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第2章・宝物
7話 出会い
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街に着いて辺りを見回してみると、昔来たときと比べて大分変化している。
美味しそうな店はないかなと探してみると、緑のツタに覆われた小道を発見した。
「お!良さそうなところを見つけたな。」
これはあくまで僕の考えだが、老舗の旨い店に限ってよく裏通りにひっそりとあったりするのだ。
僕は迷わずその小道に入っていった。
道を抜けると店は1つしかなかった。
ただ、雰囲気が良さそうだったので僕は看板もよく見ずに入った。
「あれ?」
しかし、ここはレストランではなく時計屋だったのだ。
「いらっしゃい!」
そう言って、少年は元気に話しかけてきた。
だが、僕はレストランを探していたので店を出ることにする。
「すみません、間違えました。」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!」
少年は、慌てて僕の方へ駆け寄ってきた。
「何でそんなにすぐ帰っちゃうんですか!?」
「昼休みの時間が終わっちゃうんだよ。急がないと昼ごはんを食べ損ねてしまう。じゃあね!」
そう言って帰ろうとするがまた引き止められてしまった。
「大丈夫ですよ!この店のなかでは時間は消費しないんです。外に出たら、店に入ってきたときと同じ時間のはずですよ。」
「えっ?…冗談かい?」
少年がとんでもないことを言ったので冗談だと思ったが、少年は至って真面目な顔をしている。
とても嘘をついているようには見えないが…。
しかし、その少年を気に入ったので昼食を諦めてこの店を見てみようと思った。
美味しそうな店はないかなと探してみると、緑のツタに覆われた小道を発見した。
「お!良さそうなところを見つけたな。」
これはあくまで僕の考えだが、老舗の旨い店に限ってよく裏通りにひっそりとあったりするのだ。
僕は迷わずその小道に入っていった。
道を抜けると店は1つしかなかった。
ただ、雰囲気が良さそうだったので僕は看板もよく見ずに入った。
「あれ?」
しかし、ここはレストランではなく時計屋だったのだ。
「いらっしゃい!」
そう言って、少年は元気に話しかけてきた。
だが、僕はレストランを探していたので店を出ることにする。
「すみません、間違えました。」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!」
少年は、慌てて僕の方へ駆け寄ってきた。
「何でそんなにすぐ帰っちゃうんですか!?」
「昼休みの時間が終わっちゃうんだよ。急がないと昼ごはんを食べ損ねてしまう。じゃあね!」
そう言って帰ろうとするがまた引き止められてしまった。
「大丈夫ですよ!この店のなかでは時間は消費しないんです。外に出たら、店に入ってきたときと同じ時間のはずですよ。」
「えっ?…冗談かい?」
少年がとんでもないことを言ったので冗談だと思ったが、少年は至って真面目な顔をしている。
とても嘘をついているようには見えないが…。
しかし、その少年を気に入ったので昼食を諦めてこの店を見てみようと思った。
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