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第十九話 ブタっぽい俺のクッキング レシピ2 大皿蝙蝠カレー
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蝙蝠肉という予想外の獲物を手にして、ホクホク顔で野営をしている場所に帰宅した俺は、早速丸焼き機を使って取ってきた蝙蝠肉を丸焼きにした後、そのままかぶりつこうとして動きを止めた。
こういつも串に刺して丸焼きでは、芸がない。と思ったからだ。
某テレビ番組ですら、『丸焼き』『丸あげ』『丸茹で』『丸かじり』があるのだ。
それをグルメ(自称)である俺の食事が、某テレビ番組を下回るのは、俺のプライドが許さない。
というわけで、俺は料理を開始した。
まぁ普段からやっている丸焼きも、大枠で言えば料理の枠内なのだが、グルメの俺はそれを許さない。
というわけで、俺は丸焼きにした蝙蝠肉を使った料理を開始した。
取り出しましたるは、水筒と森で拾った巨大な葉っぱ。そこにまず丸焼きにした蝙蝠肉を置きます。次に水筒のふたを捻って開けて、ダイレクトに、中身を振りかける。
とあっという間に蝙蝠カレーの出来上がり!
これぞグルメな俺の三秒クッキング!
贅沢を言えば、ここに白いごはんがほしかった。
そうすれば、デブにとっての嗜好品カレーライスという飲み物が出来上がったからだ。
そしてさらに言うならば、器として丼が欲しかった。
なぜなら、丼さえあれば、あら不思議カレーライスはカレー丼になり、俺の得意料理であるおかずを焼いて乗せるだけで嗜好品となる三秒クッキング丼飯が作れるからだ。
まぁないものは仕方ない。
諦めて俺は、巨大な葉っぱの先から蝙蝠カレーを食べるのではなく、(ここ重要)飲み始めた。
なぜって? そんなの決まっている。デブにとってカレーは飲み物だからだ。
大きな葉っぱからカレーを飲みながら、カレーのかかった串焼き蝙蝠肉をモグモグむぐむぐブヒブヒと、まるでブタのように咀嚼しながら、俺は驚愕の表情を浮かべる。
「おおっなんだこのうまさは!」
フルーティな蝙蝠肉の甘さと、カレーのほどよい辛味が絶妙にマッチして実にうまい。
「というか。肉が……。甘い! なんだこの甘さは!?」
俺は蝙蝠肉の予想外の甘さに舌鼓を打ちながら声を上げた。
「この甘さ。まるでおやつじゃねぇか!」
そう、ここ数日お菓子といっても、ポテチが中心で、甘味系を一切取っていなかった俺の舌は、甘味に飢えていたのか、ただの肉の甘みをおやつ並に感じ取っていたのだった。
「くうぅっ甘い甘い甘いっうまい! もっとないのか蝙蝠肉!」
俺はカレーを飲みながら、瞬く間に串焼き蝙蝠肉を食いつくしてしまう。
「ぜんっぜんっ食いたりねえ!」
俺は欲望(食欲)の赴くまま、声を大にして叫ぶと、松明をくくり付けたハルバードを片手に、もちろん上半身裸で、おやつ(蝙蝠肉)を求めて森に分け入っていった。
こういつも串に刺して丸焼きでは、芸がない。と思ったからだ。
某テレビ番組ですら、『丸焼き』『丸あげ』『丸茹で』『丸かじり』があるのだ。
それをグルメ(自称)である俺の食事が、某テレビ番組を下回るのは、俺のプライドが許さない。
というわけで、俺は料理を開始した。
まぁ普段からやっている丸焼きも、大枠で言えば料理の枠内なのだが、グルメの俺はそれを許さない。
というわけで、俺は丸焼きにした蝙蝠肉を使った料理を開始した。
取り出しましたるは、水筒と森で拾った巨大な葉っぱ。そこにまず丸焼きにした蝙蝠肉を置きます。次に水筒のふたを捻って開けて、ダイレクトに、中身を振りかける。
とあっという間に蝙蝠カレーの出来上がり!
これぞグルメな俺の三秒クッキング!
贅沢を言えば、ここに白いごはんがほしかった。
そうすれば、デブにとっての嗜好品カレーライスという飲み物が出来上がったからだ。
そしてさらに言うならば、器として丼が欲しかった。
なぜなら、丼さえあれば、あら不思議カレーライスはカレー丼になり、俺の得意料理であるおかずを焼いて乗せるだけで嗜好品となる三秒クッキング丼飯が作れるからだ。
まぁないものは仕方ない。
諦めて俺は、巨大な葉っぱの先から蝙蝠カレーを食べるのではなく、(ここ重要)飲み始めた。
なぜって? そんなの決まっている。デブにとってカレーは飲み物だからだ。
大きな葉っぱからカレーを飲みながら、カレーのかかった串焼き蝙蝠肉をモグモグむぐむぐブヒブヒと、まるでブタのように咀嚼しながら、俺は驚愕の表情を浮かべる。
「おおっなんだこのうまさは!」
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「ぜんっぜんっ食いたりねえ!」
俺は欲望(食欲)の赴くまま、声を大にして叫ぶと、松明をくくり付けたハルバードを片手に、もちろん上半身裸で、おやつ(蝙蝠肉)を求めて森に分け入っていった。
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