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紅の剣士と恐怖の剣
決意の夜明け
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うっすらと朝の薄明かりが差し込んできて、清々しい風が周りを包み込む。
今までの激戦が嘘のような気持ちの良さを、航太は感じていた。
ガラガラ……
民家の扉が開き、女性をおぶった一真が出てきた。
「その人ガイエンに斬られた人?大丈夫だったの??」
智美が一真に駆け寄りながら言う。
「なんとか生きてる……まだなんとも言えないけど……」
一真の表情は、疲労を漂わせていた。
すると、ネイアに抱えられていたガーゴが、智美に飛び付いた。
「ガーゴ大活躍だったでしゅよ~~。一真なんて命令するだけで全然ダメ駄目でしゅ~~」
「はいはい、ガーゴも頑張ったのね。偉いぞ~~」
男の死の衝撃から立ち直った智美が、ガーゴの頭をナデナデする。
そんな様子を航太は見ながら、戦いを切り抜けられた実感を感じていた。
ネイアは、白いローブを来た数名の女性と話すと、一真に向かって…
「一真様、こちらへ」
と呼び、今度は白いローブを来た女性達……【ホワイト・ティアラ】隊の隊員に向かって……
「みんな、女性の手当てと一真様の治療を!!」
と、命令した。
一真は女性……ティアをホワイト・ティアラの隊員に托し、自らもホワイト・ティアラ隊の隊員から火傷の治療を受け始めた。
「私、一真様の意思の強さ……人を助けたいっていう想いの強さに感動しました。私も看護隊の長として見習わないと……」
治療を受けている一真に、ネイアが話かける。
「そんな事ないです。結局、赤ん坊の方は助けられなかったし……」
と、一真は少し下を向いたが、すぐにネイアを見て…
「オレもネイアさんの隊に参加させて貰えませんか?あと【様】ってのは止めて下さい。そんな風に呼ばれる人間じゃないですよ」
「分かりました。ホワイト・ティアラ隊に入れるようにアルパスター将軍に言っておきます。よろしくね、一真!」
ネイアが呼び捨てにしたが、一真は気にならなかった。
(オレは、この世界でやるべき事が見つかったのかも……)
持っていた剣【グラム】を軽く見た後、一真は決意を新たにした。
「オゼス村の生き残りの治療と、村の状況を把握するぞ!!動ける者は連いてこい!!」
ゼークが部隊の様子を見ながら叫び、馬に飛び乗る。
航太ら4人も、疲れた体に鞭を打ってオゼス村に向かった。
声は発しなかったが、みんな村の状況が気になっていた。
自分達が生活していた世界と、今の世界のギャップを4人はそれぞれ感じていた……
「ところでカズちゃん、あの女の人よく生きてたね。ガイエンの事だから一太刀で殺しちゃってたと思ったよ」
絵美が一真に声をかける。
「ああ、腹に結構深い切り傷があったケド、内臓まで達してなかったよ。まぁオレらが来たから止めを刺さなかったのかもね」
一真が腕を組みながら答えた。
「一真は相変わらず腕組んで歩くね。その癖、直した方がよくない??」
智美は後ろから、一真の肩を掴んだ。
「なんかこうして歩いてると、大学のキャンパス歩いてるの思い出すね♪」
絵美が先程の暗い表情から一変し、皆の気持ちを察して明るく言う。
その様子を航太は見ながら思う。
(相変わらず、絵美の明るさには助かるな……しかし【ヘルギ】で怯えさせてるのに、打ち損じる事なんて有り得るのか??)
