212 / 222
Myth of The Wind
宿命の戦い8
しおりを挟む
「どうして……その剣で人を操れるなら、航ちゃんの言う通りロキさんを操って戦闘を止めさせちゃえば、戦いも終わるんじゃないの?」
首を横に振ったオルフェとフレイヤを見て、智美も訴える。
もはや、一刻の猶予も無い。
藁にも縋りたい程なのに、どうしてミュルグレスの力を使ってもらえないのか……
焦る航太達の方へ、ミュルグレスを持ったフレイヤが近付く。
「ミュルグレスは……と言うより神剣は、持ち主の力に大きく影響するの。私の力では、ロキの正体を暴く事が精一杯……人格を崩壊させて操るなんて、ロキと同等か、それ以上の力がないと不可能だわ」
「分かり易く言うと、アルパスター将軍のブリューナク……7国の騎士だったランティスト様は5本の閃光を操ったと言われているが、アルパスター将軍は3本しか扱えない。航太のエアの剣も、アスナ様が使っていた時は暴風を吹かせる事も、真空を作り出す事も出来たと言われている。神剣は、持ち主の力量に大きく影響するんだ。ロキを操るなら、少なくとも一真ぐらいの実力が無ければ……」
フレイヤの横まで歩いて来たオルフェは、航太に辛い現状を伝えなければならなかった。
「じゃあ……ビューレイストさんを操っちゃえば? ロキさんより、操り易いんじゃない? フレイヤさんの龍皇覚醒を使った力なら……」
「ビューレイストの実力も、かなり高い。人格崩壊させる為には、かなりの犠牲と時間が必要になるだろう……それまで、一真の心が持ち堪えられるかは……」
一真の心が、後どの程度の時間堪えられるか……数秒後か数分後か……とにかく、あまり時間が無い事は確かだ。
時間のかかる事をやっても、何にもならない。
「でも……何もしないより、何かしないと! このままカズちゃんを見捨てるなんて、出来ない! だってカズちゃんは、私達を見捨てれば助かるんだよ……逃げだそうと思えば、直ぐにでも逃げ出せるのに……」
そう……一真は逃げられる。
だが逃げたら、この場にいる者は全て殺されるだろう……
いや……逃げた一真を呼び戻す為に、残虐に少しずつ殺されていくかもしれない……
一真は、自分の為に戦っている訳じゃない……
一真の事を大切に思っている人は勿論、自分を虐げて来た者や、罵声を浴びせて来た者……そんな人達も、守ろうとしている。
絵美の言う通り、そんな義弟を見捨てる訳にはいかない。
ガァァァァァァ!
空では、稲妻……電撃が激しく絡み合い、大気を劈く程の爆音が、一真の心を蝕む音にも聞こえた。
「くそっ! 何か……何か出来る事は無いのかよ! 今のままじゃ、いずれ一真の心が壊れて終わっちまう!」
一真に風を送り続けても、ロキを倒す力にはならない。
一真の心が失われる時間を延ばしているに過ぎない……航太は、自分の行動が無意味なモノに感じてきた。
「航太……私に1つだけ考えがある。だが……危険な賭けでもある。この場にいる全ての鳳凰、龍皇の力を使う覚悟が……な」
「フレイヤさんとテューネの力を使うってのか? フレイヤさんは力を使いこなせているが、テューネは……」
先程の苦しみ方を見た直後に、さすがにテューネに龍皇覚醒をしてくれとは言い難い。
そもそも大地を砕くデュランダルの力は、空での戦闘には向いていないのは明白だ。
「2人の力も借りるが、お前達3人の力もだ。どこまでやれるか……いや、どれだけ力を保てるか……だが」
「って、オルフェさん……どういう事? 私達にも、鳳凰や龍皇の力が宿ってるって……」
半信半疑で聞く智美に、オルフェは頷く。
「ガヌロンがバロールに聞いたらしい……真実は分からんが、その力が使えれば、一真のサポートにはなる筈だ。ミュルグレスによる潜在能力の解放……だが、一歩間違えれば……」
「いや……その手があった! オレに鳳凰の力があろうが無かろうが、能力を最大まで解放出来れば、今より一真に力を与えられる! フレイヤさん、やってくれ!」
フレイヤは静かに頷くと、軽くミュルグレスを振った。
航太の身体が一瞬だけ光り、瞳が赤く変色する。
