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受け視点~現在~②
12話 満たされるもの
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彼と向かい合い、肩に手を置くと、場所を探るように腰を彼のひざ元へ恐ろしていく。
「んん♡……ふ…ぅぁ…♡」
臀部に期待した先端が接触すると、お湯の中でも少しぬるりとしていた。
そして彼のものに手を添えて、自分の孔へあてがうと少しずつ腰を落としていった。
ずぷずぷと中へ入っていく感覚にゾクゾクとした快感が襲ってくる。まだ先端が少し窄まりに入り始めた程度だが、あの日以来の待ち焦がれた生身の感触は、全身を沸き立たせて仕方ない。
はー…はー…と浅い呼吸を繰り返しながら更に少しづつ腰を落とすと、それだけでも痺れるような快楽で身体の力が抜けそうになるけれど、何とか耐えてそのまま奥へと導けるように腰を揺らしながら沈めていく。
「うぅんっ……く、ぁあッ♡」
お湯の助けを借りて入るものの、やはり少しキツイ。彼は自分のものに手を添えて補助してくれているので助かるが、それでも中はギチギチと広げられている感覚があって呼吸がうまくできない。
「大丈夫?ゆっくりでいいからね……」
「んん……ぅんっ♡」
気遣うように撫でられると、少しだけ力が抜けて更に奥へと進んでいく。
(あぁ……やっと……)
ぐちゅりと臀部が彼の股間に密着する感触がして、奥に当たったのだと分かった。
彼と向き合いながら浴槽の中に座り込むと、彼はこちらの腰を軽く抱いて支えてくれた。その手のひらの温かさが嬉しくて思わず彼に抱き着くと、ぎゅっと抱きしめ返してくれる。幸せを噛みしめながら、馴染むまでしばらくお互いの鼓動と呼吸を感じていた。
「ん……ぁむ、……ちゅ……んふぅっ……♡♡」
しばらく繋がったままお互いの感触を楽しんでいると、唇恋しさで啄むように唇と舌を絡ませ合った。段々と中が馴染んできて圧迫感が和らいできた頃、少し余裕の出た下半身に手を回し腰を掴むと、ゆるゆると腰を揺らし始めた。
「ふ……んん……っ♡」
「もう大丈夫そう…?」
「あ……ん、うごく、ね……」
密着している状態が気持ち良くて、つい忘れていたけれど体勢からして自分から動かねば、もっと気持ち良いものは得られない。
持ち直して上下に動きやすいポジションに体勢にし直すと、ゆっくり腰を動かし始めた。
「んぅう……っ♡♡♡あっ♡あっ♡♡きも、ちぃ……」
「ふふ、……俺も……良い、よ……」
お湯の浮力で少し楽に動けるが、それでも重力に逆らって動くので身体の奥の方を強く押されて声が上がってしまう。
最初はゆっくり動かしていたが、段々と遠慮がなくなり自ら快楽を追い求めて激しく動いていた。するといきなり下からも突き上げられてし
まい腰が跳ねる。
「ゃああッ!?♡♡ま、まってぇっ♡ああっ!やっ、あぅううッ♡♡♡」
「んっ……気持ち、良さそ……だね……」
そう言いながらも彼は突き上げの動作を止めてくれず、むしろ更に強く打ち付けてくる。
「あ゛っ!んああぁっ♡つよっ、いいぃいッ♡♡だめぇえええッッ♡♡♡」
もう自分では制御できず、為すがままになってしまう。ただ彼がもたらす快楽に飲み込まれないようにしがみつくしかない。
「んんっ……!そろそろ出そ……、抜くよ……!」
「────!」
腰の動きを弱め、彼が言ったその合図を受けて咄嗟に彼に回した腕を更に強く絡めた。
「っ!?ね、ぇッ……ゴムつけてないし離して……って……!」
「んんんっ♡なま、がいいっ♡♡」
「ちょっ……こら……!」
「だしてぇ……♡……なかぁ、いっぱい、してぇ……!♡♡」
いままで彼が気遣ってゴムを使ってきた事はわかっている。
でも、一度だけ。彼が我を忘れたあの日。ゴムをつけず、生身のまま、何度も何度も犯された強い快感が忘れられず、ゴムをつけての行為はどうしても物足りなさが残っていた。
生身でナカを満たされる行為は、彼に愛されている気がして、体中を彼に満たされている気がして、欲しくて欲しくて仕方なかった。
いいしれぬ独占欲にかられ、彼に構わず追い立てるように腰を動かし続ける。
「ぐ、うっ……やば、もう、イク……っ!」
彼はそう言うと下から腰を突き上げ始め、こちらの動きに合わせてくる。
その動きで先程よりも更に奥へと入り込み、その衝撃に耐えられなくて彼の首を強く抱き込むようにしてしまうが、それでも止まらず更に激しくなるばかりだ。
「うぁあ゛あッッ♡♡おくっ♡おくぅッ……ィクぅぅッ!♡♡♡」
もはや理性なんて残っておらず本能のままに自ら腰を打ちつけ、限界を迎えてそのまま中が満たされる感覚と幸福感で頭が真っ白になった。
◆
その後、どうやって部屋に戻ったのかはよく覚えていない。
旅館の人とは会わなかったはずだから、閉場時間前には脱衣所に戻って部屋に戻ったはずだ。
覚えているのは客室に戻ってからというものベッドに押し倒されて、ひたすら彼にどろどろに愛された事だけだった。
それから、残りの宿泊期間。昼間は商店街や観光を楽しみ、日が沈む頃はひたすら部屋に籠って交じり合っていた。
◆
───あっという間の幸せな時間が過ぎ、また多忙な毎日がやってきた。
そんなある日、昼休憩をしていると、たまたま彼と一緒になる事ができ、楽しかった思い出に花を咲かす。
「旅行楽しかったね。次、いつ行けるかなあ……」
本当に楽しかった。温泉も気持ち良くて、ベッドも気持ち良くて……あとなんだったかな。
「今度は露天風呂とかどうかなあ。外で、開放的にスルのも良さそう」
「ん……んぐ……ぶぐぅ♡」
「ふふ、想像しただけで興奮しちゃった?」
「んふ……ぷは……はぁ♡……れろ……ぢゅぅ……♡」
美味しくなあれ、美味しくなあれと頬張ったものを糸を引きながら離す。口先で彼が好きな部分を啄んだり吸ったりしながら、それはとても美味そうにピクピクと黒光りしている。
「はあ……じょうずだね。後ろももう自分で解しちゃったの?」
こくこくと、褒めてもらいたくて、さきほど頬張りながらも自分でとろとろにした場所を彼の前に拡げて見せる。
彼が息を呑むを肌で感じると、すぐに欲しいものは宛がわれ、ぬるぬると伺うように先端でそこを擦りつけては狙いを定めてゆっくりと埋められていく。
「ぅん……くぅ…うぅ♡♡はいって♡♡くりゅ♡♡うう♡ぅぅ♡♡♡」
「こら、だめだぞ。職場ではお静かに……ね?」
「んんうぅぅん♡♡♡」
口を塞がれて、舌を絡めとられる。
それだけで頭がクラクラしてきて、腰砕けになってしまう。
「んっ……ちゅぱっ♡んう♡」
唇が離れると物足りなくてつい強請るような目で見てしまうが、彼は意地悪そうな笑みでこちらを見てきた。
「ねぇ……いまこのまま出しちゃうと、帰るまで綺麗にできないよ?いいのかな?」
「いい……♡いいのぉ♡おなかいっぱいにしてぇえぇ♡♡♡」
「イケない子だなあ……じゃあ思う存分、種付けしてあげるから……ね!」
そして興奮した様子でそのまま再び唇を重ねられながら激しく揺さぶられた。
「ちゅっ……んんぅっ♡♡はぁッ……んむー!!♡♡♡」
激しく動かされる度にぐぽぐぽといやらしい音が響き渡りながら最奥を突かれる。あまりの気持ちよさに身体がガクガク震えてしまうが、それでも必死になって彼に抱きつき続けた。
「んんッ♡♡んんぅううっ!♡♡♡ン゛ン゛ッッ!!♡♡♡」
奥がすぐにきゅんきゅんして、欲しいものを貰うために彼の形になった肉壁が蠢く。どう動き、そういうタイミングで強弱をつければいいのかを全て覚えているそこは自分の意思とは別のなにかになったように、彼と自分を的確に導いていく。
ビクンッと体が跳ねて、絶頂を迎えると、ナカに彼の体温が流れ込んでいった。
その感覚に何度も震え、甘い痺れに頭が真っ白になる。
「ん゛ッ♡♡……っ♡♡♡ぅううぅうう♡♡♡」