「そういえば、最後に一瞬意識が戻ったんだよね」
「えーホントに♪♪何か喋った??」
一真と絵美が仲良さそうに話てると、絵美の肩に乗ってたガーゴが手をバタつかせる。
「一真は馬鹿だから名前しか聞かなかったでしゅ~~。レデーに失礼でしゅ~~~。まずはお茶に誘わなきゃいけないでしゅよ!!」
………………………
「で、なんて名前だったの??」
一瞬空白の時間が流れた後、智美が一真に聞く。
「し……………シカトでしゅ………………(・_・、)」
ガーゴは絵美に抱き着いて、泣くふりをする。
「たしか【ティア・ノースラン】って言ってたよ」
絵美はガーゴの頭を撫でながら、一真を見た。
「ティア???どっかで聞かなかった??」
絵美が首を傾げてると、航太が「分かった!!」という表情をした。
「ティアって、ガイエンの昔話に出てきた女の子じゃねーか??」
航太はガイエンから聞いた話を一真に言った。
「そっか……じゃあ面影とかあって殺せなかったのかな??」
「でも、名字違うよね…ティアって【ファンライト】じゃなかった?【ノースラン】じゃないよね?」
一真の言葉に、智美が思い出したように言う。
「そうか…何にしても助かりそうだから、それで良くね?」
航太は疲れていて、あまり考えたくなくて適当に話を終わらせる。
「うわっ……なんか嫌な臭いしない??」
突然、絵美が鼻を抑えて声を上げた。
確かに、血の臭いに混じって腐敗臭のような嫌な臭いが生暖かい風に乗って運ばれてくる。
オゼス村は、近くに迫っていた……
オゼス村の郊外に着いた航太達は、絶句した。
林の中、道、家の外……
ありとあらゆる所に、人の死体があった……
剣士の姿はもちろん、子供、女性……年齢・性別関係なしに斬殺されている。
「酷い……ここまでする必要あるの…………?」
智美は立ち尽くし、声も体も震わせながら、誰に言う訳でもなく呟いた。
一真も、その場から動く事が出来ない。
それでもゼーク隊の隊員は、生存者の確認と、救出を始めた。
「本当の戦争……なんだよね。私、凄い軽い気持ちでコッチに来たケド……」
絵美の声も震えている。
(まぢで来れるなんて思ってなかったからな……どうする……?)
航太は頭で考えてる事を言葉に出来なかった。
まだ、この世界に来たばかりだが、智美や絵美を見てれば、留まる事は出来ない。
当然、このまま帰るのが普通である。
だが航太の中には、モヤモヤした気持ちがあった。
(本当に、このまま帰っていいのか?でも、オレらが頑張ったところで戦争が終わる訳じゃない………)
そんな事を考えてる航太に、ゼークが近づいてきた。
「航太さん、客人なのに危ない目に合わせてゴメンなさい。後で休む場所確保しますね」
「ちょっと待って!」
航太は、通りすがりに声をかけてきたゼークを呼び止めた。
「オレ達、やっぱり帰ろうと思います。戦う事なんて出来ないし、こんな状況……他のみんなに見せていたくない」
航太は、モヤモヤした気持ちを振り切って言った。
「こんな現状見たら、そう思う気持ちも分かるけど…ヨトゥン……いえ、クロウ・クルワッハを倒さない限り、この村と同じ事が繰り返されるのよ!」
ゼークは、綺麗な銀の髪をかきあげながら言う。
「それは分かる……でもオレ達は戦争と無縁だった……戦争と無縁な世界から来たんだ!!」
少し感情的に、航太が言う。
「そう……戦争から目を背けたい気持ちは分かるわ…でも、背けた先に何があるの??この村は自分と関係ないから、どうなってもいいやって思える??」
ゼークの問いに、航太は何も言えない。
「そして、貴方達は神話騎士……神剣に選ばれたMyth Knightなのよ……。神剣は何本もある訳じゃない。それに選ばれた貴方達が戦わないなら、人間は何に縋ればいいの……?」
自分より年下の少女に正論を言われる………正しい事は分かってる……
自分が神剣に護られて戦えた事……
ただの人間が、ガイエンやヨトゥンに戦いを挑むリスクも痛い程分かる。
だが、自分の命を賭けて戦う事……
人の命を奪う事…
簡単に決断出来る訳がない……
航太は唇を噛み締める。
「私は…………戦う!!」
一番冷静に物事を考えられる智美が、突然言った。
「智美……死ぬかもしれないんだぞ!!」
航太は智美に強い口調で言う。
しかし、智美は強い視線で航太を見る。
「ガイエンも…村の人も……こんな悲しい想いが渦巻いてる場所から目を背けられない!!」
「そうだよ航兄。知らなければ関係なかったかもしれないケド、今はこれもオレ達のリアルなんじゃない??」
一真も智美に同調するように頷く。
「現実を見ろ!!ガイエン一人相手に、ゼークさんやエリサさんの助けを借りなきゃ、誰一人生き残れない状況だったんだぞ!!」
航太は、4人の誰一人失いたくなかった……
「私も……この状況を関係ないって言いたくない……現実だか夢だか……よく分からない世界だけど…でも、ここの人達は実際に生きてる。だから……」
絵美も珍しく真剣に話す。
「航ちゃん、強くなろう。私達は殺すんじゃない!神の剣で、圧倒的な力で殺さずに勝つ方法を探そうよ。剣があればイツでも帰れるんだから」
智美は言葉を強める。
航太は少し時間をおいてから、頷いた。
確かに、剣を振れば簡単に帰れる。
航太は自分に言い聞かせて、決意を固める。
(本当に大変なのはこれからだ……マジ強くなんなきゃな……)
「大丈夫、私達がMyth Knightを全力で守るわ!!ひょっとしたら、みんなが救世主なのかもね☆」
最後に軽くウインクしたゼークに、始めて少女らしい笑みが漏れる。