「な……んだ?」
突然、身体にブラックホールが出来て、その中に強制的に吸い込まれて行くような感覚……
身体ではなく、中身が吸い込まれていく恐怖……
抗おうとしても、とても抗えない程の強制力……
跪く航太を見たフレイヤは、直ぐにミュルグレスの力を解いた。
「今のが、凰の目……その恐怖に抗っている間、力を使う事が出来る。どう?」
「どう? って……こんなの、どうやって抗えばいいんだよ? こんな恐怖の中、どうやって戦えば……」
航太は、そう言いながら一真の戦いを見上げる。
「私はノアの始祖……神の力で、恐怖は薄い。でも、だから壁を突き抜けられない。バルドル様は人間に身を堕とした事で、鳳凰天身を身につけられた。バルドル様は世界の平和を考えていられるのでは無く、1人1人の世界を尊く感じられている。どんなに世界を救っても、その戦いで死んでしまった人の世界は、そこで終わってしまう。それでは、意味が無いと……だから、ロキに反抗しているのです。私も生きている者として、その考えに賛同したい……」
「フレイヤさん……分かってんだ……だが、震えが止まらねぇ……どうしたら一真程の覚悟が出来るのか……」
フラフラと立ち上がり歩いて来たテューネが、言葉すら震えている航太の肩を抱いた。
「航太様、私も一真様程の覚悟は無いです。でも、ランカスト様とソフィーア様が支えてくれている。航太様にも、支えてくれる人達がいるでしょ?」
テューネはそう言うと、智美と絵美を見て笑う。
「はぁ……私達が航ちゃんを支える訳? 嫌だなぁ……」
「ってか、航ちゃんが鳳の目を持ってるって事は、私達も皇の目が使える可能性が高いんでしょ? 面倒見きれないよー。男って、偉そうにしてて肝心なトコがダメダメだから嫌になっちゃう!」
そう言いながらも、智美と絵美は航太の横に歩み寄った……
首を横に振ったオルフェとフレイヤを見て、智美も訴える。
もはや、一刻の猶予も無い。
藁にも縋りたい程なのに、どうしてミュルグレスの力を使ってもらえないのか……
焦る航太達の方へ、ミュルグレスを持ったフレイヤが近付く。
「ミュルグレスは……と言うより神剣は、持ち主の力に大きく影響するの。私の力では、ロキの正体を暴く事が精一杯……人格を崩壊させて操るなんて、ロキと同等か、それ以上の力がないと不可能だわ」
「分かり易く言うと、アルパスター将軍のブリューナク……7国の騎士だったランティスト様は5本の閃光を操ったと言われているが、アルパスター将軍は3本しか扱えない。航太のエアの剣も、アスナ様が使っていた時は暴風を吹かせる事も、真空を作り出す事も出来たと言われている。神剣は、持ち主の力量に大きく影響するんだ。ロキを操るなら、少なくとも一真ぐらいの実力が無ければ……」
フレイヤの横まで歩いて来たオルフェは、航太に辛い現状を伝えなければならなかった。
「じゃあ……ビューレイストさんを操っちゃえば? ロキさんより、操り易いんじゃない? フレイヤさんの龍皇覚醒を使った力なら……」
「ビューレイストの実力も、かなり高い。人格崩壊させる為には、かなりの犠牲と時間が必要になるだろう……それまで、一真の心が持ち堪えられるかは……」
一真の心が、後どの程度の時間堪えられるか……数秒後か数分後か……とにかく、あまり時間が無い事は確かだ。
時間のかかる事をやっても、何にもならない。
「でも……何もしないより、何かしないと! このままカズちゃんを見捨てるなんて、出来ない! だってカズちゃんは、私達を見捨てれば助かるんだよ……逃げだそうと思えば、直ぐにでも逃げ出せるのに……」
そう……一真は逃げられる。
だが逃げたら、この場にいる者は全て殺されるだろう……
いや……逃げた一真を呼び戻す為に、残虐に少しずつ殺されていくかもしれない……
一真は、自分の為に戦っている訳じゃない……
一真の事を大切に思っている人は勿論、自分を虐げて来た者や、罵声を浴びせて来た者……そんな人達も、守ろうとしている。
絵美の言う通り、そんな義弟を見捨てる訳にはいかない。
ガァァァァァァ!
空では、稲妻……電撃が激しく絡み合い、大気を劈く程の爆音が、一真の心を蝕む音にも聞こえた。
「くそっ! 何か……何か出来る事は無いのかよ! 今のままじゃ、いずれ一真の心が壊れて終わっちまう!」
一真に風を送り続けても、ロキを倒す力にはならない。
一真の心が失われる時間を延ばしているに過ぎない……航太は、自分の行動が無意味なモノに感じてきた。
「航太……私に1つだけ考えがある。だが……危険な賭けでもある。この場にいる全ての鳳凰、龍皇の力を使う覚悟が……な」
「フレイヤさんとテューネの力を使うってのか? フレイヤさんは力を使いこなせているが、テューネは……」
先程の苦しみ方を見た直後に、さすがにテューネに龍皇覚醒をしてくれとは言い難い。
そもそも大地を砕くデュランダルの力は、空での戦闘には向いていないのは明白だ。
「2人の力も借りるが、お前達3人の力もだ。どこまでやれるか……いや、どれだけ力を保てるか……だが」
「って、オルフェさん……どういう事? 私達にも、鳳凰や龍皇の力が宿ってるって……」
半信半疑で聞く智美に、オルフェは頷く。
「ガヌロンがバロールに聞いたらしい……真実は分からんが、その力が使えれば、一真のサポートにはなる筈だ。ミュルグレスによる潜在能力の解放……だが、一歩間違えれば……」
「いや……その手があった! オレに鳳凰の力があろうが無かろうが、能力を最大まで解放出来れば、今より一真に力を与えられる! フレイヤさん、やってくれ!」
フレイヤは静かに頷くと、軽くミュルグレスを振った。
航太の身体が一瞬だけ光り、瞳が赤く変色する。
「な……んだ?」
突然、身体にブラックホールが出来て、その中に強制的に吸い込まれて行くような感覚……
身体ではなく、中身が吸い込まれていく恐怖……
抗おうとしても、とても抗えない程の強制力……
跪く航太を見たフレイヤは、直ぐにミュルグレスの力を解いた。
「今のが、凰の目……その恐怖に抗っている間、力を使う事が出来る。どう?」
「どう? って……こんなの、どうやって抗えばいいんだよ? こんな恐怖の中、どうやって戦えば……」
航太は、そう言いながら一真の戦いを見上げる。
「私はノアの始祖……神の力で、恐怖は薄い。でも、だから壁を突き抜けられない。バルドル様は人間に身を堕とした事で、鳳凰天身を身につけられた。バルドル様は世界の平和を考えていられるのでは無く、1人1人の世界を尊く感じられている。どんなに世界を救っても、その戦いで死んでしまった人の世界は、そこで終わってしまう。それでは、意味が無いと……だから、ロキに反抗しているのです。私も生きている者として、その考えに賛同したい……」
「フレイヤさん……分かってんだ……だが、震えが止まらねぇ……どうしたら一真程の覚悟が出来るのか……」
フラフラと立ち上がり歩いて来たテューネが、言葉すら震えている航太の肩を抱いた。
「航太様、私も一真様程の覚悟は無いです。でも、ランカスト様とソフィーア様が支えてくれている。航太様にも、支えてくれる人達がいるでしょ?」
テューネはそう言うと、智美と絵美を見て笑う。
「はぁ……私達が航ちゃんを支える訳? 嫌だなぁ……」
「ってか、航ちゃんが鳳の目を持ってるって事は、私達も皇の目が使える可能性が高いんでしょ? 面倒見きれないよー。男って、偉そうにしてて肝心なトコがダメダメだから嫌になっちゃう!」
そう言いながらも、智美と絵美は航太の横に歩み寄った……
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
雫物語~鳳凰戦型~
くろぷり
ファンタジー
神と呼ばれる者達は、遥か昔、水星に住んでいた。
太陽の肥大化によって大地は灼熱地獄と化し、住む場所は限定されていく。
そんな時、宇宙から救いの手が差し述べられる。
新たなる大地……地球への移住を条件に、水星の人々は体内で神器を造る実験体となる事を約束させられた。
体内で精製された神器は、その者を殺さなければ取り出す事が出来ない。
宇宙人に神器を搾取され続ける日々……耐え兼ねた人々は反旗を翻し、ついに地球に残された宇宙人を全滅する事に成功する。
そして、長い年月が過ぎ……自らを神と名乗る水星人は、いずれやって来る宇宙人の反撃に対し、宇宙人の記憶を持って生まれてくるヨトゥンと呼ばれる者達の命を使って外壁を造り、世界を隔てたもう一つの世界を造る。
更に長い年月が過ぎ……そんな神々の行動に異を唱える者が現れた。
未来の為に今を犠牲にし、宇宙人に対抗する為の地盤を作ろうとするロキ。
一人一人の命を大切にしたい光の神バルドル……
バルドルの存在を邪魔に感じたロキは、その命を奪う。
しかしバルドルを慕う多くの人々の手によって、人として生まれ変わる。
その身体に、ヨトゥンの血を宿して……
再び激突するロキとバルドル!
その戦いは、バルドルが心を失う事で決着した。
それでも……心を失っても、バルドルを慕う者は後を絶たない。
心や記憶を失ったバルドルは、魔導師マーリンによってアーサーという名を与えられて、聖凰騎士団の団長となる。
その聖凰騎士団は、何故か人間の暮らす町に襲いかかった。
バルドルが人間に生まれ変わった後、義理の兄として共に生活していた義兄である航太は、人間に牙を剥く義弟を救うべきか戦うべきか悩む。
そんな中、航太が身を寄せるベルヘイム王国は、聖凰騎士団討伐軍を編成し始める。
人間の脅威になりつつある聖凰騎士団は、倒さなくてはいけない相手だと認識されていく。
だが……ベルヘイム王国に、もう一つの脅威……
ロキやクロウ・クルワッハの指揮するヨトゥン軍が、ベルヘイム王都に迫りつつあった……
赤き瞳が輝く時、世界が滅びる……
鳳凰の翼が羽ばたく時、世界は救われる……
命と世界……
人と神と化け者……
何を守り、何の為に戦うのか?
何が正義で、何が悪なのか?
未来を紡ぐ為の戦いの扉が開かれる……
雫物語~Myth of The Wind~の続編になりますが、鳳凰戦型からでもストーリーが分かるように書いていきたいと思っています。
また、年表や補足資料なども随時更新していこうと思っていますので、そちらも合わせて見て頂けると嬉しいです。
そして、希野ほたる様に聖凰騎士団の魔法使い、ルナ・ハートリィを書いて頂きました!
キャラクターのイメージとして想像しながら読んでもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】処刑後転生した悪女は、狼男と山奥でスローライフを満喫するようです。〜皇帝陛下、今更愛に気づいてももう遅い〜
二位関りをん
恋愛
ナターシャは皇太子の妃だったが、数々の悪逆な行為が皇帝と皇太子にバレて火あぶりの刑となった。
処刑後、農民の娘に転生した彼女は山の中をさまよっていると、狼男のリークと出会う。
口数は少ないが親切なリークとのほのぼのスローライフを満喫するナターシャだったが、ナターシャへかつての皇太子で今は皇帝に即位したキムの魔の手が迫り来る…
※表紙はaiartで生成したものを使用しています。
異世界に来たからといってヒロインとは限らない
あろまりん
ファンタジー
※ようやく修正終わりました!加筆&纏めたため、26~50までは欠番とします(笑)これ以降の番号振り直すなんて無理!
ごめんなさい、変な番号降ってますが、内容は繋がってますから許してください!!!※
ファンタジー小説大賞結果発表!!!
\9位/ ٩( 'ω' )و \奨励賞/
(嬉しかったので自慢します)
書籍化は考えていま…いな…してみたく…したいな…(ゲフンゲフン)
変わらず応援して頂ければと思います。よろしくお願いします!
(誰かイラスト化してくれる人いませんか?)←他力本願
※誤字脱字報告につきましては、返信等一切しませんのでご了承ください。しかるべき時期に手直しいたします。
* * *
やってきました、異世界。
学生の頃は楽しく読みました、ラノベ。
いえ、今でも懐かしく読んでます。
好きですよ?異世界転移&転生モノ。
だからといって自分もそうなるなんて考えませんよね?
『ラッキー』と思うか『アンラッキー』と思うか。
実際来てみれば、乙女ゲームもかくやと思う世界。
でもね、誰もがヒロインになる訳じゃないんですよ、ホント。
モブキャラの方が楽しみは多いかもしれないよ?
帰る方法を探して四苦八苦?
はてさて帰る事ができるかな…
アラフォー女のドタバタ劇…?かな…?
***********************
基本、ノリと勢いで書いてます。
どこかで見たような展開かも知れません。
暇つぶしに書いている作品なので、多くは望まないでくださると嬉しいです。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる