23 / 220
第22話 魔法2
しおりを挟む
「いい、ミディ? 何故魔王が『魔王』って呼ばれているか知ってる?」
「悪者だから」
「ちっ、違―――――うっ!!」
問答無用に即答され、ジェネラルは地団駄を踏んで叫んだ。
ミディの中にある『魔王=悪』の固定観念は、岩のごとく硬い。
まずはここから崩していく必要がある。上手く行けば、この修行から解放されるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながら、ジェネラルは説明を始めた。
「魔王はね、『魔法世界』を支配する者、つまり『魔法世界の王』という意味で、魔王って言われているんだよ」
「魔法……世界?」
「そう、この現実世界の裏にあるのが『魔法世界』。魔王は魔界の王だけど、本来は『魔法世界』を統べているんだ。そこは魔力が集まる世界で、僕たち魔族の魔法は、『魔法世界』から魔力を引き出して使っているんだよ」
ジェネラルの言葉を少しずつ理解して話を進めようと、ミディはゆっくりと彼の言葉の意味を確認しながら、話を続ける。
「つまり人間が魔法を使えないのは、その『魔法世界』から魔力を引き出す方法を知らないから、という事かしら?」
「その通り。それだけじゃなく、魔界とプロトコルという場所も関係してるんだ。プロトコルは、魔界ほど『魔法世界』の影響をあまり受けていない場所。だから引き出す方法を知らない以前に、引き出せる魔力の少なさから、人間は魔法が使えないんじゃないかな」
自分の知識と想像を組み合わせ、持論を述べるジェネラル。彼の言葉に、さらにミディは疑問を投げかける。
「じゃあ、魔族がプロトコルに来たら、魔法の効果が半減するの?」
「きっとそうだと思う。全く使えないわけじゃないけれど、魔界ほどの効果は期待出来ないんじゃないかな」
「え? あなたは大丈夫なの?」
ミディは少し焦った様子でジェネラルに尋ねた。恐らく、プトロコルで魔王の力が存分に発揮できないと困ると思ったのだろう。
そんな王女の気持ちを知ってか知らずか、ジェネラルは自分の左手にある魔王の証を見ながら平然とした様子で返答した。
「僕はそんなに影響がないかな? 『アディズの瞳』から直接『魔法世界』の魔力を引き出せるから。魔界とかプロトコルとか、いる場所を選ばずに魔法を使う事が出来るよ」
「そうなの。とりあえずあなたたち魔族の魔法は、『魔法世界』から魔力を引き出して生み出されているという事でいいのね?」
「うん、そうだよ!」
にこっと笑顔を添え、ジェネラルは頷いた。
いつもはミディに教えられるジェネラルなのだが、今日は逆なので、それがちょっと嬉しい。
優越感に浸りながら、調子を乗ってもう一つうんちくを披露する。
「ついでにもう一つ、『魔法世界』の他に『精霊世界』っていうのもあるんだよ? 知ってる?」
「『精霊世界』……」
『魔法世界』の時ほどの驚きの反応を見せないミディ。
彼女がそれ以上何も言わないことから、名前だけは知っていたのかなと想像する。
“そう言えばミディは、魔法を使うときに四大精霊の名を使っているから、四大精霊の事は知ってるよね”
魔法を使う際のミディの呪文を思い出しながら、ジェネラルはミディの反復に頷いた。
「そう。『精霊世界』って言うのは、世界を司る四大精霊が集う世界の事。『精霊世界』は『魔法世界』とは違い、魔界とプロトコル共に強い影響を与えているんだ。この世界の影響がなくなれば、魔界もプロトコルも崩壊してしまうくらいね」
「つまり、その『精霊世界』が両世界の基盤となっている訳ね?」
「そうそう。そう思うと、『精霊世界』の影響って凄いよね」
スケールが違うよね、と言いながら、ジェネラルは空を仰いだ。
ミディも少年につられ、空を見上げたが、すぐに視線を落とす。
「ちょっと話は逸れちゃったけど、魔王は元々『魔法世界の王』であるからそう呼ばれているだけで、別に悪の権化ってわけじゃないんだよ」
色々な障害を乗り越え、ようやく自分が悪の権化でないと説明する事が出来たジェネラル。少年の表情は、達成感に満ちている。