(とりあえず寝よう………全てはそれからだ)
航太は急に力が抜け、身体中がダルくなるのを感じた。
太陽はすでに高く上がり、航太達の決意に光を灯しているようだっ
今までの激戦が嘘のような気持ちの良さを、航太は感じていた。
ガラガラ……
民家の扉が開き、女性をおぶった一真が出てきた。
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「なんとか生きてる……まだなんとも言えないけど……」
一真の表情は、疲労を漂わせていた。
すると、ネイアに抱えられていたガーゴが、智美に飛び付いた。
「ガーゴ大活躍だったでしゅよ~~。一真なんて命令するだけで全然ダメ駄目でしゅ~~」
「はいはい、ガーゴも頑張ったのね。偉いぞ~~」
男の死の衝撃から立ち直った智美が、ガーゴの頭をナデナデする。
そんな様子を航太は見ながら、戦いを切り抜けられた実感を感じていた。
ネイアは、白いローブを来た数名の女性と話すと、一真に向かって…
「一真様、こちらへ」
と呼び、今度は白いローブを来た女性達……【ホワイト・ティアラ】隊の隊員に向かって……
「みんな、女性の手当てと一真様の治療を!!」
と、命令した。
一真は女性……ティアをホワイト・ティアラの隊員に托し、自らもホワイト・ティアラ隊の隊員から火傷の治療を受け始めた。
「私、一真様の意思の強さ……人を助けたいっていう想いの強さに感動しました。私も看護隊の長として見習わないと……」
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と、一真は少し下を向いたが、すぐにネイアを見て…
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「分かりました。ホワイト・ティアラ隊に入れるようにアルパスター将軍に言っておきます。よろしくね、一真!」
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(オレは、この世界でやるべき事が見つかったのかも……)
持っていた剣【グラム】を軽く見た後、一真は決意を新たにした。
「オゼス村の生き残りの治療と、村の状況を把握するぞ!!動ける者は連いてこい!!」
ゼークが部隊の様子を見ながら叫び、馬に飛び乗る。
航太ら4人も、疲れた体に鞭を打ってオゼス村に向かった。
声は発しなかったが、みんな村の状況が気になっていた。
自分達が生活していた世界と、今の世界のギャップを4人はそれぞれ感じていた……
「ところでカズちゃん、あの女の人よく生きてたね。ガイエンの事だから一太刀で殺しちゃってたと思ったよ」
絵美が一真に声をかける。
「ああ、腹に結構深い切り傷があったケド、内臓まで達してなかったよ。まぁオレらが来たから止めを刺さなかったのかもね」
一真が腕を組みながら答えた。
「一真は相変わらず腕組んで歩くね。その癖、直した方がよくない??」
智美は後ろから、一真の肩を掴んだ。
「なんかこうして歩いてると、大学のキャンパス歩いてるの思い出すね♪」
絵美が先程の暗い表情から一変し、皆の気持ちを察して明るく言う。
その様子を航太は見ながら思う。
(相変わらず、絵美の明るさには助かるな……しかし【ヘルギ】で怯えさせてるのに、打ち損じる事なんて有り得るのか??)
「そういえば、最後に一瞬意識が戻ったんだよね」
「えーホントに♪♪何か喋った??」
一真と絵美が仲良さそうに話てると、絵美の肩に乗ってたガーゴが手をバタつかせる。
「一真は馬鹿だから名前しか聞かなかったでしゅ~~。レデーに失礼でしゅ~~~。まずはお茶に誘わなきゃいけないでしゅよ!!」
………………………
「で、なんて名前だったの??」
一瞬空白の時間が流れた後、智美が一真に聞く。
「し……………シカトでしゅ………………(・_・、)」
ガーゴは絵美に抱き着いて、泣くふりをする。
「たしか【ティア・ノースラン】って言ってたよ」
絵美はガーゴの頭を撫でながら、一真を見た。
「ティア???どっかで聞かなかった??」
絵美が首を傾げてると、航太が「分かった!!」という表情をした。
「ティアって、ガイエンの昔話に出てきた女の子じゃねーか??」
航太はガイエンから聞いた話を一真に言った。
「そっか……じゃあ面影とかあって殺せなかったのかな??」
「でも、名字違うよね…ティアって【ファンライト】じゃなかった?【ノースラン】じゃないよね?」
一真の言葉に、智美が思い出したように言う。
「そうか…何にしても助かりそうだから、それで良くね?」
航太は疲れていて、あまり考えたくなくて適当に話を終わらせる。
「うわっ……なんか嫌な臭いしない??」
突然、絵美が鼻を抑えて声を上げた。
確かに、血の臭いに混じって腐敗臭のような嫌な臭いが生暖かい風に乗って運ばれてくる。
オゼス村は、近くに迫っていた……
オゼス村の郊外に着いた航太達は、絶句した。
林の中、道、家の外……
ありとあらゆる所に、人の死体があった……
剣士の姿はもちろん、子供、女性……年齢・性別関係なしに斬殺されている。
「酷い……ここまでする必要あるの…………?」
智美は立ち尽くし、声も体も震わせながら、誰に言う訳でもなく呟いた。
一真も、その場から動く事が出来ない。
それでもゼーク隊の隊員は、生存者の確認と、救出を始めた。
「本当の戦争……なんだよね。私、凄い軽い気持ちでコッチに来たケド……」
絵美の声も震えている。
(まぢで来れるなんて思ってなかったからな……どうする……?)
