1 / 1
悪魔の矢&天使の矢 ☁️
しおりを挟む
20XX年、世界は終局を迎えていた
世界中で、通り雨が降るその時々に「天使の矢」「悪魔の矢」が雨と一緒に降りだし、人間に脅威を与えていた
その矢が突き刺さると、矢が一直線に高く伸び100m以上の地点で、蕾から花が咲くように人間ではない異形の姿が現れる。当たったのが「悪魔の矢」であれば疫病厄災を振り撒き破壊を行い、現れた6時間後には、その姿は消失していた
「天使の矢」が刺さった者も同じ、矢が一直線で高く伸び空中で異形の姿が現れ、悪魔の放った瘴気邪気を払い、場を光で満たし人々の顔は安堵に包まれ、このままずっとと思うも、「悪魔の矢」と発現から6時間後には消失
悪魔が何日も続く事もあれば、天使も同じ日数と言う事はなく、体現されるのは交互ではなかった
「悪魔の矢」「天使の矢」は、どちらも『白羽の矢』と言われ、どちらの矢も見た目は同じ『白羽の矢』で、区別はつかなかったが、悪魔の異形、天使の異形の姿が現れる事から、今日は「悪魔の矢」、今回は「天使の矢」だったと、人々の口にのぼり、また、みなぐんぐん伸びる軸に見惚れ、軸に命を吸われ干枯らびる様を誰も目にする事はなかった
『白羽の矢』が降りだしてから、『矢』が刺さり
異形の悪魔になるのは、その人間が悪魔の要素があるから悪魔になるんだと強く叫ばれだし、その人間の家族や恋人友達等は魔女狩りさながらの目にあい、人間の残酷さ卑劣さが過激かされていった
一部では「その人間の要素で、悪魔や天使になるわけではない。人間のエネルギーを使い矢が成長するのみ。私達人間に矢の区別がつかないだけで、悪魔の矢が刺されば悪魔の異形に、天使の矢が刺されば天使の異形になるのでは」との意見は、小さな声とされていた
人々は毎回ではなくても『白羽の矢』が降る通り雨に「自分の本性とは」と恐怖でしかなく、怯え、そんな事がここ数ヶ月続き...
そして今回、雨が降り、何人かに矢が刺さった
いつも1人しか当たらない『白羽の矢』
雨が降り、急いで建物の下にと走っていた歩行者天国の人々は、自分の近くで次々と矢が刺さる姿に「4人!」、「刺さったぞ」と幾つも上がる声に、「今日は一体何人だ⁉︎」と、自分もと恐怖に駆られながら人に刺さった矢が、大空へぐんぐん高速道路の高さを超え、建物の高さを超え伸び上がる矢に目が奪われ、矢羽が百合の蕾のように変化し、白い天使の体に巨大な蜘蛛の脚(4、50Mの長い脚)が背中からの異形の姿が現れ、素早く空をぐるっと大きく一回周遊して位置につくのとほぼ同時に、巨大な白いコブラの姿に、胸元にはレリーフのように浮き上がった白い顔を持つ異形の姿も大きく輪を描いて、白い天使の蜘蛛の側に...
対し、地獄の炎で焼かれたような黒さの巨大な半人半馬に、距離を置いて横には黒いケルベロスが、白い体の彼らに対じするように姿を現していた
人々は荘厳な鐘の音が響きわたるような青空に映える彼らの姿を見惚れるように釘付けになり、人々は上空に、見えない巨大なコロッセウムに彼らが立ち、これから対戦が始まるのを下から、観戦するかのように見上げていた
💘
End
世界中で、通り雨が降るその時々に「天使の矢」「悪魔の矢」が雨と一緒に降りだし、人間に脅威を与えていた
その矢が突き刺さると、矢が一直線に高く伸び100m以上の地点で、蕾から花が咲くように人間ではない異形の姿が現れる。当たったのが「悪魔の矢」であれば疫病厄災を振り撒き破壊を行い、現れた6時間後には、その姿は消失していた
「天使の矢」が刺さった者も同じ、矢が一直線で高く伸び空中で異形の姿が現れ、悪魔の放った瘴気邪気を払い、場を光で満たし人々の顔は安堵に包まれ、このままずっとと思うも、「悪魔の矢」と発現から6時間後には消失
悪魔が何日も続く事もあれば、天使も同じ日数と言う事はなく、体現されるのは交互ではなかった
「悪魔の矢」「天使の矢」は、どちらも『白羽の矢』と言われ、どちらの矢も見た目は同じ『白羽の矢』で、区別はつかなかったが、悪魔の異形、天使の異形の姿が現れる事から、今日は「悪魔の矢」、今回は「天使の矢」だったと、人々の口にのぼり、また、みなぐんぐん伸びる軸に見惚れ、軸に命を吸われ干枯らびる様を誰も目にする事はなかった
『白羽の矢』が降りだしてから、『矢』が刺さり
異形の悪魔になるのは、その人間が悪魔の要素があるから悪魔になるんだと強く叫ばれだし、その人間の家族や恋人友達等は魔女狩りさながらの目にあい、人間の残酷さ卑劣さが過激かされていった
一部では「その人間の要素で、悪魔や天使になるわけではない。人間のエネルギーを使い矢が成長するのみ。私達人間に矢の区別がつかないだけで、悪魔の矢が刺されば悪魔の異形に、天使の矢が刺されば天使の異形になるのでは」との意見は、小さな声とされていた
人々は毎回ではなくても『白羽の矢』が降る通り雨に「自分の本性とは」と恐怖でしかなく、怯え、そんな事がここ数ヶ月続き...
そして今回、雨が降り、何人かに矢が刺さった
いつも1人しか当たらない『白羽の矢』
雨が降り、急いで建物の下にと走っていた歩行者天国の人々は、自分の近くで次々と矢が刺さる姿に「4人!」、「刺さったぞ」と幾つも上がる声に、「今日は一体何人だ⁉︎」と、自分もと恐怖に駆られながら人に刺さった矢が、大空へぐんぐん高速道路の高さを超え、建物の高さを超え伸び上がる矢に目が奪われ、矢羽が百合の蕾のように変化し、白い天使の体に巨大な蜘蛛の脚(4、50Mの長い脚)が背中からの異形の姿が現れ、素早く空をぐるっと大きく一回周遊して位置につくのとほぼ同時に、巨大な白いコブラの姿に、胸元にはレリーフのように浮き上がった白い顔を持つ異形の姿も大きく輪を描いて、白い天使の蜘蛛の側に...
対し、地獄の炎で焼かれたような黒さの巨大な半人半馬に、距離を置いて横には黒いケルベロスが、白い体の彼らに対じするように姿を現していた
人々は荘厳な鐘の音が響きわたるような青空に映える彼らの姿を見惚れるように釘付けになり、人々は上空に、見えない巨大なコロッセウムに彼らが立ち、これから対戦が始まるのを下から、観戦するかのように見上げていた
💘
End
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる