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淫内感染
渋谷で過激なエロ体験談part①
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バックパックに荷物を詰めたら、火の元点検及び施錠完了。
暫くはここには戻れない。
できれば二度と戻りたくないが、抜け出せる都合ができただけでも有難く思わなければ「鬼の居ぬ間に命の選択」とは、俺も粋だな。
青嵐の名刺の裏に書かれた住所は渋谷区で高級住宅地とされる松濤の角地に建つ低層マンション。気品漂うデザインに敷居の高さを感じながら、何の頼りもなく怖々と奥へ進む。ロック解除して自動ドアが開くと奥行きのある空間の中央を仕切る煉瓦造りの格子から暖色の灯りに迎えられた。
ホールは吹き抜けの庭と森林の香りに包まれる静かな空間に流れる水の電子音?
足下を目で辿っていくと演出ではなく水辺に囲われた一角があり、黒い革張りの椅子が対で設置されていた。
雰囲気から察して分譲リースの元値…億?
この物件、税金対策の一環だと聞く。家賃と光熱費が無料で暮らせる上に生活費は月額100万振り込まれる。数字だけみれば生活する分には余裕あるけど俺の仕事には稼ぎがある訳じゃない。手始めハローワークに登録してバイトを前向きに検討中。
コンシェルジュに頭を下げる。あまりの場違いに不審通報されないか緊張しながら一路西側の棟を目指し、大理石を踏みながら玄関に回り込めば安堵から肩を落として靴を脱ごうと壁に手をついた。
すると、先の違った革靴が一足
俺の目に留まった。
サイドボードに鍵とサングラスが置いてある。引っ越しの際に業者が立ち会うとは聞いてない…おかしいな、人の気配を感じる。
廊下の板張りに目を向けると正面のドアが開いて
「うわ、ビックリした!誰やねん」腰巻きタオルの男が現れた。
ここで特筆するべきは
腰巻きタオルの男が筋肉質の長身、推定20代イケメン関西人である事。
「すみません!部屋、間違えました」
「あ、留吉さん…やったっけ、な?」
なぜ俺の通り名を知っているんだ。
「ここでええと思います」
落としたバックを拾い上げる彼の名は梶隼翔。
当たりの強そうな関西弁もさることながら、日焼けした健康的な肌と黒髪、切れ長一重の眼力に緊張が走る。
こんな手強い男とルームシェア
ああ、なるほど…男として、試される時がついに来たのか。
――――青嵐の野郎、今度会ったら殺す(笑顔)
部屋に案内されると廊下の左側に、階段があることに驚いた。
「ここ最上階やから、下にリビングとキッチンあんねん」
「2階建て?!う……わぁ……すげぇ声響く」
思わず口を押さえて、声を潜めた。
「留吉は通り名で、山田昌夫と言います」
「高校生?」
「いえ、22…なんですけど」
「はぁ…宜しゅう頼んます」
「お世話になると聞いてなかったもので、あ、あの(目のやり場が…)挨拶の品もご用意してなくてすみません。後で青嵐にきっちり落とし前つけさせるので」
「アンタ…堅気の人間ちゃうやろ?」
真顔で言われた。
あはは…一般人だと思っていたけど、何の話?
◇
梶隼翔のルックスは一流芸能人の風格。
無造作な着替えを舐めるように観察したい欲望を沈めて背を向ける俺の下半身は窮地に追いやられていた。
青いシャツを着ると背中や胸の筋肉が盛り上がる肉づきの良さ。
背が高いからシャツ丈が胴長に見えなくて白いスキニーを履きこなすセンスに脱帽。飾り気の無いシンプルなチェーンネックレスを目で追ってしまう、自分の卑しさを隠すように会話を弾ませた。
関西弁の軽快な話口調は聞き慣れないけど、話の受け答えに心遣いが感じられ、初対面なのにどこか居心地を感じさせるのは、彼の性格だろう。
「荷物あんねんけど、俺も一緒にしまおっか?」
バックひとつで来たのに通された部屋には段ボールが積み上げられていた。
何だこれ?また青嵐の仕業だな。
「お気遣いなく…俺やるんで、あの…」
「なんやねん」
近くに居るとめっちゃいい匂いする(とは言えない)
渋谷松濤5LDKのマンションの一室は、12畳のロフトタイプ。
家具はアメリカで人気のヨーク社製で統一され、ひとり掛けの椅子は白い革張り、目隠しに天井まで届くダークブラウンの書棚が置かれ格子に飾られたアイビーが空間を彩る。
3段ある階段を上れば片面ガラス張り、同じくらいの広さがあるデザイン性に優れたフロアにバルコニーが続きここから夜景が望める景観。
壁に取り付けた薄型65インチの有機EL4Kの真っ黒な画面もそれほど大きく感じられず、キャビネットには映画のケースが並んでいた。
俺が来る前は客室として使われていたのか。
今まで青嵐の世話に明け暮れていたけど、この機会を利用して心理学や技術向上の勉強もしないとな。自分の真面目さに笑いながら何気に映画のケースを引き抜くと…
暫くはここには戻れない。
できれば二度と戻りたくないが、抜け出せる都合ができただけでも有難く思わなければ「鬼の居ぬ間に命の選択」とは、俺も粋だな。
青嵐の名刺の裏に書かれた住所は渋谷区で高級住宅地とされる松濤の角地に建つ低層マンション。気品漂うデザインに敷居の高さを感じながら、何の頼りもなく怖々と奥へ進む。ロック解除して自動ドアが開くと奥行きのある空間の中央を仕切る煉瓦造りの格子から暖色の灯りに迎えられた。
ホールは吹き抜けの庭と森林の香りに包まれる静かな空間に流れる水の電子音?
足下を目で辿っていくと演出ではなく水辺に囲われた一角があり、黒い革張りの椅子が対で設置されていた。
雰囲気から察して分譲リースの元値…億?
この物件、税金対策の一環だと聞く。家賃と光熱費が無料で暮らせる上に生活費は月額100万振り込まれる。数字だけみれば生活する分には余裕あるけど俺の仕事には稼ぎがある訳じゃない。手始めハローワークに登録してバイトを前向きに検討中。
コンシェルジュに頭を下げる。あまりの場違いに不審通報されないか緊張しながら一路西側の棟を目指し、大理石を踏みながら玄関に回り込めば安堵から肩を落として靴を脱ごうと壁に手をついた。
すると、先の違った革靴が一足
俺の目に留まった。
サイドボードに鍵とサングラスが置いてある。引っ越しの際に業者が立ち会うとは聞いてない…おかしいな、人の気配を感じる。
廊下の板張りに目を向けると正面のドアが開いて
「うわ、ビックリした!誰やねん」腰巻きタオルの男が現れた。
ここで特筆するべきは
腰巻きタオルの男が筋肉質の長身、推定20代イケメン関西人である事。
「すみません!部屋、間違えました」
「あ、留吉さん…やったっけ、な?」
なぜ俺の通り名を知っているんだ。
「ここでええと思います」
落としたバックを拾い上げる彼の名は梶隼翔。
当たりの強そうな関西弁もさることながら、日焼けした健康的な肌と黒髪、切れ長一重の眼力に緊張が走る。
こんな手強い男とルームシェア
ああ、なるほど…男として、試される時がついに来たのか。
――――青嵐の野郎、今度会ったら殺す(笑顔)
部屋に案内されると廊下の左側に、階段があることに驚いた。
「ここ最上階やから、下にリビングとキッチンあんねん」
「2階建て?!う……わぁ……すげぇ声響く」
思わず口を押さえて、声を潜めた。
「留吉は通り名で、山田昌夫と言います」
「高校生?」
「いえ、22…なんですけど」
「はぁ…宜しゅう頼んます」
「お世話になると聞いてなかったもので、あ、あの(目のやり場が…)挨拶の品もご用意してなくてすみません。後で青嵐にきっちり落とし前つけさせるので」
「アンタ…堅気の人間ちゃうやろ?」
真顔で言われた。
あはは…一般人だと思っていたけど、何の話?
◇
梶隼翔のルックスは一流芸能人の風格。
無造作な着替えを舐めるように観察したい欲望を沈めて背を向ける俺の下半身は窮地に追いやられていた。
青いシャツを着ると背中や胸の筋肉が盛り上がる肉づきの良さ。
背が高いからシャツ丈が胴長に見えなくて白いスキニーを履きこなすセンスに脱帽。飾り気の無いシンプルなチェーンネックレスを目で追ってしまう、自分の卑しさを隠すように会話を弾ませた。
関西弁の軽快な話口調は聞き慣れないけど、話の受け答えに心遣いが感じられ、初対面なのにどこか居心地を感じさせるのは、彼の性格だろう。
「荷物あんねんけど、俺も一緒にしまおっか?」
バックひとつで来たのに通された部屋には段ボールが積み上げられていた。
何だこれ?また青嵐の仕業だな。
「お気遣いなく…俺やるんで、あの…」
「なんやねん」
近くに居るとめっちゃいい匂いする(とは言えない)
渋谷松濤5LDKのマンションの一室は、12畳のロフトタイプ。
家具はアメリカで人気のヨーク社製で統一され、ひとり掛けの椅子は白い革張り、目隠しに天井まで届くダークブラウンの書棚が置かれ格子に飾られたアイビーが空間を彩る。
3段ある階段を上れば片面ガラス張り、同じくらいの広さがあるデザイン性に優れたフロアにバルコニーが続きここから夜景が望める景観。
壁に取り付けた薄型65インチの有機EL4Kの真っ黒な画面もそれほど大きく感じられず、キャビネットには映画のケースが並んでいた。
俺が来る前は客室として使われていたのか。
今まで青嵐の世話に明け暮れていたけど、この機会を利用して心理学や技術向上の勉強もしないとな。自分の真面目さに笑いながら何気に映画のケースを引き抜くと…
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