航太は頭で考えてる事を言葉に出来なかった。
まだ、この世界に来たばかりだが、智美や絵美を見てれば、留まる事は出来ない。
当然、このまま帰るのが普通である。
だが航太の中には、モヤモヤした気持ちがあった。
(本当に、このまま帰っていいのか?でも、オレらが頑張ったところで戦争が終わる訳じゃない………)
そんな事を考えてる航太に、ゼークが近づいてきた。
「航太さん、客人なのに危ない目に合わせてゴメンなさい。後で休む場所確保しますね」
「ちょっと待って!」
航太は、通りすがりに声をかけてきたゼークを呼び止めた。
「オレ達、やっぱり帰ろうと思います。戦う事なんて出来ないし、こんな状況……他のみんなに見せていたくない」
航太は、モヤモヤした気持ちを振り切って言った。
「こんな現状見たら、そう思う気持ちも分かるけど…ヨトゥン……いえ、クロウ・クルワッハを倒さない限り、この村と同じ事が繰り返されるのよ!」
ゼークは、綺麗な銀の髪をかきあげながら言う。
「それは分かる……でもオレ達は戦争と無縁だった……戦争と無縁な世界から来たんだ!!」
少し感情的に、航太が言う。
「そう……戦争から目を背けたい気持ちは分かるわ…でも、背けた先に何があるの??この村は自分と関係ないから、どうなってもいいやって思える??」
ゼークの問いに、航太は何も言えない。
「そして、貴方達は神話騎士……神剣に選ばれたMyth Knightなのよ……。神剣は何本もある訳じゃない。それに選ばれた貴方達が戦わないなら、人間は何に縋ればいいの……?」
自分より年下の少女に正論を言われる………正しい事は分かってる……
自分が神剣に護られて戦えた事……
ただの人間が、ガイエンやヨトゥンに戦いを挑むリスクも痛い程分かる。
だが、自分の命を賭けて戦う事……
人の命を奪う事…
簡単に決断出来る訳がない……
航太は唇を噛み締める。
「私は…………戦う!!」
一番冷静に物事を考えられる智美が、突然言った。
「智美……死ぬかもしれないんだぞ!!」
航太は智美に強い口調で言う。
しかし、智美は強い視線で航太を見る。
「ガイエンも…村の人も……こんな悲しい想いが渦巻いてる場所から目を背けられない!!」
「そうだよ航兄。知らなければ関係なかったかもしれないケド、今はこれもオレ達のリアルなんじゃない??」
一真も智美に同調するように頷く。
「現実を見ろ!!ガイエン一人相手に、ゼークさんやエリサさんの助けを借りなきゃ、誰一人生き残れない状況だったんだぞ!!」
航太は、4人の誰一人失いたくなかった……
「私も……この状況を関係ないって言いたくない……現実だか夢だか……よく分からない世界だけど…でも、ここの人達は実際に生きてる。だから……」
絵美も珍しく真剣に話す。
「航ちゃん、強くなろう。私達は殺すんじゃない!神の剣で、圧倒的な力で殺さずに勝つ方法を探そうよ。剣があればイツでも帰れるんだから」
智美は言葉を強める。
航太は少し時間をおいてから、頷いた。
確かに、剣を振れば簡単に帰れる。
航太は自分に言い聞かせて、決意を固める。
(本当に大変なのはこれからだ……マジ強くなんなきゃな……)
「大丈夫、私達がMyth Knightを全力で守るわ!!ひょっとしたら、みんなが救世主なのかもね☆」
最後に軽くウインクしたゼークに、始めて少女らしい笑みが漏れる。
(とりあえず寝よう………全てはそれからだ)
航太は急に力が抜け、身体中がダルくなるのを感じた。
太陽はすでに高く上がり、航太達の決意に光を灯しているようだっ
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