今回は一方的な説明ではなく、ちゃんとミディの質問にも答えたりしたので、彼女の耳にもしっかり届いているだろう。
達成感に光り輝いているジェネラルの気持ちに反し、ミディの口から反論が漏れる。
「魔王が、『魔法世界の王』というのは分かったわ。でも、過去に魔王がプロトコルを侵略したんでしょう? やっぱり悪だと思うのだけれど」
ジェネラルの言葉は理解しつつも、過去の魔王の悪事を持ち出され、少年は両手を振って慌てて弁明した。
このままだと、せっかくの説明も水の泡だ。
「いやいやいや!! そんな事をしたのは、魔界でも悪名高い魔王リセとその子孫だけだよ!! 彼らは魔界だけでなくプロトコルも掌握しようと、魔族や死者の大軍を率いて攻めたらしいけど、僕のご先祖様が魔王となってからは、そんな事一度もしてないから!! むしろ今までの事を考え、プロトコルとの交流を控えたくらいだよ!?」
魔王リセの話は、エクスから聞いている為、ミディも特に疑問を思わなかったようだ。が、彼が発した単語の一つに、王女の声がきついものへと変わる。
「……死者の大軍? 魔王って、死者も操れるの?!」
何て非道なと言いたげに、ミディが声を荒げた。
死者を冒涜する行為は、プロトコルで最も人の道に外れた行為と忌むされている。墓荒しなどしようものなら、国によっては極刑は免れないだろう。
「ええっと……、まあ……。魔王は、『死者の世界』にも強い影響を持っているから……。生き返らせるとかは出来ないけど、『死者の世界』から魂を呼び出し、死体に定着させて使役する事は……出来る……かな……」
王女の怒り怯えながら、ジェネラルは少し縮こまってぼそぼそと答えた。
新たな世界の名前が出てきたが、ミディからの質問はなかった。
名前だけで、理解できたのだろう。
「って事は……、ジェネもそういう事が出来る訳ね?」
そう言ってジェネラルに近づくミディ。兜から覗く青い瞳から目が逸らせないまま、魔王はゆっくりと頷いた。
肯定の頷きに、ミディの瞳がすっと細くなる。
「そんな力があるなんて……」
王女の形の良い唇から、ジェネラルへの痛恨の一撃が発される。
「やっぱりあなた、悪じゃない」
「違うから―――――!!」
やっぱりそこに戻ってくるかー!と心の中で泣きながら、ジェネラルは絶叫した。
いつもの通りの反応に、ミディが手をパタパタ振る。
表情は分からないが、物凄くいい表情をしているのは安易に想像出来た。彼に悪の才能があるのが分かり喜んでいるみたいだ。
「いいじゃない。悪の権化としての才能があるって事なんだから」
「そんな才能、いらないからっ!!」
「まあ才能があるのだから、いつかジェネも、魔王リセのような悪の部分に目覚めると思うの」
「悪の部分なんてないから!! ってか、何でそんなに嬉しそうなんだよ!!」
「うふっ、そうかしら?」
滅茶苦茶嬉しそうに、ミディはジェネラルの横を通り過ぎていく。
“あの程度の説明で、わかってもらえるわけないじゃないか……。ミディなんだから……”
敗北し、その場に膝をつく魔王ジェネラル。
ミディの『魔王=悪』の固定観念は、まだまだ崩せそうになさそうだ。
まあ、今日もこんな感じで、魔王の受難は続いていくのであった。
「悪者だから」
「ちっ、違―――――うっ!!」
問答無用に即答され、ジェネラルは地団駄を踏んで叫んだ。
ミディの中にある『魔王=悪』の固定観念は、岩のごとく硬い。
まずはここから崩していく必要がある。上手く行けば、この修行から解放されるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながら、ジェネラルは説明を始めた。
「魔王はね、『魔法世界』を支配する者、つまり『魔法世界の王』という意味で、魔王って言われているんだよ」
「魔法……世界?」
「そう、この現実世界の裏にあるのが『魔法世界』。魔王は魔界の王だけど、本来は『魔法世界』を統べているんだ。そこは魔力が集まる世界で、僕たち魔族の魔法は、『魔法世界』から魔力を引き出して使っているんだよ」
