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受け視点~現在~②
7話 そしてそれから
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あれからどれくらい経ったのだろう。ずっとカーテンを閉めて部屋が薄暗いせいで、まだ夜なのか、朝なのか、それとも日をまたいでいるのかさえわからない。
わかるのは、寝ても覚めても、ずっと彼に犯されていることだけだった。
後ろから抱きしめられるように、ずっと繋がっている身体は、もう殆どの感覚がマヒしている。にも拘わらず、快楽だけはつぶさに逃さないように脳に伝え、また彼のモノをしっかりと離さないように肉壁が蠢いている。
快感に特化して神経が研ぎ澄まされ、そこはもう性行為をする為の孔になっていた。
「ふ……んんっ……♡」
何度絶頂を迎えたかわからない、敏感になった身体に彼の指が胸元をそろそろと這う。それだけで胸の飾りがツン、と期待して神経を尖らせる。
行為を何度も重ねる度に、擦られ、つねられ、絶頂と同時に刺激を与えられ続けたそこは、男にしてはぷっくりと赤く主張強く出来上がっていた。
彼の指はすぐに敏感な部分には触れず、その周辺をくるくると滑らせていく。その焦らした動きに、悩ましく腰を揺らし、吐息を漏らしてしまう。
「んんっ♡……ぁッ、はぁ……んっ♡」
やっと指先でツン、と頂きに触れてくれると身体が喜びに震えた。そのままゆっくりとなぞるように指先でクリクリとされるだけで甘い痺れが脳髄に突き抜けていく。
突起が指先に包まれるだけで身体の火照りが増し、繋がった腰が切なく揺れる。
時間間隔が失われている蕩けた脳は、唯一はっきり伝わってくる快楽を必死にたどって逃がさず伝えてくる。そのせいか、いつもよりも何倍も敏感に、彼の一挙一動をすぐに感じ取っている。
「ふぁ、んっ、ぁアッ!♡……んっ♡」
指の腹や腹の部分で優しく撫でられたり押し潰されたりと散々弄られ続けた胸の飾りは、その疼きが堪らなく気持ちよく、もっともっとと彼に押し付けるように胸を押し当てる。彼はその様子を見て満足そうに笑みをこぼしながら、指先で胸の飾りを強く摘まむ。途端にビリっと電流が身体中に流れるような感覚に襲われ、一際高い声が出ていた。
しかしそれでも彼はそのまま胸を弄り続けており、指の間でクリクリ♡カリッ!と何度も弾く。その度に電気が走り身体がビクビクッと震え上がった。
「あっ♡♡ゃっ、あぁんっ♡♡それ、まっ……♡♡おかひくっ、なっっ……!!♡♡♡♡」
あまりの強い快感に呂律すら上手く回せなくなり、身体が小刻みにビクビクし続けているにも関わらず止めなく胸の飾りへの刺激を続けられていくと───突如身体が暴れるように弓なりにしなり、度重なる絶頂で薄くなった精液が、とろりと先端から零れた。
「はぁッ……ア!……ぁぁ……はぁ……♡」
「ふふ、乳首、気持ち良くてイっちゃったね。奥もキュンキュン締め付けてる」
胸だけで達してしまった事実に放心していると、後ろから彼が耳元にキスを落とす。何度も彼との行為で刺激され続けた乳首が、性器として完成した瞬間だった。
もうこの身体は彼によって後戻りできない程作り変えられてしまった。彼以外とはもう到底同じものは得られないだろう。
自分はもう後戻りできないほど身体は作り変えられてしまったけれど、彼は。彼は普通に戻れるはずだ。今から戻れば学生らしい羽目を外した過ちだけで済むはずだ。
だから。
「ん……ねぇ。こんなになっちゃって、もう俺から離れることなんてできないでしょ?」
耳元で彼が低い声で囁く。吐息がくすぐったくて、過敏になっている身体には、それだけで甘い痺れとして身体に回っていく。
「もう君の身体は俺なしじゃいられないんだ。……俺も、君じゃなきゃ───」
回した手でぎゅっと抱きしめてくれる。その温かさが、鼓動が、吐息が。心地良くて仕方ない。このままでいれたら、どんなに───。
「………だめ、だよ」
「………」
彼の息が詰まった気がした。
「このままは……もう、だめ、だよ」
散々蕩けてしまった頭に残った、なけなしの理性を絞り出し、決意が変わらない事を伝える。
「………好きな人できたの?」
「…………」
ズルい質問だ。彼以上に好きな人なんていないって知ってるはずなのに。
好きだからこそ、こう思っているのに、どうして伝わらないんだろう。
「俺の事、きらいになった?」
「…………」
どちらでもない。そんなことあるわけない。かとって正直な気持ちで答えてしまっては、踏ん切りがつかない気がして、沈黙でしか答えれなかった。
「………わかったよ」
落ち着こう、としているような静かな声で彼は呟いた。
必死に泣きそうになるのを堪えながら、彼が起き上がる気配を背中感じた。
今度こそ、わかってくれた。
はずだと。
────そう思ったけれど。
「ひ、ィイ゛ッ、ぐ……んっっ♡アッあぁああ゛う!!♡」
未だ解放されないどころか、達しても達しても、構わず突き上げられ、もはや嬌声というよりは悲鳴に近いものがひっきりなしに漏れていた。
「あ゛♡っぁアっッ♡♡ふ、かいぃっ♡のぉ♡らめぇえ゛ぁあッ♡」
彼のモノに奥まで貫かれて身体が悦びに打ち震えてしまう。ダメなのに。こんな気持ち良いの、ダメなのに。
あれ?
なんで気持ち良いのがダメなんだっけ…?
ベッドに縫い付け、後ろから強く穿ち、そのまま腰をぐりぐりと回しながら絶えずに逃れようのない暴力的な快楽を与え続けられている。
まるで、逃がさないと言われているみたいに。
「あッ♡あぅ゛ッん゛♡はッ、あぁあア゛!♡♡」
奥を強く抉られ、そのまま何度も激しく突かれ続けると、絶頂の波がまたやってきて目の前がチカチカとする。
「んぁああ゛!!♡♡もぉ……イっ♡ぁあっア──ッッ♡」
もう何度目かもわからない絶頂に、もう何も出ないのに身体は勝手に達してしまうのが、辛くて苦しいのに気持ちよくなってしまう。快楽に屈してしまうのが怖くて必死に抗おうとするのも虚しく散っていくばかりだった。
彼は一度引き抜き、こちらの身体を仰向けに変えるとまた激しく抽挿を繰り返す。
「ぅぐ……っぁ!あぁ♡も、らめぇ゛!!こわれ、ひゃうぅうッ♡」
最奥を何度も何度もガツガツと穿たれ続けている間も乳首は弄られ続け、頭がバカになりそうな強い快感を叩き付けられて、もう自分がなんなのかもわからなくなっていく。
「………いいよ、壊れて。俺のことだけ考えていればいいから……!」
「……ッ♡♡ゃ、ぁあアっ!んぁあ゛!♡♡」
もう自分が何を喋っているのかもわからない。思考が溶けてしまって、ただずっとイってるのだけがわかる。それでも彼の律動は止まることはなくて、ずっと気持ちいい所だけ擦られている状態だった。
もうこれ以上イけないから止まって欲しいのに、気持ちよすぎて何も考えられない。ずっとイってるのにまた絶頂まで登り詰めていく感覚の中に、今までにないものが脳髄を突き抜けてきているのに気づく。
「あ、ぁあっ゛!♡やッらぁあ♡こ、わいぃ゛っ!!なに、き、ちゃ……ぁっんあぁアぁッ!!♡♡もぉ……っひ、ぁあああ゛ッ!!!♡♡♡♡」
ガクンッガクンとひと際強く身体が跳ね、全身が痙攣して腰を中心にすべての筋肉がビクビクと硬直した瞬間───先端からぷしゅっと射精とは違うものが飛び散った。
「ア゛ぁ…ぁ……あ、アッ……ぁ゛……は……♡」
「可愛い。潮吹きしちゃったね」
愛しそうに彼はキスを落とし、あやすように頭を撫でる。
「ね、就職はうちおいでよ。できるだけ同じ配属になるように配慮するし───君も近くに引っ越してきて。いつでも、すぐこうして一緒にいられるように───」
とても甘い彼の囁きが心地良い。
あれ?
なんでこんな事になったんだっけ?
なんだろう。身体がまだガクガク硬直して自由がきかない。呂律も回らないけれど、すごく気持ちいい。ふわふわして、くらくらして、こんな気持ち良くて、かっこよくて、優しい大好きな彼とずっと一緒にいれるなんて最高じゃないか。
なにを悩んでいたんだっけ。
彼が手を重ねてきた。その手を握り返すと、彼のとても優しい笑みがこぼれた。
その笑みを見るだけで、これでよかったんだと気づいた。
自分はなんて幸せ者なんだろう。
幸せに噛み締め、彼に微笑み返すと次第にまた意識が薄れていった。
わかるのは、寝ても覚めても、ずっと彼に犯されていることだけだった。
後ろから抱きしめられるように、ずっと繋がっている身体は、もう殆どの感覚がマヒしている。にも拘わらず、快楽だけはつぶさに逃さないように脳に伝え、また彼のモノをしっかりと離さないように肉壁が蠢いている。
快感に特化して神経が研ぎ澄まされ、そこはもう性行為をする為の孔になっていた。
「ふ……んんっ……♡」
何度絶頂を迎えたかわからない、敏感になった身体に彼の指が胸元をそろそろと這う。それだけで胸の飾りがツン、と期待して神経を尖らせる。
行為を何度も重ねる度に、擦られ、つねられ、絶頂と同時に刺激を与えられ続けたそこは、男にしてはぷっくりと赤く主張強く出来上がっていた。
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「んんっ♡……ぁッ、はぁ……んっ♡」
やっと指先でツン、と頂きに触れてくれると身体が喜びに震えた。そのままゆっくりとなぞるように指先でクリクリとされるだけで甘い痺れが脳髄に突き抜けていく。
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時間間隔が失われている蕩けた脳は、唯一はっきり伝わってくる快楽を必死にたどって逃がさず伝えてくる。そのせいか、いつもよりも何倍も敏感に、彼の一挙一動をすぐに感じ取っている。
「ふぁ、んっ、ぁアッ!♡……んっ♡」
指の腹や腹の部分で優しく撫でられたり押し潰されたりと散々弄られ続けた胸の飾りは、その疼きが堪らなく気持ちよく、もっともっとと彼に押し付けるように胸を押し当てる。彼はその様子を見て満足そうに笑みをこぼしながら、指先で胸の飾りを強く摘まむ。途端にビリっと電流が身体中に流れるような感覚に襲われ、一際高い声が出ていた。
しかしそれでも彼はそのまま胸を弄り続けており、指の間でクリクリ♡カリッ!と何度も弾く。その度に電気が走り身体がビクビクッと震え上がった。
「あっ♡♡ゃっ、あぁんっ♡♡それ、まっ……♡♡おかひくっ、なっっ……!!♡♡♡♡」
あまりの強い快感に呂律すら上手く回せなくなり、身体が小刻みにビクビクし続けているにも関わらず止めなく胸の飾りへの刺激を続けられていくと───突如身体が暴れるように弓なりにしなり、度重なる絶頂で薄くなった精液が、とろりと先端から零れた。
「はぁッ……ア!……ぁぁ……はぁ……♡」
「ふふ、乳首、気持ち良くてイっちゃったね。奥もキュンキュン締め付けてる」
胸だけで達してしまった事実に放心していると、後ろから彼が耳元にキスを落とす。何度も彼との行為で刺激され続けた乳首が、性器として完成した瞬間だった。
もうこの身体は彼によって後戻りできない程作り変えられてしまった。彼以外とはもう到底同じものは得られないだろう。
自分はもう後戻りできないほど身体は作り変えられてしまったけれど、彼は。彼は普通に戻れるはずだ。今から戻れば学生らしい羽目を外した過ちだけで済むはずだ。
だから。
「ん……ねぇ。こんなになっちゃって、もう俺から離れることなんてできないでしょ?」
耳元で彼が低い声で囁く。吐息がくすぐったくて、過敏になっている身体には、それだけで甘い痺れとして身体に回っていく。
「もう君の身体は俺なしじゃいられないんだ。……俺も、君じゃなきゃ───」
回した手でぎゅっと抱きしめてくれる。その温かさが、鼓動が、吐息が。心地良くて仕方ない。このままでいれたら、どんなに───。
「………だめ、だよ」
「………」
彼の息が詰まった気がした。
「このままは……もう、だめ、だよ」
散々蕩けてしまった頭に残った、なけなしの理性を絞り出し、決意が変わらない事を伝える。
「………好きな人できたの?」
「…………」
ズルい質問だ。彼以上に好きな人なんていないって知ってるはずなのに。
好きだからこそ、こう思っているのに、どうして伝わらないんだろう。
「俺の事、きらいになった?」
「…………」
どちらでもない。そんなことあるわけない。かとって正直な気持ちで答えてしまっては、踏ん切りがつかない気がして、沈黙でしか答えれなかった。
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落ち着こう、としているような静かな声で彼は呟いた。
必死に泣きそうになるのを堪えながら、彼が起き上がる気配を背中感じた。
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未だ解放されないどころか、達しても達しても、構わず突き上げられ、もはや嬌声というよりは悲鳴に近いものがひっきりなしに漏れていた。
「あ゛♡っぁアっッ♡♡ふ、かいぃっ♡のぉ♡らめぇえ゛ぁあッ♡」
彼のモノに奥まで貫かれて身体が悦びに打ち震えてしまう。ダメなのに。こんな気持ち良いの、ダメなのに。
あれ?
なんで気持ち良いのがダメなんだっけ…?
ベッドに縫い付け、後ろから強く穿ち、そのまま腰をぐりぐりと回しながら絶えずに逃れようのない暴力的な快楽を与え続けられている。
まるで、逃がさないと言われているみたいに。
「あッ♡あぅ゛ッん゛♡はッ、あぁあア゛!♡♡」
奥を強く抉られ、そのまま何度も激しく突かれ続けると、絶頂の波がまたやってきて目の前がチカチカとする。
「んぁああ゛!!♡♡もぉ……イっ♡ぁあっア──ッッ♡」
もう何度目かもわからない絶頂に、もう何も出ないのに身体は勝手に達してしまうのが、辛くて苦しいのに気持ちよくなってしまう。快楽に屈してしまうのが怖くて必死に抗おうとするのも虚しく散っていくばかりだった。
彼は一度引き抜き、こちらの身体を仰向けに変えるとまた激しく抽挿を繰り返す。
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「……ッ♡♡ゃ、ぁあアっ!んぁあ゛!♡♡」
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「あ、ぁあっ゛!♡やッらぁあ♡こ、わいぃ゛っ!!なに、き、ちゃ……ぁっんあぁアぁッ!!♡♡もぉ……っひ、ぁあああ゛ッ!!!♡♡♡♡」
ガクンッガクンとひと際強く身体が跳ね、全身が痙攣して腰を中心にすべての筋肉がビクビクと硬直した瞬間───先端からぷしゅっと射精とは違うものが飛び散った。
「ア゛ぁ…ぁ……あ、アッ……ぁ゛……は……♡」
「可愛い。潮吹きしちゃったね」
愛しそうに彼はキスを落とし、あやすように頭を撫でる。
「ね、就職はうちおいでよ。できるだけ同じ配属になるように配慮するし───君も近くに引っ越してきて。いつでも、すぐこうして一緒にいられるように───」
とても甘い彼の囁きが心地良い。
あれ?
なんでこんな事になったんだっけ?
なんだろう。身体がまだガクガク硬直して自由がきかない。呂律も回らないけれど、すごく気持ちいい。ふわふわして、くらくらして、こんな気持ち良くて、かっこよくて、優しい大好きな彼とずっと一緒にいれるなんて最高じゃないか。
なにを悩んでいたんだっけ。
彼が手を重ねてきた。その手を握り返すと、彼のとても優しい笑みがこぼれた。
その笑みを見るだけで、これでよかったんだと気づいた。
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幸せに噛み締め、彼に微笑み返すと次第にまた意識が薄れていった。
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