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対決、そしてこれからもずっと
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『海鳴建設』創立記念パーティー当日。
会場は、テツの誕生日に来たホテルの『ベリルスター』のバンケットホール。
こんなにすぐにこのホテルに足を踏み入れるなんて想像もしていなかった。
ホテルに入るとテツが予約してくれていた『ラッシュ』に行き、テツママが選んでくれた薄紫のドレスを着た。
店員の人がパンプスのサイズを覚えてくれていたので、私に合う物を出してくれた。
『イルミナイス』でメイクや髪の毛も綺麗に仕上げてもらい、鏡に映る自分は思わず「誰?」と言ってしまうぐらい別人みたいだった。
ネックレスにイヤリングも用意されていた。
付けていたピアスを外し、イヤリングをつける。
テツママのセンスが本当によくて、用意してくれたもので全身を着飾り気分がすごく上がる。
会場に足を踏み入れると、高い天井にはシャンデリアが光り輝き、大画面のスクリーンにはプロジェクションマッピングが映し出されている。
その豪華さと迫力に気後れしてしまう。
会場内はたくさんの参加者で溢れていた。
すでにパーティーは始まっていて、談笑したり料理を食べたりと様々だ。
テツのお父さんの会社の規模の大きさを身をもって実感した。
最初は挨拶とか堅苦しい話があるので、私は遅れて行けばいいとテツに言われていた。
テツは打合せしたり挨拶回りをしないといけないらしく、一足先に会場に行っていた。
今日は立食形式のパーティーみたいで、豪華で美味しそうな料理がテーブルに並んでいる。
テツのご両親に挨拶しようにも、テツがいないとそれは無理なわけで。
特にやることもない私は、ぼんやりと会場内を見回したら遠く離れた場所だけど、一際目立つ一人の男性が視界に入った。
テツだ。
好きな人だから真っ先に目がいくのは当然だとは思うけど、今日のテツはたくさんの人の注目を浴びている気がする。
普段着るようなスーツじゃなく、光沢のあるスーツを着ていた。
髪の毛もいつもの緩いパーマではなく、ワックスで整えられていてイケメン度がさらに増している。
テツの周りにはどこかの社長らしき男性の他にドレスを着た綺麗な女性もいた。
目鼻立ちがハッキリとしていて、真っ赤な口紅が印象的だ。
大人の色気というか、妖艶さを漂わせた人だ。
スラッとした長身を生かしているであろう、真っ黒なロングドレスがよく似合う。
なにより、目が行くのは彼女の胸だ。
胸元が大きく開いていて、彼女の豊満な胸をこれでもかと強調している。
ここへきて、堂島さんが言っていた『平凡地味顔な人とは釣り合わない』という言葉を思い出してしまった。
でも、今日は私だって綺麗にメイクをしてもらっているから地味顔ではないはずだ。
なんて自分を励ましていたら、あの女性が何か話しながら豊満な胸を押し付けるようにテツの腕に絡みついた。
!!!
ムカムカ、モヤモヤしてしていたら、テツが絡められていた手を振りほどいて彼女と距離を取った。
それを見て心の底からホッとしている私がいた。
些細なことで焼きもちを焼いている自分が嫌になり、気分転換しようと考えた。
こういう時は美味しい料理を食べるに限るでしょ、ということで早速移動した。
料理が並んでいるテーブルに着くと、お皿を手にどれにしょうかと物色する。
まず、食べてみたかった肉寿司を選び、その流れでローストビーフもお皿に入れていく。
もちろん野菜サラダものせて、盛り付けも綺麗にしてみた。
お皿を手に会場の隅に行き、食べ始めた。
会場は、テツの誕生日に来たホテルの『ベリルスター』のバンケットホール。
こんなにすぐにこのホテルに足を踏み入れるなんて想像もしていなかった。
ホテルに入るとテツが予約してくれていた『ラッシュ』に行き、テツママが選んでくれた薄紫のドレスを着た。
店員の人がパンプスのサイズを覚えてくれていたので、私に合う物を出してくれた。
『イルミナイス』でメイクや髪の毛も綺麗に仕上げてもらい、鏡に映る自分は思わず「誰?」と言ってしまうぐらい別人みたいだった。
ネックレスにイヤリングも用意されていた。
付けていたピアスを外し、イヤリングをつける。
テツママのセンスが本当によくて、用意してくれたもので全身を着飾り気分がすごく上がる。
会場に足を踏み入れると、高い天井にはシャンデリアが光り輝き、大画面のスクリーンにはプロジェクションマッピングが映し出されている。
その豪華さと迫力に気後れしてしまう。
会場内はたくさんの参加者で溢れていた。
すでにパーティーは始まっていて、談笑したり料理を食べたりと様々だ。
テツのお父さんの会社の規模の大きさを身をもって実感した。
最初は挨拶とか堅苦しい話があるので、私は遅れて行けばいいとテツに言われていた。
テツは打合せしたり挨拶回りをしないといけないらしく、一足先に会場に行っていた。
今日は立食形式のパーティーみたいで、豪華で美味しそうな料理がテーブルに並んでいる。
テツのご両親に挨拶しようにも、テツがいないとそれは無理なわけで。
特にやることもない私は、ぼんやりと会場内を見回したら遠く離れた場所だけど、一際目立つ一人の男性が視界に入った。
テツだ。
好きな人だから真っ先に目がいくのは当然だとは思うけど、今日のテツはたくさんの人の注目を浴びている気がする。
普段着るようなスーツじゃなく、光沢のあるスーツを着ていた。
髪の毛もいつもの緩いパーマではなく、ワックスで整えられていてイケメン度がさらに増している。
テツの周りにはどこかの社長らしき男性の他にドレスを着た綺麗な女性もいた。
目鼻立ちがハッキリとしていて、真っ赤な口紅が印象的だ。
大人の色気というか、妖艶さを漂わせた人だ。
スラッとした長身を生かしているであろう、真っ黒なロングドレスがよく似合う。
なにより、目が行くのは彼女の胸だ。
胸元が大きく開いていて、彼女の豊満な胸をこれでもかと強調している。
ここへきて、堂島さんが言っていた『平凡地味顔な人とは釣り合わない』という言葉を思い出してしまった。
でも、今日は私だって綺麗にメイクをしてもらっているから地味顔ではないはずだ。
なんて自分を励ましていたら、あの女性が何か話しながら豊満な胸を押し付けるようにテツの腕に絡みついた。
!!!
ムカムカ、モヤモヤしてしていたら、テツが絡められていた手を振りほどいて彼女と距離を取った。
それを見て心の底からホッとしている私がいた。
些細なことで焼きもちを焼いている自分が嫌になり、気分転換しようと考えた。
こういう時は美味しい料理を食べるに限るでしょ、ということで早速移動した。
料理が並んでいるテーブルに着くと、お皿を手にどれにしょうかと物色する。
まず、食べてみたかった肉寿司を選び、その流れでローストビーフもお皿に入れていく。
もちろん野菜サラダものせて、盛り付けも綺麗にしてみた。
お皿を手に会場の隅に行き、食べ始めた。
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