ビクビクン身体は痙攣し続け、しばらく蕩け合った身体の余韻に浸り、お互いをただ感じ合った。
心も体も満たされていく感覚に、自分はなんて幸せなんだろうと感じていった。これでまた、今日も生きていける。
「んん♡……ふ…ぅぁ…♡」
臀部に期待した先端が接触すると、お湯の中でも少しぬるりとしていた。
そして彼のものに手を添えて、自分の孔へあてがうと少しずつ腰を落としていった。
ずぷずぷと中へ入っていく感覚にゾクゾクとした快感が襲ってくる。まだ先端が少し窄まりに入り始めた程度だが、あの日以来の待ち焦がれた生身の感触は、全身を沸き立たせて仕方ない。
はー…はー…と浅い呼吸を繰り返しながら更に少しづつ腰を落とすと、それだけでも痺れるような快楽で身体の力が抜けそうになるけれど、何とか耐えてそのまま奥へと導けるように腰を揺らしながら沈めていく。
「うぅんっ……く、ぁあッ♡」
お湯の助けを借りて入るものの、やはり少しキツイ。彼は自分のものに手を添えて補助してくれているので助かるが、それでも中はギチギチと広げられている感覚があって呼吸がうまくできない。
「大丈夫?ゆっくりでいいからね……」
「んん……ぅんっ♡」
気遣うように撫でられると、少しだけ力が抜けて更に奥へと進んでいく。
(あぁ……やっと……)
ぐちゅりと臀部が彼の股間に密着する感触がして、奥に当たったのだと分かった。
彼と向き合いながら浴槽の中に座り込むと、彼はこちらの腰を軽く抱いて支えてくれた。その手のひらの温かさが嬉しくて思わず彼に抱き着くと、ぎゅっと抱きしめ返してくれる。幸せを噛みしめながら、馴染むまでしばらくお互いの鼓動と呼吸を感じていた。
「ん……ぁむ、……ちゅ……んふぅっ……♡♡」
しばらく繋がったままお互いの感触を楽しんでいると、唇恋しさで啄むように唇と舌を絡ませ合った。段々と中が馴染んできて圧迫感が和らいできた頃、少し余裕の出た下半身に手を回し腰を掴むと、ゆるゆると腰を揺らし始めた。
「ふ……んん……っ♡」
「もう大丈夫そう…?」
「あ……ん、うごく、ね……」
密着している状態が気持ち良くて、つい忘れていたけれど体勢からして自分から動かねば、もっと気持ち良いものは得られない。
持ち直して上下に動きやすいポジションに体勢にし直すと、ゆっくり腰を動かし始めた。
「んぅう……っ♡♡♡あっ♡あっ♡♡きも、ちぃ……」
「ふふ、……俺も……良い、よ……」
お湯の浮力で少し楽に動けるが、それでも重力に逆らって動くので身体の奥の方を強く押されて声が上がってしまう。
最初はゆっくり動かしていたが、段々と遠慮がなくなり自ら快楽を追い求めて激しく動いていた。するといきなり下からも突き上げられてし
まい腰が跳ねる。
「ゃああッ!?♡♡ま、まってぇっ♡ああっ!やっ、あぅううッ♡♡♡」
「んっ……気持ち、良さそ……だね……」
そう言いながらも彼は突き上げの動作を止めてくれず、むしろ更に強く打ち付けてくる。
「あ゛っ!んああぁっ♡つよっ、いいぃいッ♡♡だめぇえええッッ♡♡♡」
もう自分では制御できず、為すがままになってしまう。ただ彼がもたらす快楽に飲み込まれないようにしがみつくしかない。
「んんっ……!そろそろ出そ……、抜くよ……!」
「────!」
腰の動きを弱め、彼が言ったその合図を受けて咄嗟に彼に回した腕を更に強く絡めた。
「っ!?ね、ぇッ……ゴムつけてないし離して……って……!」
「んんんっ♡なま、がいいっ♡♡」
「ちょっ……こら……!」
「だしてぇ……♡……なかぁ、いっぱい、してぇ……!♡♡」
いままで彼が気遣ってゴムを使ってきた事はわかっている。
でも、一度だけ。彼が我を忘れたあの日。ゴムをつけず、生身のまま、何度も何度も犯された強い快感が忘れられず、ゴムをつけての行為はどうしても物足りなさが残っていた。
生身でナカを満たされる行為は、彼に愛されている気がして、体中を彼に満たされている気がして、欲しくて欲しくて仕方なかった。
いいしれぬ独占欲にかられ、彼に構わず追い立てるように腰を動かし続ける。
「ぐ、うっ……やば、もう、イク……っ!」
彼はそう言うと下から腰を突き上げ始め、こちらの動きに合わせてくる。
その動きで先程よりも更に奥へと入り込み、その衝撃に耐えられなくて彼の首を強く抱き込むようにしてしまうが、それでも止まらず更に激しくなるばかりだ。
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その後、どうやって部屋に戻ったのかはよく覚えていない。
旅館の人とは会わなかったはずだから、閉場時間前には脱衣所に戻って部屋に戻ったはずだ。
覚えているのは客室に戻ってからというものベッドに押し倒されて、ひたすら彼にどろどろに愛された事だけだった。
それから、残りの宿泊期間。昼間は商店街や観光を楽しみ、日が沈む頃はひたすら部屋に籠って交じり合っていた。
◆
───あっという間の幸せな時間が過ぎ、また多忙な毎日がやってきた。
そんなある日、昼休憩をしていると、たまたま彼と一緒になる事ができ、楽しかった思い出に花を咲かす。
「旅行楽しかったね。次、いつ行けるかなあ……」
本当に楽しかった。温泉も気持ち良くて、ベッドも気持ち良くて……あとなんだったかな。
「今度は露天風呂とかどうかなあ。外で、開放的にスルのも良さそう」
「ん……んぐ……ぶぐぅ♡」
「ふふ、想像しただけで興奮しちゃった?」
「んふ……ぷは……はぁ♡……れろ……ぢゅぅ……♡」
美味しくなあれ、美味しくなあれと頬張ったものを糸を引きながら離す。口先で彼が好きな部分を啄んだり吸ったりしながら、それはとても美味そうにピクピクと黒光りしている。
「はあ……じょうずだね。後ろももう自分で解しちゃったの?」
こくこくと、褒めてもらいたくて、さきほど頬張りながらも自分でとろとろにした場所を彼の前に拡げて見せる。
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「ぅん……くぅ…うぅ♡♡はいって♡♡くりゅ♡♡うう♡ぅぅ♡♡♡」
「こら、だめだぞ。職場ではお静かに……ね?」
「んんうぅぅん♡♡♡」
口を塞がれて、舌を絡めとられる。
それだけで頭がクラクラしてきて、腰砕けになってしまう。
「んっ……ちゅぱっ♡んう♡」
唇が離れると物足りなくてつい強請るような目で見てしまうが、彼は意地悪そうな笑みでこちらを見てきた。
「ねぇ……いまこのまま出しちゃうと、帰るまで綺麗にできないよ?いいのかな?」
「いい……♡いいのぉ♡おなかいっぱいにしてぇえぇ♡♡♡」
「イケない子だなあ……じゃあ思う存分、種付けしてあげるから……ね!」
そして興奮した様子でそのまま再び唇を重ねられながら激しく揺さぶられた。
「ちゅっ……んんぅっ♡♡はぁッ……んむー!!♡♡♡」
激しく動かされる度にぐぽぐぽといやらしい音が響き渡りながら最奥を突かれる。あまりの気持ちよさに身体がガクガク震えてしまうが、それでも必死になって彼に抱きつき続けた。
「んんッ♡♡んんぅううっ!♡♡♡ン゛ン゛ッッ!!♡♡♡」
奥がすぐにきゅんきゅんして、欲しいものを貰うために彼の形になった肉壁が蠢く。どう動き、そういうタイミングで強弱をつければいいのかを全て覚えているそこは自分の意思とは別のなにかになったように、彼と自分を的確に導いていく。
ビクンッと体が跳ねて、絶頂を迎えると、ナカに彼の体温が流れ込んでいった。
その感覚に何度も震え、甘い痺れに頭が真っ白になる。
「ん゛ッ♡♡……っ♡♡♡ぅううぅうう♡♡♡」
ビクビクン身体は痙攣し続け、しばらく蕩け合った身体の余韻に浸り、お互いをただ感じ合った。
心も体も満たされていく感覚に、自分はなんて幸せなんだろうと感じていった。これでまた、今日も生きていける。
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