ジェネラルの言葉を少しずつ理解して話を進めようと、ミディはゆっくりと彼の言葉の意味を確認しながら、話を続ける。
「つまり人間が魔法を使えないのは、その『魔法世界』から魔力を引き出す方法を知らないから、という事かしら?」
「その通り。それだけじゃなく、魔界とプロトコルという場所も関係してるんだ。プロトコルは、魔界ほど『魔法世界』の影響をあまり受けていない場所。だから引き出す方法を知らない以前に、引き出せる魔力の少なさから、人間は魔法が使えないんじゃないかな」
自分の知識と想像を組み合わせ、持論を述べるジェネラル。彼の言葉に、さらにミディは疑問を投げかける。
「じゃあ、魔族がプロトコルに来たら、魔法の効果が半減するの?」
「きっとそうだと思う。全く使えないわけじゃないけれど、魔界ほどの効果は期待出来ないんじゃないかな」
「え? あなたは大丈夫なの?」
ミディは少し焦った様子でジェネラルに尋ねた。恐らく、プトロコルで魔王の力が存分に発揮できないと困ると思ったのだろう。
そんな王女の気持ちを知ってか知らずか、ジェネラルは自分の左手にある魔王の証を見ながら平然とした様子で返答した。
「僕はそんなに影響がないかな? 『アディズの瞳』から直接『魔法世界』の魔力を引き出せるから。魔界とかプロトコルとか、いる場所を選ばずに魔法を使う事が出来るよ」
「そうなの。とりあえずあなたたち魔族の魔法は、『魔法世界』から魔力を引き出して生み出されているという事でいいのね?」
「うん、そうだよ!」
にこっと笑顔を添え、ジェネラルは頷いた。
いつもはミディに教えられるジェネラルなのだが、今日は逆なので、それがちょっと嬉しい。
優越感に浸りながら、調子を乗ってもう一つうんちくを披露する。
「ついでにもう一つ、『魔法世界』の他に『精霊世界』っていうのもあるんだよ? 知ってる?」
「『精霊世界』……」
『魔法世界』の時ほどの驚きの反応を見せないミディ。
彼女がそれ以上何も言わないことから、名前だけは知っていたのかなと想像する。
“そう言えばミディは、魔法を使うときに四大精霊の名を使っているから、四大精霊の事は知ってるよね”
魔法を使う際のミディの呪文を思い出しながら、ジェネラルはミディの反復に頷いた。
「そう。『精霊世界』って言うのは、世界を司る四大精霊が集う世界の事。『精霊世界』は『魔法世界』とは違い、魔界とプロトコル共に強い影響を与えているんだ。この世界の影響がなくなれば、魔界もプロトコルも崩壊してしまうくらいね」
「つまり、その『精霊世界』が両世界の基盤となっている訳ね?」
「そうそう。そう思うと、『精霊世界』の影響って凄いよね」
スケールが違うよね、と言いながら、ジェネラルは空を仰いだ。
ミディも少年につられ、空を見上げたが、すぐに視線を落とす。
「ちょっと話は逸れちゃったけど、魔王は元々『魔法世界の王』であるからそう呼ばれているだけで、別に悪の権化ってわけじゃないんだよ」
色々な障害を乗り越え、ようやく自分が悪の権化でないと説明する事が出来たジェネラル。少年の表情は、達成感に満ちている。
今回は一方的な説明ではなく、ちゃんとミディの質問にも答えたりしたので、彼女の耳にもしっかり届いているだろう。
達成感に光り輝いているジェネラルの気持ちに反し、ミディの口から反論が漏れる。
「魔王が、『魔法世界の王』というのは分かったわ。でも、過去に魔王がプロトコルを侵略したんでしょう? やっぱり悪だと思うのだけれど」
ジェネラルの言葉は理解しつつも、過去の魔王の悪事を持ち出され、少年は両手を振って慌てて弁明した。
このままだと、せっかくの説明も水の泡だ。
「いやいやいや!! そんな事をしたのは、魔界でも悪名高い魔王リセとその子孫だけだよ!! 彼らは魔界だけでなくプロトコルも掌握しようと、魔族や死者の大軍を率いて攻めたらしいけど、僕のご先祖様が魔王となってからは、そんな事一度もしてないから!! むしろ今までの事を考え、プロトコルとの交流を控えたくらいだよ!?」
魔王リセの話は、エクスから聞いている為、ミディも特に疑問を思わなかったようだ。が、彼が発した単語の一つに、王女の声がきついものへと変わる。
