20 / 23
クリスマス~正月編
17
しおりを挟む
どこにでもある普通のファミレス。
俺はそこに早くいきたくてうずうずしていた。
ファミレスにはいると、先輩の声も聞かずに席へと歩き出した。
昔と変わらないピンク色の長髪が見えて俺は歩きを早めた。
「せりっ」
俺が声をかけると、今まで会いたくて会いたくてしょうがなかった親友が振り返った。
俺をみると笑顔で俺の名前をよんでくれる。
笑顔をみれてよかったという思いと、芹と交わした約束を真剣にとらえていなかったことを申し訳なく思う気持ちが溢れて涙がこぼれる。
それに気づいた芹は俺に駆け寄ってきた。
「せりっ」
芹を抱き締めた。
芹の腕も俺の背中に回ってきてがっしり抱き締められる。
俺は周りのめなんか気にせずにぐしゃぐしゃになりながら芹に謝った。
「ごめっ、せり、ごめんねっ、せりぃ、ぐずっ。」
芹は笑っているのがわかったけど肩が揺れていた。
「なにっ、、あ、やまっとんねんっ!
なんも、わるいこと、、っ
しとらんやろっ。ぐっ。うぅ。
葵、、
会いたかった。」
「せりぃぃぃぃぃ!!っ」
しばらく二人でわんわん泣きながら抱き合った。
落ち着いてから、煉獄さんとあざみをおいてけにしてしまっていたことに気づいて、それぞれ席についた。
煉獄さんは俺をみると、口を開いた。
「あざみ、捕まえたのか」
「やぁねー、この前いったじゃん。
捕まえたって人聞きわるいなぁ。
結ばれたっていってよ、ねぇりく」
捕まった、でしょ。
どーみても。
なんて言わないけど。
「葵、」
煉獄さんは視線を俺に写してきた。
俺は身が固くなる。
青い髪の毛をかき上げるといった。
「ゆきにも、謝ったが、
わるかった。
電話のときは、
監禁してたんだ。
ゆきに会わせなくてすまなかった。」
すごい圧。
俺は手をブンブン降った。
「いや!俺に謝んなくてもっ!
芹が無事だったなら、、
しかも
芹も今、幸せなんでしょ?」
芹をみると芹は優しく笑った。
「だから、今は芹を幸せにしてくれてありがとうございますっ!」
頭を下げると、煉獄さんが鼻で笑うのがわかった。
「ゆきが親友にしたいと思うだけあるな。」
「ふふっ、でしょー、
さいっこーにかっこいいんやからな」
頭をあげるとゆきは煉獄さんと笑いあってた。
それをみてさらにうれしくなる。
芹はあざみをみていった。
「安藤先輩、ありがとうございました。
正直、あの頃の隼人との関係はきつくてたまりませんでした。
隼人にかつ、いれてくれてありがとうございました。」
そっか、先輩がいっててくれたんだった。
ほんとに行動してくれたんだ。
先輩は笑った。
「りくからのお願いだったからねぇ。
だからお礼はりくにいってあげて。」
芹は何度も俺らに頭を下げた。
もちろん煉獄さんも一緒に。
そのあとごはん食べながら、煉獄さんと芹が籍をいれることを聞いた。
そして妊娠できるような身体にすることも聞いた。
どんどん進んでいる二人に俺は幸せな気持ちになった。
楽しい時間は過ぎていって二人と次の約束をして別れた。
寒空のした、腕をくんで歩く。
先輩が白い息をはきながら、俺に話しかけた。
「よかったねぇ」
俺も声を出すと白い息がでる。
「そうですね。」
「「そうだね」やりなおーし」
うっ!
「そ、うだね」
先輩は笑いながら続けた。
「りくは俺と結婚するんだよ」
「?そう、、だね」
「ふふっ、さいこー、だね」
よくわからないけど、嬉しそうな先輩に俺も不思議に嬉しくなった。
帰る場所もいく場所もいつでも一緒、暖かい気持ちになる一日だった。
俺はそこに早くいきたくてうずうずしていた。
ファミレスにはいると、先輩の声も聞かずに席へと歩き出した。
昔と変わらないピンク色の長髪が見えて俺は歩きを早めた。
「せりっ」
俺が声をかけると、今まで会いたくて会いたくてしょうがなかった親友が振り返った。
俺をみると笑顔で俺の名前をよんでくれる。
笑顔をみれてよかったという思いと、芹と交わした約束を真剣にとらえていなかったことを申し訳なく思う気持ちが溢れて涙がこぼれる。
それに気づいた芹は俺に駆け寄ってきた。
「せりっ」
芹を抱き締めた。
芹の腕も俺の背中に回ってきてがっしり抱き締められる。
俺は周りのめなんか気にせずにぐしゃぐしゃになりながら芹に謝った。
「ごめっ、せり、ごめんねっ、せりぃ、ぐずっ。」
芹は笑っているのがわかったけど肩が揺れていた。
「なにっ、、あ、やまっとんねんっ!
なんも、わるいこと、、っ
しとらんやろっ。ぐっ。うぅ。
葵、、
会いたかった。」
「せりぃぃぃぃぃ!!っ」
しばらく二人でわんわん泣きながら抱き合った。
落ち着いてから、煉獄さんとあざみをおいてけにしてしまっていたことに気づいて、それぞれ席についた。
煉獄さんは俺をみると、口を開いた。
「あざみ、捕まえたのか」
「やぁねー、この前いったじゃん。
捕まえたって人聞きわるいなぁ。
結ばれたっていってよ、ねぇりく」
捕まった、でしょ。
どーみても。
なんて言わないけど。
「葵、」
煉獄さんは視線を俺に写してきた。
俺は身が固くなる。
青い髪の毛をかき上げるといった。
「ゆきにも、謝ったが、
わるかった。
電話のときは、
監禁してたんだ。
ゆきに会わせなくてすまなかった。」
すごい圧。
俺は手をブンブン降った。
「いや!俺に謝んなくてもっ!
芹が無事だったなら、、
しかも
芹も今、幸せなんでしょ?」
芹をみると芹は優しく笑った。
「だから、今は芹を幸せにしてくれてありがとうございますっ!」
頭を下げると、煉獄さんが鼻で笑うのがわかった。
「ゆきが親友にしたいと思うだけあるな。」
「ふふっ、でしょー、
さいっこーにかっこいいんやからな」
頭をあげるとゆきは煉獄さんと笑いあってた。
それをみてさらにうれしくなる。
芹はあざみをみていった。
「安藤先輩、ありがとうございました。
正直、あの頃の隼人との関係はきつくてたまりませんでした。
隼人にかつ、いれてくれてありがとうございました。」
そっか、先輩がいっててくれたんだった。
ほんとに行動してくれたんだ。
先輩は笑った。
「りくからのお願いだったからねぇ。
だからお礼はりくにいってあげて。」
芹は何度も俺らに頭を下げた。
もちろん煉獄さんも一緒に。
そのあとごはん食べながら、煉獄さんと芹が籍をいれることを聞いた。
そして妊娠できるような身体にすることも聞いた。
どんどん進んでいる二人に俺は幸せな気持ちになった。
楽しい時間は過ぎていって二人と次の約束をして別れた。
寒空のした、腕をくんで歩く。
先輩が白い息をはきながら、俺に話しかけた。
「よかったねぇ」
俺も声を出すと白い息がでる。
「そうですね。」
「「そうだね」やりなおーし」
うっ!
「そ、うだね」
先輩は笑いながら続けた。
「りくは俺と結婚するんだよ」
「?そう、、だね」
「ふふっ、さいこー、だね」
よくわからないけど、嬉しそうな先輩に俺も不思議に嬉しくなった。
帰る場所もいく場所もいつでも一緒、暖かい気持ちになる一日だった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
「どスケベ変態おじさま(40↑)専用ボーイ♂ハメハメ店『あましじょ♡』へようこそっ♪」~あやくん(22)とたつみパパ(56)の場合~
そらも
BL
四十歳以上の性欲満タンどスケベ変態おじさまであれば誰でも入店でき、おじさま好きの男の子とえっちなことがた~っぷりとできちゃうお店『あましじょ♡』にて日々行われている、お客とボーイのイチャラブハメハメ物語♡
一度は書いてみたかったえっちなお店モノ♪ と言いつつ、お客とボーイという関係ですがぶっちゃけめっちゃ両想い状態な二人だったりもしますです笑♡
ただ、いつにも増して攻めさんが制御の効かない受けくん大好きど変態発情お猿さんで気持ち悪くなっている他、潮吹きプレイや受けくんがビッチではないけど非処女設定とかにもなっておりますので、読む際にはどうぞご注意を!
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!
【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】
海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。
発情期はあるのに妊娠ができない。
番を作ることさえ叶わない。
そんなΩとして生まれた少年の生活は
荒んだものでした。
親には疎まれ味方なんて居ない。
「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」
少年達はそう言って玩具にしました。
誰も救えない
誰も救ってくれない
いっそ消えてしまった方が楽だ。
旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは
「噂の玩具君だろ?」
陽キャの三年生でした。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる