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二代目ゴーンにオレはなる!

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昔々、あるところにというかアメリカで、エジソンだかバイソンだかヒョードルソンだかいう謎のおじさんが発電所を作ったんだ。
でもその昔々当時のアメリカはパソコンもインターネッツもない時代なんだよね。
じゃあエジソンだか何だかいうオジサンが発電した電気を当時のアメリカ人は何に使っていたかというと、電球を照らすために使っていたらしいんだよね。
ウソ臭いけど本当らしいんだ。たぶんね、メイビー本当らしいんだよ。

当時のアメリカは灯りと言ったらクジラをブチ殺して採った脂肪を使っていたらしいんだよね。
でもね、それがバイソンだかなんだかいうジイサンが作った発電機のおかげで電球が光るようになったんだね。

つまりエジソンだかなんだかいうオッサンが作った発電機とかいう謎の機械が提供したのは電気なんだけど、見方を変えるとね、かしこなクジラをブチ殺さなくても、うっかり火事になる心配もなく煤も出さないという新しいライフスタイルを提供したといえると思うんだ。ああ、あと超明るいね。

つまり新しいライフスタイルを創造すればそれを維持するため設備が必要になるよね。オレはそれこそがインフラってことにしたんだ。
そう考えれば、インターネットはもちろん、車の運転をナビしてもらうためのGPSもインフラになるし、わからないことは検索バーに打ち込んで調べるというライフスタイルを支えるググるっていうものインフラだし、もうアンドロイドOS自体がインフラになるよね。
そう、オレの中ではね。

さらに言えば、エジソンは発電機だけじゃなくで送電網も準備する必要があったと思うんだけど、オレ日産社長化計画ならEV充電器はオレが用意する必要はなくて、売電で儲けたい人が勝手に買ってくれる、つまりオレが金を払ってインフラを整えることもなく、みんなが自分から金を払ってインフラを整えてくれるんだよね。まあ国が補助金という税金をブチ込んでくれる必要があるわけだけどね。
もっと言えばGPSは米軍の提供だしインターネットはまあどこかの誰かが莫大な資金をかけて敷設してくれたインフラだけど、アンドロイドOS、つまりスマホは世界中のみんなが自分で買ったものだよね。
つまりオレはインフラが勝手に整備されるアイデアを考えるだけで世界征服できるんだ。
なんかつまりばっかりだけどそういうことなんだ。

つまり、オレが日産の社長になってEV充電器を売りまくれば世界は征服できる。

ショボい。わかってる。
YouTubeに「誰でも簡単!延長コードで作るEV充電設備!5分でできるよ!日産はもういらない!」なんて動画が上がった瞬間に終わる世界征服だよ。自作延長コードEV充電器じゃ補助金も受けられなくて売電のメリットも受けられないと決めてもそんなの日本国内だけの話だからね。海外じゃ自分勝手にEV充電器を作るだろうね。
そこで二番目に考えたのがトヨタの社長になって水素充填設備を売りまくるタイプの世界征服。
水素充填機ならYouTuberでも五分じゃ作れないだろう。メイビーたぶんね。

トヨタの社長にオレはなる!
水素充填機を作って世界征服をオレはする!!
日産の社長はゴーンするよ。
いや、だから死んでねえって。
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