「……死者の大軍? 魔王って、死者も操れるの?!」
何て非道なと言いたげに、ミディが声を荒げた。
死者を冒涜する行為は、プロトコルで最も人の道に外れた行為と忌むされている。墓荒しなどしようものなら、国によっては極刑は免れないだろう。
「ええっと……、まあ……。魔王は、『死者の世界』にも強い影響を持っているから……。生き返らせるとかは出来ないけど、『死者の世界』から魂を呼び出し、死体に定着させて使役する事は……出来る……かな……」
王女の怒り怯えながら、ジェネラルは少し縮こまってぼそぼそと答えた。
新たな世界の名前が出てきたが、ミディからの質問はなかった。
名前だけで、理解できたのだろう。
「って事は……、ジェネもそういう事が出来る訳ね?」
そう言ってジェネラルに近づくミディ。兜から覗く青い瞳から目が逸らせないまま、魔王はゆっくりと頷いた。
肯定の頷きに、ミディの瞳がすっと細くなる。
「そんな力があるなんて……」
王女の形の良い唇から、ジェネラルへの痛恨の一撃が発される。
「やっぱりあなた、悪じゃない」
「違うから―――――!!」
やっぱりそこに戻ってくるかー!と心の中で泣きながら、ジェネラルは絶叫した。
いつもの通りの反応に、ミディが手をパタパタ振る。
表情は分からないが、物凄くいい表情をしているのは安易に想像出来た。彼に悪の才能があるのが分かり喜んでいるみたいだ。
「いいじゃない。悪の権化としての才能があるって事なんだから」
「そんな才能、いらないからっ!!」
「まあ才能があるのだから、いつかジェネも、魔王リセのような悪の部分に目覚めると思うの」
「悪の部分なんてないから!! ってか、何でそんなに嬉しそうなんだよ!!」
「うふっ、そうかしら?」
滅茶苦茶嬉しそうに、ミディはジェネラルの横を通り過ぎていく。
“あの程度の説明で、わかってもらえるわけないじゃないか……。ミディなんだから……”
敗北し、その場に膝をつく魔王ジェネラル。
ミディの『魔王=悪』の固定観念は、まだまだ崩せそうになさそうだ。
まあ、今日もこんな感じで、魔王の受難は続いていくのであった。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
私が公爵の本当の娘ではないことを知った婚約者は、騙されたと激怒し婚約破棄を告げました。
Mayoi
恋愛
ウェスリーは婚約者のオリビアの出自を調べ、公爵の実の娘ではないことを知った。
そのようなことは婚約前に伝えられておらず、騙されたと激怒しオリビアに婚約破棄を告げた。
二人の婚約は大公が認めたものであり、一方的に非難し婚約破棄したウェスリーが無事でいられるはずがない。
自分の正しさを信じて疑わないウェスリーは自滅の道を歩む。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
【完結】『サヨナラ』そう呟き、崖から身を投げようとする私の手を誰かに引かれました。
仰木 あん
ファンタジー
継母に苛められ、義理の妹には全てを取り上げられる。
実の父にも蔑まれ、生きる希望を失ったアメリアは、家を抜け出し、海へと向かう。
たどり着いた崖から身を投げようとするアメリアは、見知らぬ人物に手を引かれ、一命を取り留める。
そんなところから、彼女の運命は好転をし始める。
そんなお話。
フィクションです。
名前、団体、関係ありません。
設定はゆるいと思われます。
ハッピーなエンドに向かっております。
12、13、14、15話は【胸糞展開】になっておりますのでご注意下さい。
登場人物
アメリア=フュルスト;主人公…二十一歳
キース=エネロワ;公爵…二十四歳
マリア=エネロワ;キースの娘…五歳
オリビエ=フュルスト;アメリアの実父
ソフィア;アメリアの義理の妹二十歳
エリザベス;アメリアの継母
ステルベン=ギネリン;王国の王
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる