余ったお金でナイフを買い、持ち前のサバイバル能力で身銭を稼ごうとする。しかし狩りの最中に巷で有名な山賊兄弟の弟イアンと遭遇してしまう。何の問題もなくイアンを返り討ちにしたシャロンは、イノシシを狩るなどして生活基盤を築く。
そして商売を始めるのだが――。
これは、天真爛漫の強すぎ令嬢シャロンが逆境に負けず楽しく成り上がる物語。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる