23 / 47
22 最悪の出会い、あるいは最悪の再会①
しおりを挟む
驚きが隠せないわたしは、凍り付いてしばらく瞬き一つできなかった。
視線がレイとぶつかって、爆ぜる。時間が止まったようだ。
な……なんでレイがここにいるの?
えっと、彼は高位貴族の令息じゃなかったの?
彼が国王陛下と王妃殿下と並んでいるということは――………………、
彼がレイモンド・ローラント王太子殿下!?
「侯爵令嬢」
隣にいたスカイヨン伯爵が小声でわたしを呼びかけた。はっと我に返る。いけない。陛下たちに挨拶をしないと。
「国王陛下、王妃殿下、王太子殿下、ご機嫌よう。アングラレス王国ジャニーヌ侯爵家の娘、オディールと申します。本日はお目にかかれて至極光栄に存じます――」
わたしと伯爵の挨拶が終わって陛下たちと会話をしていると、
「ぷっ……ぷぷっ…………」
隣にいたレイが肩を震わせながら小さく吹き出していた。ぎょっとして、彼のほうに目を向ける。
な、なに笑ってるのよ!
今現在、お隣で陛下がお話をされているのに、いくら王太子でも無礼すぎるわ!
それに高貴な身分の者は、人前で表情を崩してはいけないのよ!? それを王太子とあろう者があんなに表情豊かに……。
彼はなにを考えているのかしら?
馬鹿なの? 馬鹿なの? 馬鹿なのよね?
息子の奇怪な様子に気が付いた国王陛下は眉根を寄せてレイを見た。
「レイモンド、なにが可笑しいのだ?」
「いや……申し訳ありません、父上。実はオディール嬢とは面識がありまして。普段は友人として付き合っていますので、このような改まった場所で相見えると常時との差異が可笑しくって……ぷぷっ」
まだ笑っているわ……。
国王陛下は呆れ返った様子で、
「そうだったのか。アングラレス王国の未来の王妃と昵懇の間柄というのは両国にとって喜ばしいことだが、場を弁えるように。お前はローラント王国の王太子なのだぞ。国の代表なのだ」
「申し訳ありません、陛下」と、レイは頭を下げるが口元は緩んだままだった。
全然反省していないわ、この人。
とりあえず無事に王族の方への挨拶が終わってパーティー会場に移ると、開口一番スカイヨン伯爵が驚いた顔でわたしに尋ねた。
「侯爵令嬢、王太子殿下とは既にお知り合いだったのですか?」
彼が驚くのも無理はない。
公式では、わたしは王太子殿下から何度も謁見を拒否されている身なのだ。
わたしはため息をついて、
「……そうよ。わたしがオディオとして鉱山と軍隊に潜入しているときに――」
言いかけて途中で口を噤む。今、とんでもない事実に気付いたのだ。
わたしがレイと会ったのはオディールではなく、オディオとして。
ということは……、
レイは「オディール=オディオ」だと最初から分かっていた!?
にわかに顔が上気した。わたしが間諜気取りで鉱山でレイの正体を見破ったって言い負かしたけど、彼はそのときには既にわたしが侯爵令嬢だって知っていたのだ。
だから初対面からあんなに馴れ馴れしかったのね!
脱力感でその場にへたり込みそうになった。羞恥心が自身の身体を蝕んでいく。
わたしは……最初から彼の掌の上で転がされていたんだわ…………。
不覚……。
「侯爵令嬢、どうされたのですか?」スカイヨン伯爵が心配そうにわたしの顔を覗き込んだ。「どこか具合でも?」
「は、伯爵……どうしましょう!」
わたしは懺悔室で告解するように、これまでのことを洗いざらい伯爵に話した。途端に彼の人形みたいな顔が真っ青になる。
「そっ、それは……王太子殿下にまんまとやられましたね。参ったな……」
「鉱山に入る頃にはこちらの手の内が知られていた可能性があります。わたしが間諜目的でやって来たことも? 王太子殿下はどこまで把握しているのでしょうか?」
嫌な汗が出た。これは不味い。
仮に諜報の勉強のために来たということが露見されたら、両国間に緊張が走ることだろう。
隣国の国家機密を未来の王妃が探りに来たのだ。それはローラントとしては宣戦布告だと捉えられてもおかしくはない。
そして……最悪なことに、わたしがアンドレイ様から「王太子を籠絡せよ」と、特命を授かっていることが知られたら………………、
グラリと景色が揺れた。
「大丈夫ですよ、侯爵令嬢」スカイヨン伯爵がわたしの肩を支えてくれる。「心配は無用です」
「どっ……どこが、ですか?」
「先程の王太子殿下の態度ですと、あなたに対して敵意は微塵も感じませんでした。むしろ状況を楽しんでいるようでしたので、糾弾するような事態には陥らないでしょう」
「そう、でしょうか?」
「はい。私の観察眼を甘く見ないでください」と、伯爵は微笑む。その絵画のような美しい笑顔に少しは楽になった。
「そうですね、伯爵はわたしの間諜の先生ですから。大丈夫、ですよね?」
伯爵は大きく頷く。
「戻ったら王太子殿下がどこまで知っているか調査してみましょう。そして、これからの動向も」
「はいっ、ありがとうございます!」
「今夜の我々の仕事はアングラレス王国の代表として顔を広げることです。さ、私と挨拶周りを行いましょう。少しでも貴族との繋がりを作るのです」
「分かりましたわ」
わたしは伯爵の言う通りに、今やるべき仕事に集中することにした。
それにしてもレイったら……初めから全部知っていてわたしをからかっていたのね。なんて性格が悪いのかしら。
次に会ったら嫌味の一つでも言ってやるんですから!
視線がレイとぶつかって、爆ぜる。時間が止まったようだ。
な……なんでレイがここにいるの?
えっと、彼は高位貴族の令息じゃなかったの?
彼が国王陛下と王妃殿下と並んでいるということは――………………、
彼がレイモンド・ローラント王太子殿下!?
「侯爵令嬢」
隣にいたスカイヨン伯爵が小声でわたしを呼びかけた。はっと我に返る。いけない。陛下たちに挨拶をしないと。
「国王陛下、王妃殿下、王太子殿下、ご機嫌よう。アングラレス王国ジャニーヌ侯爵家の娘、オディールと申します。本日はお目にかかれて至極光栄に存じます――」
わたしと伯爵の挨拶が終わって陛下たちと会話をしていると、
「ぷっ……ぷぷっ…………」
隣にいたレイが肩を震わせながら小さく吹き出していた。ぎょっとして、彼のほうに目を向ける。
な、なに笑ってるのよ!
今現在、お隣で陛下がお話をされているのに、いくら王太子でも無礼すぎるわ!
それに高貴な身分の者は、人前で表情を崩してはいけないのよ!? それを王太子とあろう者があんなに表情豊かに……。
彼はなにを考えているのかしら?
馬鹿なの? 馬鹿なの? 馬鹿なのよね?
息子の奇怪な様子に気が付いた国王陛下は眉根を寄せてレイを見た。
「レイモンド、なにが可笑しいのだ?」
「いや……申し訳ありません、父上。実はオディール嬢とは面識がありまして。普段は友人として付き合っていますので、このような改まった場所で相見えると常時との差異が可笑しくって……ぷぷっ」
まだ笑っているわ……。
国王陛下は呆れ返った様子で、
「そうだったのか。アングラレス王国の未来の王妃と昵懇の間柄というのは両国にとって喜ばしいことだが、場を弁えるように。お前はローラント王国の王太子なのだぞ。国の代表なのだ」
「申し訳ありません、陛下」と、レイは頭を下げるが口元は緩んだままだった。
全然反省していないわ、この人。
とりあえず無事に王族の方への挨拶が終わってパーティー会場に移ると、開口一番スカイヨン伯爵が驚いた顔でわたしに尋ねた。
「侯爵令嬢、王太子殿下とは既にお知り合いだったのですか?」
彼が驚くのも無理はない。
公式では、わたしは王太子殿下から何度も謁見を拒否されている身なのだ。
わたしはため息をついて、
「……そうよ。わたしがオディオとして鉱山と軍隊に潜入しているときに――」
言いかけて途中で口を噤む。今、とんでもない事実に気付いたのだ。
わたしがレイと会ったのはオディールではなく、オディオとして。
ということは……、
レイは「オディール=オディオ」だと最初から分かっていた!?
にわかに顔が上気した。わたしが間諜気取りで鉱山でレイの正体を見破ったって言い負かしたけど、彼はそのときには既にわたしが侯爵令嬢だって知っていたのだ。
だから初対面からあんなに馴れ馴れしかったのね!
脱力感でその場にへたり込みそうになった。羞恥心が自身の身体を蝕んでいく。
わたしは……最初から彼の掌の上で転がされていたんだわ…………。
不覚……。
「侯爵令嬢、どうされたのですか?」スカイヨン伯爵が心配そうにわたしの顔を覗き込んだ。「どこか具合でも?」
「は、伯爵……どうしましょう!」
わたしは懺悔室で告解するように、これまでのことを洗いざらい伯爵に話した。途端に彼の人形みたいな顔が真っ青になる。
「そっ、それは……王太子殿下にまんまとやられましたね。参ったな……」
「鉱山に入る頃にはこちらの手の内が知られていた可能性があります。わたしが間諜目的でやって来たことも? 王太子殿下はどこまで把握しているのでしょうか?」
嫌な汗が出た。これは不味い。
仮に諜報の勉強のために来たということが露見されたら、両国間に緊張が走ることだろう。
隣国の国家機密を未来の王妃が探りに来たのだ。それはローラントとしては宣戦布告だと捉えられてもおかしくはない。
そして……最悪なことに、わたしがアンドレイ様から「王太子を籠絡せよ」と、特命を授かっていることが知られたら………………、
グラリと景色が揺れた。
「大丈夫ですよ、侯爵令嬢」スカイヨン伯爵がわたしの肩を支えてくれる。「心配は無用です」
「どっ……どこが、ですか?」
「先程の王太子殿下の態度ですと、あなたに対して敵意は微塵も感じませんでした。むしろ状況を楽しんでいるようでしたので、糾弾するような事態には陥らないでしょう」
「そう、でしょうか?」
「はい。私の観察眼を甘く見ないでください」と、伯爵は微笑む。その絵画のような美しい笑顔に少しは楽になった。
「そうですね、伯爵はわたしの間諜の先生ですから。大丈夫、ですよね?」
伯爵は大きく頷く。
「戻ったら王太子殿下がどこまで知っているか調査してみましょう。そして、これからの動向も」
「はいっ、ありがとうございます!」
「今夜の我々の仕事はアングラレス王国の代表として顔を広げることです。さ、私と挨拶周りを行いましょう。少しでも貴族との繋がりを作るのです」
「分かりましたわ」
わたしは伯爵の言う通りに、今やるべき仕事に集中することにした。
それにしてもレイったら……初めから全部知っていてわたしをからかっていたのね。なんて性格が悪いのかしら。
次に会ったら嫌味の一つでも言ってやるんですから!
0
お気に入りに追加
420
あなたにおすすめの小説
義妹を溺愛するクズ王太子達のせいで国が滅びそうなので、ヒロインは義妹と愉快な仲間達と共にクズ達を容赦なく潰す事としました
やみなべ
恋愛
<最終話まで執筆済。毎日1話更新。完結保障有>
フランクフルト王国の辺境伯令嬢アーデルは王家からほぼ選択肢のない一方的な命令でクズな王太子デルフリと婚約を結ばされた。
アーデル自身は様々な政治的背景を理解した上で政略結婚を受け入れるも、クズは可愛げのないアーデルではなく天真爛漫な義妹のクラーラを溺愛する。
貴族令嬢達も田舎娘が無理やり王太子妃の座を奪い取ったと勘違いし、事あるごとにアーデルを侮辱。いつしか社交界でアーデルは『悪役令嬢』と称され、義姉から虐げられるクラーラこそが王太子妃に相応しいっとささやかれ始める。
そんな四面楚歌な中でアーデルはパーティー会場内でクズから冤罪の後に婚約破棄宣言。義妹に全てを奪われるという、味方が誰一人居ない幸薄い悪役令嬢系ヒロインの悲劇っと思いきや……
蓋を開ければ、超人のようなつよつよヒロインがお義姉ちゃん大好きっ子な義妹を筆頭とした愉快な仲間達と共にクズ達をぺんぺん草一本生えないぐらい徹底的に叩き潰す蹂躙劇だった。
もっとも、現実は小説より奇とはよく言ったもの。
「アーデル!!貴様、クラーラをどこにやった!!」
「…………はぁ?」
断罪劇直前にアーデル陣営であったはずのクラーラが突如行方をくらますという、ヒロインの予想外な展開ばかりが続いたせいで結果論での蹂躙劇だったのである。
義妹はなぜ消えたのか……?
ヒロインは無事にクズ王太子達をざまぁできるのか……?
義妹の隠された真実を知ったクズが取った選択肢は……?
そして、不穏なタグだらけなざまぁの正体とは……?
そんなお話となる予定です。
残虐描写もそれなりにある上、クズの末路は『ざまぁ』なんて言葉では済まない『ざまぁを超えるざまぁ』というか……
これ以上のひどい目ってないのではと思うぐらいの『限界突破に挑戦したざまぁ』という『稀にみる酷いざまぁ』な展開となっているので、そういうのが苦手な方はご注意ください。
逆に三度の飯よりざまぁ劇が大好きなドS読者様なら……
多分、期待に添えれる……かも?
※ このお話は『いつか桜の木の下で』の約120年後の隣国が舞台です。向こうを読んでればにやりと察せられる程度の繋がりしか持たせてないので、これ単体でも十分楽しめる内容にしてます。
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
婚約者に「愛することはない」と言われたその日にたまたま出会った隣国の皇帝から溺愛されることになります。~捨てる王あれば拾う王ありですわ。
松ノ木るな
恋愛
純真無垢な心の侯爵令嬢レヴィーナは、国の次期王であるフィリベールと固い絆で結ばれる未来を夢みていた。しかし王太子はそのような意思を持つ彼女を生意気と見なして疎み、気まぐれに婚約破棄を言い渡す。
伴侶と寄り添う心穏やかな人生を諦めた彼女は悲観し、井戸に身を投げたのだった。
あの世だと思って辿りついた先は、小さな貴族の家の、こじんまりとした食堂。そこには呑めもしないのに酒を舐め、身分社会に恨み節を唱える美しい青年がいた。
どこの家の出の、どの立場とも知らぬふたりが、一目で恋に落ちたなら。
たまたま出会って離れていてもその存在を支えとする、そんなふたりが再会して結ばれる初恋ストーリーです。
その眼差しは凍てつく刃*冷たい婚約者にウンザリしてます*
音爽(ネソウ)
恋愛
義妹に優しく、婚約者の令嬢には極寒対応。
塩対応より下があるなんて……。
この婚約は間違っている?
*2021年7月完結
本の虫令嬢ですが「君が番だ! 間違いない」と、竜騎士様が迫ってきます
氷雨そら
恋愛
本の虫として社交界に出ることもなく、婚約者もいないミリア。
「君が番だ! 間違いない」
(番とは……!)
今日も読書にいそしむミリアの前に現れたのは、王都にたった一人の竜騎士様。
本好き令嬢が、強引な竜騎士様に振り回される竜人の番ラブコメ。
小説家になろう様にも投稿しています。
女騎士とおっさん傭兵の恋愛事情
鬼ノ城ミヤ(天邪鬼ミヤ)
ファンタジー
王都の騎士団に所属しているベルナ
傭兵稼業を生業にしているグリンド
2人は10才年齢が離れているものの、同じ村の出身の幼なじみ。
頼んでもいないのに何かと世話を焼いてくるグリンドのことを口では疎ましがっているベルナなのだが……
そんな2人を中心にした若干すれ違い気味だけど甘々なお話です
前世の祖母に強い憧れを持ったまま生まれ変わったら、家族と婚約者に嫌われましたが、思いがけない面々から物凄く好かれているようです
珠宮さくら
ファンタジー
前世の祖母にように花に囲まれた生活を送りたかったが、その時は母にお金にもならないことはするなと言われながら成長したことで、母の言う通りにお金になる仕事に就くために大学で勉強していたが、彼女の側には常に花があった。
老後は、祖母のように暮らせたらと思っていたが、そんな日常が一変する。別の世界に子爵家の長女フィオレンティーナ・アルタヴィッラとして生まれ変わっても、前世の祖母のようになりたいという強い憧れがあったせいか、前世のことを忘れることなく転生した。前世をよく覚えている分、新しい人生を悔いなく過ごそうとする思いが、フィオレンティーナには強かった。
そのせいで、貴族らしくないことばかりをして、家族や婚約者に物凄く嫌われてしまうが、思わぬ方面には物凄く好かれていたようだ。
【完結】婚約破棄する?しない?~我は弟の婚約者がお気に入り
みなわなみ
恋愛
オトフリート・クロンプリンツ・ハーヴィー
我が名である。
ハーヴィー皇国の第一王子として生まれ、人生の全てはハーヴィー皇国のためにある。
我は他国の姫を娶る予定のため、弟皇子には幼いときに婚約者ができた。
オフィキス公爵令嬢、ロランダ。
小さな時から厳しい妃教育を受けてきた彼女を我は頼りにしている。
弟と婚姻して皇家に入ってくれるのが待ち遠しい。
なのに、なんだ?
弟もロランダも……
拙作「婚約破棄されました!私のざまぁを取らないでください」の外伝です。
キャラが少し変わっているところは、お目こぼしください。
みんな少しずつ闇を抱えながら生きているので、大きなざまぁも甘々もございません(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる